<<国語>>
国語2 4文字熟語 格言 カタカナ言葉、カタカナ言葉‘ kotoba
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あいかん【哀歓】 悲しみと喜び。
あいくち【匕首】 鍔の無い短刀のこと。
あいとう【哀悼】 人の死を悲しみ悼むこと。
あいろ【隘路】1 狭くて通行の困難な道。2 物事を進める上で妨げとなるものや条件。支障。難点。ネック
あうん【阿吽】 仏教の呪文(真言)の1つ。悉曇文字(梵字)において、阿は口を開いて最初に出す音、吽は口を閉じて出す最後の音であり、そこから、それぞれ 宇宙の始まりと終わりを表す言葉とされた。「阿吽(あうん)の呼吸」
あうんのこきゅう【阿吽の呼吸】 口を開いて息を出す 「阿」,息を吸って口を閉じる「吽」から,気息の出入りを「阿吽」という。二人以上で一緒に物事を行うときの、互いの微妙な気持ち。また、それが一致すること。
あくば【悪罵】 口汚くののしること。また、その言葉。
あげつらう 物事のよしあしについて論じ合う。また,欠点・短所などをことさらに言い立てる。
あつれき【軋轢】 〔車輪のきしる意から〕仲が悪くなること。不和。葛藤(かつとう)。
あらひとがみ【現人神】 「この世に人間の姿で現れた神」を意味する言葉。
あんいつ【安逸/安佚】 気楽に過ごすこと。何もせずに、ぶらぶらと遊び暮らすこと。
あんぎゃ【行脚】 1.仏道修行のために、僧侶が諸国を歩き回ること。 2.ある目的で諸地方を巡り歩くこと。
あんきょ【暗渠】 覆いをしたり地下に設けたりして,外から見えないようになっている水路。
あんたん【暗澹】 1 薄暗くはっきり しないさま。暗く陰気なさま。 2 将来の見通しが立たず、全く希望がもてないさま。
あんばい【塩梅】 料理の味加減や物事の具合、健康状態のこと。
あんねい【安寧】 無事でやすらかなこと。特に、世の中が穏やかで 安定していること。
いあく【帷幄】 1 垂れ幕と引き幕。幕。2 《昔、陣営に幕をめぐらした ところから》作戦を立てる所。本営。本陣。帷幄に参ずる 軍事上の機密の相談に参加する。秘密の話し合いに加わる。
いいなずけ【許嫁、許婚】 婚約者。古くは双方の親が当人達の幼い頃から結婚を決めていた相手を指した。
いえとじ【家刀自】 《「とじ」は女性の尊称》その家の主婦。内儀。いえとうじ。
いかく【威嚇】 実際の攻撃ではなく、それに似た姿や様子を見せることで対象を脅かすこと。
いかん【遺憾】 あってはならないこと。
いきょ【依拠】 あるものに基づくこと。よりどころとすること。
いぎょう【異形】 普通とは違う怪しい形・姿をしていること。
いけい【畏敬】 崇高なものや偉大な人を、おそれうやまうこと。
いし【縊死】 死因の一つで、首吊り死をさす。
いしゃ【慰藉】 なぐさめいたわること。
いしゅがえし【意趣返し】 恨みを返すこと。しかえし。復讐( ふくしゅう)。
いちげんさん【一見さん】 初めてその店に来店した客のこと。得意客ではなく、店の関係者の誰とも面識を持たない客や得意客の紹介を持たない客などを指す。
いちょく【遺勅】 後世に残された勅命。遺詔。
いてき【夷狄】 中国の周辺地域に存在する異民族。一般に〈東夷,北狄,南蛮,西戎〉とよばれる。
いぶ【慰撫】 人の怒りや不安をなだめ、いたわること。なぐさめいたわること
いみことば【忌詞】 特定の時や場所で口にしてはならない言葉やその代りに用いる言葉をいう。
いみな【諱】 日本語では「いむ」と訓ぜられるように、本来は口に出すことがはばかられることを意味する動詞である。この漢字は、古代に貴人や死者を本名で呼ぶことを避ける習慣があったことから、転じて人の本名(名)のことを指すようになった。避諱(ひき)参照
いやけ【嫌気】
いやさか【弥栄】 ますます栄えること。
いりゅう【慰留】 退こうとする人をなだめて、 思いとどまらせること。
いろう【遺漏】 大切な事が抜け落ちていること。手抜かり。手落ち。
いわゆる【所謂】 世間一般に言われる。俗に言う。よく言う。
いんえい【陰翳】 (1)光の当たらない暗い部分。かげ。 (2)色・音・感情などに微妙な変化があって趣が深いこと。
いんしん【殷賑】 活気があってにぎやかなこと。
いんせい【隠棲】 俗世間を逃れて静かに住むこと。また、その住まい。
いんせき【引責】 責任を自分の身に引き受けること。責任を取ること。【−辞任】
いんとん【隠遁】 世間を離れ隠れるようにひっそり暮らすこと。
いんぺい【隠蔽】 人の所在、事の真相などを故意に覆い隠すこと。
いかけや【鋳掛屋】 鋳掛を行う職人。鋳造された鍋、釜などの鋳物製品の修理を行う。金物工
ういじん【初陣】 日本における武士階級の子弟が初めて戦闘行為に参加することをいう。初めて戦場に出ること。また、その戦い。転じて、初めて試合・競技に出場すること。
うえん【迂遠】 《道路などが曲がりくねって目的地 までなかなか到達できないの意から》1 まわりくどいさま。また、そのため、実際の用に 向かないさま。「―な方法」2 世の中の動きに疎いさま。
うごうのしゅう【烏合の衆】 規律も統一もなく寄り集まった群衆。烏合は烏(からす)の集まりの意。
うっそう【鬱蒼】 樹木が茂ってあたりが 薄暗いさま。
うつぼつ【鬱勃】 内にこもっていた意気が高まって外にあふれ出ようとするさま。
うば【乳母】 母親に代わって子育てをする女性のこと。めのと
うわや【上屋】
うんちく【蘊蓄/薀蓄】 「蘊」「薀」とも、たくわえる意 1 蓄えた深い学問や知識。「東西の古典に―が深い」2 物を積み、蓄えておくこと。 −を傾ける。深く研究して身につけた知識。
えいし【衛視】 公的機関などの警備や監視を行う者の名称。 日本の国会の警務及び議院の内部警察権の執行を行う国会職員。
えいち【英知/叡智】 1 すぐれた知恵。深く物事の道理に通じる才知。2 哲学で、物事の真実在の理性的、悟性的認識。また、それを獲得しうる力。ソフィア。
えいりょ【叡慮】 天子の考え。天子の気持ち。
えきし【易幟】 旗幟を変えること。
えし【壊死】 生物の組織の一部分が死んでいく様、 または死んだ細胞の痕跡のこと。
いはつ【衣鉢】 1 僧侶が身にまとう三衣 (さんえ) (3種の袈裟)と一つの鉢。 2 禅宗で、法を伝える証拠として授ける袈裟と鉢。 また、禅僧が師と仰ぐ僧から伝えられる奥義。 3 広く宗教・学問・芸術などで、師から弟子に授けられる奥義。えはつ。えはち。
衣鉢を継ぐ 宗教・学問・芸術などの各流派で、弟子が師から奥義を授けられる。また、先人の業績を受け継ぐこと。
えんさ【怨嗟】 うらみ嘆くこと。
えんざい【冤罪】 無実であるのに犯罪者として扱われてしまうこと。
えんしゅう、おんしゅう【怨讐】 恨んで 敵(かたき)とすること。
えんげ【嚥下】 食物を飲み下すこと。モノを飲み込み、胃に送ること
えんけん【厭倦】 飽きていやになること。
えんげん【淵源】 物事の成り立ってきたみなもと。根源。根本。
えんぷくか【艶福家】 多くの女性に愛され慕われる男性。女にもてる男。
おういつ【横溢/汪溢】 水がみなぎりあふれること。 また、気力などがあふれるほど盛んなこと。
おうか【謳歌】 1 声を合わせて歌うこと。 2 声をそろえて褒めたたえること。 3 恵まれた幸せを、みんなで大いに楽しみ喜び合うこと。
おうかろん/こうかろん【黄禍論】 英語: Yellow Peril 19世紀末から主に20世紀前半にかけて、アメリカ、オーストラリア、 南アフリカ、ヨーロッパ、南アメリカなどに生じたアジア人(黄色人種)脅威論。
おうしゅう【応酬】 1 互いにやり取りすること。また、先方 からしてきたことに対して、こちらからもやり返すこと。
おうだ【殴打】 ひどくなぐりつけること。素手または棒などで人のからだをひどくたたくこと。
おうのう【懊悩】 なやみもだえること。煩悶( はんもん)。
おうよう【鷹揚】 小さなことにこだわらずゆったりとしているさま。おっとりとして上品なさま。
おおおじ【大伯父/大叔父/従祖父】 祖父母の兄弟。両親のおじ
おおぎょう【大仰/大形】 1 大げさなこと。誇大。 2 (大形)規模や計画の大きいこと。
おおじしん/だいじしん【大地震】
おかみ【女将】
おこがましい【痴がましい/烏滸がましい】 1 身の程をわきまえない。差し出がましい。なまいきだ。「先輩をさしおいて―・い のですが…」2 いかにもばかばかしい。ばかげている。
おどい【御土居】 京都を囲む土塁である。豊臣秀吉によって作られた。
おとこぎ【俠気】 男らしい勇気のある気性。自分の身を犠牲にしても、困っている人を助けようとする気性。 弱い者のために一肌ぬごうとする気性。 「男気」とも書く。「きょうき」とも読む。
おとそ【お屠蘇】 一年間の邪気を払い長寿を 願って正月に呑む薬酒。
おにのかくらん【鬼の霍乱】 いつもは極めて壮健な人が病気になることのたとえ。
おわりね【終値】
おんしゃ【恩赦】 行政権(又は議会)により国家の刑罰権の全部又は一部を消滅若しくは軽減させる制度のこと。
おんしゅう【怨讐】 うらんでかたきとすること。報復を正当化するほど強い憤り遺恨。
おんしゅう【恩讐】 恩義と、うらみ。情けと、あだ。
おんびん【穏便】 1 物事をかど立てずおだやかに行うこと。 2 手軽なこと。便利なこと。
おんみょうじ【陰陽師】 古代日本の律令制下にける官職の1つで、陰陽五行思想に基づいた陰陽道によって占筮(せんぜい)及び地相などを職掌とする。中世以降の民間において個人的に占術等を行う非官人の者をも指すようになる。
おんよう【温容】 穏やかであたたかみのある顔つき
おんりょう【怨霊】 自分が受けた仕打ちに恨みを持ち、たたりをしたりする、死霊または生霊のことである。悪霊に分類される。
かいぎゃく【諧謔】 こっけいみのある気のきいた言葉。しゃれや冗談。 ユーモア。
かいけん【開顕】 閉じたものを開き、隠れたものを顕わして、真実の相を示すこと。
かいこう【邂逅】 偶然に会うこと。
かいこう【恢弘】 事業や制度などを押し広めること。
かいご【改悟】 自分の犯した悪事や失敗を認めて、それをあらため直すこと。改悛(かいしゅん)。
外交官的 よそよそしく
かいこん【悔恨】 過ちを後悔して残念に思うこと。
かいさい【快哉】 ああ愉快だと思うこと。胸がすくこと。「―を叫ぶ」
かいざん【改竄】 文書などの字句を直すこと。特に、悪用するために、勝手に直すこと。
かいしゃ【膾炙】 人々の口に上りもてはやされること。
かいじゅう【晦渋】 言葉や文章がむずかしく意味がわかりにくいこと。また、そのさま。難解。
かいしゅん【改悛】 犯した悪事や過ちを悔い改め、心を入れ替えること。改心。
かいじょう【解錠】と【開錠】は漢字だけでなく、意味にも違いがあります。鍵を開けるという対応は同じですが、作業方法が異なるのです。
解錠…鍵を壊さずに開ける
開錠…手段はさまざまで、壊してでも鍵を開ける
がいしょうじん【外省人】 1949年の中華人民共和国成立前後、共産党との内戦に敗れた国民党とともに大陸から台湾に渡った人々とその子孫。台湾人口の1割強だが、1980年代に始まった民主化以前は支配層のほとんどを占めていた。cf.本省人
がいぜんせい【蓋然性】 ある事柄が起こる確実性や、ある事柄 が真実として認められる確実性の度合い。確からしさ。
がいたん【慨嘆】 うれいなげくこと。憤りなげくこと
かいちょく【戒飭】 人に注意を与えて慎ませること。 また、自分から気をつけて慎むこと。
かいとう【械闘】 革命前の中国で、水利や地境などの争いなどを原因として起きた部落や労働者集団間の武力闘争。清代には華中・華南に多かった。中国の前近代社会での村落間の武器を持っての闘争。
かいにん【解任】 職を辞めさせること。本人の意に反する場合もそうでない場合もあり。Cf.罷免
かいひ【海彼】 海のかなた。海外。外国。
かいぼり 池の水を抜き生き物を捕獲する(井の頭公園、猿沢の池)
かいらい【傀儡】 操り人形のこと
かかし【案山子】
かき【花卉】 1 花の咲く草。草花。 2 観賞用に 栽培する植物。
かきつばた【杜若】
かきん【瑕瑾/瑕釁】 1 きず。特に、全体としてすぐれている中にあって惜しむべき小さな傷。また、短所。欠点。「わずかな―もない」2 恥。辱め。名折れ。
かくかい【角界】 《「すもう」を「角力」とも書くところから》相撲の社会。
かくざ【擱座/擱坐】 1 船舶が浅瀬、暗礁に乗り上げて動けなくなること。座礁。2 戦車・車両などが破
壊されて動けなくなること。
かくしつ【確執】 互いに自分の意見を強く主張して譲らない こと。また、そのために生じる不和。
かくしゃく【矍鑠】 年をとっても丈夫で元気のいいさま。
かくしゅ【馘首】 《首を切る意から》雇い主が使用人を辞めさせること。解雇。免職。
かくしゅ【鶴首】 《鶴のように首を長くのばす意から》 物事や時日のやってくるのを今か今かと待ちわびること。例「鶴首して吉報を待つ」。
かくしょうばいあす【確証バイアス】 いったん思い込みに支配されると都合の良い情報を集め、それを信じ込んでしまう心の動き。
がくぜん【愕然】 非常に驚くさま。
かくちく【角逐】 《「角」はあらそう、「逐」はおいはらう 意》互いに競争すること。せり合うこと。
かくひつ【擱筆/閣筆】 筆を置いて書くことをやめる こと。文章を書きおえること。
かくりつ【格率/格律】 1 世間で広く認められている行為の基準。 また、それを簡潔に表した言葉。格言。金言。処世訓。2 カント哲学で、行為の普遍的な道徳法則に対して、主観的にのみ妥当する実践的原則(規則)。
かこん【禍根】 わざわいの起こるもとや原因。
かさん【加餐】 栄養をとり,養生すること。手紙などで,相手の健康を願う時に用いる語。「心から御−をお祈り申し上げます」
かし【瑕疵】 欠点・欠陥のあることをいう。
かしたんぽせきにん【瑕疵担保責任】 売買の対象物に隠れた瑕疵(=外部から容易に発見できない欠陥)がある場合、売主が買主に対してその責任を負うこと(不動産用語)
かしゃく【呵責/呵嘖】 厳しくとがめてしかること。責めさいなむこと。かせき。「良心の―に苦しむ」
がじょう【牙城】 1 城中で主将のいる所。本丸。 2 組織や勢力の中心となる所。本拠。
がぜん【俄然】 1俄か(にわか)なさま。 2突然ある状態が 生じるさま。急に状況が変わるさま。
かそけき 今にも消えてしまいそうなほど、薄い、淡い、あるいは仄かな様子を表す語。幽き
かたいきん【過怠金】 公共組合その他の団体が、構成員の義務違反に対して制裁の意味で科する金銭罰。
かったつ【闊達】 度量が広く、小事にこだわらないさま。
がっち【合致】 ぴったり合うこと。一致すること。
かっとう【葛藤】 《葛(かずら)や藤(ふじ)のこと。枝がもつれ 絡むところから》 1 人と人が互いに譲らず対立し、いがみ合うこと。 2 心の中に相反する動機・欲求・感情などが存在し、そのいずれをとるか迷うこと。
