<格言など>

 

「青は藍(あい)より出でて、藍より青し」 上位者は自分より優れた人材を育成する、「出藍の誉れ」

 

「青菜に塩(あおなにしお)」 青菜に塩をかけたように急にしょんぼりしてしまう様子

 

「浅瀬に仇波(あさせにあだなみ)」 思慮の浅い者ほど大騒ぎをすることのたとえ。

 

「羹に懲りて膾を吹く (あつものにこりてなますをふく)」  失敗にこりたあまり、用心深くなりすぎることのたとえ

 

「後の祭り」 時期に遅れて、悔しい思いをすること。手遅れ

 

「石の上にも3年」 とても冷たい石でも、その上に3年も座っていれば温まるということ

 

「生き馬の目を抜く」 生き馬の目を抜き取るほど、すばやく物事をする。油断のならないさま。

 

「犬と子供はドイツ人に育てさせろ」

 

「井の中の蛙(かわず)大海(たいかい)を知らず」 狭い世界に閉じこもって、広い世界のあることを知らない。

 

「衣食足りて礼節を知る(いしょくたりてれいせつをしる)」 生活に余裕ができて 初めて礼儀や節度をわきまえられるようになる。

 

「一月往(い)ぬる 二月逃げる 三月去る」 年が改まっても、あっという間に時間が過ぎる(ように感じる)。

 

「一難去って、また一難」 ある災難から逃れられたのに、またすぐに別の災難がふりかかってくること

 

「一将功成りて万骨枯る(いっしょうこうなりてばんこつかる)」 一人の将軍の輝かしい功名の陰には、多くの兵士の痛ましい犠牲があるということ。指導者・代表者ばかりが功名を得ることを嘆く言葉。

 

「いつまでもあると思うな親と金」

 

「売り家と唐様で書く三代目」 初代が苦心して財産を残しても、3代目にもなると没落してついに家を売りに出すようになるが、その売り家札の筆跡は唐様でしゃれている。遊芸にふけって、商いの道をないがしろにする人を皮肉ったもの。

 

「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」

 

「燕雀(えんじゃく)安(いずく)んぞ鴻鵠(こうこく)の志を知らんや」ツバメやスズメのような小さな鳥には、オオトリやコウノトリ(クグイ)のような大きな鳥の志すところは理解できない。小人物には大人物の考えや志がわからない、というたとえ。

 

「江戸の敵を長崎で討つ(えどのかたきをながさきでうつ)」 意外な所、時又は筋違いなことで、過去の仕返しをすること。

 

「汚職は国を滅ぼさないが、正義は国を滅ぼす」 (山本夏彦)

 

「溺れる者、藁(わら)をもつかむ」

 

「男は度胸、女は愛嬌」

 

「おまえ百まで、わしゃ九十九まで、ともに白髪のはえるまで」

 

「親の意見と茄子(なすび)の花は千に一つも仇(あだ)はない」 なすびの花が咲くとすべて実をつけるように、親が子を思って忠告することは必ず役に立つから親の意見をよく聞け、ということ。 

 

「女三人寄ればかしましい」

 

「蛙のつらに小便(水) (かえるのつらにしょうべん(みず))」 どんなことをされても、どんなことを言われても気にしないこと

 

「禍福は糾える縄の如し (かふくはあざなえるなわのごとし)」 幸せと不幸はより合わせた縄のように表裏一体であるということ。類語「人間万事塞翁が馬(じんかんばんじさいおうがうま)」

 

「勝って兜の緒を締めよ(かってかぶとのおをしめよ)」成功したり、勝った時。そんな時こそ気を引き締めて、謙虚に物事をするべきだ。

 

「鼎の軽重を問う (かなえのけいちょうを とう)」 統治者を軽んじてその地位を覆そうとする野心のあること。 転じて、その人の能力などを疑って地位や評判を奪おうとすること。

 

「禍福は糾える縄の如し(かふくはあざなえるなわのごとし)」 幸福と不幸は、より合わせた縄のように交互にやってくるということ。幸福と不幸は表裏一体で、かわるがわる来るものだということのたとえ。

