石垣島・西表島・沖縄本島

 

1998年8月26日(水)

○西表島へのオプショナルツアー

7時55分ホテルのロビー集合、8時30分の西表島行きの高速船に乗る。手続きが荒っぽいしいい加減で、大原港行きのはずが、渡されたチケットには船浦行きとなっていた。なんとか変更の手続きを終え乗船する。すでに座席は埋まり後部甲板しか残っていない。後部甲板はエンジン音がうるさく走行中は水飛沫がかかる、しかしそれはそれで気分がいい。途中でライバル八重山観光フェリーの船に抜かれる。

前日に近ツリ経由で予約しておいたレンタカーは大原港においてあり、予約した人の名前が書いて車内に貼ってある。クルマはボロい何世代か前のサニーであった。キーが付いたままなのでそのままクルマに乗り込み大原の街の中にある「やまねこレンタカー」の事務所で手続きをするシステムとなっていた。手続き終了後どこに行こうか思案していたが仲間川の川下りツアーがあると聞き参加する。レンタカーの事務所の下から出発するとのこと。発着所に行ってみると、船は団体のツアーに合わせて運行している様で出発まで30程待つこととなった。したがって船は先頭の座席をゲットできすこぶる眺めがよい。マングローブの仲間川を下るが、船はゆったりした川幅の場所をなぜか蛇行して進む。どうやら満潮時に近いからわからないが、干潮時には吃水を確保できる場所が限られており、そこが航路になっているようである。また途中港を通過する時とカヌーと出会った時に徐行するルールとなっている様である。マングローブの中を約25分ほどで板根杉(サキシマスオウ)の近くの船着き場に到着する。サキシマスオウの板根を見学の後港に戻る。全行程約50分であった。

   
西表島に渡る高速船 仲間川の川下りツアー サキシマスオウの板根

改めてクルマで走り始め島の北部を目指す。まずイリオモテヤマネコの保護センターに行く。剥製が展示してあった。精悍な様相である。ここでなぜかマングローブの本を購入。となりがマングローブ研究所だとか。続いて一路星砂の浜を目指す。途中の集落は船浦のみ。船浦湾の1つ南の川を渡る橋から見るマングローブの眺めは今までの中で最高であった。星砂海岸でしばし波と戯れる。浜を探せど星砂は発見できず。ペンション兼売店で食事をとる。食事は相変わらずボリュームがある。星砂海岸にはキャンプ場があるが日中はとても暑そうである。食事の後一路道路の果てを目指し、途中月が浜のビーチに立ち寄るが期待した南国のビーチではなかった。浦内川を渡り白浜を目指す。道路の果ては白浜小・中学校の入口であった。その手前に面白いモニュメントがあった。東経123度45.6789分というものである。その先に県道の終点。ここで折返し来た道を引き返す。

    
イリオモテヤマネコの剥製 星砂の浜 東経123度45.6789分のモニュメント

由布島に水牛車で渡る。由布島は植物園と動物園になっているが、見るべきものもない。それでも40分くらい在島して水牛車で引き返す。このとき16時10分前、石垣島への帰りの船は16時30分なので時間の残りが少なくなっていた。しかしせっかく西表島に来たのだから南風見田海岸だけは是非行きたい。急ぎに急いで何とか南風見田海岸にほんの数分であったが足跡を残すことができた。途中携帯電話のアンテナ塔が建っていたのにはビックりした。南風見田海岸を往復し大原で給油しその足で大原港に向かいぎりぎりで16時30分の船に間に合うことができた。船室内にまとまった空席がなくまた後部甲板に乗り込む。帰りは往きと船の性能が異なるのか約35分で石垣港に到着し、送迎バスでホテルに戻った。知子はこのあともプールで泳ぐ。食事はホテル内の郷土料理屋風すし屋で済ませる。

由布島に渡る牛車 牛車の中 南風見田海岸