かっぱ【喝破】 1 大声でしかりつけること。2 誤った説を排し、真実を説き明かすこと。物事の本質を明言すること。
かっぽ【闊歩】 1 大またで堂々と歩くこと。 2 いばって思うままに行動すること。
かつもく【刮目】 目をこすって、よく見ること。注意して見ること。刮眼。
かとき【過渡期】 古いものから新しいものへと移り変わっていく途中の時期。(かどきではない)
がべい【画餅】 絵にかいたもち。実際の役にたたないもののたとえ。
かまびす【喧】しい
かれつ【苛烈】 厳しく激しいこと。
かんあく【奸悪/姦悪】 心がねじけていて悪いこと。また、そういう人や、そのさま。
かんか【干戈】 《「干(たて)」と「戈(ほこ)」の意》1 武器。 また、武力。「―に訴える」2 戦争。
かんかい【寛解】 病気が治った「治癒(ちゆ)」という状態ではないが、病気による症状や検査異常が消失した状態。
かんがい【感慨】 心に深く感じて、しみじみとした気持ちになること。
かんかつ【寛闊】1 性格や気持ちがおおらかで、ゆったりしていること。 2 服装や性格・気質などがはでなこと。
かんがん【宦官】 去勢を施された官吏である。古代の宮廷や後宮に仕えた官吏
かんきん【看経】 声を出さずに経文を読むこと。(禅宗)
かんげん【諫言】 目上の人の過失などを指摘して忠告すること。いさめること。また、その言葉。
かんこう【還幸】 天皇が行幸先からお帰りになること。
かんこうけい【還幸啓】 天皇・皇后がご一緒に行幸啓先からお帰りになること
かんこうれい【箝口令】 ある事柄に関する発言を禁じること。緘口令を敷く
かんこどり【閑古鳥】 カッコウ。 鳴き声が物悲しいから、寂れていること、寂れた店を 閑古鳥が鳴いているなどという。
かんじ【莞爾】 にっこりと笑うさま。 ほほえむさま。
かんしゅ、かんじゅ、かんす【貫主】 1 天台座主(ざす)の異称。のちに各宗総本山や諸大寺の住持にも用いられる。2 かしらに立つ人。最上位の人。3 蔵人頭(くろうどのとう)の異称。
がんしゅう【含羞】 恥ずかしいと思う気持ち。はにかみ。 はじらい。
かんじょ【寛恕】 1 心が広くて思いやりのある こと。また、そのさま。 2 過ちなどをとがめだてしないで許すこと
かんじょう【灌頂】 主に密教で行う、頭頂に水を灌(そそ)いで諸仏や曼荼羅と縁を結び、正しくは種々の戒律や資格を授けて正統な継承者とするための儀式のことをいう。
かんしん【奸臣/姦臣】 邪悪な心を持った家来。
かんせい【陥穽】 1 動物などを落ち込ませる、おとしあな。2 人をおとしいれる策略。わな。
がんちく【含蓄】 1 内に含み持っていること。2 言葉などの 、表面に現れない深い意味・内容。
かんてんでん【看天田】 不作、凶作、豊作は天の采配次第。水田も「看天田」とよばれ、その年の天候に左右された。
かんなん【艱難】 困難に出あって苦しみ悩むこと。
かんばつ【干魃】 雨が長く降らず,農作物に必要な水が乾ききること。 日照り。
かんぱつ【渙発】 勅意・勅語などを天子が発すること。 狭義には天皇が詔書・勅語などを 発すること。
かんぷ【完膚】 傷のない、完全な皮膚。
かんぷなきまで【完膚無きまで】 無傷のところがないほど徹底的に
かんぽん【刊本】 印刷の技術により、多くの部数を複製された図書の総称である。出版本の別称。 手書きによる写本と対応する用語
かんもく【緘黙】 ある特定の場面になると、何も話せなくなる状態のこと
かんよう【涵養】 水が自然に染み込むように、無理をしないでゆっくりと養い育てること。
きか【奇貨】 1 珍しい品物。2 利用すれば思わぬ利益を得られそうな事柄・機会。
きかおくべし【奇貨居くべし】 好機は逃さず利用すべき
きかい【奇怪】 1 常識では考えられないほど怪しく不思議なこと。また、そのさま。きっかい。「―な事件が起こる」 2 常識に外れていて合点のゆかないこと。けしからぬこと
ききん【飢饉】 天候不順や天変地異などで農作物の収穫が少なく、食糧が不足すること。
きく【規矩】 1 コンパスとさしがね。転じて、寸法や形。2 考えや 行動の規準とするもの。手本。規則。
ぎけい【偽計】 人をあざむく計略。詭計(きけい)。
きけん【貴顕】 身分が高く、名声のあること。また、そういう人や、そのさま。
きこうぼん【稀覯本】 めったにない珍しい本。古写本・古刊本・限定出版本などのため,数がきわめて少ない本。
きごう【揮毫】 毛筆で何か言葉や文章を書くこと。特に、知名人が頼まれて書をかくこと。
きさん【帰参】 1 帰ってくること。 2 一度ひまをとった主人のもとに再び仕えること。
きし【旗幟】 1 旗と幟(のぼり)。旗印。 2 表立って示す立場や態度、また、主義主張。「―を鮮明にする」
きし【愧死】 恥ずかしさのあまり死ぬこと。また、死ぬほど 恥ずかしい思いをすること。
きすう【帰趨】 物事が最終的に落ち着くこと。行き着くところ
きせき【鬼籍】 死んだ人の名や死亡年月日を書きしるす帳面。過去帳。
きせきにいる【鬼籍に入る】 死んで鬼籍に名を記入される。死亡する。(読み方注意)
ぎぜつ【義絶】 親子・兄弟など、肉親との関係を絶つこと。
きぜん【毅然】意志が強くしっかりしていて、 物事に動じないさま。
きそば【生蕎麦】
きそん【毀損】 物をこわすこと。物がこわれること。利益・体面などをそこなうこと。−名誉毀損。
きたい【危殆】 あやういこと。非常にあぶないこと。危険。
きたい【鬼胎/奇胎】 1 (鬼胎)心配すること。心中のひそかな恐れ。2 ⇒胞状奇胎(ほうじょうきたい) 。3(生まれてはならない人)(疑義あり)
きたん【忌憚】 いみはばかること。きらいいやがること。−のない意見
きつおん【吃音】 どもり、発語時に言葉が連続して発せられたり、瞬間あるいは一時的に無音状態が続くなどの言葉が円滑に話せない疾病(吃音症)。
きっきょう【吃驚】 1 突然のことや意外なことに一瞬おどろくさま。 2 わずかに動くさま 。びくり。多く、否定の語を伴って用いる。
きっきん【喫緊/吃緊】 差し迫って重要なこと。また、そのさま。緊要。
きっこう【拮抗】 勢力などがほぼ同等のものどうしが、互いに張り合って優劣のないこと。
きつりつ【屹立】 1 山などが高くそびえ立つこと 2 人が動かずに立っていること。
きどう【詭道】 人を偽(いつわ)り欺(あざむ)くような正道でない方法。
きはい【跪拝】 ひざまずいておがむこと。拝跪。
きはく【気魄】 力強く立ち向かってゆく精神力。
きび【機微】 表面だけでは知ることのできない、微妙なおもむきや事情。
きび【驥尾】 駿馬(しゅんめ)の尾。また、その後ろ。
きびにふす【驥尾に付す】 《青蠅が名馬の尾につかまって1日で千里の 遠方に行ったという、「史記」伯夷伝の故事から》すぐれた人に従って行けば、何かはなしとげられる。先達を見習って行動することを、へりくだった気持ちでいう言葉。
ぎふん【義憤】 道義に外れたこと、不公正なことに対するいきどおり。
きべん【詭弁】主に説得を目的として、命題の証明の際に、実際には 誤りである論理展開が用いられている推論。こじつけ。
ぎまん【欺瞞】 あざむくこと。だますこと
脚光(きゃっこう)を浴びる 1 舞台に立つ。 2 世間の注目の的となる。
きゆう【杞憂】 《中国古代の杞の人が天が崩れ落ちてきはしないかと心配したという、「列子」天瑞の故事から》心配する必要のないことをあれこれ心配すること。取り越し苦労。
きゅうかつ【久闊】 久しく会わないこと。また、便りをしないこと。無沙汰(ぶさた)。
きゅうせい【急逝】 急に死ぬこと。
きゅうち【窮地】 追い詰められて逃げ場のない苦しい状態や立ち場。
きゅうろう【旧臘】 去年の12月。新年になってから用いる語。
きょうあい【狭隘】 1 面積などが狭くゆとりがないこと。 2 心がせまいこと。度量が小さいこと。
きょうか【教化】 人を教え導き、また、道徳的、思想的な影響を与えて望ましい方向に進ませること
きょうかく【侠客】 強きを挫き、弱きを助ける事を旨とした「任侠を建前とした渡世人」
きょうかつ【恐喝】 脅迫をして、相手(被害者)から財産を奪う犯罪。カツアゲ。
きょうき【侠気】 弱い者を助けようとする気性。おとこぎ
きょうく【恐懼】 1 おそれかしこまること。 2 候文の手紙の末尾に記し、敬意を表す語。「再拝恐懼」「恐懼謹言」 3 昔、朝廷からとがめを受け、家にこもって謹慎する。
きょうげき【矯激】 言動などが並はずれて激しいこと。
ぎょうこう【行幸】(みゆき)とも。天皇が外出すること。類義語に「御幸」があり、この場合は天子以外の上皇とか法皇の場合も含む。
ぎょうこう【僥倖】 1 思いがけない幸い。偶然に得る幸運 2 幸運を願い待つこと。
ぎょうこうけい【行幸啓】 天皇・皇后がご一緒に外出されること
きょうさ【教唆】 1 ある事を起こすよう教えそそのかすこと。2 他人をそそのかして犯罪実行の決意を起こさせること
きょうさく【狭窄】 血管や器官、食道などの管部分の内膣が狭くなり、血液や飲食物などが通過しにくくなる状態。
きょうじ【矜持】 自分の能力をすぐれたものとして抱く誇り。プライド。
きょうじ【経師】 ⇒表具師(ひょうぐし)
きょうしゅ【拱手】 1 中国の敬礼で、両手の指を胸の前で組み合わせておじぎをすること。2 手をつかねて何もしないでいること。
ぎょうじょう【行状】 1 日ごろのおこない。身持ち。品行。「―が悪い」2 生前の行動や業績・履歴などを記したもの。
きょうじん【強靱】 強くて粘りがあること。強くてしなやかなこと。
きょうせい【嬌声】 女性の、こびを含んだなまめかしい声。
きょうせい【匡正】 正しい状態にすること。ただすこと。
きょうぜん【跫然】 人の足音がするさま。人の足音が響く様子
きょうだ【怯懦】 臆病で気が弱いこと。いくじのないこと。
きょうとうほ【橋頭堡】 (lodgement, bridgehead, beachhead, airhead)は、敵地などの 不利な地理的条件での戦闘を有利に運ぶための前進拠点であり、本来の意味では橋の対岸を守るための砦(bridgehead)のこと。
きょうどう【協働】 複数の主体が、何らかの目標を共有し、ともに力を合わせて活動すること。
きょうべん【強弁/強辯】 無理に理屈をつけて、自分の意見や言い訳を通そうとすること。
きょうへき【胸壁】 Battlement 城壁や城の最上部に設けられ、城壁最上部の通路や当該場所で活動する兵士を防御するための背の低い壁面のこと
きょうまん【驕慢】 おごり高ぶって人を見下し、勝手なことをすること。また、そのさま
きょうゆう【梟雄】 残忍で強く荒々しいこと。また、その人。悪者などの首領にいう。
きょくせき【跼蹐/局蹐】 ⇒「跼天蹐地 (きょくてんせきち) 」の略。
きょくほく【極北】 1 北の果て。北極に近い所。2 物事が極限にまで達したところ。
きょこう【虚構】 1 事実ではないことを事実らしくつくり上げること。つくりごと。2 文芸作品などで、作者の想像力によって、人物・出来事・場面などを現実であるかのように組み立てること。フィクション。
きょしゅう【去就】 1 背き離れることと、つき従うこと。2 どう身を処するかの態度。進退。
きょっかい【曲解】 物事や他人の言動を素直に受けとらず、わざとちがった解釈をすること。
きんき 【禁忌】 1 忌(い)み嫌って、慣習的に禁止したり避けたりすること。また、そのもの。タブー。「―を破る」 2 人体に悪影響を及ぼす危険がある薬剤の配合や治療法を避けて行わないようにすること。
きんしつあいわす【琴瑟相和す】 琴と瑟との音がよく合う。夫婦仲が非常によいたとえ。「瑟」は大琴のこと
きんじとう【金字塔】 1 《「金」の字の形をした塔の意》ピラミッド。 2 後世に永く残るすぐれた業績。不滅の業績。「金字塔を打ち建てる」。
きんせん【琴線】 1 琴の糸。2 心の奥深くにある、物事に感動・共鳴し やすい感情を琴の糸にたとえていった語。「琴線に触(ふ) れる」
ぐうい 【寓意】ある意味を、直接には表さず、別の物事に託して表すこと。また、その意味。
ぐうわ【寓話】 比喩によって人間の生活に馴染みの深いできごとを見せ、それ によって諭す事を意図した物語。
くぎょう【公卿】 公家の中でも日本の律令の規定に基づく太政官の最高幹部として 国政を担う職位、すなわち太政大臣・左大臣・右大臣・大納言・中納言・参議ら(もしくは 従三位以上(非参議))の高官(総称して議政官という)を差す用語である。平安時代に 公卿と呼ばれるようになった。
ぐげん【具現】 実際に、具体的な形に現すこと。また、具体的に現されたもの。
くっき【崛起】 1 山などが高くそびえ立っていること。2 にわかに事が起こること。また、多数の中から頭角を現すこと。
くでん【口伝】 1 言葉で伝えること。くちづたえ。2 師が、学問や技芸 の奥義などを弟子に口で伝えて教え授けること。また、その教え。口授(くじゅ)。口訣(くけつ)。3 奥義を伝えた文書や書物。秘伝書。
くもん【苦悶】 肉体的または精神的に苦しみもだえること。
くんそくのかん【君側の奸】 君主の側で君主を思うままに動かして操り、悪政を行わせるような奸臣(悪い家臣・部下)
くんとう【薫陶】《香をたいて薫りを染み込ませ、土をこねて 形を整えながら陶器を作り上げる意から》徳の力で人を感化し、教育すること。
ぐんぞく【軍属】 軍に所属をしているが戦闘員ではなく、事務作業・清掃・洗濯・ 保守・整備・医療・調理配膳など雑用を行う人員のこと。軍隊における非軍人。
ぐんばい【軍配】軍勢を配置し指揮すること。相撲で、行司が勝ったほうの力士を軍配で指し示す。転じて試合や競争などで、勝利・優勢の判定を下す。
けいえん【敬遠】 1 表面では敬う態度で、実際にはかかわりを持たないようにすること。2 かかわりを持つことを嫌ってその物事を避けること。
げいか【猊下】 1 高僧のそば。2 高僧・ 碩学(せきがく)に対する敬称。3 一つの宗派の管長に対する敬称。4 僧に送る書面の脇 付(わきづけ)に用いる語。
けいかい【啓開】 ひらくこと。特に、軍隊などで、水路、陸路の障害物、危険物などを取り除いて進行を可能にすること。沈没船を引き上げたり、機雷を取り除いたり・・・。1 きりひらくこと。2 水路の障害物を除いて船が航行できるようにすること。
けいがい【謦咳】 謦咳とは偉い人の咳を意味する言葉。謦咳に接するとは、尊敬する人に直接話を聞く。お目にかかる。尊敬する人や身分の高い人に、直接お会いする。直接話を聞くこと。
けいかん【桂冠】 月桂冠に同じ crown of laurel
けいがん 【慧眼】 物事の本質を鋭く見抜く力。炯眼(けいがん)。
けいがん 【炯眼】 1 鋭く光る目。鋭い目つき。「―人を射る」 2 物事をはっきりと見抜く力。鋭い眼力。
げいぎ【芸妓】 舞踊や音曲・鳴物で宴席に興を添え、客をもてなす女性。芸者・芸子のこと。