 

「画竜点睛(がりょうてんせい)を欠く」 よくできていても、肝心なところが欠けているために、完全とはいえないこと。

 

「かわいい子には旅をさせよ」 子供が かわいいなら、甘やかさないで 世間に出して苦労をさせたほうがよいということ。

 

「艱難汝を玉にす(かんなんなんじをたまにす)」 人間は苦労を乗り越えていくことで玉が磨かれるように人格が練磨され、立派な人間になるという。

 

「干天の慈雨(かんてんのじう)」 日照り続きのときに降る、恵みの雨。 待ち望んでいた物事の実現、困っているときにさしのべられる救いの手にたとえる。

 

「木に縁りて魚を求む (きによりてうおをもとむ)」 方法がまちがっているので、目的が達成できないこと。

 

「九仞の功を一簣に虧く(きゅうじんのこうをいっきにかく)」 高い山を築くのに、もっこ一杯の最後の土を盛らないために、山が完成しない。転じて、長い間の苦労や努力も、最後のわずかな失敗から不成功に終わることのたとえ。

 

「窮鼠猫を噛む(きゅうそねこをかむ)」 絶体絶命の時には、弱いものでも強いものに反撃することがある、ということのたとえ。

 

「義を見てせざるは勇無きなり(ぎをみてせざるはゆうなきなり)」 人として行うべき正義と知りながらそれをしないことは、勇気が無いのと同じことで ある。

 

「口は災いのもと」 悪口を言わない。ニコニコ聞くのに徹すること。

 

「朽ち木に彫るべからず」 「朽木は彫るべからず」 見込みのない人に、教育しても無駄である。 『論語』に、孔子の高弟である宰予が昼寝していると、孔子は「朽ちた木には彫刻できないし、 腐った土の壁の上に、さらに土を盛って補修することができない」 と言って、嘆いたという。

 

「鎖の強さは、最も弱い環(わ)で決まる」

 

「君子、危うきに近寄らず(くんしあやうきにちかよらず)」 教養があり徳がある者は、自分の行動を慎むものだから、危険なところには近づかないということ。

 

「君子は豹変す」 立派な人物は、自分が誤っていると分かれば、豹の皮の斑点が、黒と黄ではっきりしているように、心を入れ変え、 行動の上でも変化がみられるようになる。人の態度や性行ががらりと変わること。

 

「光陰矢の如し (こういんやのごとし)」 月日の過ぎるのは、矢が飛んで行くようにはやいというたとえ。 光は日、陰は月のことで、 光陰は歳月、時間の意味。

 

「後悔先に立たず」

 

「巧言令色鮮なし仁(こうげんれいしょくすくなしじん)」 言葉巧みで顔つきもにこやかな人物にかぎって、徳の少ないことが、おうおうにしてある。

 

「巧詐は拙誠に如かず(こうさはせっせいにしかず)」 巧みに偽り人を欺こうとするよりも、拙くとも誠意を示すほうが、ずっと相手に響くもの。

 

「好事魔多し(こうじまおおし)」 良いことはとかく邪魔が入りやすいということ。

 

「狡兎死して走狗烹らる(こうとししてそうくにらる)」 利用価値のある間はこき使われるが、無用となると捨てられてしまうこと。

 

「虎穴に入らずんば虎子を得ず (こけつにいらずんばこじをえず)」 危険を避けていては、大きな成功も有り得ない。

 

「糊口を凌ぐ(ここうをしのぐ)」 やっと食べて生きている

 

「鞘当て(さやあて)」 1 武士が道で行き違うときに、互いに刀の鞘に触れたのをとがめ、争うこと。さやとがめ。転じて、ささいなことからおこるけんか・争い。 2 一人の女性をめぐり二人の男性が争うこと。「恋の―」

 

「三度目の正直」

 

「三人寄れば文殊の知恵(さんにんよればもんじゅのちえ)」  特別に頭の良い者でなくても 三人集まって相談すれば何か良い知恵が浮かぶものだ

 

「自家薬籠中の物 (じかやくろうちゅうのもの)」 自分の薬箱の中にある薬のように、自分の思うままに使える物、または人。

 

