後ろに三字熟語あり

 

{あ}

曖昧模糊(あいまいもこ) <物事の本質や実体が、ぼんやりして何かはっきりしない様子>

 

青息吐息(あおいきといき) <困って苦しいときなどに、弱りきって吐くため息。>

 

悪因悪果(あくいんあっか) <悪い行為が原因となって悪い結果 が生じること。>

 

悪戦苦闘(あくせんくとう) <1 強敵に対して非常に苦しい戦いをすること。2 困難な状況の中で、苦しみながら努力すること。>

 

悪口雑言(あっこうぞうごん) <人に対して次々と口汚い悪口を言うこと、口をつくままに色々な悪口を言うこと。人を傷つけるような悪口(誹謗中傷)、悪意・攻撃性が込め られた様々な悪口のこと。>

 

阿鼻叫喚(あびきょうかん) <非常な辛苦の中 で号泣し、救いを求めるさま。 非常に悲惨でむごたらしいさま。 地獄に落ちた亡者が、 責め苦に堪えられずに大声で泣きわめくような状況の意から。>

 

阿諛追従(あゆついしょう) <こびへつらうこと。相手に気に入られようとして媚びること>

 

暗中模索(あんちゅうもさく) <(1) 暗闇の中で, 手探りして探すこと。 (2) 手がかりがないまま,いろいろやってみること。>

 

安分守己(あんぶんしゅき) <自分の身の程をわきまえて生きること。高望みしないこと。>

 

帷幄上奏(いあくじょうそう) <君主制国家において、帷幄機関である軍部が軍事に関する事項を君主に対して上奏すること。>

 

唯々諾々 (いいだくだく) <自分の意見を少しも 主張せずに、他人の言いなりになって盲従する様。 事の良し悪しに関わらず、ただ人の 意見に従って言いなりになること。>

 

遺憾千万(いかんせんばん) <この上なく残念なこと。非常に心残りであること。>

 

意気軒昂(いきけんこう) <意気込みが盛んで、元気いっぱいなさま。>

 

意気投合(いきとうごう) <互いの気持ちがぴったりと合う こと。>

 

異口同音(いくどうおん) <多くの人がみな口をそろえて、同じことを言うこと。みんなの意見が一致すること。>

 

以権換銭(いけんかんせん) <権力をカネに換えること。>

 

医食同源(いしょくどうげん) <病気を治療するのも日常の食事をするのも、ともに生命を養い健康を保つために欠くことができないもので、源は同じだという考え。>

 

以心伝心(いしんでんしん) <言葉や文字を使わなくても、お互いの意志が通じること。仏教用語から。>

 

一意専心(いちいせんしん) <他に心を向けず、ひたすらひとつのことに心を集中すること。わき見をせずその事のみに心を用いること。>

 

一衣帯水(いちいたいすい) <一筋の帯のように、細く長い川や海峡。転じて、両者の間に一筋の細い川ほどの狭い隔たりがあるだけで、きわめて近接しているたとえ。「衣帯」は衣服の帯。「水」は川や海などをいう。>

 

一言居士(いちげんこじ) <どんな事についても、なにか自分の意見を言わないと気のすまない人。>

 

一期一会(いちごいちえ) <今日という日は今日限り。出会いを大切にしましょうの意。>

 

一言半句(いちごんはんく) <〔多く打ち消しの語を伴って用いる〕 ほんの少しの言葉。>

 

一字一句(いちじいっく) <一つの文字と一つの語句。わずかな字句。>

 

一字千金(いちじせんきん) <一字が千金もの大きな価値がある、立派な文字や文章。>

 

一日千秋(いちじつせんしゅう/いちにちせんしゅう) <「一日あわないと千年も会わないように感じられる」という待ち焦がれる気持ち。非常に待ち遠しいことのたとえ。>

 

一念発起(いちねんほっき) <それまでの考えを改め、あることを成し遂げようと決意し、 熱心に励むこと。また、今までの気持ちを改めて仏道に入り、悟りを開こうと固く決心すること。>

  

一罰百戒(いちばつひゃっかい) <罪を犯した一人を罰することによって、他の大勢の戒めにすること。>

 

一部始終(いちぶしじゅう) <成り行きの初めから終わりまで。>

 

一網打尽(いちもうだじん) <《「宋史」范純仁伝から》一度打った網で そこにいる魚を全部捕らえること。転じて、一味の者を一度に全部捕らえること。>

 

一目瞭然(いちもくりょうぜん) <ひと目見ただけではっきりとわかるさま。>

 

一蓮托生(いちれんたくしょう) <1 仏語。死後、極楽の同じ蓮華の上に生まれること。2 結果はどうなろうと、行動や運命をともにすること。>

 

一獲千金(いっかくせんきん) <一度にたくさんの利益を得ること。>

 

一喜一憂(いっきいちゆう) <状況の変化などちょっとしたことで、喜んだり不安になったりすること。また、まわりの状況にふりまわされること。>

 

一気呵成(いっきかせい) <物事をひといきに成し遂げてしまうこと。特に文章を一気に書き上げること。 「一気」は一呼吸、「呵」は息を吐くという意味>

 

一騎当千(いっきとうせん) <一騎で千人の敵に対抗できるほど強いことを表した言葉で、武士の強さをたとえた言葉であったが、人並みはずれた強さの意味から、武士以外にも人並みはずれた能力・技術などを持つ人にも用いられるようになった。>

 

一刻千金(いっこくせんきん) <わずかな時間が千金に値するほど貴重であるという意味。>

 

一切合切/一切合財(いっさいがっさい) <《同義語の「一切」と「合切」を重ねて、意味を強めた語》 全部。残らず。すべて。

 

一視同仁(いっしどうじん) <すべてを平等に慈しみ差別しないこと。えこひいきがなく、だれかれの区別なく同じように人を遇すること。また、身分・出身・敵味方などにかかわらず、どんな人でも平等に慈しみ、禽獣(きんじゅう)にも区別なく接すること。>

 

一瀉千里(いっしゃせんり) <物事の進み方が非常に速いこと。また、弁舌や文章がよどみなくすらすらと進むこと。>

 

一宿一飯(いっしゅくいっぱん) <一夜の宿と1回の食事を与えられること。 通りがかりに立ち寄って世話になること。>

 

一生懸命(いっしょうけんめい) <命がけで物事をすること。 本来は一所懸命であるが、現在ではこちら のほうが一般的。>

 

一触即発(いっしょくそくはつ) <ちょっと触れただけで、すぐに爆発しそうな状態の意から、きわめて緊迫した状態や状況。小さなきっかけで、重大な事態が起こるかもしれない危険な状態に直面していること。>

 

一所懸命(いっしょけんめい) <中世の武士が先祖伝来の所領を命懸けで守ったこと。一生懸命に変化。>

 

一進一退(いっしんいったい) <進んだり退いたりすること。 また、事態がよくなったり悪くなったりする状態。>

 

一心同体(いっしんどうたい) <二人、または多くの人が心を一つにして、あたかも一人の人のように固く結びつくこと。>

 

一心不乱(いっしんふらん) <心を一つの事に集中して、他の事に気をとられないこと。>

 

一石二鳥(いっせきにちょう) <一つの行為で二つの利益を得ること>

 

一世一代(いっせいちだい) < 芸能用語。老齢に達した能や歌舞伎の役者などが,引退を覚悟してつとめる最後の舞台,またはその演技をいう。一生に一度しかない、晴れがましいこと。>

 

一知半解(いっちはんかい) <物事を中途半端に理解していること。少ししか分かっておらず、十分に理解してないこと。>

 

一朝一夕(いっちょういっせき) <《一日か一晩か、の意から》 わずかな期間。短い時日。>

 

一長一短(いっちょういったん) <長所がある一方、短所もあること。>

 

一天地六(いってんちろく) <さいころのこと。さいころの各面は 天地東西南北を象徴しているとされ、1が天、6が地、5が東、2が西、3が南、4が北)となるところからの名。>

 

一刀両断(いっとうりょうだん) <ひとたちでまっぷたつに斬(き)ること 太刀でモノを真っ二つに裂くように、物事をスパッと解決すること>

 

意味深長(いみしんちょう) <人の言動や詩文などの表現に、非常に深い趣や含蓄のあるさま。また、表現の表面にあらわれた意味のほかに、別の意味が含まれているさま。 後者は俗に略して「意味深(いみしん)」ともいう。>

 

陰翳礼讃(いんえいらいさん) <日本人は〈かげ〉を合理的に受け取るように変化していった。最後に,〈かげ〉を,かげり,くもり,くらがりとしてとらえ直し,そこにこそ日本伝統美が存在することを確かめようとした谷崎潤一郎の長編随筆《陰翳礼讃》(1933)のあることを忘れてはならないであろう。日本家屋(とくに厠),漆器,食物などが〈常に陰翳を基調とし,闇と云ふものと切れない関係にある〉と見る谷崎は,〈美と云ふものは常に生活の実際から発達するもので,暗い部屋に住むことを余儀なくされたわれわれの先祖は,いつしか陰翳のうちに美を発見し,やがては美の目的に添ふやうに陰翳を利用するに至った。>

 

因果応報(いんがおうほう) <人は良い行いをすれば良い報いがあり、悪い行いをすれば悪い報いがあるということ。>

 

慇懃無礼(いんぎんぶれい) <表面は丁寧で礼儀正しいように見えるが、実は尊大で無礼なこと。また、そのさま。>

 

因循姑息(いんじゅんこそく) <古いしきたりや習慣に従い、今までのやり方にこだわって改めようとしないこと。>

 

隠忍自重 (いんにんじちょう ) <苦しみをおもてに出さず、じっと耐え忍んで軽々しい振る舞いを慎むこと。>

 

有為転変(ういてんぺん) <この世のすべての存在や現象は、さまざまな原因や条件によって常に移り変わるものであり、少しの間もとどまっていないこと。また、この世が無常で、はかないものであるたとえ。>

 

右往左往(うおうさおう) <うろたえて あっちへ行ったりこっちへ来たりすること。あわてふためいて混乱したさまをいう。>

 

烏合之衆(うごうのしゅう) <「烏合」とは、カラスの集団のこと で、カラスが集まっても、鳴いてうるさいだけで統一性に欠けることから。>

 

