目次
借金問題トップ>マズイ方法>現状の確認>利息制限法>引き直し計算の近似値>時効
>債務整理方法の選択>自己破産>個人再生>特定調停>任意整理
借金を返済する為に、新たな借金をすると、どうなるのでしょうか?
・・・当面は、何とかしのぐ事が出来ますが・・・
古い借金は、無くなったり、減ったりしますが、かわりに、新しい借金が発生するので、事態は改善されません。
改善されないどころか、事態はますます悪くなります。
その理由は、利息の計算について重利の特約をしたのと同じ結果になるからです。
分かりにくいと思いますので、実際に計算してみます。
例、100万円を年30%の金利で借りた場合
★通常の場合
1年後返すとしたら、元金100万円と利息30万円・計130万円返せばよい。
2年後返すとしたら、元金100万円と利息2年分 ・計160万円返せばよい。
3年後・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・190万円
★自転車操業をしていた場合・・同じ条件で借りたとしたら。
1年後、130万円の借金をして、返済した・・・しかし新しい130万円の借金が発生。
2年後、元金130万円と利息39万円・計169万円払う必要がある・・・それを自転車操業で返済
3年後、元金169万円と・・・・・・・・・・・計219万7千円を払う必要がある。
このように、自転車操業をしてしまうと、元金ばかりでなく、既に発生した利息にも、利息を払わなければならなくなります・・・・これを重利という。
上の計算は、年1回の重利計算ですが、実際は、毎月返済するので、年数回の重利の特約を結んだのと同じ結果となり、ますます雪ダルマ式に借金が膨らんでしまいます。
さらに、借金総額が増えてくると、超高利の闇金融からしか借りられなくなってきます。
そうすると、急激に借金が膨らむ結果になってしまいます。
・・・・・・以上から、自転車操業は避けるべきです。