けいけん【敬虔】 うやまいつつしむ気持ちの深いさま。特に、神仏を深くうやまい仕えるさま。
けいしゅう【閨秀】 学問・芸術にすぐれた女性。才能豊かな婦人。
けいだい【境内】 境界の内側。区域内。2 特に、神社・寺院の敷地内。
けいばつ【閨閥】 政界、財界、皇室などとの婚姻関係で結びつき、実力以上の力を持つ、血族関係の事
けいもう【啓蒙】 人々に新しい知識を与え,教え導くこと。
けいりん【経綸】 国家を治めととのえること。また、その方策。
けう【稀有/希有】 とてもめずらしいこと、不思議であること、とんでもないこと。
けがい【化外】 王化の及ばない所。国家の統治の及ばない地方。
げきこう【激昂/激高】 感情がひどく高ぶること。 ひどく怒ること。げっこう。
げきぶん【檄文】 檄を書いた文章。敵を倒そうとしたり、自己の主張を述べたりした看板の、宣伝の文面。
げきりん【逆鱗】 伝説上の神獣である「竜(龍)」の81枚の鱗(うろこ)のうち、あごの 下に1枚だけ逆さに生えるとされる鱗のことをいう。
げきりんにふれる【逆鱗に触れる】 天子の怒りに触れる。また、目上の人を激しく怒らせること。
けげん【怪訝】 不思議で納得がいかないこと。
げこ【下戸】 1 酒の飲めない人。酒が嫌いな人。⇔上戸 (じょうご) 。2 律令制で、戸を大戸・上戸・中戸・下戸に分けたうちの最下級。徴発に応じて出す壮丁が三人以下の戸
げせわ【下世話】 世間で人々がよく口にする言葉や話。
けたい【懈怠】 訴訟行為など、一定期間内にしなければならないことを怠ること。
けちがん【結願】 日数を決めて行った法会や願立てなどの予定日数が満ちること。満願。また、その最終日。けつがん
けっかん【欠陥】 必要なものが欠けていること。不備・不足のあるもの。
げらく【下落】
けれん【外連】 1 歌舞伎や人形浄瑠璃で、見た目本位の奇抜さをねらった演出。また、その演目。早替わり・宙乗り・仕掛け物など。2 ごまかし。はったり。
けんおかん【嫌悪感】 嫌がる気持ち
けんかい【狷介】 頑固で自分の信じるところを固く守り、他人に心を開こうとしないこと。片意地。
けんかく【懸隔】 《古くは「けんがく」とも》二つの物事がかけ離れていること。非常に差があること。
げんき【衒気】 自分の才能・学識などを見せびらかし、自慢したがる気持ち。衒気(てらい)
けんぎょう・けんきょう【顕教】 仏教の中で、秘密にせず明らかに説かれた教えのこと。密教の反対語。
けんご【堅固】 1 かたくて、こわれにくいこと。転じて、意志がかたく、しっかりしていること。2 守りがしっかりしていて、攻められても容易には破られないこと。3 健康で丈夫なこと。
けんさん【研鑽】 学問などを深く究めること。
けんしょう【顕彰】 個人の著名でない功績や善行などをたたえて広く世間に知らしめること。隠れた善行や功績などを広く知らせること。
けんせい【牽制】 相手の戦術的な意図と戦力の集中を別の方面へと誘うための軍事行動
けんせき【譴責】 規則に反した者や信用失墜行為を行った者などに対し、始末書を書かせて提出させ、戒めること。官吏に対する一番緩い叱責であり、法令上では戒告として扱われる。
けんぞく【眷属】 1 血筋のつながっている者。一族の者。身内の者。 親族。 2 従者。家来。配下の者。
けんたん【健啖】 好き嫌いなくよく食べること。食欲が旺盛なこと。また、そのさま。
けんたんか【健啖家】 食欲の旺盛な人。大食漢
げんち【言質】 《「ち」は人質や抵当の意》のちの証拠となる言葉。
けんでん【喧伝】 盛んに言いはやして世間に広く知らせること。
けんのう【権能】 1 法律上、ある事柄について権利を主張し、行使できる能力。公の機関の権限。 2 ある物事をすることのできる資格。
けんのん【剣呑】 危険な感じがするさま。また、不安を覚えるさま。
けんぴ【拳匪】 義和団 (ぎわだん) の異称。拳法を修得することを名目としていたところからいう。
けんらん【絢爛】 1 華やかで美しいさま。 きらびやかなさま。「豪華―」2 詩歌や文章の表現が、豊富な語彙(ごい)や凝った言い回しなどで美的に飾られていて、華麗な印象を与えるさま。
けんれん【眷恋】 恋い焦がれること。
ごい【語彙】 ある特定の範囲(例えば、一つの文学作品や、一個人の発言記録など )において使われる単語の総体
こいぐち【鯉口】を切る すぐに刀が抜けるように、刃を少し引き出しておく
こうかい【後悔】 自分のしてしまったことを、あとになって 失敗であったとくやむこと
こうかいさきにたたず【後悔先に立たず】 してしまったことは、あとになってくやんでも取り返しがつかない
こうかつ【狡猾/狡黠】ずるく悪賢いこと。また、そのさま。
こうかろん【黄禍論】 黄色人種がやがて世界に災禍をもたらすであろう,というヨーロッパで起こった説。
こうかん【浩瀚】 1 書物の多くあるさま。 2 書物の巻数やページ数の多いさま。
こうくうげか【口腔外科】
こうけい【肯綮】 《「肯」は骨につく肉、「綮」は筋と肉とを結ぶところの意》物事の急所。かなめ。
こうけつ【膏血】 人の脂と血。苦心して得た収益のたとえ。
こうこ、ごうこ【江湖】 1 川と湖。特に、中国の揚子江と洞庭湖。2 世の中。世間。一般社会。「広く江湖の喝采を博す」3 都から遠く離れた地。 隠者の住む地。
こうこつ【恍惚】 1 物事に心を奪われてうっとりするさま。 2 意識がはっきりしないさま。 3 老人
の、病的に頭がぼんやりしているさま。
こうしょう【高唱】 1 大きな声で歌うこと。声高らかに 唱えること。「万歳を高唱する」 2 声を大きくして主張すること。
ごうせいのごびゆう【合成の誤謬】 個人 (もしくは部分) にとって真実であることは,集団 (もしくは全体) にとっても真実であると誤って認識することをいう。
こうちょうどうぶつ【腔腸動物】 (Coelenterata)クラゲやサンゴ、イソギンチャクなど
ごうき【剛毅】 意志が堅くて強く、くじけないこと。また、そのさま。
ごうぎ/ごうき【豪儀/豪気/強気】 1 威勢のよいさま。すばらしくりっぱなさま。2 強情なさま。頑固。3 程度のはなはだしいさま。
こうきょ【薨去】 身分のある人が死ぬこと。
こうこつかん【硬骨漢】 意志が強く、権力に屈せず、容易に自分の 主義・主張を曲げない男。
こうこのうれい【後顧の憂い】 あとに残る気遣い。あとあとの心配。
こうし【嚆矢】 「かぶら矢」のこと。物事のはじめ・最初の意
こうし【皇嗣】 天子(皇帝や天皇)の跡継ぎのこと。
ごうしゃ【豪奢】 非常にぜいたくで、はでなこと。
こうしん【亢進】 脈拍や症状が進むこと。
こうじん【後塵】 人や車馬の走り過ぎたあとに立つ土ぼこり
こうじんをはいする【後塵を拝する】 (1)他人に先んじられる。後れをとる。(2)身分の 高い人や勢力のある人につき従う。
こうずか【好事家】 学問・芸能などを,趣味として愛好する人。風流を好む人のこと。変わった物を好む人。
こうぜん【昂然】 意気の盛んなさま。 自信に満ちて誇らしげなさま。
こうたんせい【抗堪性】 航空基地やレーダーサイトなどの軍事施設が、敵の攻撃に耐えてその機能を維持する能力。抗堪力。 cf.脆弱性
こうち【巧遅】 巧みではあるが仕上がりが遅いこと。 反対の言葉は拙速
こうちゃく【膠着】 [1]ある物に他の物がくっついて、離れにくくなること。 [2]物事がある一つの状態を長期間保っていて変化しないこと。
こうてつ【更迭】 ある地位に就いている者を他の者にかえること。(更迭された人は、他の地位(通常は格下)につく)
こうとう【叩頭】 頭を地につけておじぎをすること。
こうひ【皇妃】 皇后(こうごう)。皇帝の妻
こうまい【高邁】 志などがたかく、衆にぬきんでていること。
こうみょう【功名】 手柄を立てて、名をあげること。また、その手柄。
こうみょう【巧妙】 非常に巧みであること。また、そのさま。
こうよう【高揚/昂揚】 (精神や気分などが)高まること。また,高めること。
ごうりき【合力】 1 力を貸すこと。助力すること。 2 金銭や物品を与えて助けること。
ごうりょく【合力】 1 力学で、物体に二つ以上の力が作用するとき、それらの力と効果が等しい一つの力。合成力。⇔分力。
こうろう【高朗】 気高く、明朗なこと。
こかつ【枯渇/涸渇】 1 水がかれること。かわいて水分がなくなること。「泉が―する」2 物が尽きてなくなること。
こけい【孤閨】 ひとり寝の部屋。転じて、夫の長い留守の間、妻がひとりで暮らすこと。孤閨を守る=夫の長い不在、または死別により、妻がひとりで家を守る。
こけん【沽券】 1 土地・山林・家屋などの売り渡しの証文。沽却状。沽券状。 2 人の値うち。体面。品位。 3 売値。
沽券(こけん)にかかわる 「面目・体面にさしさわりがある」
ここう【糊口】 《粥(かゆ)を口にする意》ほそぼそと暮らしを立てること。生計。よすぎ。くちすぎ。糊口を凌ぐ=やっと暮らしを立てていく。貧しい暮らしをする。
こごと【小言】 1 不平。文句。苦情。2 細かいことをいちいち取り立ててしかること。
こじ【居士】 出家をせず仏道を修行する男子のこと
こしたやみ【木下闇】 木の枝葉が茂って日光が遮られたため,樹下がほの暗いこと。また,その所。
こしだめ【腰だめ】 @ 銃を腰の辺りに当てて,大まかな見当で撃つこと。 A 準備や計画が十分整わない状態で,物事を始めること。
こすい【鼓吹】 1 元気づけ、励ますこと。鼓舞。2 意見や思想を盛んに唱えて、広く賛成を得ようとすること。
こそく【姑息】 根本的な解決ではなく、一時しのぎをすること。「卑劣」「卑怯」の意味はなく誤用が多い。
こち【東風】 東から吹いてくる風。
こと【糊塗】(スル) 一時しのぎにごまかすこと。その場を何とか取り繕うこと。
ごびゅう【誤謬】 論証の過程に論理的または形式的な明らかな瑕疵があり、その論証が全体として妥当でないこと。一見正しくみえるが誤っている推理。
こぶ【鼓舞】 《鼓(つづみ)を打ち、舞(まい)をまう意から》 大いに励まし気持ちを奮いたたせること。勢いづけること。鼓吹(こすい)。
こぶん【乾分/子分】 親分にしたがう者。手下。部下。 対 親分
こま【独楽】
こより【紙縒り】 細長く切った和紙を糸のように撚(よ)ったもの
ごりやく【御利益】 神仏が人間に与えるお恵み、幸運。ご利生 (りしょう) 。霊験。
ころう【固陋】 古い習慣や考えに固執して、新しいものを好まないこと。また、そのさま。
こわく【蠱惑】 人の心を、あやしい魅力でまどわすこと。たぶらかすこと。
こわもて【強面】 こわい顔つきで 他人をおびやかすこと。相手に対して強い態度に出ること。
こんこう【混淆】 様々なものが入りまじること。区別すべきものを一つにすること。
こんじゃく【今昔】 今と昔。こんせき。
こんしん【渾身】 からだ全体。全身。満身。
こんりゅう【建立】 1 寺院や堂・塔などを建てること。2 心の中である物事をつくり上げること。
こんりんざい【金輪際】 〘仏〙 大地の下百六十万由旬の深さにある金輪の底。世界の果て。(下に打ち消しの語を伴って)絶対に二度とは繰り返さないという強い決意や確信を表す。決して。
さいか【裁可】 1 判断して許可すること。特に、君主が臣下の提出する議案を裁決し、許可すること。裁許。 2 明治憲法下で、天皇が議会の議決した法律案・予算案を承認する行為。
さいし【祭祀】 神や祖先を祭ること。祭典。
さいでん【斎田】 1 神に供える米を栽培する田。御供田 (ごくうでん) 。神饌田 (しんせんでん) 。いつきた。2 大嘗祭 (だいじょうさい) の供え物にする穀物を作る田。
さいり【犀利】 1 刃物 などの、堅くて鋭いさま。 2 才知が鋭く、物を見る目が正確であるさま。
さきもり【防人】 古代,九州の辺要の地の守備にあてられた兵士。
さくそう【錯綜】 物事が複雑に入り組んでいること。入り 交じって混乱すること。錯雑。
さくびゅう【錯謬】 まちがえること。あやまり。
さくふう【朔風】 《「朔」は北の方角の意》北から吹く風。北風。
さくほう【冊封】 称号・任命書・印章などの授受を媒介として「天子」と近隣の諸国・ 諸民族の長が取り結ぶ、名目的な君臣関係(宗属関係/「宗主国」と「朝貢国」の関係) を伴う外交関係の一種。
さくりつ/さくりゅう【冊立】 勅命により皇太子・皇后などを正式に定めること。
ざくろ【柘榴】
さじ【些事】 取るに足らないつまらないこと。ささいなこと。小事。
さしゅ【詐取】 金品をだまして取ること。
させん【左遷】 中国では「右」を尊び「左」を卑しむ観念があり、官位の降格 を「左遷」といった。 日本の律令制では右大臣は左大臣より下位とされ、右が左よりも下位であるが、「右に出る者はいない」と言うように、右を上位としてみる考えも古くからあった。
さじょうのろうかく【砂上の楼閣】 見かけはりっぱであるが、基礎がしっかりしていないため に長く維持できない物事のたとえ。
さっきゅう【早急】 非常に急いでいるさま。大変急なこと。「そうきゅう」と読むこともあり
さっしん【刷新】 弊害を除き去って、全く新しいものにすること。
さっそう【颯爽】 人の姿や態度・行動がきりっとして、見る人にさわやかな印象を与えるさま。
ざっぱく【雑駁】 雑然として統一がないこと
さてつ【蹉跌】 《つまずく意から》物事がうまく進まず、しくじること。挫折。失敗。
さはい【差配】 1 とりあつかうこと。世話をすること。また、 指図すること。2 手分けして事務をとりあつかうこと。3 所有主の代わりに貸地・貸家など の管理をすること。また、その人。
さまつ【瑣末/些末】 重要でない、小さなことであるさま。些細(ささい)。「―な事柄」
鞘当て(さやあて) 1 もとは、武士同士がすれ違うとき、互いの刀の鞘の 先端(鐺・こじり)が触れたのをとがめ立てして喧嘩になったことからいうもの。さやとがめ。転じて、ささいなことからおこるけんか・争い。2 一人の女性をめぐり二人の男性が争うこと。「恋の―」
ざんき【慙愧/慚愧】 《古くは「ざんぎ」とも》自分の見苦しさや過ちを反省して、心に深く恥じること。
ざんき【慙愧】に堪えない 「恥ずかしさに我慢できない」「穴があったら隠れたいほど恥ずかしい」
さんげ【懺悔】 それぞれの宗教における神聖なる存在の前にて、罪の告白をし、 悔い改めることをいう。
ざんげん【讒言】 事実を曲げたり、ありもしない事柄を作り上げたりして、その人のことを目上の人に悪く言うこと
ざんし【残滓】 容器などの底に残っているかす。残りかす。
さんしょく【蚕食】 蚕が桑の葉を食うように、他の領域を 片端からだんだんと侵していくこと。
さんぜん【燦然/粲然】 きらきらと光り輝くさま。また、はっきりしているさま。鮮やかなさま
さんだい【参内】 宮中に参上すること。参朝。
さんだつ【簒奪】 本来君主の地位の継承資格が無い者が、君主の地位を奪取すること。あるいは継承資格の優先順位の低い者が、より高い者から君主の地位を奪取する事。
