3元配置(繰り返しがない場合)

【例題】

ある製品のドラム素管のアイロニング加工において、加工条件とドラム素管の面粗さの関係を調べたい。 次のような制御因子を取り上げて、3元配置により実験をおこなった。

  因  子   第1水準   第2水準   第3水準 
 A.ダイス   5° 10° 15°
 B.リダクション   5% 20% 40%
 C.パンチ面  細い 粗い

 A   B   C  面粗さ(μm)
1 1 1 1 0.10
2 1 1 2 0.08
3 1 2 1 1.12
4 1 2 2 0.55
5 1 3 1 0.50
6 1 3 2 0.81
7 2 1 1 1.00
8 2 1 2 0.30
9 2 2 1 1.18
10 2 2 2 1.33
11 2 3 1 2.05
12 2 3 2 1.50
13 3 1 1 0.65
14 3 1 2 0.30
15 3 2 1 1.54
16 3 2 2 1.12
17 3 3 1 2.00
18 3 3 2 1.25

この例題は「面粗さ」という名前でサンプルフォルダに収録されています。

【解析例】

  1. ドロップダウンするリストから実験で使用したわりつけ(1元配置・2元配置・3元配置・4元配置のいずれか)を選択します。

    ※ 因子は3個なので『3元配置』を選択します。

  2. メニューバーから【ファイル(F)】→【新規作成(N)】を選択します。

    (ツールバーを使用することもできます)

  3. データのを作成するドライブ、ディレクトリーを選択します。

  4. ファイル名を入力します。

    ※ ここでは、「面粗さ」というファイル名にしました。

  5. OKボタンをマウスでクリックします。

  6. データの繰り返し数を入力します。

    ※ この例題の場合、繰り返しはありませんので「1」を入力します。

  7. 因子名を入力します。

    ※ 因子名はA,B,C…となっています。

    ※ ここでは、Aは「ダイス」、Bは「リダクション」、Cは「パンチ面」としました。

  8. 各因子の水準数を入力します。

    ※ ダイスは3水準なので「3」、リダクションも3水準なので「3」を入力します。 パンチ面は2水準なので「2」を入力します。

  9. ワークシートにデータを入力します。

  10. メニューバーから【解析(A)】→【分散分析(V)】を選択します。

    (ツールバーを使用することもできます)

  11. 分散分析表が表示されます。必要があればプーリングを行います。

    (入力した数字より小さいの分散の因子をプーリングします)

    ※ ここでは、「誤差分散」でプーリングを行いました。

  12. メニューバーから【次へ(N)】→【工程平均(T)】を選択します。

    ※ 各要因の主効果と2因子間交互作用の工程平均が表示されます。

  13. メニューバーから【次へ(N)】→【要因効果図(Y)】を選択します。

    ※ 主効果と2因子間交互作用の要因効果図が表示されます。

    ※ グラフの上限と下限は「右クリック」→「設定」で変更できます。


  ≪HOME≫
RDE