2元配置(繰り返しがある場合)

【例題】

ある製品に使用するアルミ素管は、加工前に温純粋乾燥により洗浄をおこなっている。

洗浄に使用する純粋温度と洗浄時間が、加工後の製品の電気特性に与える影響を調べるため 次のような制御因子を取り上げて、2元配置により実験をおこなった。

  因  子   第1水準   第2水準   第3水準 
 A.純粋温度  75℃ 80℃ 85℃
 B.浸潰停止時間  25sec 30sec 35sec

 A   B  電気特性評価(V)
1 1 1 11.3 10.5
2 1 2 10.5 9.9
3 1 3 9.1 8.9
4 2 1 11.7 10.6
5 2 2 11.3 9.8
6 2 3 9.8 9.2
7 3 1 12.3 11.4
8 3 2 11.4 10.9
9 3 3 10.5 10.2

この例題は「温純粋乾燥」という名前でサンプルフォルダに収録されています。

【解析例】

  1. ドロップダウンするリストから実験で使用したわりつけ(1元配置・2元配置・3元配置・4元配置のいずれか)を選択します。

    ※ 因子は2個なので『2元配置』を選択します。

  2. メニューバーから【ファイル(F)】→【新規作成(N)】を選択します。

    (ツールバーを使用することもできます)

  3. データのを作成するドライブ、ディレクトリーを選択します。

  4. ファイル名を入力します。

    ※ ここでは、「温純粋乾燥」というファイル名にしました。

  5. OKボタンをマウスでクリックします。

  6. データの繰り返し数を入力します。

    ※ この例題の場合、一つの因子組み合わせに対してデータは2個なので「2」を入力します。

  7. 因子名を入力します。

    ※ 因子名はA,B,C…となっています。

    ※ ここでは、Aは「純粋温度」、Bは「浸潰停止時間」としました。

  8. 各因子の水準数を入力します。

    ※ 純粋温度は3水準なので「3」、浸潰停止時間も3水準なので「3」を入力します。

  9. ワークシートにデータを入力します。

  10. メニューバーから【解析(A)】→【分散分析(V)】を選択します。

    (ツールバーを使用することもできます)

  11. 分散分析表が表示されます。必要があればプーリングを行います。

    (入力した数字より小さいの分散の因子をプーリングします)

    ※ ここでは、「誤差分散」でプーリングを行いました。

  12. メニューバーから【次へ(N)】→【工程平均(T)】を選択します。

    ※ 各要因の主効果と2因子間交互作用の工程平均が表示されます。

  13. メニューバーから【次へ(N)】→【要因効果図(Y)】を選択します。

    ※ 主効果と2因子間交互作用の要因効果図が表示されます。

    ※ グラフの上限と下限は「右クリック」→「設定」で変更できます。


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