さんたん【惨憺】 いたましいこと。なげかわしいこと。
さんたん【賛嘆/讃歎】 深く感心してほめること。
しい・しゆい【思惟】 仏教で、心を集中させて考えをめぐらすこと。 深く考えること。思考すること。
しいさつ【弑殺】
しいてき【恣意的】 気ままで自分勝手なさま。論理的な必然性がなく、思うままにふるまうさま。
しが【歯牙】 (1) 歯と牙(きば)。歯。 (2) ことば。口の端(は)。
しがにもかけない【歯牙にも掛けない】 問題にしない。無視して相手にしない。
しかい【斯界】 その道を専門とする社会。この社会。この分野
しかく【刺客】暗殺をする者、若しくは犯罪組織で殺害を担当する者。
しかん【弛緩】 ゆるむこと。たるむこと。
しきんせき【試金石】 1 金など貴金属の鑑定に用いられる黒色の硬い石。表面に金をこすりつけ、その条痕(じょうこん)色を標準品のものと比較して純度を判定する。金(かね)付け石。2 物の価値や人の力量などを計る基準となる物事。
じくじ【忸怩】 深く恥じ入ること。忸怩たる思い。恥ずかしい ・ 不満足 ・ 自責の念。
しざ【視座】 見る位置(立場)、ものを認識する立場。視点。
じさい【自裁】 自分で自分の生命を絶つこと。自決。
しさつ【刺殺】1 さしころすこと 2 野球で、野手が、飛球を捕らえたり、送球を受けたり、走者にタッチしたりして、打者または走者をアウトにすること。
しし【孜孜】【孜々】 学問、仕事などに一生懸命励み努力して休まないさま。怠けないで熱心に務めるさま。
じじ【自恃】 自分自身をたのみとすること。自負。
ししゅく【私淑】(−する)直接に教えは受けないが、ひそかにその人を師と考えて尊敬し、模範として学ぶこと。
ししょう【刺傷】 刺すすなわち、鋭くとがった物を中に突き入れ、貫通させる事である。
しせい 【市井】 《古く、中国で、井戸のある所に人が多く集まり、市が立ったところから》人が多く集まり住む所。まち。ちまた。
しせき【咫尺】 「咫」は中国の周の制度で8寸、「尺」は10寸》 距離が非常 に近いこと
咫尺を弁ぜず(しせきをべんぜず) 視界がきかず、ごく近い距離でも見分けがつかない。例 咫尺(しせき)を弁ぜぬ闇
しそう【指嗾/使嗾】 人に指図して、悪事などを行うように仕向けること。指図してそそのかすこと。
じだ【耳朶】 1 みみたぶ。2 みみ。
しっかい【悉皆】 一つ残らず全部。ことごとく。
しっこく【桎梏】 人の行動を厳しく制限して自由を束縛するもの。「桎」は足かせ、「梏」は手かせの意。
じっこん【昵懇】 間柄が親しいこと。心安くしていること。懇意。
しっそう【失踪】 姿をくらまして行方が分からなくなること。行方不明になること。
しった【叱咤】 大声を張り上げてしかりつけること。また、しかりつけるようにして励ますこと。
しっぺい【疾病】 やまい。病気。疾患。
しつよう【執拗】 何度もしつこく1つの事に強く拘る様子。簡単に引き下がらず、ねばり強い。
しにせ【老舗】 先祖代々にわたって伝統的に事業を行っている小売店・企業 (会社)などのこと。(ろうほ)
しふく【雌伏】 《雌鳥が雄鳥に従う意から》人に屈伏して 従うこと。また、実力を養いながら活躍の機会をじっと待つこと。
しぼく【司牧】 1 民を養い治めること。また、その人。地方長官の称。2 ローマカトリック教会・聖公会で、司祭が教会を管理し信徒を指導すること。
しま【揣摩】 他人の気持ちなどを推量すること。「−臆測」
しゃくりょう【酌量】 事情をくみとって,同情ある扱い方をすること。斟酌(しんしやく)。情状酌量
しゃこう【藉口】 何かにかこつけること。口実をもうけて言いわけすること。
しゃこうしん【射幸心/射倖心】 まぐれ当たりによる利益を願う気持ち。可能性の少ない偶然の成功や、利益を得ようとする気持ち。ギャンブル等でよく使われる。
しゃし【奢侈】 度を過ぎてぜいたくなこと。身分不相応に金を費やすこと。
しゃしょう【捨象】 事物または表象からある要素・ 側面・性質を抽象するとき、他の要素・側面・性質を度外視すること。
しゃだつ【洒脱】 気取りがなく、さっぱりしているさま。あかぬけしていること。
じゃっき【惹起】 事件や問題をひきおこすこと。
じゃっく【惹句】 人の心をひきつける短い文句。特に広告文などで、誇張してうたい上げた文句。キャッチフレーズ。
じゅういつ【充溢】 満ちあふれること
しゅうえん【終焉】 生命が終わること。死を迎えること。また、その時。 臨終。最期。末期(まつご)。比喩的にも用いる。
しゅうしゅう【収集/蒐集】 1 寄せ集めること。 2 趣味・研究などのために集めること。コレクション。
じゅうしん【縦深】 軍隊で、最前線から後方に至るまでの縦の線。 「−陣地」「−性」
しゅうそ【愁訴】 1 つらい事情を明かして嘆き訴えること 。また、その訴え。「愁訴の声」2 患者が訴える症状。
じゅうとく【重篤】 病状が非常に重いこと。
しゅうは【秋波】 女性が異性の気をひくためにする色っぽい目つき。流し目。転じて関心を引こうとする文言や仕草をすること。
しゅうびをひらく【愁眉を開く】 心配がなくなって、ほっとした顔つきになる。
しゅうぶん【醜聞】 その人の名誉や人格を傷つけるような、よくないうわさ。男女関係や金銭に関する評判など。スキャンダル。
しゅうめい【襲名】 歌舞伎俳優や落語家などが父や兄、師匠や先代の名前を継ぐこと。
しゅうらん【収攬】 人の心などをとらえて手中におさめること。「人心を―する」。人々の信頼をかちえること。
じゅうりん【蹂躙】 ふみにじること。 暴力・強権などをもって他を侵害すること。
しゅうれん【収斂】 ちぢむこと。ちぢめること。収束。系統の異なる生物が、次第に似た形質をもつように進化すること。
しゅきゅうは【守旧派】(Old Guard)何らかの改革・革新(Reform)の動きに対して、現状維持を望む勢力およびの従来の考えの側の勢力のことをさす。
しゅくあ【宿痾】 前々からかかっていて、治らない病気。
しゅくしゅく【粛々】 (1)しずかなさま。ひっそりとしているさま。 (2)おごそかなさま。
しゅくせい【粛清】 厳しく取り締まって、不純・不正なものを除き、整え清めること 。また不正や反対者を厳しく取り締まること。政治的には、組織の一体性・純粋性を保つ ため、組織内から異分子人物・勢力を排除すること。英語ではパージ
じゅず【数珠】
しゅっしょう【出生】
しゅったい【出来】 (1) 物事が起こること。「大事件 が−する」 (2) 物事ができあがること。完成。 → しゅつらい(出来)
じゅっぺい・じっぺい【恤兵】 軍隊や軍人に対する献金や寄付、またそれらを送ること。戦地に直接届けられるものとしては慰問袋が有名
じゅばく【呪縛】 まじないをかけて動けなくすること。心理的な強制によって、人の自由を束縛すること。
じゅんか【馴化】 ある刺激がくり返し 提示されることによって、その刺激に対する反応が徐徐に見られなくなっていく現象を指す。環境への適応あるいは順応
しゅんきょ【峻拒】 きっぱりと拒むこと。厳しい態度で断ること。
しゅんげん【峻厳】 非常にきびしいこと。また、そのさま。
じゅんこう【巡幸】 天皇が各地をまわること。
しゅんじゅん【逡巡】 決断できないで、ぐずぐずすること。 しりごみすること。ためらい。
じゅんしょく【殉職】 職務を果たそうとして命を失うこと。
しゅんべつ【峻別】 厳しくはっきりと区別すること。
しよう【止揚】 「アウフヘーベン」というドイツ語の訳。対立し合う二物の関係を1つ上の次元へと引き揚げるということがその大枠の意味
じょうい【攘夷】 外国人を撃ち払って国内に入れないこと。
しょうか【昇華】 (sublimation)は元素や化合物が液体を経ずに固体から気体、 または気体から固体へと相転移する現象。
しょうか【昇華】 (心理学)社会的に実現不可能な目標・葛藤や満たす事が出来ない欲求から、別のより高度で社会に認められる目標に目を向け、その実現によって自己実現を図ろうとすること。
じょうかのちかい【城下の盟】 敵に城壁の下まで攻めこまれて、仕方なく結ぶ恥ずべき講和のこと
しょうき【勝機】 戦争・勝負などで、相手を打ち負かせる機会。勝つチャンス。
しょうけい【憧憬】 あこがれること。あこがれの気持ち
しょうけつ【猖獗】 (好ましくないものが)はびこって勢いが盛んであること。
しょうさん【勝算】相手に勝てる見込み。勝ち目。
じょうし【上梓】 《梓(あずさ)の木を版木に用いたところから 》1 文字などを版木に刻むこと。2 書物を出版すること。
しょうじゅつきん【賞恤金】 警察官・自衛官・消防職員などが 殉職または公務で負傷した場合、その功績をたたえて遺族や本人に与えられる金銭。
しょうじょう【霄壌】 《「霄」は空、「壌」は大地の意》天と地。
しょうじょうのさ【霄壌の差】 天と地との隔たりのような、大きな違い。雲泥(うんでい)の差。
しょうじん【精進】 1 雑念を去り、仏道修行に専心すること。 2 一定の期間行いを慎み身を清めること。3 肉食を断って菜食をすること。4 一つのこと に精神を集中して励むこと。一生懸命に努力すること。
しょうすい【憔悴】 心配や疲労・病気のためにやせ衰えること。
じょうせき【定石/定跡】 お互いが最善と考えられる手を行った場合の一連の手のこと。 囲碁・将棋で、昔から研究されてきて最善とされる、きまった石の打ち方(きまった指し方)。 物事をするときの、最上とされる方法・手順
じょうぜつ【饒舌】 やたらにしゃべること。 おしゃべり。
じょうそう【情操】 美しいもの、すぐれたものに接して感動する、情感豊かな心。道徳的・芸術的・宗教的など、社会的価値をもった複雑な感情。
しょうつき【祥月】 死亡した月を 指す。一周忌以後の当月の命日を祥月命日(しょうつきめいにち)
しょうどう【聳動】 驚かし動揺させること。また、恐れ動揺すること。
じょうとう【常套】 きまりきった、または、ありふれたやり方。常套句、常套手段
じょうとうく【常套句】 ある場合にいつもきまって使う文句。決まり文句。
しょうそう【焦燥/焦躁】 いらいらすること。あせること。
しょうとく【頌徳】 徳をたたえること。
しょうにん【上人】 仏教における高僧への敬称。じょうにん
しょうねんば【正念場】 1 歌舞伎・人形浄瑠璃などで、1曲・1場の最も 大切な見せ場。性根場(しょうねば)。 2 真価を表すべき最も大事なところ。ここぞという大切な場面。
しょうびのきゅう【焦眉の急】 非常に差し迫った危険、問題を抱えていることのたとえ。
しょうへい【招聘】 礼を尽くして人を招くこと。
しょうやく【生薬】 植物・動物・鉱物などを、そのまま、または簡単な処理をして医薬品あるいは医薬原料に供するもの。
しょうよう【慫慂】 他の人が勧めてそうするように仕向けること。
しょうよう【逍遥】 1.そこここをぶらぶらと歩くこと。散歩。 2.心を俗世間の外に遊ばせること。悠々自適して楽しむこと。
しょうらい【松籟】 松の梢 (こずえ)に吹く風。また、その音
しょうりょう【渉猟】 1 広くあちこち歩きまわって、さがし求めること。 2 調査・研究などのために、たくさんの書物や文書を読みあさること。
しょうれい【瘴癘】 特殊の気候や風土によって起こる伝染性の熱病。マラリアなど。
しょくしゅ【触手】 1.無脊椎(むせきつい)動物の口の周囲にある小突起。 感覚細胞が多く分布し、触覚や捕食の働きをする。 2. 「触手を伸ばす」欲しいものを得ようとして働きかける。
じょけつ【女傑】 気性・言動などが思い切りがよく、大胆 で、すぐれた働きをする女性。女丈夫(じよじようふ)。
しょくし【食指】 もと、人差し指のこと。なにかに食欲をそそられること、またいろいろな欲望を持つこと。−を動かす。
じょくそう【褥瘡】 床ずれ。
しょこう【曙光】 (1)夜明け方、東の空に見える光。暁光。 (2)暗い状況の中に現れてきたわずかの希望。明るいきざし。
しょし【庶子】 正式な婚姻関係にない両親から生まれた子供のうち、父親に認知された者。妾の子。非嫡出子ともいう。cf.嫡子
しょしゅう【所収】 作品などが、その本や全集に収められていること。
じょせい【女婿・女壻】 娘のむこ。娘の夫。
しらはのや【白羽の矢】 《人身御供を求める神が、その望む少女の家の屋根に人知れずしるしの白羽の矢を立てるという俗説から》多くの中から 犠牲者として選び出される。また、一般に多くの中から特に選び出される。
じりき【自力】
じりき【地力】 その人が持っている本来の力。実力。Cf. ちりょく【地力】
しれつ【熾烈】 《「熾」は火勢の盛んである意》勢いが盛んで 激しいこと。また、そのさま。
しんかん【震撼】 ふるい動かすこと。また、人をふるえあがらせること。
しんかん【宸翰】 天皇自筆の文書のこと。宸筆(しんぴつ)、親翰(しんかん)ともいう。
しんがん【真贋】 本物と、偽物。また、本物か偽物かということ。
しんき【振起】 奮い立つこと。奮い起こすこと。
じんぎ【神器】 ⇒ 三種の神器
しんきん【宸襟】 天子の御心。おおみこころ。「宸襟を悩ます」
しんぎん【呻吟】 (1)苦しんで呻(うめ)くこと。また、その音。 (2)声門を閉めて息を吐く
しんげん【箴言】 戒めの言葉。教訓の意味をもつ短い言葉。格言。
しんし【真摯】 まじめで熱心なこと。
しんし【唇歯】 1 くちびると歯。2 互いに利害関係が密接であること。
しんしゃ【親炙】 親しく接してその感化を受けること。
しんしゃく【斟酌】 (1)相手の事情・心情などをくみとること。 (2)手加減すること。手ごころ。 (3)条件などを考え合わせて,適当に取捨選択すること。 (4)遠慮すること。ためらい。
じんすい【尽瘁】 《「瘁」は病み疲れる意》自分の労苦を顧みることなく、全力を尽くすこと
じんせい【仁政】 恵み深い、思いやりのある政治。
じんぜん【荏苒】 なすことのないまま 歳月が過ぎるさま。また、物事が延び延びになるさま。
しんとう【神道】 日本の宗教。山や川などの自然や自然現象、また神話に残る祖霊 たる神、怨念を残して死んだ者などを敬い、それらに八百万の神を見いだす多神教。
しんねん【軫念】【宸念】 @ 天子が心を痛め,心配すること。 A 天子の心。
しんぴょうせい【信憑性】 情報や証言などの、信用してよい度合い。
しんらつ【辛辣】 言葉や表現が非常に手厳しいこと。
すいか【誰何】 相手が何者かわからないときに、呼びとめて問いただすこと。
すいこう【推敲】 文章を何度も練り直すこと。 唐代、都の長安に科挙(官吏の登用 試験)を受けるためにはるばるやってきた賈島は、乗っているロバの上で詩を作っていた 。その途中、「僧は推す月下の門」という一句を口ずさんでから、「推す」のほかに「敲く」どちらがよいか悩む。
すいぜん【垂涎】食べたくてよだれを垂らすこと。ある物を手に入れたいと熱望すること。「―の的」