「仕事を頼むなら忙しい人に頼め!」、「急ぐ仕事は忙しい人に頼め!」 仕事のできる人は仕事が早い 忙しい人は仕事が早い 能力もある

 

「地震・雷・火事・おやじ」 昔言われた怖いもの

 

「膝錐之志(しっすいのこころざし)」 中国の戦国時代、強国の秦に対抗するために、6カ国の「合従」を画策した蘇秦(そしん)が、その準備のために眠くなると膝に錐(きり)を立てて勉強したという故事に由来する

 

「出藍の誉れ(しゅつらんのほまれ)」「青は藍より出でて、藍より青し」

 

「小人閑居して不善をなす(しょうじんかんきょしてふぜんをなす)」 小人物が暇を持て余すと、とかく悪事に走りやすいということ。 「小人」とは、「君子」に対する語であり、教養や人徳のない人のこと。

 

「人間万事塞翁が馬(じんかんばんじさいおうがうま)」 幸福や不幸は予想のしようのない事の例え。中国の北の方に占い上手な老人が住んでいました。さらに北には胡(こ)という異民族が住んでおり、国境には城塞がありました。ある時、その老人の馬が北の胡の国の方角に逃げていってしまいました。この辺の北の地方の馬は良い馬が多く、高く売れるので近所の人々は気の毒

がって老人をなぐさめに行きました。ところが老人は残念がっている様子もなく言いました。「このことが幸福にならないとも限らないよ。」そしてしばらく経ったある日、逃げ出した馬が胡の良い馬をたくさんつれて帰ってきました。そこで近所の人たちがお祝いを言いに行くと、老人は首を振って言いました。「このことが災いにならないとも限らないよ。」しばらくすると、老人の息子がその馬から落ちて足の骨を折ってしまいました。 近所の人たちがかわいそうに思ってなぐさめに行くと、老人は平然と言いました。「このことが幸福にならないとも限らないよ。」1年が経ったころ胡の異民族たちが城塞に襲撃してきました。 城塞近くの若者はすべて戦いに行きました。そして、何とか胡人から守ることができましたが、その多くはその戦争で死んでしまいました。しかし、老人の息子は足を負傷していたので、戦いに行かずに済み、無事でした。

 

「急いては事を仕損じる(せいてはことをしそんじる)」 何事も焦ってやると失敗しがちだから、急ぐときほど落ち着いて行動せよという戒め。

 

「新聞は社会の木鐸(ぼくたく)」

 

「住めば都」

 

「青天の霹靂(せいてんのへきれき)」 《晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。

 

「前車(ぜんしゃ)の覆(くつがえ)るは後車(こうしゃ)の戒(いまし)め 」 《前の車が覆るのを見たら、あとの車は同じわだちの跡を行かないようにせよという諺から》先人の失敗は後人の教訓となるというたとえ。

 

「前門の虎、後門の狼(ぜんもんのとら、こうもんのおおかみ)」、一つの災難を逃れても、またもう一つの災難が襲ってくることのたとえ。

 

「大山鳴動(たいざんめいどう)してネズミ一匹」「大山鳴動して鼠一匹」 事前の騒ぎばかりが大きくて、実際の結果が小さいことをいう。

 

「大丈夫は信義をもって重しと為す」(りっぱな男は信義を重んじるもの)

 

「立つ鳥跡を濁さず」

 

「立()てば芍薬(しゃくやく)座れば牡丹(ぼたん)歩く姿は百合(ゆり)の花」 美人の姿を形容する言葉。

 

「角を矯めて牛を殺す (ツノをタめてウシをコロす)」 《牛の曲がっている角をまっすぐに直そうとして、かえって牛を死なせてしまうことから》小さな欠点を直そうとして、かえって 全体をだめにしてしまうたとえ。

 

「鶴は千年 亀は万年」 中国の言い伝えから 長寿や、とてもめでたいことのたとえ。

 

「てこでも動かない」 どのような手段を用いても、がんとして動かないことのたとえ。またそのように信念や主張を曲げないこと

 

