所有権による返還請求権・・・・ が 成立しても
検討してきた要件が、無くなれば・・・・権利がなくなる・

  ★所有者が、変わったか?
  ★占有の変化
  ★滅失

債務の一般的な変化事由(譲渡・免除・相殺等は適用されない?物権的債務の特殊性)


2、費用の問題(受忍・行為請求権なのか)

3、調整の問題・・・次の諸点の処理(我妻講義1591)
  @果実・使用利益ある場合
  A毀損していた場合(191)・・
  B投下費用(196)

  C目的物から被った損害
  D目的物を取得するために支出した対価
  CDは関係なし???

4、返還義務者に留置権がないか?
等を検討する事

 占有者が、物と牽連する債権を有しているか?・・分からない場合は、それぞれの法律関係を調べる事

  分かりにくいので、具体例を50個ほど、並べる事・・・大目に取り込み、後のページでさらに上の要件を充たすか絞り込む

 物自体から債権が発生した場合・・・・1
 物の返還請求権と同一の法律関係から発生した場合・・・・2
 ・・・・・・・・・・・・・・同一の生活関係・・・・・・・・・・・・・・・・・・3・・・とすると・・・
    
  
      時計屋が、客から預かった時計を修理したが、修理代金をもらっていないので、代金を払えと言える場合・・・・・・1と2に該当
      占有者が物の価値を上げる行為をした・・・上のように修理をする他・・・ペンキを塗る・等・・有益費・必要費にあたる行為を並べまくる事
      傘・靴を取り違えたので、自分の傘を返せと言える場合・・・・3に該当
      売買が取消された場合の、物の返還と代金返還・・・2・・もっとも、同時履行もある
      物の占有者が、何か損害を負う場合(損害賠償請求権ある場合)
       ・・・・・・・物の瑕疵による場合・・・1
      ・・・・・・・二重譲渡で負け、売主に損害賠償を請求できる場合


  以上のような、権利を占有者が有する場合・・・・ここをクリック



5、占有権による返還請求権も検討したい場合