右顧左眄(うこさべん) <右を見たり左を見たりして、ためらい迷うこと。また、まわりの情勢や周囲の思惑・意見を気にして、なかなか決断できないでいること。>

 

海千山千(うみせんやません) <長い年月にさまざまな経験を積んで、世の中の裏も表も 知り尽くしていて悪賢いこと。また、そういうしたたかな人。>

 

紆余曲折(うよきょくせつ) <経てきた事情などが、ひとことで言えないほど曲がりくねっていて複雑で厄介なこと。>

 

雲外蒼天(うんがいそうてん) <困難を乗り越え、努力して克服すれば 快い青空が望めるという意味。>

 

雲散霧消(うんさんむしょう) <雲や霧が消えるときのように、あとかたもなく消えうせること。>

 

栄枯盛衰(えいこせいすい) <人・家・国家などの勢いにも盛んな時と衰える時のあること。>

 

栄耀栄華(えいようえいが) <今を盛りと時めくこと。また、非常にぜいたくなこと。「―を極める」>

 

栄耀驕奢(えいようきょうしゃ)

 

得手勝手(えてかって) <他人のことは考えず、自分に都合のよいように行動すること。また、そのさま。わがまま。>

 

遠交近攻(えんこうきんこう) <遠い国と親交を結び、近い国を攻め取る外交戦術のこと>

 

厭離穢土(えんりえど、おんりえど) <仏語。煩悩 (ぼんのう) にけがれた現世を 嫌い離れること。>

 

椀飯振舞(おうばんぶるまい) <盛大にごちそうしたり、気前よく物を与えたりすること。大盤振る舞いとも。>

 

傍目八目(おかめはちもく) <当事者よりも傍(そば)で見ている者のほうが、いい見通しを持つことができる。第三者の方が、物事がよくみえることのたとえ。>

 

屋下架屋(おくかかおく) < 無駄なことを重ねてすることのたとえ。>

 

屋上架屋(おくじょうかおく) < 無駄なことを繰り返すことのたとえ。 または、独創性の ないことのたとえ。 「屋上」は屋根の上。「架屋」は屋根を架けること。屋上屋を重ねる。>

 

汚名返上(おめいへんじょう) <汚名、すなわち不名誉な評判を手放すこと。>

 

温厚篤実(おんこうとくじつ) <温かで情が厚く、誠実なさま。人の性質をいう語。「温厚」は穏やかでやさしく、情が深いこと。「篤実」は人情に厚く実直なさま。誠実で親切なこと。>

 

温故知新(おんこちしん) <昔の事を調べて、そこから新しい知識や見解を得ること。ふるきをたずねて新しきを知る。>

 

音信不通(おんしんふつう) <電話や手紙などによる連絡が何もないこと。>

 

厭離穢土 (おんりえど、えんりえど) 浄土教の用語。欣求浄土と対句で使われることが多い。、苦悩多い穢 (けが) れたこの世(穢土)を厭 (いと) い離れたいと願うこと。>

 

この娑婆世界を「穢れた国土」(穢国)として、それを厭い離れるという意味

 

{か}

鎧袖一触(がいしゅういっしょく) <敵を全く問題にしないことの形容で、簡単に相手を負かしてしまうこと、弱い相手にたやすく一撃を与えてダメージを与えることをいう。鎧の袖がちょっと触れただけで敵を打ち負かすことから>

 

快刀乱麻(かいとうらんま) <もつれた麻を刀で断ち切るように、複雑にこじれて紛糾していることを見事に処理するようすのたとえ。>

 

呵呵大笑(かかたいしょう) <からからと大声で笑うこと。>

 

格物致知(かくぶつちち) <よく知ること、そしてその意味を体得すること。>

 

臥薪嘗胆(がしんしょうたん) <復讐の為に耐え忍ぶこと、また、成功するために苦労に耐えるという意味を持つ。薪の上で寝ることと胆を嘗めること>

 

我田引水(がでんいんすい) <我が田に水を引く。つまり物事を自分の都合のいいように取りはからったりすること。>

 

花鳥風月(かちょうふうげつ) <美しい自然の風景や、それを重んじる風流を意味する四字熟語。>

 

隔靴掻痒(かっかそうよう) <靴の上からかゆいところをかく、の意から思いどおりにいかなくて、もどかしいこと。>

 

合従連衡(がっしょうれんこう) <時流を読み、その時々の利害に応じて、互いに協力したり離反したりすること。また、巧みな計算や外交上の駆け引きのこと。>

 

烏之雌雄(からすのしゆう) < 是非や善悪が区別しにくく、判断しにくいこと。>

 

画竜点睛(がりょうてんせい) <物事を完成するために、最後に加える大切な仕上げのたとえ。また、物事の最も肝要なところのたとえ。文章や話などで肝心なところに手を入れて、全体をいっそう引き立てるたとえ。使用例「

画竜点睛を欠く」>

 

苛斂誅求(かれんちゅうきゅう) <税金や年貢を手加減せずに、厳しく取り立てること。>

 

夏炉冬扇(かろとうせん) <夏の火鉢と冬の扇のように、役に立たないもの、無用なもののたとえ。また、君主の信望・寵愛を失った者や、寵愛を失った官女、恋人に捨てられた女性のたとえに用いられることもある。>

 

敢為邁往 ( かんいまいおう ) <目的に向かって困難をものともせず、自ら 思い切って、まっしぐらに進んで行くこと。>

 

感慨無量(かんがいむりょう) <感慨がはかり知れないほど 大きいこと。また、そのさま。感無量。はかり知れないほど身にしみて感じること。>

 

侃侃諤諤(かんかんがくがく) <遠慮することなく、言いたいことを言い盛んに議論するさま。>

 

換骨奪胎(かんこつだったい) <骨を取り換え、胎(こぶくろ)を取ってわが物として使う意。先人の詩や文章などの着想・形式などを借用し、新味を加えて独自の作品にすること>

 

勧善懲悪(かんぜんちょうあく) <「善を勧め、悪を懲しめる」ことを主題とする物語の類型の一つ。善良な人や善良な行いを奨励して、悪者や悪い行いを懲(こら)しめること。>

 

完全無欠(かんぜんむけつ) <欠点や不足がなくて、非のうちどころのないこと。>

 

観天望気(かんてんぼうき) <自然現象や生物の行動の様子などから天気の変化を予測すること。>

 

艱難辛苦(かんなんしんく) <困難な状況や辛い場面に出会い、苦しみ悩むような大変な苦労。>

 

頑迷固陋(がんめいころう) <頑固で視野が狭く、道理をわきまえないさま。また、自分の考えに固執して柔軟でなく、正しい判断ができないさま。頭が古くかたくななさま。>

 

気宇壮大(きうそうだい) <度量や発想などが人並みはずれて大きいさま。>

 

奇怪千万(きかいせんばん) <非常に奇怪であるさま。きっかいせんばん。>

 

危機一髪(ききいっぱつ) <非常にあぶない瀬戸際。ほんのわずかな違いで今にも危険なことが起こりそうなこと。>

 

危急存亡(ききゅうそんぼう) <危険が切迫して存続するか滅びるか、生き残れるか死ぬか の瀬戸際のこと。>

 

気骨稜稜(きこつりょうりょう) <自分の信念を曲げずに、厳正に貫こうとする態度のこと。>

 

起死回生(きしかいせい) <絶望的な状況にあるものを、一気に良い状態に立ち直らせること。>

 

鬼手仏心(きしゅぶっしん) <外科医は残酷なほど大胆に手術 するが、それは患者を治そうとするやさしい心によるものだということ。>

 

起承転結(きしょうてんけつ) <物事の展開や物語の文章などにおける四段構成を 表す概念。元々は4行から成る漢詩の絶句の構成のこと。>

 

喜色満面(きしょくまんめん) <意味や解説。喜びを顔いっぱいに表すこと。>

 

疑心暗鬼(ぎしんあんき) <疑う心があると、何も無いことでも疑わしく感じてしまうたとえ。>

 

奇想天外(きそうてんがい) <普通では思いもよらない奇抜なこと。>

 

喜怒哀楽(きどあいらく) <喜びと怒りと悲しみと楽しみ。人間のさまざまな感情。>

 

鬼面仏心(きめんぶっしん) <表面は怖そうだが、内心はとてもやさしいこと。また、そのような人。>

 

帰命頂礼(きみょうちょうらい) <1 頭を地につけて仏を礼拝し、帰依の気持ちを表すこと。2 仏を礼拝するときに唱える言葉。>

 

脚下照顧(きゃっかしょうこ)  他人の批判をする前に、自分の過去の言動を見つめ直してよく考えるべきであるという自己反省の教え。 または、身近なことこそ気をつけるべきという戒め。

 

牛飲馬食(ぎゅういんばしょく) <人並み以上にむやみに飲み食いすること。>

 

九牛一毛(きゅうぎゅういちもう/きゅうぎゅうのいちもう) <多くの中の、きわめてわずかな部分のたとえ。また、きわめて些細で取るに足りないことのたとえ。「九牛の一毛」とも。>

 

旧態依然(きゅうたいいぜん) <昔のままで 変化や進歩のないさま。>

 

急転直下(きゅうてんちょっか) <事態・情勢が急に変わって物事の解決、決着がつく、またはそのような 方向へ向かうことを指す。>

 

旧套墨守(きゅうとうぼくしゅ) <古いしきたりや方法などを固く守ること。また、古いしきたりなどにとらわれて融通のきかないこと。>

 

狂喜乱舞(きょうきらんぶ) <思わず小躍りするほど大いに喜ぶこと。>

 

行住坐臥(ぎょうじゅうざが) <日常の立ち居振る舞いのこと。転じて、ふだん・常々の意。 「行」は歩くこと。「住」はとどまること。「坐」は座ること。「臥」は寝ること。仏教ではこれを四威儀(しいぎ)という。

 

拱手傍観(きょうしゅぼうかん) <手をこまねいて何もせず、ただそばで見ていること。特に重大な事態に直面して、当然なすべきことがあるのに、何もしないことを批判を込めて用いることが多い。>

 

教条主義 (きょうじょうしゅぎ) <現実を無視して、特定の原理原則に固執する考え方や態度。>

 

共存共栄(きょうぞんきょうえい) <二つ以上のものが、争うことなく、ともに生き、ともに栄えること。>

 

