2002年9月17日 火曜日 午後4時35分:
メールアドレスについて教えて下さい。
小社はホーエイと言う屋号の会社なのですが、会社のシステム変更に伴い、会社のアドレスを変える事になったのですが、どのようなアドレスにしたら良いのかわかりません。本来であればOの上に音引きマークを付けるべきなのでしょうが、会社のアドレスと言う事もあり、音引きのマークやOとEの間にハイフンを入れたりする訳にはいきません。その場合、どのように表記するのが会社のアドレスとして見栄えが良いのでしょうか?
宜しくご指導の程、宜しくお願いいたします。
おといあわせありがとうございます。
ローマ字の字母のうえにつける長音の記号(アクサンシルコンフレックスやマクロン)がつかえないときの代書法としては、/ホーエイ/のつづりでしたら、
などがあります。
<ho^ei>は、<o>のうえにつけるかわりに、よこにならべてかいたもの。
<hooei>は、母音字で代用する方法。内閣告示では、大文字のときにはこうかいてもよいことになっています。大文字のときに、<O>のうえに<^>をつけるスペースがなかったり、<^>をかさねうちでしかつけられないときに<O>とかさなってしまうことをさけるためなど、印刷技術の制約からきたものだとおもいます。
社団法人日本ローマ字会の「99式」や、「海津式」では、カタカナの長音記号もひらがなのふりがなにしたがってかきうつす方式をとっていますので、結果としておなじつづりになります。
<hoei>は、パスポートの外務省式とおなじく、長音の表記を省略したもの。
<hohei>は、パスポートで2000年4月からみとめられるようになった、<h>をつかってかく方法。
<hoh'ei>は、<h>をつかったときに、/ホヘイ/とよまれないように、アポストロフィーをいれたもの。(パスポートではつかえません。)
<hoh-ei>は、アポストロフィーのかわりにハイフンをつかったもの。
<hoxei>、<holei>は、長音記号の表記として、日本語のローマ字表記ではつかわない文字である<x>や<l>をつかったもの。訓令式系統なら、<c
>もつかえます。<q>もつかえますが、こちらは促音(「ッ」)の表記につかわれることがおおいようです。
<ho-ei>は、カタカナの長音記号を、かたちがにている「-」(ハイフン)で代用したもの。
<ho:ei>は、英語の発音記号の長母音をあらわす記号ににている「:」(コロン)をつかったものです。
一般のローマ字表記では以上のとおりですが、ドメイン名には「^
」や「'
」や「:
」の記号はつかえませんので、<hoh^ei>や<hoh'ei>や<ho:ei>などはつかえません。つかえるのは英字と数字と「-」(ハイフン)のみで、ハイフンは先頭と最後にはつかえません。
みばえがいいかどうかというのは主観評価の概念なので、わたくしの主観でよければ、個人的には<ho-ei>か<hoh-ei>がいいとおもうのですが、わたくしの主観なんかをきいてもしかたないですよね…(^^;。
あと、国際的に/ホーエイ/とよまれやすくするという意図で、英語風で、/ホーエイ/にちかい発音でよまれるとおもわれるつづりにするというかんがえかたもあります。これには、一般的にはつぎのような問題があります。
1にはこの際目をつむるとして、2については、いかにも英語らしいつづりにするということがかんがえられます。ただ、これはどのような語にもつかえるというわけではありません。
/ホーエイ/の場合でしたら、
haweigh
なんかはいかがでしょう?
もし、<ホーエイ>の<エ>が、語源的に本来は<ヱ>であるとしたら、
hohway
でもいいかもしれません。まだほかにもいろいろかんがえられるかもしれません。
また、中国(支那)の会社などは、たとえば<金帆>なら<golden sail>、<金太陽>なら<golden sun>のように「英訳」してしまっているのもみかけます。
ちなみに、パスポートの人名の表記に順ずれば、<hoei>か<hohei>になります。
以上です。なにかご不明な点などございましたら、またメールをください。
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