■質問と回答
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■過去によせられた、日本語や、日本の氏名・地名の、ローマ字表記についてのご質問と回答です。
- 質問: 「×××」の、一般的なローマ字つづりをおしえてください。
- 回答: それは、「一般的」の意味によります。「もっともおおくつかわれているもの」といわれても、筆者は統計的な調査はおこなっていないのでわかりません。それに、「おおく」の意味も不明です。ちなみに、JRの駅名表記は「鉄道掲示規定」によっています。道路標識の地名の表記は「道路標識設置基準・同解説」によっています。パスポートの氏名の表記は「旅券法施行規則」によっています。小学校では4年生の国語の時間にローマ字がおしえられます。このときの方式は内閣告示、または「ローマ字教育の指針 ローマ字文の書き方」によっているとおもわれます。公的規格としては、国際規格、英国規格があります。
- 質問: 「×××」の、ただしいローマ字つづりをおしえてください。
- 回答: それは、「ただしい」の意味によります。強制力をもった唯一無二のきまりはありません。いろいろな方式があります。個人がおこなうローマ字表記は、どのようにつづろうとも自由です。ただし、パスポートのローマ字氏名のつづりはパスポート式(外務省式)にしたがう必要がありますし、会社などの組織の名簿に記載するローマ字表記も、それぞれの組織の規則にしたがう必要があるでしょう。インターネットのドメイン名やメール・アドレスでは、国際規格、英国規格、内閣告示などで長音の表記につかう、ダイアクリティカルマークつきの文字(ô、ûなど)は使用できませんから、何らかの代書法を講じる必要があります。
- 参考:
- 日本語のローマ字表記の公的規格には、国際規格、英国規格があります。およびそれに順ずるとおもわれるものとして内閣告示、パスポート式(外務省式)があります。そのほか、社団法人日本ローマ字会の「99式」、それのもとになった「海津式」などもあります。ほかにも、いろいろな団体や個人がいろいろな方式を発表、あるいは使用しています。くわしくは、「■ローマ字のいろいろ」をご参照ください。
さらに過去ログはこちら→ ■ローマ字相談室保管庫 (2001年7月14日までは、CGIをつかった掲示板形式でした。)
- 版:
- 第1.33版
- 発行日:
- 2016年7月17日
- 最終更新日:
- 2016年7月17日
- 編著者:
- 海津知緒
- 発行者:
- 海津知緒 (大阪府)
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