驚天動地(きょうてんどうち) <《天を驚かし地を動かす意》 世間をひどく驚かすこと。>

 

虚々実々/虚虚実実(きょきょじつじつ) <互いに策略や手段を尽くして戦うこと。また、うそとまことを取り混ぜて、相手の腹を読み合うことにもいう。「虚」は守りの弱いところ、「実」は守りの堅いところ。実を避け虚をついて戦う意。>

 

曲学阿世(きょくがくあせい) <真理を曲げて世間の気に入るような説を唱える こと。>

 

玉石混交(ぎょくせきこんこう) <すぐれたものと劣ったものが区別なく入り混じっていること。>

 

跼天蹐地(きょくてんせきち) <高い天の下でからだを縮め、厚い大地の上を 抜き足で歩く意。肩身がせまく、世間に気兼ねしながら暮らすこと。ひどくつつしみ恐れること。跼蹐(きょくせき)。>

 

挙国一致(きょこくいっち) <一つの目的のために国全体が一体となること。国全体が心を一つにして、ある目的に向かって団結すること。>

 

虚心坦懐(きょしんたんかい) <心にわだかまりを持たず、素直でさっぱりした気持ち。無心で平静な心境。偏見がなく、心を開いていること。>

 

毀誉褒貶(きよほうへん) <ほめることと、そしること。人をほめたり悪口を言ったりすること。 「誉」「褒」は、ほめるという意味。「毀」「貶」は、そしること。>

 

虚礼廃止(きょれいはいし) <形だけで心のこもっていない儀礼はやめるという意味。年賀状や、贈賄に繋がる政治家への中元などについて言う場合が多い。>

 

機略縦横(きりゃくじゅうおう) <時に応じて、適切な手段を自由自在に講じること。>

 

金科玉条(きんかぎょくじょう) <黄金や珠玉のように善美を尽くした法律や規則の意。転じて、人が絶対的なよりどころとして守るべき規則や法律のこと。現在では「金科玉条のごとく守る」などと用いて融通のきかないたとえとして用いられることも。>

 

欣喜雀躍(きんきじゃくやく) <小躍りするほど大喜びをすること。「欣」「喜」はともに 喜ぶ意。「雀躍」は雀すずめがぴょんぴょんと跳ね行くように喜ぶこと。>

 

金城湯池(きんじょうとうち) <非常に守りの堅いたとえ。また、他から付け入り攻め込み にくい堅固な備えのたとえ。「金城」は金で築いた堅固な城。「湯池」は熱湯をたぎらせた堀のこと。>

 

空前絶後(くうぜんぜつご) <非常に珍しいこと、まれなこと。今までに例がなく、これからもあり得ないという意>

 

苦学力行(くがくりっこう) <働いて学資を得て、苦労しながら懸命に勉強すること。>

 

九分九厘(くぶくりん) <《十分(じゅうぶ)に一厘だけ足りない意から》1 ほとんど完全に近いこと。2 (副詞的に)そうなることがほぼ確実であるさま。>

 

君子豹変(くんしひょうへん) <君子は過ちがあればすみやかにそれを改め、 鮮やかに面目を一新する。>

 

君舟民水 <「水」は臣下、「舟」は君主を意味し、『水は舟を浮かべるが、転覆させることもできる』、つまり、臣下によって君主の盛衰が定まることを表わしている。(韓国の言葉)>

 

群雄割拠(ぐんゆうかっきょ) <多くの英雄や実力者たちが各地で勢力を振るい、互いに対立し覇を競い合っていること。>

 

鶏口牛後(けいこうぎゅうご ) <大きな集団や組織の末端にいるより、小さくてもよいから長となって重んじられるほうがよいということ。「寧(むし)ろ鶏口と為()るも、牛後と為()る無()かれ」の略

 

経世済民(けいせいさいみん) <経済は「経世済民」を省略して生まれたもので「世を経(おさ)め民を済(すく)う」主として英語の「economy」の訳語として使われている今日の用法とは異なり、本来はより広く政治・統治・行政全般を指示する語であった。>

 

軽佻浮薄(けいちょうふはく) <軽はずみで、行動がしっかりしていないこと。考えが浅く、上すべりで移り気な感じ。>

 

狷介孤高(けんかいここう) <自分の意志をかたくなに守って、他と協調しないさま。>

 

牽強付会(けんきょうふかい) <道理に合わないことを無理にこじつけ、理屈づけること。>

 

喧喧囂囂(けんけんごうごう) <「口やかましく騒ぎたてるさま」「たくさんの人がやかましくしゃべる様子」>

 

拳拳服膺(けんけんふくよう) <よく心に留めること。「服」はつける意。「膺」は胸の意。>

 

言行一致(げんこういっち) <口で言うことと行動とに矛盾がないこと。主張しているとおりに行動すること。>

 

乾坤一擲(けんこんいってき) <運命を賭して、のるかそるかの勝負をすること。>

 

捲土重来(けんどちょうらい) <敗れた者がいったん引き下がった後、勢いを盛り返し、意気込んで来ること。>

 

堅忍不抜(けんにんふばつ) <意志が堅く、つらいことでもじっと耐え忍んで心を動かさないこと。 【類義語】志操堅固 >

 

権謀術数(けんぼうじゅっすう) <人を巧みにあざむきだますためのはかりごと。>

 

行雲流水(こううんりゅうすい) <空行く雲や流れる水のように、一事に執着せず、自然にまかせて行動すること。>

 

豪華絢爛(ごうかけんらん) <派手で華やかで、彩り豊かで美しい様子。きらびやかに輝き、華やかで美しいさま。>

 

傲岸不遜(ごうがんふそん) <「傲岸」はおごりたかぶるさま。「不遜」は思い上がってへりくだらないこと。同じ意味の語を並べて強調したもの。>

 

傲岸無礼(ごうがんぶれい)(類義語 傲岸不遜)

 

厚顔無恥(こうがんむち) <ずうずうしくて恥知らずなこと。あつかましくて恥知らずのようす。>

 

剛毅木訥(ごうきぼくとつ) <心が強く、しっかりしていて飾り気のないさま。「剛毅」は気性が強く屈しないさま。意志が強く物事にくじけないさま。「木訥」は無口で飾り気がないさま。無骨なさま。>

 

巧言令色(こうげんれいしょく) <言葉を飾り、顔色を取り繕うこと。転じて、相手の 歓心を買おうとする様子。口先ばかり、取りつくろっていること。>

 

公序良俗(こうじょりょうぞく) <公の秩序又は善良の風俗の略であり、これに反する 事項を目的とする法律行為は無効とされる。公の秩序とは国家社会の秩序を主眼とし,善良の風俗とは社会の一般的 道徳観念を主眼としていわれること。>

 

広大無辺(こうだいむへん) <果てしなく広くて大きいこと。 どこまでも広がっていて、限りがないこと。>

 

巧遅拙速(こうちせっそく) <上手で遅いよりも、下手でも速いほうがいいということ。「巧遅は拙速に如かず」>

 

荒唐無稽(こうとうむけい) <根拠がなくでたらめなこと。>

 

狡兔三窟(こうとさんくつ) <危機に際し身の安全を守るのがうまいことのたとえ。悪賢いうさぎは隠れる穴を三つ持っていて、万一の場合そのどれかに逃げ込んで身の安全をはかる。>

 

光風霽月(こうふうせいげつ) <心に不信や不満がなく、さっぱりと澄み切っていることのたとえ。>

 

公平無私(こうへいむし) <公平で私心をまじえないこと。>

 

豪放磊落(ごうほうらいらく) <気持ちが大きく快活で、小さなことにこだわらないこと。度量が広く大胆で、小事にこだわらないこと。>

 

公明正大(こうめいせいだい) <公平で、良心に恥じるところがなく正しいこと。また、そのさま。>

 

甲論乙駁(こうろんおつばく) <甲が論じると乙がそれに反対するというように、たがいにあれこれと論じ合うばかりで、議論の決着がつかないこと。>

 

呉越同舟(ごえつどうしゅう) <仲の悪い者同士でも同じ災難や利害が一致すれば、協力したり助け合ったりすること>

 

孤軍奮闘(こぐんふんとう) <援軍もなく孤立した中でよく戦うこと。また、だれの援助も受けずに一人で努力すること。>

 

孤高狷介(ここうけんかい) <意志を曲げずに、他人と協力しないこと。>

 

股肱之臣(ここうのしん) <君主の信頼できる家臣。 または、そのような部下のこと。>

 

五穀豊穣(ごこくほうじょう) <穀物が豊かに実ること。>

 

古今東西(ここんとうざい) <昔から今までと、東西四方のすべて。いつでも、どこでも>

 

古今無双(ここんむそう) <過去から現代まで、比べるものが存在しないほどすぐれていること。>

 

虎視眈眈(こしたんたん) <虎が鋭い目つきで獲物を狙っているさま>

 

古色蒼然(こしょくそうぜん) <長い年月を経て、いかにも古びて見えるさま。>

 

国家存亡(こっかそんぼう) <使用例「国家存亡の危機」。>

 

刻苦精励(こっくせいれい) <努めて励むこと。自らを 苦しめるように努力をし、勉学や仕事に精を出すこと。>

 

刻苦勉励(こっくべんれい) <心身を苦しめて仕事や勉学に励むこと。▽「刻苦」は非常な 苦労をすること。「刻」は責める、苦しめる意。「勉励」は務め励むこと。>

 

小春日和(こはるびより) <晩秋から初冬にかけて 現れる穏やかな暖かい晴天。小春とは旧暦10月のこと。>

 

五風十雨(ごふうじゅうう) <世の中が平穏無事であるたとえ。気候が穏やかで順調なことで、豊作の兆しとされる。五日ごとに風が吹き、十日ごとに雨が降る意から。>

 

鼓腹撃壌(こふくげきじょう) <太平の世の形容。太平で安楽な生活を喜び楽しむさま。 善政が行われ、人々が平和な生活を送るさま。満腹で腹つづみをうち、足で地面をたたいて拍子をとる意。>

 

孤立無援(こりつむえん) <頼るものがなく、ひとりぼっちで助けのないさま>

 

