2000年夏休みの旅

〜 しまなみ海道と乗鞍 〜

2000年8月9日(水)

姫路〜姫路城(観光)〜花田IC〜播但連絡道〜和田山〜G〜加悦SL広場〜天の橋立(笠松)〜宮津〜舞鶴〜小浜〜敦賀〜敦賀IC〜鯖江IC〜サバエシティホテル(泊) <298.8km>

国宝かつ世界遺産である姫路城を観光する。大手門前の駐車場にクルマを停める。開城は午前9時であるが時刻前に入口に着いてしまう。10人ほどの人が開城を待っている。午前9時、太鼓の音が鳴り響き入城が開始される。白鷺城と呼ばれるだけあって美しいが一部工事を行っておりちょっと目障りである。城内は迷路の様になっているため順路通りに歩くとなかなか天守閣にたどり着けない。いい運動ではあるがいかんせん蒸し暑い。天守閣を登ると室内が思ったよりも暑い。最上階は眺めは良いが何故か風の通りが悪い。

   
国宝・世界遺産 姫路城 天守閣から望む姫路市街 夜久野のラウンドアバウト

姫路城観光を終了し、次の目標を日本三景の一つ天の橋立とする。昨日走った道路を戻り、播但連絡道を生野を目指して走る。走り始めるとかつて天の橋立の近くに加悦鉄道があり、その跡が記念館か何かになっていた事を思い出し、目標を加悦鉄道に再設定する。播但連絡道は走ってみると最近和田山まで開通した様で、途中朝来ではPAならぬ道の駅があり、産直野菜を売っていたので思わずトマトを購入した。和田山からはカーナビのお告げに従い国道を避け峠越えの県道を行く。途中山陰線夜久野町の自然休養村付近で完璧なラウンドアバウトを発見した。R176の与謝峠を越え丹後ちりめんの里加悦に到着。

加悦SL広場 加悦SL広場(道の駅から望む) 加悦鉄道の廃線跡

加悦鉄道の記念館は「加悦SL広場」と銘打ち国道脇に移転していた。旧加悦駅舎を復元した建物から広場に入る。入園料は大人500円、加悦駅から鉱山駅行きの硬券の乗車券である。園内は2号機関車を初めとした加悦鉄道と関連する鉄道車両が展示されている。ダブルルーフやコンパートメントの客車も有り大変興味深い。国道の向いが道の駅「シルクのまち加悦」になっており連絡橋で結ばれている。昼食はそこで食べる。コーヒーを頼んだら頗る不味かった。加悦の街の中に戻って本来の駅の跡を探す。場所はわかったが工事中でバス停にその名前を残すのみであった。また線路の跡は舗装されサイクリングロードになっていた。

加悦から20分も走ると天の橋立である。始めて訪れるのでお上りさんである。どこに行ったら良いのかわからぬままに笠松公園に行く。駐車場にクルマを停めリフトで山の上に登る。着いてみるとここが「股覗き」で有名な場所であることがわかった。確かに股越しに覗くと頭に血が上り天に通じる橋に見えぬことは無い。リフトの隣に敷設されているケーブルカーは珍しく架線集電をしており車体の端に小さいパンタグラフが付いている。下りはケーブルカーで降りる。

一通り観光を終了したのでそろそろ今夜の宿泊地を決めなければならない。現在地と今後の行動を考えると北陸方面に行きたいが、時間が遅いのでせめて敦賀市辺りまで行ければ、と思い舞鶴からR27で若狭湾に沿って走ることにする。R27もトラック街道で何台か前を頭押さえが走るが、信号が少ないのでアベレージはそこそこ出る。若狭湾沿岸には原発が多く、国道に沿って豪華な施設が見受けられた。小浜から先も相変わらずベタベタと走り、敦賀に近づいた時には既に日暮れに近づいていた。できれば越前海岸に沿って走りたかったが、先送りすることとし曾遊の地である鯖江に泊まることにした。しからば北陸道に入り途中で電話番号を調べ様と思い越前海岸の見える杉津PAに入るとちょうど陽が日本海に沈むところであった。ところが福井県の電話帳は嶺北、嶺南で異なっており、嶺南地方の杉津PAの電話帳には鯖江のホテルが載っていない。仕方なく次の南条SAまで走る。ここは嶺南地方なので目的のホテルは載っており、無事に予約することができた。ついでに夕食を摂った後に鯖江に向かう。

 
日本三景 天の橋立 越前海岸に沈む夕陽