すいぜんのまと【垂涎の的】 何としてでも手に入れたいと思うほどの貴重なもの。
すいたい【推戴】 おしいただくこと。会長や代表者など団体の長として上に立てること。
ずいどう【隧道】「トンネル」
すいばん【推挽/推輓】 《「推」は車を押す、「挽・輓」 は車を引く意》人を、ある地位や役職に推薦したり引き上げたりすること。
すうせい【趨勢】 ある方向へと動く勢い。社会などの、全体の流れ
すき【数寄】 茶の湯を意味する言葉。平安時代には,〈好く〉の連用形である〈好き〉は色好み,あるいは風流文雅を好むこと,の意味であった。鎌倉時代に入ると,色好みとは区別して〈数寄〉という文字が使われるようになったが,それはもっぱら歌道の風流を意味する語として用いられていた。
ずさん【杜撰】 1 詩や文章に、典拠の確かでないことを書くこと。また 、その詩文。2 物事がいいかげんで、誤りが多いこと。
すんてつひとをさす【寸鉄人を刺す】 小さな刃物で人を殺す。ごく短い言葉で人の急所をつく。
ぜいげん【贅言】 むだなことを言うこと。余計な言葉。
せいこく【正鵠】をい【射】る 物事の急所・要点を正しくおさえる。的をついている。核心をついている。
せいさつ【省察】 自分自身をかえりみて、そのよしあしを考えること。「しょうさつ」とも
ぜいじゃく【脆弱】 もろくて弱いこと。また、そのさま。
せいじょうせいばいあす【正常性バイアス】 「自分に被害は及ばない」と思い込もうとする心理が働くこと。正常化の偏見。
せいせい【斉正】 整える。
せいそ【清楚】 清らかですっきりとしたさまを指す。
せいそう【凄愴】【悽愴】 非常にいたましい、悲惨な様子を意味する語。
せいちゅう【掣肘】 ひじを引っぱる意、わきから干渉して、自由な行動を妨げること
せいてんのへきれき【青天の霹靂】 《晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。「晴天の霹靂」と書くのは誤り。
せいひつ【静謐】 1 静かで落ち着いていること。また、そのさま。 2 世の中が穏やかに治まっていること。また、そのさま
せいひん【清貧】 私欲をすてて行いが正しいために、貧しく生活が質素であること。
せきがく【碩学】 修めた学問の広く深いこと。また、その人。
せきしょう【夕照】 夕焼け。夕映え。夕日。
せきへい【積弊】 長い間に積もり重なった弊害。また、積年の疲れ。
せきりょう【寂寥】 心が満ち足りず、もの寂しいこと。「―感」。ひっそりとしてもの寂しいさま。
ぜげん【女衒】 主に若い女性を買い付け、遊郭などで性風俗関係の仕事を強制的にさせる人身売買の仲介業である。芸娼妓周旋人。
せしゅう【世襲】 特定の地位(官位や爵位など)や職業、財産等を、子孫が代々承継すること。
せじょう【施錠】 錠に鍵をかけること。
ぜっか【舌禍】 自分の言論が法律・道徳などに反していたり、他人を怒らせたりしたために受けるわざわい。
せっかん【折檻】 厳しくしかるなどの意味で使われてきたが、もともとは、忠臣が皇帝の怒りに触れてもなお宮殿の檻(てすり)にしがみついて諫言(かんげん)を続け、檻が折れた故事からきている。
せっけん【席巻/席捲】 《「戦国策」楚策から》むしろを巻くように領土を片端から攻め取ること。はげしい勢いで、自分の勢力範囲をひろげること。
ぜっけん【舌剣】 1 鋭い言葉を剣にたとえていう語。2 害意のある言葉を剣にたとえていう語。
せっしょう【殺生】 1 生き物を殺すこと。仏教では 最も重い罪の一つとされる。 2 むごいこと。また、そのさま。残酷。
せっしょう【摂政】 1 君主に代わって政治を執り行うこと。また、その人。2 昔、天皇が幼少または女帝などのとき、代わって政治を行うこと。また、その職。
せつじょく【雪辱】 恥をすすぐこと。特に、競技などで負けたことのある相手を破って名誉を取り戻すこと。
せっそく【拙速】 できはよくないが、仕事が早いこと。また、そのさま。⇔ 巧遅(こうち)。
せっちゅう【折衷/折中】 いくつかの異なった考え方のよいところをとり合わせて、一つに まとめ上げること。「両者の意見を―する」「和洋―」「―案」
せっちょ【拙著】 つたない著作。自分の著作をへりくだっていう語。
せつなてき【刹那的】 ほんの一瞬である様子。瞬間的。「刹那的な快楽」などと、目の前の喜びを求める意味で使うことが多い。
ぜっぽう【舌鋒】 言葉つきの鋭いことを、ほこさきにたとえていう語。
せりふ【台詞、科白】
せんえつ【僭越】 自分の地位や立場を越えて出過ぎたことをすること。また、そのさま。
せんえん【遷延】 のびのびになること。また、のびのびにすること。「―策」
せんか【泉下】 黄泉(こうせん)の下。死後の世界。あの世。
せんさく【詮索】 細かい点まで調べ求めること。
せんしゅ【僭主】 1 身分を越えて君主の称号をとなえる者。2 古代 ギリシャのポリスで、非合法手段によって政権を握った独裁者。貴族制から民主制への 過渡期に出現。アテネのペイシストラトスなど。タイラント。
せんしょう【僭称】 身分を越えた称号を勝手に名乗ること。 また、その称号。
せんじょう【扇情/煽情】 人の感情や欲望をあおること。
せんじょう【僭上】 1 身分を越えて出過ぎた行いをすること。「僭上な振る舞い」 2 分を過ぎたぜいたくをすること。
ぜんじょう【禅譲】 天子がその位を世襲によらず、徳のある者に譲ること。天子に限らず、比喩的に地位を平和裏に譲ること。
せんそ【践祚】 天子の位を受け継ぐこと。(先帝の崩御あるいは譲位によって行われる。)
せんだち【先達】→せんだつ【先達】
せんだつ【先達】 「せんだち」とも。 1 他の人より先にその分野に進み、業績・経験を積んで他を導くこと。また、その人。先輩。 2 山伏や一般の信者が修行のために山に入る際の指導者。 3 道などを案内すること。案内人。また、指導者。
せんと【遷都】 都(みやこ)を他所へうつす(遷す)こと、都を替えること
せんべん【先鞭】 (好敵手、祖逖(そてき)が、自分より先に馬に鞭打って功名をあげはせぬかと劉が気づかったことから 人より先に物事に手をつけること。
せんめい【闡明】 はっきりしなかった筋道や道理などを明らかにすること。
せんめつ【殲滅】 すっかり滅ぼすこと。皆殺しにすること。
せんもう【譫妄】 錯覚や幻覚を伴い、しばしば興奮状態を呈する意識障害の一種。
せんよう【宣揚】 広く世の中にはっきりと示すこと。
せんりょう【選良】 選ばれた優秀な人々。エリートの訳語。国会議員のことを指す場合もある。
ぞうけい【造詣】 学問・芸術・技術などについての深い知識やすぐれた技量のこと。「造詣が深い」
そうこ【蒼古】 古びていて深みがあるさまのこと。古めかしい中に 深い趣のあるさま。
そうこうのつま【糟糠の妻】 貧しいときから苦労をともにしてきた妻を、富貴になってからも大事にして見捨てない。
そうこく【相克/相剋】 対立・矛盾する二つのものが 互いに相手に勝とうと争うこと。
そうさい【相殺】 貸し借り・損得など相反するものが打ち消しあって、互いに差し引きして、帳消しにすること。
ぞうじょうまん【増上慢】 1 仏語。未熟であるのに、仏法の悟りを身につけたと誇ること。2 自分を過信して思い上がること。
そうぞく【宗族】 中国の父系の同族集団。 同祖,同姓であり,祭祀を共通にし,同姓不婚の氏族外婚制をたてまえとするもの。
そうそん【曽孫】 ひまご
そうそん【惣村】 中世日本における百姓の自治的・地縁的結合による共同組織(村落 形態)を指す。
ぞうとく【蔵匿】 1 人に見つからないように隠すこと。隠匿。 2 犯人や逃走者をかくまって、捜査機関による発見を妨げること。
ぞうはん【造反】 (中国語)本来は反権力の謀反,反逆をいう。逆らって騒ぐという日常語でもある。
そうめい【聡明】 1 《「聡」は耳がよく聞こえること、「明」は 目がよく見えること》物事の理解が早く賢いこと。また、そのさま。 2 神に 供える餅(もち)・きびなど。
そうゆう【争友・諍友】 忠告をしてくれる友人。よく意見をしてくれる友
そうりょう【惣領/総領】 跡取り、家督相続予定者のこと。
そうろ【草廬】 1 草ぶきの粗末な家。 草庵 そうあん 。 2 自分の住居をへりくだっていう語。
そかい【租界】 中国の開港都市において、外国人がその居留地区の警察・行政権を掌握した組織および地域。
そきゃく【阻却】 しりぞけること。さまたげること。 いほうせいそきゃく【違法性阻却】 違法と推定される行為について、特別の事情があるために違法性がないとすること。違法性を阻却しない=違法性がなくならない。
そくいんのじょう【惻隠の情】 他人のことをいたましく思って同情する心。哀れに思う気持ち。可哀想であると感じる心持ち。
そくげん【塞源】 弊害などの生じる根本の原因をなくすこと。「抜本—」
そご【齟齬】 物事がうまくかみ合わないこと。食い違うこと。ゆきちがい。
そしゃく【咀嚼】 1 口の中で食べ物をよくかみ砕き、味わうこと。2 言葉や文章などの意味・内容をよく考えて理解すること。
そじょう【俎上】 まないたの上。俎上に載せる=ある物事や人物を問題として取り上げ、いろいろな面から論じたり批評したりする。
そすい【疎水/疏水】 潅漑や舟運のために、新たに土地を切り開いて水路を設け、通水させること。
そせい【蘇生/甦生】 一度死亡した、あるいはそれに類する状態になった人間が 再び生命を取り戻すこと。
そだ【粗朶】 雑木(ぞうき)の枝を束ねたもの。
そつい【訴追】 1 検察官が刑事事件について公訴を提起し、それを遂行すること。2 弾劾の申し立てをして裁判官・人事官の罷免を求めること。3 検事総長などが司法警察職員に対する懲戒処分を求めること。
そほうか【素封家】 大金持ち。財産家。農家、商家など、俸祿を受けていない財産家。財産のある者は、封土がなくても、利息、年貢などが入ってくる。そのために、封土、領土を持っている大名のような生活を楽しめる。
「素」は、持たないこと。「封」は領地。領地から租税を取って生活すること。
そめい【疎明/疏明】 1 いいわけ。弁明。2 確信ではなく、確からしいという推測を裁判官に生じさせる当事者の行為。
そろう【疎漏/粗漏】 大ざっぱで、手落ちがあること。
そんたく【忖度】 他人の心をおしはかること。推察。
そんぱい【存廃】 存続と廃止。そのままにしておくこととなくすこと。
そんぷうし【村夫子】 「そんふうし」とも。村の学者。田舎の先生。また 、見識の狭い学者をあざけっていう。
たいえい【退嬰】 しりごみして、ひきこもること。進んで新しいことに取り組もうとする意欲に欠けること。
だいか【台下】 1 高殿の下。楼下。2 身分の高い人を敬っていう語。 閣下。3 手紙の脇付(わきづけ)の一。相手に対する敬意を表す。
だいごみ【醍醐味】 物事の本当の面白さ。深い味わい。神髄。もと、バターやチーズなどの 乳製品の味のこと。
たいじ【対峙】1 山などが、向かい合ってそびえること。2 対立する者どうしが、にらみ合ったままじっと動かずにいること。
たいせい【退勢/頽勢】 勢いが衰えること。衰退の形勢にあること。衰勢。
だいしんさい【大震災】
たいそう【大宗】 物事の初め。おおもと。また、ある分野での権威ある大家。
たいそうのれい【大喪の礼】国の儀式として行われる天皇の葬儀。
たいと【泰斗】「泰山(たいざん)北斗(ほくと)」の略 その道で最も権威のある人。大家。
たいとう【擡頭・台頭】[1]頭を持ち上げること 。あるものの勢力が伸び、進出すること。[2]上奏文などの中で、高貴の人に関した語を書く時、敬意を示すため行を改め、ほかよりも高く書くこと。
たいはい【退廃/頽廃】 衰えてすたれること。くずれ荒れること。
たいまつ【松明】
たおやか【嫋やか】 (撓)1 姿・形がほっそりとして動きがしなやかなさま。 2 態度や性質がしとやかで上品なさま。
だかん【兌換】 1 とりかえること。ひきかえること。2 銀行券や政府紙幣を正貨と引き換えること。
だき【唾棄】 つばを吐きすてること。転じて、非常に軽蔑して嫌うこと。「唾棄すべき行為」
だし【山車】 祭屋台(まつりやたい)のこと。祭の際に使われる出し物。豪華な 装飾が施されていることが多い。神幸祭などの行事では、この山車が町の中をねり歩き行列となる事もある。
たっけい【磔刑】 磔(はりつけ)。罪人を板や柱などに縛りつけ、槍などを用いて殺す公開処刑の刑罰のこと。
だっこう【脱稿】 原稿を書きおえること。
たっちゅう【塔頭】 禅宗寺院で、祖師や門徒高僧の死後その弟子が師の徳を慕い、大寺・名刹に寄り添って建てた塔(多くは祖師や高僧の墓塔)や庵などの小院。
たの【恃】む 当てにする (cf.頼む 一般的 依頼、協力を頼む、出前を頼む、弁護士に頼む)
たば【詐】かる
だび【荼毘】 死体を焼いて弔うこと。火葬。
だほ【拿捕】 捕らえること。特に、軍艦などが他国の船舶などをその支配下におくこと。
矯めつ眇めつ(ためつすがめつ) あるものを、いろいろの方面からよく見るようす。
だんがい【弾劾】 法令により特別に身分を保障された公務員に職務違反や非行があった場合に、議会その他の国民代表機関の訴追を受けて、他の国家機関が審議して 当該公務員を罷免または処罰する手続き。
たんかをきる【啖呵を切る】 歯切れのよい口調で勢いよくましくたてたり、相手をやりこめたりすること。
たんげい【端倪】 「端」ははじめ、「倪」はおわりの意。 1 物事の初めと終わり。事の始終。 2 物事の本と末、終わりと始めを推しはかること。あらかじめ予想すること。「端倪すべからず」は、はかり知ることができない、真相が容易につかめない意。
だんこ【断固/断乎】 周囲の状況や意見に左右されないさま。態度などがきっぱりとしているさま。
たんしん【誕辰】 誕生日。
たんでき【耽溺】 一つのことに夢中になって、他を顧みないこと。多く不健全な遊びにおぼれることにいう。
たんび【耽美】 美を最高の価値として、ひたすらその世界に心を傾け陶酔すること。
たんぺいきゅう【短兵急】 1 だしぬけであるさま。ひどく急なさま。
ちぐ【痴愚】 1 愚かなこと。また、その人。 2 精神遅滞の中等度のもの。
ちけん【治験】 医薬品もしくは医療機器の製造販売に関して、薬事法上の承認を得るために行われる臨床試験のこと。元々は、「治療の臨床試験」
ちけん【知見/智見】 1 実際に見て知ること。また、見聞して得た知識 。「―を広める」2 見解。見識。「―を異にする」3 (智見)仏語。事物に対する正しい認識。
ちしつ【知悉】知り尽くすこと。詳しく知ること。
ちせつ【稚拙】 幼稚で未熟なこと。
ちっきょ【蟄居】 中世から近世(特に江戸時代)武士または公家に対して科せられた刑罰のひとつで、閉門の上、自宅の一室に謹慎させるもの。幕府や領主などから命じられて行う場合と、命じられる前などに自発的に自宅に謹慎する場合もあった。