五里霧中(ごりむちゅう) <五里にもわたる深い霧の中に居て方角が分からなくなってしまうこと。物事の様子がまったく分からず、方針や見込みが立たないこと。>

 

欣求浄土 (ごんぐじょうど) <仏語。極楽浄土に往生することを心から願い求めること。>

 

言語道断(ごんごどうだん) <言葉に言い表せないほど程度がはなはだしく悪いこと>

 

渾然一体(こんぜんいったい) <すべてがとけ合って一つのものになるさま。>

 

{さ}

才気煥発(さいきかんぱつ) <すぐれた才能が外にあふれ出ること。またそのさま。>

 

再三再四(さいさんさいし) <「再三」を強めていう語。繰り返し何度も。>

 

才色兼備(さいしょくけんび) <女性が才能と美しい容貌の両方を持っていること。>

 

西方浄土(さいほうじょうど) <阿弥陀如来を教主とする西方の浄土。>

 

三寒四温(さんかんしおん) <冬季に寒い日が三日ほど続くと、そのあと四日ほど温暖な日が続き、また寒くなるというように7日周期で寒暖が繰り返される現象。>

 

山紫水明(さんしすいめい) <山は日に映えて紫色に見え、川の水は澄んで清らかであること。山や川の景色が美しいことをいう。>

 

残念無念(ざんねんむねん) <思うようにならずとても悔しい気持ち>

 

三位一体(さんみいったい) <別々の三つのものがしっかりと結びつくこと。三者が心を合わせること。キリスト教で、父(神)と子(キリスト)と聖霊は、唯一神の現れであり、元来一体であるとする考え。>

 

自家撞着(じかどうちゃく) <同じ人の言動や文章などが前後で矛盾していること。自分で自分の言行に反することをすること。>

 

自画自賛(じがじさん) <自分で自分のしたことを褒めること。>

 

時期早尚(じきそうしょう) <あることを行うにはまだ早すぎること。>

 

自給自足(じきゅうじそく) <生活に必要な物資をすべて自ら手に入れる生活のあり方のこと。>

 

自彊不息(じきょうふそく) <積極的に励み、休まずに努力を続ける。>

 

四苦八苦(しくはっく) <仏教における苦の分類。 苦とは、「苦しみ」のことではなく「思うようにならない」ことを意味する。根本的な苦を生・老・病・死の四苦とし、根本的な四つの思うがままにならないことに加え、愛別離苦(あいべつりく)愛する者と別離すること、怨憎会苦(おんぞうえく) 怨み憎んでいる者に会うこと、求不得苦(ぐふとくく)求める物が得られないこと、五蘊盛苦(ごうんじょうく)五蘊(人間の肉体と精神)が思うがままにならないこと − の四つの苦(思うようにならないこと)を合わせて八苦と呼ぶ。>

 

試行錯誤(しこうさくご) <新しい物事をする際、試みと失敗を繰り返しながら次第に見通しを立て、解決策を見いだしていくこと。>

 

自業自得( じごうじとく<自分の行いの報いを自分が受けること。一般には 悪い報いを受ける場合に用いる。>

 

自己陶酔(じことうすい) <うぬぼれ、耽美、自己愛、ナルシシズム>

 

士魂商才(しこんしょうさい) <侍の魂を持って商売人の才を発揮せよ。>

 

孜々営々(ししえいえい) <せっせと精出しして事に励むさまのこと。>

 

志士仁人(ししじんじん) <志のある人や仁徳者。「志士」は道や学問に志す人。「仁人」は仁徳のある人。cf.志士仁人は生を求めて以て仁を害するなし。>

 

子子孫孫(ししそんそん) <子孫の末の末。子孫の続く限り。>

 

事実無根(じじつむこん) <根拠となる事実がまったくないこと。事実に基づいていないこと。根も葉もないこと。>

 

獅子奮迅(ししふんじん) <獅子がふるい立って暴れまわるように、激しい勢いで物事に対処すること。>

 

自主独立(じしゅどくりつ) <独力で行うこと。自分の力で、自分の意志で、自分の責任において物事を成していくこと。>

 

死屍累累(ししるいるい) <死体がたくさん重なり合っているさま。>

 

自縄自縛(じじょうじばく) <自分の縄で自分を縛る意。自分の心がけ・言葉 ・行為のために、自由な動きがとれず苦しい立場になること。>

 

至誠惻怛」(しせいそくだつ) <まごころ(至誠)と、いたみ悲しむ心(惻怛)があれば、やさしく(仁) なれます。>

 

志操堅固(しそうけんご) <物事をしようという意志が固いこと。環境などに左右されず、志を守って変えないこと。>

 

時代錯誤(じだいさくご) <その時代にそぐわないこと。今の傾向にあっていないこと。 1 歴史的人物・事件・生活様式などに関して時代の異なるものを混同して考えること。「―に陥る」 2 人の言動や考え方などが、その時代の傾向に合っていないこと。アナクロニズム。>

 

事大主義(じだいしゅぎ) <小国が礼をもって大国に事(つか)えること,また転じて勢力の強いものにつき従う行動様式をさす。>

 

自他共栄(じたきょうえい) <互いに信頼し、助け合うことができれば、自分も世の中の人も共に栄えることができます。そうした精神を柔道で養い、自他共に栄える世の中を作ろうという意味。加納治五郎の言葉。>

 

舌先三寸(したさきさんずん)  <口先だけでうまく相手をあしらうこと。>

 

七転八倒(しちてんばっとう) <激しい苦痛などで、ひどく苦しんで転げまわること。転んでは起き、起きては転ぶこと。>

 

四通八達(しつうはったつ) < 四方八方に道路が広がっている様子。交通網が発達していて、交通や往来が盛んでにぎやかな場所のこと。>

 

質実剛健(しつじつごうけん) <飾り気がなく真面目であり、かつ心身ともに 健康で強くたくましい様子。>

 

実践躬行(じっせんきゅうこう) <理屈をこねまわすことなく、自分自身で実際にやってみること。自分自身で実地に行うこと。>

 

叱咤激励(しったげきれい) <大声で励まして、奮い立たせること。「叱咤」は大声で励ますこと。また、大声でしかること。「激励」は励まし、元気づけること。>

 

疾風勁草(しっぷうけいそう) <はげしい風が吹いてはじめて強い草が見分けられる。転じて、苦難や事変に遭遇してはじめてその人の節操の堅さや意思の強さなどがわかる。>

 

疾風怒濤(しっぷうどとう) <時代や社会がめまぐるしく変化し、国家の形勢が大きく転換する時代を形容して言う。強い風と逆巻く荒波の様子。>

 

櫛風沐雨(しっぷうもくう) <風雨にさらされながら、苦労して働くこと。また、世の中のさまざまな辛苦にさらされることのたとえ。▽「櫛風」は風に髪が櫛けずられること。「沐雨」は雨で体が洗われること。>

 

実力伯仲(じつりょくはくちゅう) <類語相手とそれほど実力に差がなく、よい戦いができているさま。互角>

 

四分五裂(しぶんごれつ) <いくつにも分かれること。秩序をなくしてばらばらになること。>

 

自暴自棄(じぼうじき) <希望を失い、自分などどうなってもいいとやけくそになること。失望などのために投げやりな行動をして、自分を駄目にすること。>

 

揣摩臆測(しまおくそく) <自分だけの判断で物事の状態や他人の心中などを推量すること。当て推量。>

 

四面楚歌(しめんそか) <周囲がみな敵となり孤立すること>

 

杓子定規(しゃくしじょうぎ) <曲がっている杓子を定規代わりにすること、正しくない定規ではかることの意から、すべてのことを一つの標準や規則に 当てはめて処置しようとする、融通のきかないやり方や態度。>

 

弱肉強食(じゃくにくきょうしょく) <弱いものが強いもののえじきとなる意。弱者の犠牲の上に強者が栄えること>

 

遮二無二(しゃにむに) <一つのことをがむしゃらに行うさま。ただひたすらに。むやみに。>

 

自由闊達(じゆうかったつ) <心がおおらかで,物事にこだわらないこと。>

 

自由自在(じゆうじざい) <自由に思いのままにする(できる)こと。>

 

縦横無尽(じゅうおうむじん) <どの方面にも限りがないこと。物事を思う存分にすること。また、そのさま。>

 

衆口一致(しゅうこういっち) <多くの人の意見や評判がぴったり合うこと。>

 

秋高気爽(しゅうこうきそう) <秋の空が、高くすっきりと晴れ渡っていて空気がさっぱりとしていること。>

 

修己治人(しゅうこちじん) <自身の知識を高めて、精神を磨き、徳を積んでから世の中を正しく治めること。 自身の修養に励み、高く積んだ徳で人々を感化して、世の中を平和に正しく治めることをいう。(儒教の根本思想)。 「己を修めて人を治む」とも読む。>

 

終始一貫(しゅうしいっかん) <最初から最後までずっと変わらないこと。>

 

周章狼狽(しゅうしょうろうばい) <慌てふためき、うろたえる。上手く行く行動が取れないでいる様子。>

 

衆人環視(しゅうじんかんし) <大勢の人々が周囲をとりかこむようにして見ていること。>

 

秋霜烈日(しゅうそうれつじつ) <秋におりる霜と夏の厳しい日差しのことで刑罰や志操の厳しさにたとえられています>

 

十人十色(じゅうにんといろ) <考え・好み・性質などが、人によってそれぞれに異なること。>

 

十年一日(じゅうねんいちじつ) <長い年月の間、何の変化もなく同じ状態であること。>

 

十年一昔(じゅうねんひとむかし) <世の中の移り変わりが激しいので、10年経つと以前の面影が 失われて、昔と今ほどの違いになるとこと。>

 

衆目一致(しゅうもくいっち) <あることに関して多くの人の見方、考え方が同じになること。>

 

主客転倒(しゅかくてんとう) <主と客の力関係が逆になること。 物事の軽重・本末などを取り違えること。>

 

取捨選択(しゅしゃせんたく) <必要なものを選び取り、不要なものを捨てること。>

 

酒池肉林(しゅちにくりん) <ぜいたくの限りを尽くした盛大な宴会。また、みだらな宴会のたとえ。酒を池に満たし、肉を林に掛ける意から。>

 

出処進退(しゅっしょしんたい) <出て官途にあることと、しりぞいて民間にあること。役職にとどまることと役職を辞すること。身の振り方。>

 

