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借金問題トップ>現状の確認>利息制限法>引き直し計算の近似値>時効
>債務整理方法の選択>自己破産>個人再生>特定調停>任意整理
今までの、全ての取引経過が分からなければ、利息制限法の利率での正確な計算はできません。
しかし、いつ頃から、サラ金業者から借り入れたか分かれば、だいたいの近似値を求める事は可能です。
そして、だいたいの金額が分かればOKなのです。
今の段階で債務の総額を調べる目的は、どの解決方法を取ったらよいのかを検討する際の目安にするためです。
したがって、その限りで大よその額が分かれば大丈夫です。
正確な金額は、特定調停の解決方法を選択したら調停委員が、個人再生手続を選択したら再生委員が、任意整理を選択したら弁護士が計算してくれるので、自分で正確に計算できなくても心配することはありません。
また、破産を選択する場合には、そもそも正確な金額を計算する必要はありません。すなわち、サラ金一社のみでなく全体から見ても過払いで本当は、そもそも、破産する必要が無かった場合のようなアホな事態にならなければよいだけです。
年利25〜29%で借入れている場合、利息制限法の利息18%の差は、約10%です。
したがって、利息制限法所定の利率で引き直し計算をすれば、毎年10%ほど減額できるはずです。
さらに、長期にわたる場合ほど、差が大きくなります。
50万円を年利29.2%で借りて、元本を減らさずに毎月利息のみを返済した場合・・・・もし利息制限法がなければ何年利息を払い続けても50万円支払わなければなりませんが。。。利息制限法の利息18%で計算し直すと・・・・
1年後→約43万円、2年後→約36万円、3年3ヵ月後→約25万円・半分、4年後→約16万円、5年5ヶ月で0円支払う必要なしの状態になります。しかし、通常は限度額が50万円であっても、最初は20万円くらいから借り始め徐々に借金が増えていくので、過払いの状態になるのは、もう少し時間がたってからの場合が多いです。・・・また、闇金融から借りている場合にはすぐに過払いの状態になります。
すなわち、サラ金業者と付き合い始めて
1〜2年・・・・・・・・・・・・10〜30%の減額しか期待できない。
4〜5年・・・・・・・・・・・ 少なくとも半分程度の減額が期待できる。
それ以上の長期・・・・・払う義務が無いか、過払いになっている可能性が高い。この場合
上の計算は、本当に大雑把なものです。例えば、つい最近ワクを50万円から100万円に広げてもらった事情などがあると、かなりの誤差が生じるはずです。
以上から、ご自身のおおよその借金総額が分かった場合
利息以外の「言い分」がある場合は・・・・ココをクリック