ちにちは【知日派】 日本の社会・文化などに対して深い 理解を持つ言動を行う外国人を指す言葉である。一般に「親日」とは区別され、対日強硬派の知日家もありうる。
ちゃばん【茶番】1 客のために茶の用意や給仕をする者。 2 こっけいな即興寸劇。3 底の見えすいた、下手な芝居。
ちゅうきん【鋳金】 金属を鎔解し、鋳型【いがた】に注入して器物を鋳造する金工技法であり、鋳造ともいわれ、それによってできたものを鋳物という。
ちゅうしょう【中傷】 根拠のないことを言いふらして、他人の名誉を傷つけること。
ちゅうじょ【忠恕】 自分の良心に忠実であることと、他人に対する思いやりが深いこと。
ちゅうたい【紐帯】 1 ひもとおび。転じて、二つのものをかたく結びつけるもの。 2 血縁・地縁・利害関係など、社会を形づくる結びつき。
ちゅうちょ【躊躇】 あれこれ迷って決心できないこと。 ためらうこと。
ちゅうてん【冲天】 天にのぼること。空高くあがること。多く,人の勢いなどが非常に強いこと。
ちゅうよう【中庸】 1 かたよることなく、常に変わらないこと。 過不足がなく調和がとれていること。また、そのさま。
ちょうあい【寵愛】 上の人が下の者を非常にかわいがること。
ちょうかい【懲戒】 不正または不当な行為に対して制裁を加えるなどして、こらしめること。
ちょうこう【朝貢】 主に前近代の中国を中心とした貿易の形態。中国の皇帝に対して周辺国の君主が貢物を捧げ、これに対して皇帝側が恩賜を与えるという形式を持って成立する。「冊封」参照
ちょうこうぜつ【長広舌】 「広長舌」の変化した語。よどみなく長々としゃべりつづけること
ちょうこく【肇国】 新しく国家をたてること。建国。
ちょうじ【寵児】 特別にかわいがられる子供。世間にもてはやされる人。
ちょうしょう【嘲笑】 あざけり笑うこと。あざわらうこと。相手を見下したりばかにしたりした笑い。
ちょうしょう【弔鐘】 死者をいたんで打ち鳴らす鐘。
ちょうず【手水】 神社や寺院で、参拝前に手を清める水。
ちょうせい【長逝】 死ぬこと。永眠。逝去。
ちょうそ、じゅうそ【重祚】 一度退位した天皇が再び位に就くこと。 再祚、復祚とも。
ちょうび【掉尾】 尾を振る意。慣用読みで「とうび」とも。物事が、最後になって勢いの盛んになること。また、最後。「―を飾る」
ちょうもんのいっしん【頂門の一針】 《頭の上に1本の針を刺す意から》人の急所をついて強く戒めること。また、急所を押さえた教訓。
ちょうよう【重用】 その人を重んじて、重要な役に用いること。
ちょうらく【凋落】1 花や葉がしぼんで落ちること。2 おちぶれること。落魄。3 容色などが衰えること
ちょうりゃく【調略】 はかりごとをめぐらすこと。計略。主に政治的工作の総称を指す。
ちょうりょう【跳梁】 おどりはねること。はねまわること。反徒悪人などが勢力を伸ばし,好き放題なふるまいをすること。
ちょうろう【嘲弄】 ⇒揶揄(やゆ)
ちょくせつ【直截】 1 すぐに裁断を下すこと。2 まわりくどくなく、ずばりと言うこと。
ちょっかん【勅勘】 天皇から受けるとがめ。勅命による勘当。
ちりょうち【致良知】 中国の明のときに王守仁がおこした学問である陽明学の実践法の一つ。人間は、生まれたときから心と体(理)は一体であり、心があとから付け加わったものではない。その心が私欲により曇っていなければ、心の本来のあり方が理と合致する。王守仁は、実践に当たって私欲により曇っていない心の本体である良知を推し進めればよいと主張した。(Wikipediaから)
ちりょく【地力】 その土地が作物を生育させることのできる能力 。土地の生産力。cf.じりき【地力】
つうちょう【通牒】 1 書面で通知すること。 また、その書面。2 「通達1」の旧称。3 国際法上、国家の一方的意思表示を内容とする 文書。「最後―をつきつける」
つうてい【通底】 ある事柄や思想などがその基本的な ところで他と共通性を有すること。
つうどく【通読】 始めから終わりまで読み通すこと。 ひととおり目を通すこと。
つうば【痛罵】 (スル)手ひどくののしること。痛烈に非難すること。
つかぬこと【付かぬ事】 それまでの話とは関係のないこと。だしぬけのこと。
つちけいろ【土気色】 土のような色。おもに血の気がなく、青黒い顔色のことをいう。
つつもたせ【美人局】 夫婦で打ち合わせた上で妻が他の男と会い、妻とその男が性的関係を持った(又は持ちそうになった)ことを言いがかりに夫が男から金銭をゆすることです。(男女の共謀であれば夫婦以外でも使われる)
つぶより【粒選り】 多くの中から選ばれた、特に優れたもの。よりぬき。
つらいち【面一】 二つの面の間に段差が無くフラットな状態のこと。
つりがき、つりしょ【釣書】 縁談(お見合い)の時にお互いで取り交わす自己紹介(プロフィール)を載せた書面のこと。 身上書
つわぶき【石蕗】
ていきん【庭訓】 (孔子が、庭を走る子を呼びとめて詩と礼を学ぶべきことを教えたという「論語」の故事から) 家庭内で子に教育すること。有識者が作法を教え指導すること。また、親が子に与える教訓。
ていすう【定数】
ていだん【鼎談】 3名による座談会のこと。三人が向かい合って話をすること。
てきがいしん【敵愾心】 敵に対して抱く憤りや、争おうとする意気込み。「―を燃やす」
てっつい【鉄鎚/鉄槌】 1 大形のかなづち。ハンマー。2 厳しい命令・制裁のたとえ。鉄鎚を下す=厳しい制裁を加える。
てはず【手筈】
てらう【衒う】 自分の学識・才能・行為などを誇って、言葉や行動にちらつかせる。ひけらかす。
てん【恬】 気にかけないで平然としているさま。 恬(てん)として恥じない=ほかの人が恥ずかしいと思う事でも、なんとも思わず平気でいる様子
てんけん【天譴】 天の譴責、すなわち天罰のこと。天譴論
てんこく【篆刻】 印章を作成する行為である。中国を起源としており、主に篆書を印文に彫ることから篆刻というが、その他の書体や図章の場合もある。また金属(銅・金 など)を鋳造して印章を作成する場合も篆刻という。
てんぜん【恬然】 物事にこだわらず平然としているさま。
てんたん【恬淡】 欲が無く、物事に執着しないこと。また、そのさま。
てんちゅう【天誅】 神などの人間を超越した存在が、悪行を行った人間に対して誅伐を下すこと。天罰。
てんのうざん【天王山】 勝負を決める大事な局面。勝敗の分岐点。
てんまつ【顛末】 「顛(いただき)」から「末(すえ)」までの意。事の最初から最後までの事情。一部始終。−書。
てんゆう【天祐】【天佑】 思いがけない幸運、天の助けのこと。
てんらい【天籟】 1 天然に発する響き。風が物に当たって鳴る音など。2 詩文の調子が自然で、すぐれていること。絶妙の詩文。
とうあん【档案】 中国における歴代政権の公文書。档子(とうし)ともいう。特に中華人民共和国では国家による国民管理を目的に作成される個人の経歴、思想等の調査資料を収集した秘密文書「人事档案」を示す。
とうかい【韜晦】 自分の本心や才能・地位などをつつみ隠すこと。身を隠すこと。
とうかくをあらわす【頭角を現す】 才能・技量などが、周囲の人よりも一段とすぐれる。
どうかつ【恫喝】 人をおどして恐れさせること。脅し。
とうかん【等閑】 物事を軽くみて、いいかげんに扱うこと。なおざり。
とうかんし【等閑視】 いいかげんに扱って、放っておくこと。 なおざりにすること。
どうきん【同衾】 二人以上の人間が同じ寝具で寝ること。 男女がいっしょに寝ることの意味でも使われることが多い
とうげんれい【登舷礼】 艦艇礼式の一。貴賓の送迎や遠航の軍艦、また特別の出入港に際して、乗員すべてを艦の両舷に整列させて敬意を表するもの。
とうこう【投降】 戦うことをやめて、降参すること。
どうこく【慟哭】 悲しみのあまり、声をあげて泣くこと
とうこん【闘魂】 あくまでたたかおうとする意気込み。闘争精神。
とうすい【統帥】 軍隊を統率し指揮すること。
とうすいけん【統帥権】 大日本帝国憲法下における軍隊を指揮監督する最高の権限(最高指揮権)をいう。
とうさく【倒錯】 (スル)さかさになること。また、さかさにすること。 特に、本能や感情などが、本来のものと正反対の形をとって現れること。
とうじん【蕩尽】 財産などを使い果たすこと。
とうた【淘汰】 1 水で洗ってより分けること。 転じて、不必要なもの、不適当なものを除き去ること。2 環境に 適応した生物が子孫を残し、他は滅びる現象
とうつう【疼痛】 痛みを意味する医学用語
とうび【掉尾】⇒ちょうび【掉尾】
どうもく【瞠目】 驚いたり感心したりして、目をみはること。
どうもと【胴元】 サイコロ博打などの親。賭場を開帳して、寺銭をとる者。胴親。物事を締めくくる人。元締め。
とうや【陶冶】 「人間形成」のこと。人の性質や能力を円満に育て上げること。
とうれい【冬麗】 冬の晴れた日のうらうらと暖かい日のこと。
とくちしゅぎ【徳治主義】 徳のある統治者がその持ち前の徳をもって人民を治めるべきであるとした孔子の統治論に由来する儒教の政治理念。
とくめい【匿名】 何らかの行動をとった人物が誰であるのかがわからない状態を指す。自分の実名・正体を明かさないことを目的とする。
とじ【刀自】 《「戸主(とぬし)」の意》 1 年輩の女性を敬愛の気持ちを込めて呼ぶ称。名前の下に付けて敬称としても用いる。 2 一家の主婦。
とたん【塗炭】 泥にまみれ火に焼かれること。転じて、ひどい苦痛。きわめて辛い境遇。塗炭の苦しみをなめる
どっかい【読解】 読み解く(文章などを見て、その内容を理解する)ことである。「−力」
とっぴ【突飛】 並み外れて風変わりなさま。また、あまりにも思いがけないさま。奇抜。
とつべん【訥弁】 話し方がなめらかでないこと。また 、そのさま
どとう【怒涛】 荒波・荒れ狂う波・山のような波
とれつ【堵列】 大勢の人が垣のように横に並んで立つこと。
とんこれら【豚コレラ】
とんざ【頓挫】 1 勢いが急に弱まること。また、計画や事業 などが途中で遂行できなくなること。2 文章や演説の調子が急に変わること。
とんじ【遁辞】 言い逃れの言葉。逃げ口上。
とんちゃく【頓着】深く心にかけること。気にすること。懸念。心配。
どんらん【貪婪】 ひどく欲が深いこと。貪欲
ないこう【内訌】 内部の乱れ。内部の騒ぎ。うちわもめ。内紛。
なかたがい【仲違い】 仲が悪くなること。「友人と仲違いする」などと使う。
なぎなた【長刀/薙刀】
なこうど【仲人】 人同士の間に入り、人間関係を仲立ちする役割の人。特に男女の間で結婚の仲立ちをする人を指すことが多い。
なりきん【成金】 急に大金持ちになることや、急にお金持ちになった人のこと。にわかに大金持ちとなり浪費する者を揶揄(やゆ)する言葉 。
なんきん【軟禁】 外出の自由を奪うものの、監禁のように被拘束者の行動の自由を完全に奪うものではないものを指す。
なんしょく【難色】 不承知らしいようす。また、非難するような顔つき。
にいなめさい【新嘗祭】(しんじょうさい) 宮中祭祀のひとつ。大祭。 収穫祭にあたるもので、11月23日に、天皇が五穀の新穀を天神地祇(てんじんちぎ)に 進め、また、自らもこれを食して、その年の収穫に感謝する。
にんきょう【任侠】 本来仁義を重んじ、困っていたり苦しんでいたりする人を見ると放っておけず、彼らを助けるために体を張る自己犠牲的精神をさす語。仁侠(じんきょう) 、義侠心(ぎきょうしん)、侠気(きょうき)、男気(おとこぎ)などともいう。
にんじょう【刃傷】 刃物で人を傷つけるような争いや、騒ぎ
ぬえ【鵺】 日本に伝わる伝説上の怪物である。サルの顔、タヌキの胴体、トラの手足を持ち、尾はヘビ。文献 によっては胴体については何も書かれなかったり、胴が虎で描かれることもある。
ツグミ科の鳥トラツグミの別称
ぬれぎぬ【濡れ衣】 「根も葉もない噂」や「無実の罪」
ねぎ【禰宜】 神職の職称(職名)の一つである。宮司を補佐する者。通常1神社に1名。
神職の名称の一つで,神職の総称としても用いる。もっぱら,祭祀に従事する。(1) 神社に奉職する神職の
総称。古くは神主と祝(はふり)の間に位置したが,現在の職制では宮司・権宮司の下に 置かれる。 (2) 伊勢神宮において少宮司の下に置かれている職。
ねぐら【塒】 《「寝座(ねぐら)」の意》1 鳥の寝る所。巣。とや。 2 人の寝る場所。また、自分の家
ねつぞう【捏造】 事実でないことを事実のようにこしらえること。でっち上げること。
ねんとうにおく【念頭に置く】 常に心にかける。いつも忘れないでいる。
のうり【能吏】 政治的手腕、行政的手腕に優れた人物を指す。事務処理にすぐれた役人。有能な役人。
のだて【野点】 屋外で茶または抹茶をいれて楽しむ茶会のこと。
のろける【惚気る】 1 自分の配偶者や恋人などとの 仲を人前で得意になって話す。 2 色情におぼれる。女性にひかれて甘くなる。
のわき【野分】 二百十日・二百二十日前後に吹く暴風のこと。台風の古称。
ばいえん【煤煙】 石炭など物の燃焼に伴って発生する煙と煤(すす)のこと。
はいかいみ【俳諧味】 俳諧がもっている風趣・味わい。脱俗・ 風流・飄逸 (ひょういつ) ・洒脱 (しゃだつ) などの傾向を特色とする。
はいき【拝跪】 ひざまずいておがむこと。
はいさつ【拝察】 推察することをへりくだっていう語。
はいたい【胚胎】 1 みごもること。はらむこと。2 物事の起こる原因やきざしが生じること
はいはん【背反/悖反】 1 相いれないこと。食い違うこと。「二律―」2 従うべきものにそむくこと。違背。「命令に―する」
はいみ【俳味】 類語。俳諧的な味わい。俳諧味。
はき【覇気】 1 物事に積極的に取り組もうとする意気込み。 2 人の上に立とうとする強い意志。野心。野望。
はくじょう【白杖】
はくせき【白皙】 皮膚の色の白いこと。「―の美男」
はくそう【博捜】 資料・文献などを広範囲にわたってさがし求めること。
ばくち【博打/博奕】 《「ばくうち」の音変化》1 賽(さい)・花札・トランプ などを用い、金品をかけて勝負を争うこと。賭博(とばく)。ばくえき。「―を打つ」2 偶然の 成功をねらってする危険な試み。
はくちゅう【伯仲】 1 兄と弟。長兄と次兄。 2 力がつりあっていて優劣のつけがたいこと。「実力が―する」
はくび【白眉】 中国の故事成語のひとつ。意味は兄弟の中で最も優れている者。また広くは 多くの中で最も優れている者を指す。
はくひょう【薄氷】 薄く張った氷。うすごおり。薄氷を履む《「詩経」小雅 ・小旻から》非常に危険な状態に臨むことのたとえ。
はくらく【伯楽】 《中国の天馬を守る星の名から》中国周代の、馬を 見分ける名人。姓は孫、名は陽。1 馬の素質の良否をよく見分ける人。また、牛馬の 病気を治す人。2 人物を見抜き、その能力を引き出し育てるのがじょうずな人。
ばくりょう【曝涼】 夏、または秋の天気のよい乾燥した日を選んで衣類・書籍などを日にさらし風を通して、かびや虫のわくのを防ぐこと。 虫干し。