首尾一貫(しゅびいっかん) < 方針や考え方などが始めから終わりまで変わらないで、筋が通っていること。>

 

純粋無垢 ( じゅんすいむく ) < 汚れのない、純粋で明らかな様。 無垢は心身が汚れていないこと。 仏教においては欲望や執着などの煩悩から離れていることを指す。>

 

順風満帆(じゅんぷうまんぱん) <物事がすべて順調に進行することのたとえ。追い風を帆いっぱいに受けて、船が軽快に進む意から。>

 

枝葉末節(しようまっせつ) <中心から外れた事柄。本質的でない、取るに足りない事柄。>

 

上意下達(じょういかたつ) <人間関係上における上位者の思想における命令や指示、言葉などを下位者へと伝えて、意思の疎通を図る。>

 

照顧脚下(しょうこきゃっか) <足もとに気を付けよ。日常の作法を規定どおりに正しく行なえの意。>

 

尚古主義 (しょうこしゅぎ) <昔の文物・思想・制度などを模範とし,これにならおうとする考え方。>

 

常在戦場(じょうざいせんじょう) <いつでも戦場にいる心構えで事をなせという心得を示す>

 

笑止千万(しょうしせんばん) <(1)非常にばかばかしいこと。きわめて おかしいこと。また、そのさま。 (2)いかにも気の毒なさま。>

 

盛者必衰 (じょうしゃひっすい) <ひとたび盛んとなっても,必ず衰えるときがある。>

 

正真正銘(しょうしんしょうめい) <まったくうそ偽りのないこと。まちがいなく本物であること。>

 

小心翼翼(しょうしんよくよく) <本来は、慎み深くうやうやしいさまをいう語。転じて、気が 小さく、びくびくしているさま。>

 

常套手段(じょうとうしゅだん) <同じような場合に、いつも決まってとられる手段。また、ありふれた方法や手段。>

 

生老病死(しょうろうびょうし) <生まれること、老いること、病むこと、死ぬことの四つの苦。 人生における免れない四つの苦悩のこと。▽仏教語。>

 

諸行無常(しょぎょうむじょう) <この世の万物は常に変化して、ほんのしばらくもとどまるものはないこと。人生の無常をいう仏教の根本的な考え。>

 

初志貫徹(しょしかんてつ) <初めに思い立った願望や志をくじけずに最後まで 貫き通すこと。>

 

支離滅裂(しりめつれつ) <ばらばらでまとまりがなく、筋道が立っていないさま。>

 

心機一転(しんきいってん) <ある動機をきっかけとして、すっかり気持ちがよい方向に変わること。また、あることをきっかけに、すっかり気持ちや心をよいほうに入れかえること。>

 

神出鬼没(しんしゅつきぼつ) <自由にあらわれて、どこにいるか予測がつかないこと。自由自在に素早く現れたり、隠れたりすること。きわめて巧妙に出没し、所在が分からないこと。>

 

信賞必罰(しんしょうひつばつ) <功績があれば必ず賞を与え、罪があれば必ず罰すること。賞罰のけじめを厳正にし、確実に行うこと。>

 

針小棒大(しんしょうぼうだい) <針ほどの小さなものについて棒のように大きく言う。物事をおおげさに言うこと。>

 

心神耗弱(しんしんこうじゃく) <精神の障害により、是非善悪を弁別し、またはその弁別に従って行動する能力が著しく低い状態。「しんしんもうじゃく」ではない。>

 

唇槍舌剣(しんそうぜつけん) <機銃掃射のように中国語で舌先で鋭く相手を口撃すること。「舌剣唇槍」とも。>

 

慎重居士(しんちょうこじ) <何事に軽々しく行動せず、深く考慮してから行動する人のこと。>

 

新陳代謝(しんちんたいしゃ) <古いものが新しいものに次々と入れ替わることを言う。>

 

神仏習合(しんぶつしゅうごう) <日本古来の神と外来宗教である仏教とを結びつけた信仰のこと。>

 

深謀遠慮(しんぼうえんりょ) <深く考えを巡らし、のちのちの遠い先のことまで見通した周到綿密な計画を立てること。また、その計画。>

 

森羅万象(しんらばんしょう) <宇宙にあるすべてのもの。天地間に存在する、数限りないすべてのもの(万物)や事象。「森羅」は樹木が限りなく茂り並ぶ意で、たくさん連なること。「万象」はすべての形あるもの、有形のものの意。「万象」は「ばんぞう」「まんぞう」とも読む。>

 

人品骨柄(じんぴんこつがら) <人柄や品性などその人から受ける印象のこと。人相や 風体から判断できる性格や風格などをいう。人品は品性や気品のこと。骨柄は体格や人 相から想像する人柄のこと。人柄や品格、容姿や身なりのこと。>

 

尽未来際(じんみらいさい) 仏語。未来の果てに至るまで。未来永劫 (えいごう) 。永遠。

 

酔生夢死(すいせいむし) < 何もせずに、むなしく一生を過ごすこと。生きている意味を自覚することなく、ぼんやりと無自覚に一生を送ること。酒に酔い、夢を見て一生を終えること。有意義なことは何もせず、無駄に一生を過ごすことのたとえ。>

 

頭寒足熱(ずかんそくねつ) <頭部を冷たく冷やし、足部を暖かくすること。このようにすると健康によいとされる。>

 

正確無比(せいかくむひ) <この上なく正確であるさま。比べるものがないほど正確であるということ。>

 

晴耕雨読(せいこううどく) < 晴れた日には外に出て田畑を耕(たがや)し、雨の日には 家に居て読書をすること。>

 

生殺与奪(せいさつよだつ) <生かすも殺すも、与えることも奪うことも自分の思うままになること。絶対的な権力を握っていることをいう。>

 

精神統一(せいしんとういつ) < 気持ちを一つの物事に集中させること。>

 

聖人君子(せいじんくんし) <立派な人徳やすぐれた知識・教養を身につけた理想的な人物。▽「聖人」は最高の人格を備えた人。「君子」は学識・人格のすぐれた人。>

 

清濁併呑(せいだくへいどん) <清らかなものも、濁ったものも、併せのむ。そこから転じて、善も悪も区別せずに一緒に受け入れてしまう、度量の大きいことをいう。「清濁を併(あわ)せ呑(の)む」と読み下す。清いことも濁ったことも、どちらも同じように 受け入れるという意味から、転じて、度量の大きなことをたとえていう。>

 

青天白日(せいてんはくじつ) <1 よく晴れ渡った天気。 2 心にいささかも後ろ暗いところがないこと。「―の心境」 3 無罪であることが明らかになること。>

 

精力善用(せいりょくぜんよう) <何事をするにも、その目的を達するために精神の力と身体の力とを最も有効に働かすということ。柔道の嘉納治五郎の言葉。>

 

清廉潔白(せいれんけっぱく) <心が清くて私欲がなく、後ろ暗いところのないこと。>

 

精励恪勤(せいれいかっきん) <力の限りを尽くして学業や仕事に励むこと。>

 

責任転嫁(せきにんてんか) <自分が引き受けなければならない任務・責務を、他になすりつけること。>

 

是々非々(ぜぜひひ) < 一定の立場にとらわれず,よいことをよいとして賛成し, 悪いことは悪いとして反対すること。是是非非。>

 

切磋琢磨(せっさたくま) <学問や道徳に努め励むこと。また仲間同士で励ましあって向上すること。>

 

切歯扼腕(せっしやくわん) <怒り・くやしさ・無念さなどの気持ちから、歯ぎしりをし腕を強く握り締めること。>

 

絶体絶命(ぜったいぜつめい) <逃れようのない、非常に困難な場面・立場に追い詰められること。進退極まった状態。>

 

善因善果(ぜんいんぜんか) <良いことをすればそれがもととなって必ず良い報いがあるということ。⇔悪因悪果。>

 

先義後利(せんぎこうり) <義を先にして利を後にするものは栄える。>

 

千客万来(せんきゃくばんらい) <入れ替わり立ち替わり、多くの客が来ること。>

 

千載一遇(せんざいいちぐう) <千年に一度しかめぐりあえないほどまれな機会。>

 

専恣横暴(せんしおうぼう) <勝手気ままな振る舞い。>

 

千思万考(せんしばんこう) <何度も考えること。また、あれこれ考えて思いをめぐらすこと。>

 

全身全霊(ぜんしんぜんれい) <その人のもっている心身の力のすべて。からだと心のすべて。体力と精神力のすべて。>

 

前人未踏/前人未到(ぜんじんみとう) <今までだれも足を踏み入れていないこと。また、だれもその境地に到達していないこと。>

 

戦々恐々 (せんせんきょうきょう) <おそれて浮き足だつ様。 緊張してびくびくすること。 非常におそれる様。>

 

前代未聞(ぜんだいみもん) <今まで聞いたこともないような珍しい、または大変なこと。>

 

前途多難(ぜんとたなん) <これから先多くの困難や災難が待っているさま。また、待っているだろうことが予期されること。>

 

千変万化 (せんぺんばんか) <いろいろさまざまに変わること。変化がきわまりないこと。>

 

先憂後楽(せんゆうこうらく) <優れた為政者は心配事については世の人がまだ気付かないうちからそれを心にとめていろいろ処置をし、楽しみは世の人の楽しむのを見届けたあとに楽しむ。>

 

創意工夫(そういくふう) <考えをめぐらせて、新しい方法や手段を見つけ出すこと。>

 

蒼古雄勁(そうこゆうけい) 

 

相思相愛(そうしそうあい) <互いに慕い合い、愛し合っていること。>

 

造反有理(ぞうはんゆうり) <中国語で「造反に理有り」(謀反にこそ正しい道理がある )の意。>

 

草莽崛起(そうもうくっき) <志を持った在野の人々こそが日本の変革を担う原動力になるということ、明治維新の父吉田松陰が維新への決起を促した言葉。>

 

則天去私(そくてんきょし) <我意に捉われない自然な 生き方を理想とする人生観。>

 

率先垂範(そっせんすいはん) <先頭に立って模範を示すこと。>

 

碎啄同時(そつたくどうじ)  <またとない絶好(ぜっこう)のチャンス。両者の気持ちがぴったり合うタイミング。卵の中からヒナが殻を破って生まれ出ようとする瞬間 、内側からヒナが殻をつつくのを「碎(そつ)」、外から親鳥がつつくのを「啄」という。>

