2004年夏 欧州観光(保存)鉄道めぐり

8月5日 (木)

ユーロスターで移動
ホテル→ Paddington →<Bakerloo>→Waterloo 1209 → 1557 Gare Nord → ホテル

9時30分頃ホテルをチェックアウト、荷物を引きずりパディントン駅に行く。ここで再度パディントンベアーの像を探す。すると昨日乗ったハズのエスカレータの脇にすぐに見つかる。あるいは反対側からエスカレーターにアプローチしたため気づかなかったのかもしれない。パディントン駅構内回転スシYO!の脇のパブに登るエスカレータ脇です。
目的を果たしたので、地下鉄に乗りウォータールー駅に行く。ベイカールー線で乗換えなしで行けるのが便利利である。おまけに全てエスカレータがあるので荷物をもってに移動も比較的楽である。ロンドン市内に安く泊まるならパディントン駅周辺が良い。
ウォータールー駅で余る時間を過ごし、いよいよユーロスターでパリ北駅に向かう。早くホームに行って写真でも撮ろうと思ったら出発15分前にならないとホームに入れないとのこと。ひたすら待つ。15分前になりエスカレータでホームに上がると、目指す車両は遥かかなた。18両編成の1号車付近だったので丸々1編成分ホームを歩くはめに。いや往年の阿呆列車先生も宮脇氏も乗車する列車の全姿を見ないと気が済まない、と曰ったではないか。ここは一つ優雅に車両を眺めて歩く。見ているとユーロスターの台車は連接と非連接が交互になっている。なぜだろう。やがて目的の17号車にたどり着くが、まだ乗車が完了していない。やはり荷物置場所にこまっているのであろう。荷物をカミサンに任せ、先頭車両の写真を撮っていると発車時刻が迫って来る。慌てて車内に行くとカミサンが荷物の置場に困っていた。所定の荷物置場か自分の席の近くに置いて置きたかったらしい。仕方がないので空いている荷棚に押し込んで問題解決、いざ出発。

ウォータールー駅 パリ北駅 綺麗になパリ北駅の入り口


12時09分定刻にウォータールー駅を発車した。しばらくはサードレールで給電し郊外に向けてのんびり走る。30分も走るとやがて変電所が見えてきて線路が新しくなる。架線柱も見えてきて速度も速くなる。どうやら新線を機関車がパンタを上げて走行している様である。新線区間はM25に沿っているらしく車窓からクルマが見え、その倍以上速い。1355新線から降りて在来線に戻りアッシュフォード(Ashford International)駅に停まる。5分停車で発車し再び新線に戻る。ドーバーのチャネルリンクが見えてしばらく走った後、1309アナウンスがありチャネルトンネルに入る。このトンネルは約50kmなので時速150kmで走ると約20分で抜ける見通しである。果たして1329トンネルを抜けフランスに入る。すぐにカレー(Calaie Frethun)駅に到着する。こちらにもチャネルリンクがある。それからさらに1時間25分良く耕された農地を通り終点パリ北駅到着。ここではステップを使って下車する。
初めて訪れるフランスはパリ北駅から始まった。第一印象は駅の周辺はなんだか臭くキタナイ。これはどうやら西側の出入り口に出てしまったみたいで、後で気づいたが東側の出入口は比較的綺麗である。その東側の入口のインフォメーションで地図をもらう。駅前にレストランやカフェが多い、また北駅から東駅にかけては電気店が多い。しかしロンドンの様にスーパーマーケットやコンビニエンスストアはあまり見かけない。予約しておいた東駅の近くのホテルを探すが、道を1本間違えたらしくぐるり一回りしてホテルにたどり着く。もらった地図が悪いことにしよう。早速チェックインする。部屋はEn-Suiteであるが何より「高速インターネット」が部屋に装備されているとのこと。パリ市内の情報を得ようとするが、そんなに痒いところに手が届くサイトがあるはずがない。自分の足で稼ぐしかない。ということでホテルを出て付近を散策する。近くに市場がありおいしそうなチーズやワインそれにフランスパンを売っている。迷ったあげく一番安いカマンベールチーズと赤ワインを購入する。考えてみるとワインのコルクを開ける術がない。幸い隣りの店が金物屋だったのでパリの土産にワインオープナーを買う。これが何と開けるワインよりも高い。昔フランスではワインより水の方が高いから皆ワインを良く飲む、と聞いたが真にその通りである。
チーズとワインは夜食用として、夕食を食べる場所を物色する。何となく近くのオープンカフェ風の店に入りテーブルワインを頼み久々にステーキを食べる。ステーキの味はたいしたことは無かったが、イギリスから来たために何もかもがおいしく感じる。特に付け合わせのパンが最もおいしかった。その後パン屋でフランスパンを買いホテルに戻る。買ってきたチーズを開けるとなんだか臭い。そう大根とウンコを混ぜたような臭いである。たまらん寝る。

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