2002年10月15日 火曜日 午後9時02分:
早速ですが、帯広市の駅前にある通称駅前交番に添付写真のようにKOBANと書かれておりますがこれは正しいのでしょうか。先日、どこかのHPに「大野」という名字を例題に以前まではONOでしたがOHNOと書くように改められたと読んだ気がするのですが・・・ご指導頂きたくお願いいたします。
はじめての写真つきのおといあわせ、ありがとうございます。
この<KOBAN
>が、なにを、どういう目的で、どういう方式でかいたものかがわかりませんので、第三者のわたくしとしては、ただしいかどうかの判断はつきかねます。その構造物の設計を管理している組織(警察?)にたずねるしかないでしょう。
/コーバン/と発音されたり、<コウバン>というふりがなをつけられる、「交番」という日本語のローマ字表記がどうなるかということであれば、これもいろいろな方式があります。「■ローマ字のいろいろ」( http://www.halcat.com/roomazi/iroiro1f.html )をご参照ください。
具体的には、
kôban
<ô
>は、サーカムフレックスアクセント付きO小文字(LATIN SMALL LETTER O WITH CIRCUMFLEX)。<o
>のうえに<^
>をつけたもの。
kōban
<ō
>は、LATIN SMALL LETTER O WITH MACRON。<o
>のうえに、<¯
>(全角では< ̄
>ににたかたち)をつけたもの。
kôban
大文字でかく場合は、KOOBAN でもかまわない。
現在、小学校でおしえられているのは、このつづりですが、英国規格のつづりもおしえられることがあるようです。
KOBAN
パスポートではすべて大文字です。
長音は原則省略ですが、オ列長音にかぎって、<H
>をつかったつづりを選択することもできます。すなわち、<KOBAN>は<KOHBAN>にもできます。
おといあわせのなかの、
先日、どこかのHPに「大野」という名字を例題に以前まではONOでしたがOHNOと書くように改められたと読んだ気がするのですが…
という部分ですが、それはたぶん、パスポートの氏名のローマ字表記で、2000年4月1日から、オ列長音にかぎって<H
>をつかった表記が選択できるようになったことのことではないでしょうか。
なぜそれまでだめだったものができるようになったか、しかも、ウ列長音はそのままでオ列長音だけなのか…。それは、ちょうどこの時期、1999年10月から2001年4月まで外務大臣をつとめたのが、河野洋平(こうの・ようへい)というひとだったから…、というのは、あくまでもウワサです…。
以上です。なにかご不明な点などございましたら、またメールをください。
≡‥≡海津知緒(KAIZU Haruo)
© 著作権 海津知緒 2002, 2003. All Rights Reserved.
引用・参照は著作権者の指示を尊重してください。
≡‥≡