 

損者三友(そんしゃさんゆう) 不正直な者、不誠実な者、口先だけの者。付き合えば自分にあだをなす友の3類型。《「論語」季氏から》

 

尊属殺人(そんぞくさつじん) <尊属殺ともいう。1995年の刑法改正法が廃止した刑法旧200条の規定していた殺人罪の特別類型。犯人自身またはその生存配偶者の直系尊属を殺した場合を,死刑または無期懲役という特段に重い刑で処罰していた。法律上の減軽に加えて裁判上の減軽をしても,処断刑の下限は36ヵ月で(68条。量刑),どんな場合でも執行猶予を付しえなかった(25)。予備・未遂も罰した(201条,旧203)。配偶者・直系尊属の範囲は民法により定まる。>

 

{た}

大願成就(たいがんじょうじゅ) <大願がかなえられること。>

 

大器小用(たいきしょうよう) <優れた才能がある人にくだらない雑務をさせること。 または、そのような人をうまく使いこなせていないこと。>

 

大器晩成(たいきばんせい) <大きな器は完成するまでに時間がかかることから、真に偉大な人物も大成するのが遅いということ。大人物は遅れて頭角を現すということ。>

 

大義名分(たいぎめいぶん) <人として、また、臣として国家や君主に対して守るべき道理 ・本分や節義。ある行為のよりどころとなる正当な理由や道理。>

 

大言壮語(たいげんそうご) <実力不相応な大きなことを言うこと。>

 

大衆迎合(たいしゅうげいごう) <ポピュリズム。政治家・権力者が大衆の意識に迎合し、本当の政治から離れていくこと。>

 

大所高所(たいしょこうしょ) <小さな点にこだわらない、広く全体を 見通すような観点・視野。>

 

泰然自若(たいぜんじじゃく) <落ち着いていてどんなことにも動じないさま。> 

 

大胆不敵(だいたんふてき) <度胸があって、恐れを知らないこと。度胸があり、敵を恐れないこと。>

 

大同小異(だいどうしょうい) <小さな違いはあっても、大体が同じであること。>

 

多士済済/多士済々(たしせいせい/たしさいさい) <優れた能力や才能のある人物がたくさんいること。>

 

多事多難(たじたなん) <事件や困難が多いさま。>

 

多種多様(たしゅたよう) <種類が多く、さまざまであること。>

 

多情多感(たじょうたかん) <感情が豊かで、物事に感じやすいこと。感受性が強く、物事に感じやすいこと。>

 

暖衣飽食(だんいほうしょく) <衣食に何の不足もない生活のこと。ぜいたくな生活をすること。>

 

貪官汚吏(たんかんおり) <不正を行い、私利私欲を貪り、私腹を肥やす役人のこと。>

 

単純明快(たんじゅんめいかい) <論理や行動などが、複雑でなく、はっきりして分かり易いこと。物事が込み入っていないさま。>

 

男尊女卑(だんそんじょひ) <男性の社会的地位が高く、女性の社会的地位が低い制度、もしくはその傾向を推奨・肯定する思想を指す。>

 

単刀直入(たんとうちょくにゅう) <前置きや挨拶を抜きにして、直接本題に入り、核心をつくこと。>

 

知行合一(ちこうごういつ) <知識と行為は一体であるということ。本当の知は実践を伴わなければならないということ。>

 

地産地消 (ちさんちしょう) <地域で生産された様々な生産物や資源(主に農産物や水産物)をその地域で消費することである>

 

魑魅魍魎(ちみもうりょう) <山の怪物や川の怪物。様々な化け物、妖怪変化。魑魅は山の怪、魍魎は川の怪であり、一般には山河すべての怪として魑魅魍魎の名で用いられることが多い。人に害を与える化け物の総称。また、私欲のために悪だくみをする者のたとえ。>

 

昼夜兼行(ちゅうやけんこう) <昼も夜も休まず道を急ぐこと。また、 昼夜の区別なく、物事を続けて行うこと。>

 

朝三暮四(ちょうさんぼし) <さるたちにえさをやるのに「どんぐりを朝に3つ、日暮れに4つにする」と言うと、さるたちは怒ったが「朝に4つ、日暮れに3つならどうだ?」というと、さるたちは喜んで、おとなしくなった。このことから、目先の違いにとらわれて、全体のことに気づかないこと。目先の違いにとらわれ、結果が同じになることに気がつかないこと。>

 

長身痩躯(ちょうしんそうく) <背丈が高く痩せた体。>

 

朝聞夕死(ちょうぶんせきし) <朝に道の教えを受ければ夕方には死んでもよい。>

 

眺望絶佳(ちょうぼうぜっか) <素晴しい見晴らしや、絶景のこと。>

 

朝令暮改(ちょうれいぼかい) <命令や法規が次々に変わって一定しないこと。朝に命令を下して、夕方にそれを改めること。>

 

跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ) <悪人など好ましくない者がわがもの顔にのさばりはびこること。>

 

直言居士(ちょくげんこじ) <相手が誰であろうと臆せずに、良いことは良い、悪いことは悪いとはっきり意見を述べる人。>

 

直情径行(ちょくじょうけいこう) <自分の感情のままを言動に表すこと。>

 

猪突猛進(ちょとつもうしん) <猪のように激しい勢いで突進する。融通がきかない人が向こうみずに事を進めることをいう。>

 

沈思黙考(ちんしもっこう) <沈黙して、じっくり物事を考えること。深く考え込むさま。>

 

沈着冷静(ちんちゃくれいせい) <何事にも動じずに、落ち着いていること。類義語 冷静沈着>

 

通奏低音(つうそうていおん) <主にバロック音楽において行われる伴奏の形態。一般に楽譜上では低音部の旋律のみが示され、奏者はそれに適切な和音を付けて演奏する。伴奏楽器が間断なく演奏し続けるということからこの名がある。>

 

適材適所(てきざいてきしょ) <その人の能力・性質によくあてはまる地位や任務を与えること。>

 

手練手管(てれんてくだ、しゅれんてくだ) <思うままに人を操り騙す方法や技術、及び、あの手この手で巧みに人をだます手段や方法。>

 

天衣無縫(てんいむほう) <人柄などが無邪気で飾り気がなく、素直で自然のままの様子。>

 

天下無敵(てんかむてき) <比べるものがないほど強いこと。優れていること。>

 

天涯孤独(てんがいこどく) <遠く異郷に、ひとり暮らすこと。また、身寄りがないこと。>

 

電光石火(でんこうせっか) <稲妻の光や石を打ったとき出る火の意から、動きが非常に素早いことのたとえ。また、非常に短い時間のたとえ。>

 

天壌無窮(てんじょうむきゅう) <天地とともに永遠に極まりなく続くさま。>

 

天真爛漫(てんしんらんまん) <自然のままで飾り気がなく、偽りのないさま。ありのままの真情が言動に現われること。>

 

天地無用(てんちむよう) <運送用語で、中に入っている 物が損壊する恐れがあるため倒立状態(上下逆さま)で輸送してはいけないこと。>

 

天変地異(てんぺんちい)  <天地間に起こる自然の災害や、変わった出来事のこと。>

 

天佑神助(てんゆうしんじょ) <天の助け、神の加護。思いがけない偶然によって助かることのたとえ。>

 

同工異曲(どうこういきょく) <1 詩文などを作る技量は同じであるが、趣が異なること。転じて、音楽を演奏する手法は同じであるが、味わいが異なること。異曲同工。2 外見は違っているようだが、内容は同じであること。>

 

韜光養晦(とうこうようかい) <目立たず力をつけること。国力が整わないうちは、国際社会で目立つことをせず、じっくりと力を蓄えておくという戦略(中国)>

 

同床異夢(どうしょういむ) <立場が同じでも、考え方や目標とするものが違うこと。>

 

東奔西走(とうほんせいそう) <あちこち忙しく駆け回ること。>

 

十日之菊(とおかのきく) < 必要な時に遅れたために、役に立たなくなったもののこと。>

 

独断専行(どくだんせんこう) <物事を自分の考えだけで勝手に推し進めること。>

 

独立自存(どくりつじそん) <他の何物にも影響を受けることなく、自らの力で存在していること。>

 

独立独歩(どくりつどっぽ) <他人に頼らず、自分の力で信ずる道を進んでいくこと。独立 して自分の思うとおりにやること。>

 

独立不羈(どくりつふき) <他から何の制約も受けることなく、みずからの考えに従って事を行うこと。>

 

兎死狗烹(としくほう)」 <ウサギ狩りが終われば、不用になった猟犬は煮て食われる。>

 

徒手空拳(としゅくうけん) <手に何も持っていないこと。また、何かを始めようとするときに、身一つで他に頼むものがないこと>

 

{な}

内柔外剛(ないじゅうがいごう) <内心は気が弱いが、外見は強そうに見えること。>

 

内憂外患(ないゆうがいかん) <国内の心配事と外国からもたらされる心配事。>

 

難行苦行(なんぎょうくぎょう) <悟りを開くため、種々の苦難に耐えて修行すること。また、ひどい苦労をすること。>

 

難攻不落(なんこうふらく) <攻めることが困難で、なかなか陥落しないこと。転じて、こちらがいくら働きかけても、相手がなかなか自分の要望を受け入れてくれないこと。>

 

南船北馬(なんせんほくば) <《中国の南方は川や湖が多いので船を用い、北方には平原や山野が多いので馬に乗るというところから》絶えず旅していること。各地をせわしく旅すること。東奔西走。>

 

二者択一(にしゃたくいつ) <二つの事柄の、どちらか一方を選ぶこと。二つの選択肢のうちの一方を選ぶこと。>

 

二束三文(にそくさんもん) <数量が多くても、値段がごく安いこと。また、ひどく安い値段。>

 

二人三脚(ににんさんきゃく) <二人並んで、隣り合った足くびを結び合わせて三本足で走る競技。比喩的に、仕事を分け持つ二人が一体となって共通目的に励むこと。>

 

如是我聞(にょぜがもん) < 仏教で、経文の冒頭に置かれる言葉。「かくのごとく、我聞けり 」の意。>

 

