8月3日 (火)
Barmingham → Oxford → London (Burnel hotel) [走行:159.5m (255km)]
未明に雷が鳴ったというが気づかずに目が覚める。時計の針は8時をまわっている。窓の外はけっこうな雨である、傘を差している歩いて人が少ない。
両替をする必要があったので街の中心部に歩いて出かける。ブロードストリートから運河を越えオペラハウスの先の昨日間違えたラウンドアバウトにの下を越え市庁舎からニューストリートという繁華街に出る。ここでHSBCがあったので両替する。レートはあまりよくないが仕方がない。バーミンガムには地下鉄があるが残念ながら乗る時間の余裕がない。バーミンガムの市内は起伏に富んでいて通りから突然歴史的建造物が見えたりして楽しい街である。
両替もできたのでロンドンに向かうがせっかくなので途中にある観光地オックスフォードに寄ってみる。途中のサービスでコーヒーとサンドイッチの食事を摂り、懸案だったBFタイプのソケット変換装置を購入する。今まで一番安い1.59GBPであった。
バーミンガムからM42でオックスフォードの入口の近くまで行き街に入る。オックスフォードでもパーク&ライドを奨励しており街の中心に向かう道路にはバス専用レーンがある。とりあえず街の中心地まで行き地下にあるぺイ&ディスプレイ方式の駐車場にクルマを停める。地上に出るとバス乗り場であった。とりあえずインフォーメーションを目指し、ここで地図を購入する。地図に沿って観光する。天気が良く人が多い。どうやらロンドンから10分おきにオックスフォード直行バスが出ているとのこと。列車でも1時間程度のはず。街のなかは人が多いが1歩裏通りに入ると人影もまばらで良い雰囲気の風景がある。なるほどこれは観光地だ。本屋で辞書を探すがなぜか売っていない。1時間ほど観光したら飽きたのでロンドンに向かうことにする。
 |
 |
 |
オックスフォードの風景(1) |
オックスフォードの風景(2) |
オックスフォードの風景(3) |
M42をロンドン方向に向かうつもりが間違えて逆方向に走ってします。来るときに出たラウンドアバウトまで戻らなければならない。イギリスの道路になれているつもりがこのようなポカを犯すから慣れは怖い。
M40を走っていると雲行きが怪しくなり、果たして雷雨となる。かなりの豪雨である。周りのクルマはみるみるスピードを落とす。小生は日本でなれているので、平静を装うが決して半端ではない雨である。雨は強弱を繰り返しM40の終点付近では小雨になった。この辺りから道路が渋滞しはじめた。訳も分からずいずれ解消すると高をくくっていると道路情報案内に ××通りの△△ U/Pが閉鎖されている旨の表示がある。地名がよく分からないので今の渋滞に関係あるのか否か分からない。そのまま進むと、やがて道路はパトカーにより閉鎖されていてランプウェイに出るしかない。そこで渋滞していた模様である。これを越えれば大丈夫と思ったら、どうもそんな単純ではなく、どうやら先ほどの集中豪雨で道路のアンダーパス部分が水没し他のU/P(=アンダーパスと判明)も水没しており通行止めになっている様である。M40の延長のA40のロンドン市内は結構立体交差が多いのでこのままA40を進わけには行かない様である。なんとか抜け道らしき道路を見つけ走ってみるとそこはかの「アビーロード」であった。その先をパディントン方向に向かうと、道路は退勤時間と水たまりによる渋滞で1時間に数マイルしか動かない状態が続く。また道路が渋滞するとロンドンの警察は途中で道路を閉鎖してしまうので思い通りに進めない。水害対策のためか消防車が渋滞の車列に割り込み先を急ぐ。そんなこんなであるがノロノロ運転でなんとかパディントン駅に近づいたと判断したので燃料を補給する。イギリスではガソリンも軽油も価格に大差がない。スタンドで料金を払ってカードのサインをするとレジの兄ちゃんが「英語で名前の上にサインをしろ」と言ったので確認すると、冗談だよ、といってからかわれてしまった。こちらも応じてこの文字は日本の漢字だ、と威張った。
 |
 |
 |
大雨で水没したクルマ |
知らずに通ったアビーロード |
パディントン駅近くのインターネットカフェ |
これから一旦ホテルにチェックインし荷物を置いてからレンタカーを返却するつもりである。何とか目的地であるホテルのある通りにたどり着いたが目指すホテルが見つからない。雨は相変わらず強弱を繰り返している。見る見るうちにクルマを停めた通りが渋滞して行く。とりあえず返却時刻の30分前まで探しダメな場合は一旦クルマを返却しタクシーでホテルを探そうと決め再度ホテル探しをはじめる。近くのコンビニで尋ねてみると、この付近にはホテルはないという。そうこうするうちに30分前になったので諦めて、レンタカーの営業所を目指す。相変わらず渋滞している道路を回避し脇道にそれたつもりが実はM40への取り付け道路であった。オー、マイゴッド!真にこの心境であった。しかし5km走れば街中に降りられると考えていたら、乗った先は大渋滞、とても5分や10分で出られる気配がない。やむなく路肩走行をはじめる。その内にここも渋滞する。30分かけて出口への分岐まで到達する。既に営業所は閉まっている時刻である。ところがここで大問題発生、なんと出口が閉鎖中、しかしここがイギリスの道路の良いところ、出口への分岐がラウンドアバウトになっているので、来た道を引き返すことができる。幸い街中に向かう方向は渋滞もなく元の道付近に戻ることができた。このころには市内の渋滞も一段落していて約15分遅れてレンタカーの営業所に到着する。幸い職員がまだいたので無事クルマを返却することができた。その後タクシーでホテルを探してもらうと、先ほど一生懸命探していた通りの遥か先に連れていってくれた。ロンドン市内の住所の付け方を理解していればもっと簡単に探すことができたと思っても後の祭りである。
ホテルでは"RatesToGo"で予約し、その予約番号を伝えるが判然としない。とにかく予約票を印刷しろと言っている。こちらは予約票をPDFにしてもっていたので、USBメモリ経由で渡そうと思ったが、今度はホテルのパソコンにUSBポートが無い。仕方がないので"RatesToGo"へのデポジット分を損した価格でチェックインする。後で分かったことであるが、"RatesToGo"の予約システムは各ホテルとオンラインでつながっているわけではなく、紙ベースで各ホテルとの処理を行っている様である。従って予約票を印刷できないと彼らも決済できずに"RatesToGo"のデポジット分を取り返すことができないのである。何はともあれ通常のタリフよりは安い価格で宿泊できたので、デポジットは勉強代と思い諦めることにする。ホテルはいかにも安宿といった感じであったが、En-suiteであった。
遅い夕食を探しにホテルの近辺を散歩し一軒のパブに入ると客が皆同じ方向を向いてビールを飲んでいる。その理由を探ると、店の一角にスクリーンがありサッカーの試合を放映していた、ということが判明した。結局ホテルの向かいにあるイタリア料理店でハイネケンでフィッシュを食べる。夜購入した変換プラグを使ってパソコンに充電しているとヒューズが切れた。

(C) AOKI Masashi 2004 All Rights,Reserved