はけん【覇権】 ヘゲモニー(hegemony)。特定の人物または集団が長期にわたってほとんど不動とも思われる地位あるいは権力を掌握すること。
はつぎ/ほつぎ【発議】 1 会議の席で意見などを言い出すこと。2 議員が議案を議院に提出して審議を求めること。
ばっこ【跋扈】 (悪いものが)思うままに勢力を振るうこと。
はっこう【薄幸/薄倖】 幸せに恵まれないこと。
ばってき【抜擢】 多くの人の中から特に選び出してある役目につけること。
ばんきこうろんにけっすべし【万機公論に決すべし】 「五箇条の御誓文」第一条にある言葉。天下の政治は世論に従って決定すべきである。
ばんきょ【蟠踞】 [1] しっかりと根を張って動かないこと。一帯に勢力を張って、そこを動かないこと。 例) 巨木が蟠踞する丘 [2] わだかまること。 例) 胸中に蟠踞する妻への疑念
はんじょうをいれる【半畳を入れる】 芝居で見物人が役者の芸に不満なとき、敷いている 半畳を舞台に投げ入れる。転じて、他人の言動に非難やからかいの言葉をかける
ばんせつ【晩節】 1 人生の終わりのころ。晩年。2 晩年の節操。
はんちゅう【範疇】 同じ性質のものが属する部類。部門。領域。カテゴリー。
はんと【版図】 「版」は戸籍、「図」は 地図の意。一国の領域。領土。また一般に、勢力範囲。
はんどく【繙読】 書物をひもといて読むこと。
はんぺい【藩屏】 1 垣根。垣。防備のための囲い。藩籬 (はんり)。2 守護するもの。特に、王家を守護するもの。藩翰 (はんかん) 。藩籬 (はんり)。3 直轄の領地。
はんもん【煩悶】 いろいろ悩み苦しむこと。苦しみもだえること。
ひいき【贔屓】 自分の気に入った者に対して肩入れし、援助すること。
ひえき【裨益】 助けとなり、役立つこと。
ひき【避諱】 目上の者の諱(いみな)を用いることを忌避する、中国など東アジアの漢字文化圏にみられる慣習である。⇒諱(いみな)参照
ひきだし【抽斗】
ひきょう 《本来は「比興」で「卑怯」は当て字か》 勇気がなく、物事に正面から取り組もうとしないこと。正々堂々としていないこと。
ひそう【悲壮】 悲しい中にも雄々しくりっぱなところがあること。
ひぞく【匪賊】 集団をなして、掠奪・暴行などを行う賊徒。政府に敵対する盗賊集団。
ひそみ【顰み】 眉間 (みけん) にしわを寄せ顔をしかめること。 顰みに倣う《「荘子」天運から》善し悪しも考えずに、やたらに人のまねをする。また、他人 にならって物事をするのを謙遜していう言葉。
びたい【媚態】 男にこびるなまめかしい女の態度。また、人にこびへつらい取り入ろうとする態度。
ひっきょう【畢竟】 「畢」も「竟」も終わるの意 1究極。絶対。最終。2 その物事や考えをおし進めて最後に到達するところは。結局。要するに。
ひつじょう【必定】 そうなると決まっていること。 必ずそうなると判断されること。
ひっせい【畢生】 一生を終わるまでの期間。一生涯。終生。「―の大事業」「―の大作」
ひっそく【逼塞】 1 落ちぶれて世間から 隠れ、ひっそり暮らすこと。 2 江戸時代の武士や僧侶に科された刑罰の一つ。門を閉ざして昼間の出入りを許さないもの。
ひっぱく【逼迫】 1 行き詰まって余裕のなくなること。事態が差し迫ること。2 苦痛や危難が身に迫ること。
ひとしお【一入】 1 ほかの場合より程度が一段と増すこと。いっそう。ひときわ。2 染め物を染め汁の中に1回つけること。
ひはい【疲憊】 疲れ果てて弱ること。疲労困憊(ひろうこんぱい)。
ひほ【裨補】 欠けているところを助け補うこと。−する
ひぼう【誹謗】 他人を悪く言うこと。そしること。
びほうさく【弥縫策】 一時のがれにとりつくろって間に合わせるための方策。
びまん【弥漫/瀰漫】 一面に広がり満ちること。 はびこること。
ひめん【罷免】 公務員を本人の意思に反して辞めさせること。Cf.解雇
ひやく【秘鑰】 秘密の鍵。また、秘密・謎 (なぞ) などを明らかにする隠された手段。秘鍵 (ひけん)
びゅうけん【謬見】 まちがった考えや見解。
びゅうろん【謬論】 誤った議論。
ひょうぐし【表具師】 表具(ひょうぐ)とは、布や紙などを張ることによって仕立てられた巻物、掛軸、屏風、襖、 衝立、額、画帖などのことで、それらを仕立てることを表装(ひょうそう)と称する。表具師は表装を職業としている人。
ひょうせつ【剽窃】 他人の作品・学説などを自分のものとして発表すること。パクリ(俗)
びょうそう【病巣】 からだの、病的変化の起こっている箇所。
ひょうそく【平仄】 1 漢字の平声 (ひょうしょう) と仄声 (そくせい) 。→四声 2 漢詩の近体詩における、平声字と仄声字の規則的な配列。平仄法。3 つじつま。順序。
「平仄が合わない」 漢詩を作るときに守るべき平声字と仄声字の配列が合わない。転じて、物事の筋道がたたない。
ひょうぼう【標榜】 1 善行をほめたたえ、その事実を記した札を立てて世に示すこと。また、その札。 2 主義・主張などをはっきりと掲げ示すこと。
ひよりみ【日和見】 1 有利なほうにつこうと、形勢をうかがうこと。2 空模様を見ること。また、その役の人
ひれき【披瀝】 心の中を包み隠さずに打ち明けること。
ひんしゅく【顰蹙】 本来は顔をしかめることや眉をひそめるさまをいう。周りに居る人の顔をしかめさせたり、眉をひそめさせるような行為をして軽蔑されることを「顰蹙を買う」という。
ひょうい【憑依】 霊などがのりうつること。憑(つ)くこと。
ひょうへん【豹変】 急な変化 ・ 激変 ・ 大きい変化
ひんし【瀕死】 死にかかっていること。死にそうであること。
ひんしゅく【顰蹙、顰蹙】 眉をひそめさせるようなことをした人への非難の言葉。
びんらん【紊乱】 秩序や道徳などが乱れること。また、乱すこと。
ふういん【封印】 (1)その物の使用や開閉を禁ずるために、封じ目に印を押したり証紙を貼りつけること。また、その印や証紙
ふうさつ【封殺】 1 相手の言行をむりやりにおさえつけること。「反対派の意見を―する」 2 (野球)「フォースアウト」に同じ。「走者を二塁で―した」
ふうび【風靡】 風が草木をなびかせるように、広い範囲にわたってなびき従わせること。また、なびき従うこと。「一世を―する」
ふえん【敷衍】 [1]おしひろげること。展開すること。[2]意義・意味をおしひろめて説明すること。また、わかりやすく詳しく説明すること。
ふかん【俯瞰】 高い所から見下ろすこと。全体を上から見ること。
ふぎん/ふきょう【諷経】 声を出してお経を読むこと
ふくくうきょう【腹腔鏡】 (Laparoscopy)体表皮膚より腹腔内挿入する内視鏡器具 、もしくは手術手技のこと。本来「腔」は「こう」と読むのが正しいが、人体に対して用いる 場合慣例的に「くう」と読んでいる
ふくしゅう【復讐】 恨みを晴らすこと。仕返し。
ふこく【訃告】 人の死を知らせること。また、その知らせ。死亡 通知。訃報。
ぶこく【誣告】 他人を陥れることを目的として訴えること。
ふさくい【不作為】 法律で、あえて積極的な行為をしないこと。法によって期待された行為をしないこと。
ぶしょう【無精】怠けて仕事や義務をおろそかにすること。身だしなみに頓着(とんちゃく)しないさまも
ふしん【腐心】 ある事を成し遂げようと心をくだくこと。苦心。
ふせき【布石】 1 囲碁で、序盤戦での要所要所への石の配置。2 将来のために配置しておく備え
ふそん【不遜】 おごりたかぶるさま。
ふちょう【符牒】 1 商品につける、値段や等級を示すしるし。2 仲間うちだけに通用する言葉。隠語。合い言葉。「―で値を言う」3 しるし。記号 。符号。「符丁/符帳」
ぶつぎ【物議】 世の人々の議論。世間の取り沙汰。 物議を醸す=世間の論議を引き起こす。
ふつぎょう【払暁】 明けがた。あかつき。
ぶっしょく【物色】 1 多くの中から、適当な人や物を探し出すこと。「空巣が家の中を物色する」2 物の色や形。また、景色や風物。
ふにょい【不如意】 1 経済的に 苦しいこと。また、そのさま。 2 思い通りにならないこと。
ふばつ【不抜】 しっかりしていて動かないこと。意志が強くて動揺しないこと。
ふまのたいてん【不磨の大典】 日本の憲法に関する思想の一つ。不磨、つまりすり減らないほど立派な基本法律という意味。
ぶりょう【無聊】 退屈なこと。心が楽しまないこと。気が晴れないこと。
ふれい【不例】 ふだんの状態とは違うこと。特に、貴人の病気 についていう。
ふんうん【紛紜】 《連声 (れんじょう) で「ふんぬん」とも》 物事の入り乱れていること。事がもつれること。また、その乱れ。もめごと。ごたごた 。
ふんけいのとも【刎頚の友】 たとえお互い相手の為に頚(くび)を刎(は)ねられても 悔いはないというほどの親しい友人のこと。 このような友人関係を、「刎頚の交わり」という。
ふんごう【吻合】 1 物事がしっくり合うこと。一致すること。 2 血管・神経などが相互に 連絡をもつこと。また、血管や腸管などの端どうしを手術によってつなぐこと
ふんしょ【焚書】 学問・思想を権力によって弾圧するための手段として、書物を焼き捨てること。書物を焼却する行為。通常は、支配者や政府などによる組織的で大規模なものを指す。(関連 言論統制、検閲)
ふんぱんもの【噴飯もの】 食べかけの飯をこらえきれずに噴き出してしまう ほどに、おかしくてたまらない出来事。もの笑いのたねになるような、みっともない事柄。「腹立たしい」の意味で使用は誤り
ふんべつ【分別】 1 道理をよくわきまえていること。また、 物事の善悪・損得などをよく考えること。cf.ぶんべつ【分別】
ぶんべつ【分別】 種類ごとに区別や区分すること。「ゴミの−」 cf.ふんべつ【分別】
ふんまん【憤懣】 怒りが発散できずいらいらすること。腹が立ってどうにもがまんできない気持ち。
へいげい【睥睨/俾倪】 1 にらみつけて勢いを示すこと。「天下を―する」 2 横目でじろりとにらみつけること。
へいたん【兵站】Logistics 一般に、戦争において作戦を行う部隊の移動と支援を計画し、また実施する活動を指す用語。戦場の後方にあって、作戦に必要な物資の補給や整備・連絡などにあたる機関(後方支援)
へいり【弊履】 破れた履物。また、何の価値もないもののたとえ。
へきえき【辟易】 《道をあけて場所をかえる意から》1 ひどく 迷惑して、うんざりすること。嫌気がさすこと。閉口すること。
へきとう【劈頭】 物事の始まり、最初のこと。
べっけん【瞥見】 ちらっと見ること。短い時間でざっと見る こと。
へんせき【貶斥】 官位を下げて退けること。おとしめて排除すること。
へんぱ【偏頗】 かたよっていて不公平なこと。
べんばく【弁駁/辯駁】 他人の説の誤りを突いて論じ、攻撃すること。反駁
へんりん【片鱗】 1 1枚のうろこ。2 多くの中のほんの少しの部分。 一端。「―をうかがわせる」
ボイコット【boycott】 1 組織的、集団的にある商品を買わずに、取引を拒絶すること。不買同盟。2 団結して特定の人を排斥したり、会合や運動などに参加しないこと
ぼうあつ【防遏】 侵入や拡大などを、防ぎとめること 。防止。
ぼうえき【防疫】 感染症(伝染病)の発生・流行を予防すること。
ほうが【萌芽】 1 草木の芽のもえ出ること。また、その芽。めばえ。 2 新しい物事が起こりはじめること。また、物事の起こるきざし。
ほうがちょう【奉加帳】 寺院・神社の造営・修繕、経典の刊行などの事業(勧進)に対して、金品などの寄進(奉加)を行った人物の名称・品目・量数を書き連ねて記した帳面のこと。寄進帳とも呼ぶ。
ほうぎょ【崩御】 天皇、太皇太后、皇太后、皇后の死去をさす公式用語。
ほうじゅん【芳醇/芳純】 香りが高く味のよいこと。
ほうじょ【幇助】 1 手を貸すこと。手助け。援助。 2 刑法において、実行行為以外の行為で正犯の実行行為を容易にする行為一般を指す。
ほうじょう【豊饒】 土地が肥沃(ひよく)で作物がよく実ること。
ぼうしょく【望蜀】 一つの望みがかなうと、さらにその先を望むこと。人間の欲望には限りがなく、満足を知らないことのたとえ。『隴(ろう)を得て蜀を望む』から
ほうせい【鳳声】 鳳凰(ほうおう)の鳴き声。転じて、貴人の声。 他人を敬って、その伝言・音信をいう語。
ぼうぜん【呆然】 1 あっけにとられているさま。2 気抜けしてぼんやりしているさま。
ほうそう【法曹】 法律を扱う専門職としてその実務に携わる者をいう。裁判官、検察官、弁護士を指す。−界
ほうてき【放擲/抛擲】 投げ出すこと。捨ててかえりみないこと。
ぼうとく【冒涜】 崇高なものや神聖なもの、または大切なものを、貶める行為、または発言をいう。
ほうはい【澎湃】 1 水がみなぎり逆巻くさま。「―たる波浪」2 物事が盛んな勢いでわき起こるさま。
ぼうばく【茫漠】 1 広々としてとりとめのないさま。 2 はっきりしないさま
ほうひ【法匪】 法律を絶対視して人を損なう役人や法律家をののしっていう語。法律を詭弁的に解釈して、自分に都合のいい結果を得ようとする者を指す呼称。
ほうふ【抱負】 心の中にいだいている決意や志望。
ほうふつ【彷彿】 1 ありありと想像すること。よく似ているものを見て、そのものを思い浮かべること。2 ぼんやりしていること。『彷彿させる』『彷彿とさせる』どちらも使われている
ほうへん【褒貶】 ほめることとけなすこと。
ほうらつ【放埓】 (1)勝手気ままに振る舞うこと。おこないや生活がだらしのないこと。 (2)道にはずれていること。法にはずれていること。
ほうろう【琺瑯】 鉄、アルミニウムなどの金属材料表面にシリカ(二酸化ケイ素)を主成分とするガラス質の釉薬を高温で焼き付けたもの。難解な漢字のため「ホーロー」
ぼくしゅ【墨守】 自説を固定して絶対に変えないこと。
ぼくたく【木鐸】 1 古代中国で法令などを広く人民に示す時に振り鳴らした木の舌のついている大きな鈴。 2 世人に警告を発し教え導く人。 世の人を教え導く人
ぼくみん【牧民】 人民を治めること。
ぼくめつ【撲滅】 完全にうちほろぼすこと。根こそぎなくしてしまうこと。
ぼけつ【墓穴】 棺や骨壺を埋めるための穴。はかあな。墓穴を掘る=身を滅ぼす原因を自分から作ることのたとえ。
ほご【反故/反古】 1 書きそこなったりして不要になった紙。ほご紙。 ほうご。ほぐ。2 役に立たなくなった物事。
ほごにする【反故にする】 ないものとする。役に立たないものにする。「契約を―」
ほっそく【発足】 1 組織や機構などが設けられ、活動を 始めること。2 出発すること。
ぼっぱつ【勃発】 事件などが突然に起こること。
ほりゅうのしつ【蒲柳の質】 体が弱くて、病気によくかかること。蒲柳=かわやなぎの異称。
ほんしょうじん【本省人】 1945年の「台湾光復」以前より、中国大陸各地から台湾に移り住んでいた人々
ほんろう【翻弄】 思うままにもてあそぶこと。手玉にとること。