日進月歩(にっしんげっぽ) <日に日に絶えず進歩すること。進歩の度合いが急速であること。>

 

寧静致遠(ねいせいちえん) <誠実でなおかつこつこつと努力を続けないと、遠くにある目的に到達することはできないという意味。>

 

年年歳歳(ねんねんさいさい)  <毎年毎年。この年も明くる年も。>

 

{は}

杯中蛇影(はいちゅうだえい) <疑ってかかれば何でもないことでも疑わしく見えてしまい、神経を悩ます元になるというたとえ。疑い深くなり、ありもしないことに悩む様子。「杯中の蛇影」とも>

 

廃仏毀釈(はいぶつきしゃく) <幕末から戦中にかけて行われた仏教排斥運動。明治時代草創期に行われたものがよく知られている。>

 

馬鹿正直(ばかしょうじき) <正直すぎて機転や融通の利かないさま、臨機応変でないさまを表わす。>

 

破顔一笑(はがんいっしょう) <顔をほころばせて、にっこり笑うこと。>

 

白砂青松(はくしゃせいしょう) <白い砂と青々とした松(主にクロマツ)により形成される、日本の美しい海岸の風景のたとえ。「はくさせいしょう」とも。>

 

博覧強記(はくらんきょうき) <広く書物を読み、いろいろな事をよく記憶していること。>

 

馬耳東風(ばじとうふう) <他人の意見や批評に注意を払わず、聞き流すこと。>

 

破邪顕正(はじゃけんしょう) < 仏教用語:誤った見解や教え,とらわれを退けて,仏教の正しい見解,実践,教えをあらわし示すこと。誤った考えを打破し、正しい考えを示し守ること。不正を破って、正義を明らかにすること。>

 

八面六臂(はちめんろっぴ) <多方面で、めざましい活躍をすること。また、一人で何人分もの活躍をすること。>

 

八紘一宇(はっこういちう)、八紘為宇(はっこういう) <天下を一つの家のようにすること。>

 

八方美人(はっぽうびじん) <だれに対しても、如才(じょさい)なく振る舞うこと。 また、そのような人。>

 

波瀾万丈(はらんばんじょう) <波が非常に高いように物事の変化が起伏に富んではげしいことのたとえ。>

 

罵詈讒謗(ばりざんぼう) <悪口の限りを言い、手ひどくののしること。乱暴で品のない言葉を使い、相手のことを悪く言うこと。>

 

罵詈雑言(ばりぞうごん ) < ありとあらゆる口ぎたない、ののしりの言葉。>

 

万古不易(ばんこふえき) <永久に変わらないこと。>

 

盤根錯節(ばんこんさくせつ) <物事が複雑に入り組んで、解決しがたいこと。ある勢力がはびこって取り除きがたいこと。>

 

半信半疑(はんしんはんぎ) <信じられそうでもあるが 、疑わしく思う気持ちもあって、どちらとも心の決まらない状態。>

 

半醒半睡(はんせいはんすい) <半ば目覚め、半ば眠った状態。意識が朦朧としてはっきりしないさま。>

 

非違行為(ひいこうい) <非法行為と違法行為のこと。行政職員などが、公的もしくは私的に遵法していない行為をさす。>

 

飛耳長目(ひじちょうもく) <物事の観察に鋭敏で、見聞が広く精通していること。観察力や情報の収集力があり、物事に通じていることの形容。>

 

美辞麗句(びじれいく) <うわべだけを飾り立てた耳ざわりのよい文句。>

 

悲憤慷慨(ひふんこうがい) <運命や社会の不正などを憤って、悲しみ嘆くこと。>

 

誹謗中傷(ひぼうちゅうしょう) <他人をそしる(誹る・謗る)こと、あるいは根拠のない嫌がらせや悪口などを言うこと(中傷)。 >

 

眉目秀麗(びもくしゅうれい) <(男性で)容貌が優れて美しいさま。>

 

百折不撓 (ひゃくせつふとう) <何度失敗しても 志を曲げないこと。>

 

百戦錬磨(ひゃくせんれんま) <たびたびの戦いで鍛えられていること。また、経験が豊かで処理能力にすぐれていること。>

 

百年河清(ひゃくねんかせい) <期待できないことをいつまでも待ち続けること。または、いつまで待っても望みは叶わないということ。「百年河清を俟つ(ひゃくねんかせいをまつ)」>

 

百家争鳴(ひゃっかそうめい) <いろいろな立場にある人が自由に議論をたたかわせること 。多くの学者や専門家が何の遠慮もなく、自由に自説を発表し、活発に論争し合うこと。>

 

百花繚乱(ひゃっかりょうらん) <様々な種類の花が色とりどりに咲き乱れる様子。転じて、多数の優秀な人材、美人が一堂に会する状況。>

 

百鬼夜行(ひゃっきやこう・ひゃっきやぎょう) <日本の説話などに登場する、深夜の町を集団で徘徊する鬼や妖怪などの異形の存在たちの行列である。>

 

比翼連理(ひよくれんり) <男女の情愛の、深くむつまじいことのたとえ。相思相愛の仲 。夫婦仲のむつまじいたとえ。「比翼の鳥」と「連理の枝」から。>

 

非理法権天(ひりほうけんてん) <《非は理に勝たず、理は法に 勝たず、法は権に勝たず、権は天に勝たぬという意》天道に従って行動すべきである ということ。楠木正成が旗印とした。>

 

疲労困憊(ひろうこんぱい) <疲れきってしまうこと。「困憊」はすっかり疲れきること。 疲れて弱りきること。>

 

品行方正(ひんこうほうせい) <行いがきちんとしていて正しいこと。>

 

風光明媚(ふうこうめいび) <自然の眺めが清らかで美しいこと。また、そのさま。>

 

風林火山(ふうりんかざん) <甲斐の戦国大名・武田信玄の旗指物(軍旗)に記されたとされている「疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山」(疾(はや)きこと風の如く、徐(しず)かなること林の如し、侵略(しんりゃく)すること火の如く、動かざること山の如し>

 

不易流行(ふえきりゅうこう) <いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しく変化を重ねているものをも取り入れていくこと。また、新味を求めて変化を重ねていく流行性こそが不易の本質であること。>

 

不可抗力(ふかこうりょく) < (1)天災地変など人力ではどうすることもできないこと。 (2)通常、必要と認められる注意や予防方法を尽くしても、なお損害を防ぎきれないこと。>

 

不羈奔放(ふきほんぽう) <世間のしきたりにとらわれないで、思いのままに振る舞うこと。>

 

不協和音(ふきょうわおん) <協和しない音程・和音のことで、調和が乱れていることを示す。>

 

複雑多岐(ふくざつたき) <物事が込み入って、多方面にかかわっているさま。いくつもの問題点が入り組み、さまざまな要素が関係するさま。>

 

不倶戴天(ふぐたいてん) <同じ天の下には一緒にはいない、同じ天の下には生かしておかない意で、それほど恨みや憎しみの深いこと。もとは父の仇(かたき)を言った。「ともにはてんをいただかず」と訓読。「不倶戴天(ふぐたいてん)の敵」>

 

不言実行(ふげんじっこう) <あれこれ言わず、黙ってなすべきことを実行すること。>

 

富国強兵(ふこくきょうへい) <国家の経済を発展させて軍事力の増強を促す政策をいう。>

 

不惜身命(ふしゃくしんみょう) <仏道のために身も命も惜しまないこと。身や命をささげて 惜しまないこと。身を顧みないこと。▽仏教語。>

 

不将不迎(ふしょうふげい) <過ぎたことをくよくよと悔やんだり、まだ来ない先のことを、あれこれ悩んだりしないこと。>

 

夫唱婦随(ふしょうふずい) <夫婦の仲が非常によいこと。夫が言い出し妻がそれに従う意から。>

 

不即不離(ふそくふり) <二つのものの関係が深すぎもせず、離れすぎもしないこと。つかず離れず、ちょうどよい関係にあること。>

 

不定愁訴(ふていしゅうそ) <はっきりした理由や原因がとらえられないが,頭が重い,肩が凝る,腰が痛い,いらいらするというような患者の訴え,またその症状をさす臨床用語。>

 

不撓不屈(ふとうふくつ) <どんな困難に出会ってもけっして心がくじけないこと。>

 

不眠不休(ふみんふきゅう) <眠りも休みもしないこと。>

 

不平不満(ふへいふまん) <不平と不満のこと、文句や愚痴などのこと。>

 

付和雷同(ふわらいどう) <自分にしっかりとした考えがなく、他人の言動にすぐ同調すること。>

 

粉骨砕身(ふんこつさいしん) <力の限り努力すること。また、骨身を惜しまず一生懸命に 働くこと。骨を粉にし、身を砕くほど努力する意から。>

 

焚書坑儒(ふんしょこうじゅ) <中国を秦王朝が統治していた時代に発生した思想弾圧事件。言論・思想・学問などを弾圧すること。書物を焼いて儒学者を穴埋めにする意から。「焚」は焼く意。「坑」は穴埋めにする意。>

 

文武両道(ぶんぶりょうどう) <文事と武事、学芸と武芸、その両道に努め、秀でていることを指す語。>

 

弊衣破帽(へいいはぼう) <ぼろぼろの衣服と破れた帽子。特に、旧制高等学校の生徒の間に流行した蛮カラな服装。>

 

平穏無事(へいおんぶじ) <変わったこともなく穏やかなさま。>

 

平身低頭(へいしんていとう) <ひれ伏して頭を下げ、恐れ入ること。また、ひたすらわびること。>

 

変幻自在(へんげんじざい) <現れたり消えたり変化したりが、自由自在であるさま。思い のままに変化するさま。また、変わり身が早いさまにも用いる。>

 

片言隻句(へんげんせきく) <わずかな言葉。ほんのちょっとした言葉。ひとこと。>

 

片言隻語(へんげんせきご) <ほんのちょっとした言葉。片言隻句>

 

暴飲暴食(ぼういんぼうしょく) <度を過ごして飲食すること。>

 

暴支膺懲(ぼうしようちょう) <支那事変(日中戦争。対米英開戦以降は太平洋戦争に含まれる)における大日本帝国陸軍のスローガン。「暴戻(ぼうれい)支那(しな)ヲ膺懲 (ようちょう)ス」を短くした四字熟語。「暴虐な支那(中国)を懲らしめよ」の意味。>

