2002年8月12日 月曜日 午前0時1分:
ローマ字における長音の字上符(−や^)の呼び名を知りたいのですがなんと言いますか。もしかしてアフサーと言いませんか。教えてください。
おといあわせありがとうございます。
<−
>は、正確には、全角文字でかくと< ̄
>、半角文字でかくと<¯
>です。
 ̄
>は、マクロンではありません。ISO/JISでの英語名称は<FULL WIDTH OVERLINE>、日本語通用名称は<オーバーライン、論理否定記号>ですが、半角のマクロンは表示できる環境がかぎられるため、このサイトではマクロンのかわりとして便宜的につかっています。
−
>は、英語名称が<FULL WIDTH HYPHEN-MINUS>、日本語通用名称はJIS
X 0201-1997 7ビット及び8ビットの情報交換用符号化文字集合 では<ハイフン、負符号>、JIS X 0213:2000 7ビット及び8ビットの2バイト情報交換用符号化拡張漢字集合 では<ハイフンマイナス>です。
^
>については、
>もしかしてアフサーと言いませんか。
「アフサー」というよびなにはこころあたりがありませんが、「アクサン」ならこころあたりがあります。
フランス語の表記につかわれるアルファベットにもちいられる字上符の、<´
>、<`
>、<^
>を、フランス語の教本などでは、それぞれ、「アクサン・テギュ(accent aigu)」、「アクサン・グラーブ(accent grave)」、「アクサン・シルコンフレックス(accent circonfrexe)」のようによぶことがふつうだとおもいます。これらをまとめて、「アクサン記号」といったり、単に「アクサン」といったりすることがおこなわれているはずです。
(蛇足ながら、「アクサン」というのは、英語の accent に相当するフランス語の accent の発音を、日本語の音素にあてはめたものの、カタカナ表記です。日本語でいうところの「アクセント」です。これは英語の accent の発音を日本語の音素にあてはめた場合のカタカナ表記ですが…。)
以上ですが、参考になりましたでしょうか。なにかご不明な点などございましたら、またメールをください。
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