まいしん【邁進】 ひたすら目的に向かって進むこと。
まいす【売僧】 1 僧でありながら物品の販売などをする堕落(だらく)僧。また、僧をののしっていう語。
まくあい【幕間】 演劇で、一幕が終わって、次の一幕が始まるまでの間。舞台に幕が下りている間。「まくま」とは読まない。
まつえい【末裔】 末の血統。子孫。後裔。末孫。
まゆづき【眉月】 眉(まゆ)のような形の細い月。三日月。月齢2〜3
まんえん【蔓延】つる草がのび広がること。病気や 悪習などがいっぱいに広がること。
まんこう【満腔】 からだじゅう。満身。「まんくう」と読むのは誤り。例 満腔の敬意
まんしん【慢心】 おごり高ぶること。また、その心。自慢する気持ち。
みことのり【詔】 天子の命令を直接伝える文書。天皇の言葉。
みぞう【未曽有】 《「未(いま)だ曽(かつ)て有らず」の意》 今までに一度もなかったこと。また、非常に珍しいこと。希有(けう)。
みひつのこい【未必の故意】 確定的に犯罪を行おうとするのではないが、結果的に犯罪行為になってもかまわないと思って犯行に及ぶ際の容疑者の心理状態。殺人事件の場合、明確な殺意がなくても、相手が死ぬ危険性を認識していれば、故意として殺人罪が適用される。
みょうり【冥利】1 仏・菩薩(ぼさつ)が人知れず与える利益(りやく)。 2 知らず知らずの間に神仏から受ける利益や恩恵。また、善行の報いとして受ける幸福。 3 ある立場にいることによって受ける恩恵。
冥利に尽きる その立場にいる者として、これ以上の幸せはないと思う 。
むげ【無碍】 妨げのないこと。何ものにもとらわれないこと。
むこ【無辜】 罪のないこと。罪のない人。
むじゅん【矛盾/矛楯】 1 ほことたて。2 二つの物事がくいちがっていて、つじつまが合わないこと。《昔、中国の楚の国で、矛(ほこ)と盾(たて)とを売っていた者が、「この矛はどんなかたい盾をも突き通すことができ、この盾はどんな矛でも突き通すことができない」と誇ったが、「それではお前の矛でお前の盾を突けばどうなるか」と尋ねられて答えることができなかったという「韓非子」難一の故事から》
むびゅう【無謬】 理論や判断にまちがいがないこと。
めいさつ【名刹】 名高い寺
めいふく【冥福】/冥福を祈る
「ご冥福をお祈りいたします」は「死後の幸福を お祈りいたします」という意味。
「冥福を祈る」とは、冥土の旅を無事終えて、良い世界に転生できるように祈ること。
仏教用語であるため、神道やキリスト教など他宗教の人に対しては使わない方がよい。また浄土真宗でもこの言葉は使わないので注意が必要。
「心より追悼の意を表します」もしくは、「お悔やみ申し上げます」
妾 (めかけ、 しょう) 婚姻した男性が、妻以外にも囲う女性のことで、経済的援助を伴う愛人を指す。
目角(めかど) を立てる ひどく怒ってにらみつける。
もうろく【耄碌】 年をとって心身のはたらきが鈍くなること。おいぼれること。
もがり【殯】日本の古代に行われていた葬儀儀礼で、死者を本葬するまでのかなり長い期間、棺に遺体を仮安置し、別れを惜しみ、死者の霊魂を畏れ、かつ慰め、死者の復活を願いつつも遺体の腐敗・白骨化などの物理的変化を確認することにより、死者の最終的な「死」を確認すること。その棺を安置する場所をも指すことがある。
もさ【猛者】 力のすぐれた勇猛な人。荒っぽい人。富裕で勢いのある人。
もず【百舌鳥】
もんちゃく【悶着】 1 感情や意見の食い違いから起こるもめごと。いさかい。2 好ましくないものとかかわり合うこと。
やおよろずのかみ【八百万神】 数多くの神,すべての神のこと。 森羅万象に神の発現を認める古代日本の神観念を表す言葉。「八百万の神」ともかく。
やし【香具師】 縁日などで興行や物売りをする人。露天商の場所の割り当てする人。
やっき【躍起】 あせってむきになること。また、そのさま。
やどろく【宿六】 仕事をしない甲斐性なしの夫など、ろくでなしな夫を妻が他人に罵る際に使う言葉。
やぶさか【吝か】 1 「…にやぶさかでない」 の形で…する努力を惜しまない。喜んで…する。「協力するに吝かではない」 2 思い切りの悪いさま。出し惜しみすること、ためらうこと。
やぶさめ【流鏑馬】
やぼ【野暮】 世情に疎いことや垢抜けしないこと、遊里の事情に疎いこと、さらに そういった人を忌みする言葉である
やぼよう【野暮用】 野暮な用事、つまり粋ではない用事のことで、遊びや趣味と違い、仕事上の用事であったり、取り立てて言うほどではないつまらない用事。
やゆ【揶揄】 からかうこと。なぶること。嘲弄(ちょうろう)
やりみず【遣り水】
ゆいごん【遺言】 一般的には「ゆいごん」ですが、法律家は「いごん」。生前に、死後のことについて言い残すこと
ゆうげん【幽玄】 《「幽」はかすか、「玄」は奥深い 道理の意》1 物事の趣が奥深くはかりしれないこと。2 趣きが深く、高尚で優美なこと。また、そのさま。3 気品があり、優雅なこと。また、そのさま。4 中古の「もののあはれ」を受け継ぐ、中世の文学・芸能の美的理念の一。言葉に表れない、深くほのかな余情の美をいう。
ゆうこん【雄渾】 雄大で勢いのよいこと。書画・詩文などがよどみなく堂々としていること
ゆうし【猶子】 明治以前において存在した他人の子供を自分の子として親子関係を 結ぶこと。ただし、養子とは違い、契約関係によって成立し、子供の姓は変わらない
ゆうぜい【遊説】 意見・主義・主張 を説いてまわること。特に、政治家が各地を演説してまわること。
ゆうとう【遊蕩】 酒や女遊びにふけること。放蕩。
ゆうめいさかいをことにする【幽明境を異にする】 “幽”はあの世、“明” は現世のこと。死んであの世とこの世に別れ別れになること。
ゆうよく【遊戈】 艦船が敵にそなえ海上をあちこち動き回ること。
ゆうわ【宥和】 相手の態度をゆるして仲よくすること。
ゆうわ【融和】 相手とうちとけて仲よくすること。
ゆうわせいさく【宥和政策】 Appeasement 戦争に対する恐れ、倫理的な信念、 あるいは実用主義などに基づいた戦略的な外交スタイルの一つの形式で、敵対国の主張に対して、相手の意図をある程度尊重する事によって問題の解決を図ろうとすること
ゆえつ【愉悦】 心から喜び楽しむこと。
ゆかた【浴衣】
ゆぎょう【遊行】 1 出歩くこと。歩き回ること。2 僧などが布教や修行のために諸国を巡り歩くこと。行脚(あんぎゃ)。
ゆしかいこ【諭旨解雇】 労働者が解雇に相当する重大な規則違反を犯した場合、懲戒解雇よりも処分を若干軽減した解雇のこと。
ゆちゃく【癒着】1 本来は分離しているはずの臓器・組織 面が、外傷や炎症のために、くっつくこと。2 好ましくない状態で強く結びついていること。
ようかい【容喙】 横から口を出すこと。くちばしを入れること。
ようせい【夭逝】 年若くして死ぬこと。
ようだい【容体/容態/様体】1 人の姿かたち・ ようす。2 病気のぐあい。病状。「―が落ち着く」3 物事のありさま。状況。
ようちょう【膺懲】 うちこらすこと。征伐してこらしめること。 例 暴支膺懲(ぼうしようちょう)
ようてい【要諦】 物事の最も大切なところ。肝心かなめの点。
ようへん【窯変】 陶磁器を焼く際、炎の性質や釉(うわぐす り)の含有物質などが原因で予期しない釉色(ゆうしょく)・釉相を呈すること。また、その 陶磁器。
ようらん【揺籃】 (1) ゆりかご。 (2) 物事が発展する初め。また,物事の発展をはぐくんだ時期や場所。
ようりつ【擁立】 支持し、もりたて、高い地位に就かせようとすること
よおう【余殃】 先祖の行った悪事の報いが、災いとなってその子孫に 残ること。
よげんのじこじょうじゅ【予言の自己成就】 たとえ根拠のない予言( =噂や思い込み)であっても、人々がその予言を信じて行動することによって、結果として予言通りの現実がつくられること。
翼賛【よくさん】 元来は「力をそえて助けること。補佐すること」という中立的な単語であったが、戦前に近衛文麿が成立させた「大政翼賛会」のイメージにより、「世間の圧力によるファシズム的なもの」「安易な妥協による総与党的ムード」を表現する言葉となった。
よこがみやぶり【横紙破り】 道理に合わない物事を無理に押し通すこと。また、そのような人。
よだん【予断】をゆる【許】す 多く否定形の「予断を許さない」の形で使われる。前もって断定できない、予測ができない、といった意味合いで用いられる表現。
よてき【余滴】 1 残りのしずく。筆先に残った墨のしずく、飲み残りの杯のしずく、雨のあとのしたたりなど。残滴。余瀝 (よれき) 。2 何かをしたあとに残された副次的な事柄。
よぼう【輿望】 世間の人々から寄せられている期待。衆望。
よりしろ【憑代】 神霊が現れるときに宿ると考えられているもの。樹木・岩石・御幣(ごへい)・動物など種類が多く,神霊に代わってまつられる。
らくいん【烙印】 鉄製の印を焼いて物に押しあてること。また、その跡 。刑罰として、罪人の額などに行った。
らくいんをおされる【烙印を押される】 ぬぐい去ることのできない汚名を受ける。 また、周囲からそういうものとして決めつけられる。
らくはく【落魄】 衰えて惨めになること。 落ちぶれること。零落。
らじょう【羅城】 城の外ぐるわ。外郭。
らち【拉致】 Abduction ある個人の自由を奪い、別の場所へ強制的に連れ去ること。連れ去り。直ちに身代金を要求することを目的とせず、また別の土地に連れ去る行為で、誘拐の一種である。
らっき【落暉】 沈む太陽。入り日。夕日。落日。
らつわん【辣腕】 物事を躊躇(ちゅうちょ)することなく的確に処理する能力のあること。すごうで。敏腕。
らんこうげ【乱高下】 相場などが短期間のうちに激しく上下に動くこと。
らんだ【懶惰】 面倒くさがって怠けること。
らんとうのきゅうむ【爛頭の急務】 焦眉の急。
らんる【襤褸】 (1)使い古して役に立たなくなった布。ぼろぎれ。 (2)着古して破れた衣服。つぎはぎをしてむさくるしい衣服。 (3) つたない箇所。欠点。失敗。
りげん【俚諺】 昔から人々の生活の中で言い慣わされてきた、知恵や教訓や風刺の意を込めた短い言葉。諺(ことわざ)。
りこう【履行】 決めたこと、言ったことなどを実際に行うこと。実行。
りゅうぞう・りつぞう【立像】 立っている姿の像。(りゅうぞう≠ヘ仏像名などで使う)
りょうあん【諒闇】 天皇が、その父母の崩御にあたり喪に服する期間。服喪。
りょうえん【遼遠】 目的達成までの道のりや時間が、まだ長く残っているさま
りょうが【凌駕/陵駕】 他をしのいでその上に出ること。他のものを追い抜いてその上に立つこと。
りょうかん【猟官】 官職を得ようとして多くの野心のある者が 競うこと
りょうけん【料簡/了見/了簡】 1 考え。思慮。分別 。「悪い―を起こす」 2 考えをめぐらすこと。 3 こらえること。堪忍。
りょうしゅう【領袖】 1 えりと、そで。2 《「晋書」魏舒伝による。えりとそでとは人目に立つところから》人を率いてその長となる人物。ある集団の中の主となる人物。
りえん【梨園】 演劇界。特に、歌舞伎役者の世界。
りつぜん【慄然】 恐れおののくさま。恐ろしさにぞっとするさま。
りんしょく【吝嗇】 ひどく物惜しみをすること。また、そのさま 。けち。
りんれつ【凜冽/凜烈】 寒気のきびしいさま。
るけい【流刑】 罪人を辺境または島に送る刑。流罪。
るせつ【縷説】 こまごまと説明すること。
れいめい【黎明】 夜明け。黎は空が暗いことを意味する。 転じて文化・時代・芸術など物事の始まり。
れいめいき【黎明期】 ある事柄が形になる前の始まりの時期を表す。
れいらく【零落】おちぶれること。
れいり【怜悧・伶俐】 頭のはたらきが すぐれていて、かしこいこと(さま)。聡明。
れきせい【歴世】 次々に相伝えて経てきた代。代々。世世。歴代。
れっきょう【列強】 英語: great powers, major powers 。世界規模の影響力を持つ 複数の国家を指す用語である。 列強は経済的、軍事的、外交的、文化的などの力を 持ち、しばしば他の小国の行動に影響を与える。強い力を持つ国々。
れつじょう【劣情】 いやしい心情。また、性的な欲望や好奇心をいやしんでいう語。
れんざ【連座】 刑罰の一種で、罪を犯した本人だけでなく、その家族などに刑罰を及ぼすこと。
れんじょう【連声】 日本語の連音の一種。2つの漢字からなる語の一番目の字が子音で終わり、かつ二番目の字がア・ヤ・ワ行であるときに、それがタ・ナ・マ行に変化する現象をさす。
れんそうのぎ【斂葬の儀】 皇族の葬儀のこと。告別式に当たる儀式。皇族がなくなった際の埋葬の儀式。本葬にあたる。「葬場の儀」、「墓所の儀」が含まれる。
れんち【廉恥】 心が清らかで、恥を知る心が強いこと。性行がいさぎよく、節義を重んずること。
れんれん【恋々】 ・ 往生際が悪い ・ 引き際が良くない ・ 潔くない ・ 男らしくない ・ (身を引く姿として)醜い ・ 卑しい ・ 美しくない ・ 女々(めめ)しい ・ ジタバタする ・ ごねる ・ 居すわる ・ (地位に)執着する ・ 辞めない ・ 進退を誤る
ろうしゅう【陋習】 悪い習慣。
ろうぜき【狼藉】 《狼(おおかみ)は寝るとき下草 を藉(ふ)み荒らすところから》 無法な荒々しい振る舞い。乱暴な行い。
ろうだん【壟断】 1 高い丘の切り立っている所。2 《 いやしい男が高い所から市場を見下ろして商売に都合のよい場所を見定め、利益を独占したという故事から》利益や権利を独り占めにすること。
ろうもう【老耄】 おいぼれること。また、その人。耄碌 (もうろく)。
ろうれつ【陋劣】 いやしく軽蔑すべきであること。また 、そのさま。卑劣。下劣。
ろか【濾過】 液体または気体に固体が混ざっている混合物を、 細かい穴がたくさんあいた多孔質(ろ材)に通して、穴よりも大きな固体の粒子を液体 または気体から分離する操作である。
鹵獲(ろかく)は、敵対者が戦地などで相手方の装備する兵器などを奪うこと。
ろんばく【論駁】 相手の論や説の誤りを論じて攻撃すること
わいざつ【猥雑】 1 ごたごたと入り乱れていること。 2 みだらで下品なこと。
わくでき【惑溺】 あることに夢中になって、それ以外のことを顧みなかったり、判断力を失ってしまったりする。
わだかまる【蟠る】 1 輪状に曲がって巻いている。とぐろを巻く。 2 入り組んで複雑に絡み合っている。 3 心に不平・不満・不安などがあって晴れ晴れしない。 4 かがんでうずくまる。しっかりと根をはる。蟠踞(ばんきょ)する。 5 盗んで自分のものとする。横領する。
わびさぎ【侘び寂び】 日本独特の美意識や感覚を表した概念で、つつましく質素なものをたたえる「侘び」と、時と共に移ろい、枯れゆく美しさ「寂び」を組み合わせた言葉。
わらじ【草鞋または鞋】
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