 

傍若無人(ぼうじゃくぶじん) <人のことなどまるで気にかけず、自分勝手に振る舞うこと。>

 

茫然自失(ぼうぜんじしつ) <あっけにとられて、我を忘れてしまうさま。>

 

抱腹絶倒/捧腹絶倒(ほうふくぜっとう) <腹をかかえて、ひっくり返るほど大笑いをすること。>

 

墨痕淋漓(ぼっこんりんり) <墨を使って書かれたものが生き生きとしている様子。>

 

本地垂迹(ほんじすいじゃく) <仏が日本人を救うために神となって垂迹したという神仏習合思想の理論。本地は仏、垂迹は、衆生を救済するためこの世に現れること。>

 

本末転倒(ほんまつてんとう) <物事の重要なところと、そうでないところを逆に捉えたり、扱ったりすること。>

 

{ま}

満身創痍(まんしんそうい) <からだじゅうが傷だらけの様子。また、ひどく非難されて 痛めつけられること。>

 

未来永劫(みらいえいごう) <これから未来にわたる、果てしなく長い年月。永遠。>

 

無為徒食(むいとしょく) <何もしないでただぶらぶらとして日を過ごすこと。働くこともせずに暮らすこと。>

 

無為無策(むいむさく) <なんの対策も 方法もたてられず、ただ腕をこまねいていること。計画が何もないこと。>

 

無我夢中(むがむちゅう) <ある事にすっかり心を奪われて、我を忘れてしまうさま。>

 

無間地獄(むげんじごく) <八大地獄の最も底にある地獄。五逆罪の大罪を犯した者が落ち、非常に長い時間、絶え間なく責め苦を受けるという。>

 

無知蒙昧(むちもうまい) <学問がなく、物事の道理を知らないこと。また、そのさま。知恵が浅く、愚かな事が「無知」。物事の道理が分からないことが「蒙昧」。>

 

無病息災(むびょうそくさい) <病気せず、健康であること。元気なこと。>

 

無味乾燥(むみかんそう) <なんの面白みも味わいもないさま。>

 

無欲恬淡(むよくてんたん) <淡泊で欲がなく、物に執着しないさま。欲がなくあっさりしていて、物に執着しない様。 私心がなく物に執着せず心安らかなこと。>

 

無理難題(むりなんだい) <解決不可能な問題。道理に外れた言いがかり。>

 

無理無体(むりむたい) <相手の意志を無視して、強制すること。>

 

明鏡止水(めいきょうしすい) <一点の曇りもない鏡や静止している水のように、よこしまな心がなく明るく澄みきった心境を指す。>

 

名誉毀損(めいよきそん) <他人の名誉を傷つける行為。>

 

名誉挽回(めいよばんかい) <失ってしまった名誉を取り戻すこと。>

 

滅私奉公(めっしほうこう) <私利私欲を捨てて、主人や公のために忠誠を尽くすこと。>

 

面従腹背(めんじゅうふくはい) <表面上は従うように装うが、内心は反抗すること。>

 

面壁九年(めんぺきくねん) <九年間の長い間、壁に向かって座禅を組んで修行 すること。長い期間一つのことに専念してやり遂げること。 または、長い期間努力し続けること。>

 

面目躍如(めんもくやくじょ) <その人本来の姿が生き生きと現れているさま。>

 

忘己利他(もうこりた) <伝教大師最澄の言葉『己を忘れて他を利するは慈悲の極みなり』>

 

門外不出(もんがいふしゅつ) <すぐれた技術や貴重な物などを厳重にしまっておいて、決して他人に見せたり貸したりしないこと。>

 

門前成市(もんぜんせいし) <その家に出入りする者が多くたいへんにぎわうことのたとえ。権力、名声が高い。商売が繁盛しているなどのさま。>

 

{や}

夜郎自大(やろうじだい) <自分の力量を知らないで威張ること。知識も力もないのに尊大にふるまうことのたとえ。>

 

唯我独尊(ゆいがどくそん) <世の中で自分だけがえらいと思い上がること。お釈迦様が生まれた時7歩歩いて天地を指さし「天上天下唯我独尊」と唱えたことから>

 

勇往邁進(ゆうおうまいしん) <恐れることなく、自分の目的・目標に向かって、ひたすら前進すること。>

 

有害無益(ゆうがいむえき) < 害があるだけで何も益がないこと。害にはなっても何の利益にもならないこと。>

 

有司専制(ゆうしせんせい) <明治政府の政治が、政府内の特定藩閥政治家数名で行われていると批判した言葉。>

 

優柔不断(ゆうじゅうふだん) <ぐずぐずしていて、判断するのに迷いが生じること。また、そのような性格の人。>

 

優勝劣敗(ゆうしょうれっぱい) <力の強い者が勝ち残り、劣っている者が負けること。>

 

有職故実(ゆうそくこじつ) <朝廷や公家の礼式・官職・法令・年中行事・軍陣などの先例・典故。また、それらを研究する学問。平安中期以後、公家や武家の間で重んじられた。>

 

融通無碍(ゆうずうむげ) <どんな場合にもよく適応できて、少しのよどみもないこと。>

 

有名無実(ゆうめいむじつ) <名ばかりで、それに伴う実質のないこと。>

 

勇猛果敢(ゆうもうかかん) <勇ましくて力強く、決断力のあるさま。危険や困難を恐れずに力強く思い切りのよい決断をして行動すること。>

 

悠々自適(ゆうゆうじてき) <俗世間を退いて、のんびりと日々を過ごすこと。>

 

油断大敵(ゆだんたいてき) <注意を少しでも怠れば、思わぬ失敗を招くから、十分に気をつけるべきであるという戒め。「油断」は気をゆるめること。油断は大失敗を招くから 、どんなものより恐るべき敵として気をつけよ、という意。>

 

用意周到(よういしゅうとう) <用意が行き届いて、手ぬかりがないこと。>

 

容姿端麗(ようしたんれい) <顔や姿が整い、美しいさま。元々、外見の褒め言葉。美貌。容姿は顔だちとからだつき。すがたかたち。 端麗は姿・形が整っていて、美しいこと。端整。顔だちもスタイルも整っていて美しいこと。>

 

羊頭狗肉(ようとうくにく) <看板には羊の頭を掲げながら、実際には犬の肉を売る意。見かけと実質とが一致しないことのたとえ。見掛け倒し。>

 

{ら}

磊落不羈(らいらくふき) <度量が広く、豪快で、かつ非凡な才能を持っていること。>

 

流水落花(らっかりゅうすい) <水面に落ちた花が水に流れること。晩春の景色。転じて、物事が衰退、零落することのたとえ。また、男女の心が通じ合い、相思相愛になることのたとえ。>

 

利害得失(りがいとくしつ) <利益と損害。儲けと損。>

 

戮力協心(りくりょくきょうしん) <全員の力を結集し、一致協力して任務に当たること。>

 

離合集散(りごうしゅうさん) <離れ離れになったり、集まって再会したりすること。協同したり反目したりすること>

 

立身出世(りっしんしゅっせ) <社会的に高い地位を得て、世に認められること。>

 

利敵行為(りてきこうい) <敵を利する行為。 戦時の兵士の罪としては、敵前逃亡と並ぶ重罪。通常、極刑に処される。 転じて、競合相手に与する・競合相手を利する行為についてもいう。>

 

流言飛語(りゅうげんひご)流言蜚語(りゅうげんひご) <口づてに伝わる、根拠のない情報。全く根拠のないうわさ。>

 

竜頭蛇尾(りゅうとうだび) <最初は竜のように立派だが、終りになるに従い蛇の尾 のように尻すぼみになること。>

 

粒々辛苦/粒粒辛苦(りゅうりゅうしんく) <米の一粒一粒が農民の苦労の結晶であること。転じて,こつこつと地道な努力を重ねること。>

 

良妻賢母(りょうさいけんぼ) <夫に対してはよい妻であり、子供に対しては養育に励む 賢い母であること。また、そのような人。>

 

理路整然(りろせいぜん) <物事が道理にきちんとあてはまっているさま。話などの筋道が整っているさま。>

 

霖雨蒼生(りんうそうせい) <苦しんでいる人々に、救いの手を差し伸べること。また、民衆の苦しみを救う慈悲深い人のこと。>

 

臨機応変(りんきおうへん) <その時その場に応じて、適切な手段をとること。機()に臨(のぞ)んで変(へん)に応(おう)ず。>

 

輪廻転生(りんねてんしょう・りんねてんせい) <人が生まれ変わり、死に変わりし続けること。>

 

冷静沈着(れいせいちんちゃく) → 沈着冷静

 

老若男女(ろうにゃくなんにょ) <老人も若者も、男も女も含む、あらゆる人々。>

 

論功行賞(ろんこうこうしょう) <功績の有無や大きさの程度を調べ、それに応じてふさわしい賞を与えること。>

 

{わ}

和顔愛語(わがんあいご) <和やかで温和な顔つきや言葉つき。穏やかで、親しみやすい振る舞いのこと。>

 

和気藹々(わきあいあい) <心と心が通じ合い、和やかな気分が周囲に満ちあふれている様子。>

 

和魂洋才(わこんようさい) <日本固有の精神を失わずに、西洋からのすぐれた学問・知識を摂取し、活用すべきであるということ。>

 

和洋折衷(わようせっちゅう) <日本風と西洋風の様式を一緒に取り入れること。>

 

 

{間違えやすいもの}

(誤り)けんけんがくがく【喧喧諤諤】 「 けんけんごうごう(喧喧囂囂)」と「かんかんがくがく(侃侃諤諤)」とが混同されてできた

 

 

{三字熟語}

 

姐御肌(あねごはだ)

安本丹(あんぽんたん)

韋駄天(いだてん)

十八番(おはこ)

我楽多(がらくた)

依怙地(いこじ)

四方山(よもやま)

獅子吼(ししく)

手薬煉(てぐすね)

駄法螺(だぼら)

雪月花(せつげっか)

五月雨(さみだれ)

朧月夜(おぼろづきよ)

頓珍漢(とんちんかん)

素頓狂(すっとんきょう)

大団円(だいだんえん)

知情意(ちじょうい)

不如意(ふにょい)

 

 

 

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