「天は自ら助くる者を助く」 他人に頼らず、自立して努力する者には天の助けがあり、必ず幸福になるという意味。

 

「天網恢々疏にして漏らさず (てんもうかいかいそにしてもらさず)」 天の網は目が粗いようであるが、悪人を必ず捕らえる。悪事をはたらいた者は、必ず天罰を受けるということ。

  

「怒髪天を衝く(どはつてんをつく)」 怒髪が冠をつき上げる。激しい怒りの形相になる。怒髪冠を衝くともいう。

 

「長生きの秘訣は『片目をつぶること』」

 

「七度探して人を疑え」

 

「ぬれ手で粟」 苦労せずに多くの利益を得る、という意味

 

「猫に小判」 値打の分からないものに、いいものを与えても無駄だということのたとえ

 

「人間万事塞翁(ばんじさいおう)が馬」人生における幸不幸は予測しがたいということ。幸せが不幸に、不幸が幸せにいつ転じるかわからないのだから、安易に喜んだり悲しんだりするべきではないというたとえ。

 

「庇を貸して母屋を取られる(ひさしをかしておもやをとられる)」1 一部を貸したために、やがて全部を奪われるようになる。 2 保護してやった相手に、恩をあだで返される。

 

「尾生(びせい)の信(しん)」 春秋時代、魯の国の尾生という男が一人の女と橋の下で会う約束を交わしたが、女はなかなか現れない。大雨で川が増水しても尾生はなお約束を守って橋の下を去ろうとせず、橋げたにしがみついて女を待ち続け、ついに溺死してしまった…。固く約束を守ること。

 

「判官贔屓(はんがんびいき、ほうがんびいき)」 第一義には人々が源義経に対して抱く、客観的な視点を欠いた同情や哀惜の心情のことであり、さらには弱い立場に置かれている者に対しては、敢えて冷静に理非曲直を正そうとしないで、同情を寄せてしまうこと

 

「人の噂は七十五日」

 

「百聞は一見にしかず/百聞は一見に如かず」人から何度も聞くより、一度実際に自分の目で見るほうが確かであり、よくわかる。

 

「瓢箪(ひょうたん)から駒」「 瓢箪(ひょうたん)から駒(こま)が出る」 1 意外な所から意外な物が出ること。ふざけて言ったことが実現することのたとえ。 2 (多く打消しの語を伴って)とうていありえないことのたとえ。

 

「俯仰天地に愧じず(ふぎょうてんちにはじず)」  天の神に対しても 、地の神に対しても、何ら恥ずべきところがない。少しもはじるところがないこと、公明正大であることのたとえ。

 

「豚に真珠」 まったく必要ないもの、無駄なことのたとえ

 

「仏の顔も三度まで」

 

「枚挙に暇(いとま)がない」 数が多すぎて、きりがない

 

「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ。」 

 

「昔取った杵柄(きねづか)」 若い頃に身に付けた技量や腕前のこと。また、それが衰えないこと。

 

「むしろ鶏口となるも牛後となるなかれ」 牛のシッポ、つまり大きいものの下につくより、鶏のくちばし−小さいものの上に立つべきだ。

 

「桃栗三年、柿八年、柚子の大バカ十八年」

 

「焼け石に水」

 

「弱い犬ほどよくほえる」

 

「李下に冠を正さず (りかにかんむりをたださず)」  他人の嫌疑を 受けやすい行為は避けるようにせよとの意。「瓜田に履を納れず(かでんにくつをいれず)、李下に冠を正さず」ともいう。

 

「綸言汗の如し(りんげんあせのごとし)」皇帝が一旦発した言葉(綸言)は取り消し たり訂正することができないという中国歴史上の格言。

 

「類は友を呼ぶ」 気の合う人たちは自然に集まるということ

 

「ローマは一日にしてならず」 大事業は長年の努力なしには成し遂げられない、ということのたとえ

 

「若い時の苦労は買ってでもせよ」

 

「笑う門には福来る」

 

「我思う、ゆえに我あり」 周りの世界が本当に存在しているかは確かめられないけれど、ものを考えている自分だけは、確かのそこにある

 

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