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万里の長城 |
今朝は5:45にモーニングコール。早めに支度をして指定された時間より早めに朝食バイキングへ。どうせバイキングだから時間なんて単なる割り振りですものね。食事後にフロントで昨日の部屋でのビールの精算のみ済まし、部屋でゆっくりしてロビーへ集合。
同じホテルに三重県の老人クラブの団体が宿泊していて、彼らは我々より1時間早いスケジュールで動いたよう(ロビーの角のホワイトボードに起床・食事・集合時刻が書いてあった)で、私たちが食事にいった時間に出発していきました。年寄りは朝が早い。でもなんだか「鬼怒川観光ホテル」に団体で来ているみたいだね、といってまーちゃんと顔を見合わせてしまいました。
こういうおまかせツアーだと、何処へ泊まっても同じで、名所・旧跡を見ている時以外はなんら国内団体旅行とかわらないんでしょうね。 貸切バスでホテルを出て、西安空港へ。空港使用料は50元で、やはり子ども(12才以下)は不要とのこと。でも知子が身長があるので(現在148cm)入場するときに、ぐちゃぐちゃとがめられましたが「チャイルド」といって通りました。一緒に通る私と7cmしか違わないので、翌日の北京空港でも同じチェックを受けました。
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天安門広場 |
出発までの間に駅の売店で西安の出版社が発行した中国の国内鉄道地図(かなりちゃちですが)を発見。1冊500円で中国元では1冊30元といわれましたが、元がなかったので2冊を1000円札で購入。あとで奥付けを見ると8元と印刷してありましたが。 北京空港で王さんのお出迎え。荷物とは今晩10時にホテルに入るまで会えないと聞かされみんなびっくり。
貸切バスで空港を出て、そのまま万里の長城の見学に向かいます。途中のドライブイン兼みやげ物屋で昼食を兼ねて1時間半の休憩。買いたい物は何もないので、知子をほっておいて、ハックマンに電話連絡をしようと思ったのですが、電話はカード式のみ。どうしようかな、とTシャツ(1枚40元)を見ていると、日本語の上手な売り子が寄ってきて「1枚550円ね、安いでしょう。」としつこく言うので、「北京市内に電話をかけたいのだけれど、カードはどこで売っているの?」と聞くと、入り口の両替の場所で売っている、北京市内なら20元のカードがあるからそれを買えばいい、と教えてくれたので、万里の長城Tシャツを3枚1600円で買いました。ここは日本円で買えるので2000円で400円のおつりが来ました。
両替所で20元のテレホンカードを買い、ハックマンに電話をしましたが、ホテルに着くのが22:00では、またの機会にということで、日本での再会を約して電話を切りました。カードを入れた時の度数は200で、電話で6度数使用しました。6角で郊外から市内へ電話できるのですから、日本より安い感じです。
みやげ物屋で知子は物を見るだけで一向にこれ買ってとか寄ってきません。友達へのみやげは兵馬ようの人形にしようと前から決めてあったし、親がけちなのを知っているのか、何も欲しいといわないのでちょっと不憫になってしまいました。
バスは万里の長城の見所:八達嶺(はったつれい)に到着。1時間の自由時間で登ることになりました。急な坂の方を選んだので、知子は元気に先にいってしまうし、親は(私は、か)ふーふーいって登りました。でもさすがに上の方まで登ると見晴らしが良く、万里の長城が山の峰をずっと続いているのが良く見えます。 「よくこんなもん作ったよな〜。中国の権力者は考えることが違う。」というのが正直な感想。あと、戻るとき急な階段で膝ががくがくしました。明日の筋肉痛がちらと頭をよぎりました。
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天安門広場の連凧 |
バスで市内に戻るのに約2時間。行きは1時間だったのですが、道路が工事中で行きと同じ道を戻れないとのこと。知子は寝てしまいました。大半の人が万里の長城で疲れて眠ってしまったのですが、元気な年配の女性が、ツアーガイドの王さんに観光以外のことを聞いています。王さん(推定年齢26〜30才位)は西安にある外国語学校で日本語を学び、旅行会社に就職して数年とのことで、現在月収は2000元。これはかなり高い方で普通の人の平均月収の3倍。ルームメイトと月に6元の部屋を2人で借りており、家賃は折半(ただみたいなもの、といっていました)。旅行会社の勤務なのでほとんど自宅には戻れないし、食事も添乗の仕事でとるのでお金を使う暇がないから、年間2万元を貯金できるが、北京の住宅は高く、中心部からかなり離れていても7万元はする。今の仕事を続けるために北京市内に住むには40才になっても家は持てない。北京では家の無い男は結婚できない、などなど。
北京市内に入り、天安門広場へ。もう5時近くです。紫禁城へは時間の関係で入場が困難なので天安門で20分の自由時間。広場は凧上げをしてる人がいっぱいいます。すごく長い連凧もいくつか高くあがっています。凧売りのおじさんがいたので、糸付きの凧を10元で購入し、知子は凧上げをしました。風があって凧はよくあがりました。金魚のカイトタイプですが、折り畳めるので知子の良いみやげになりました。
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買った凧をあげる |
その後、北京ダックの店に行き、中華料理と北京ダックと北京ビールの夕食です。ずっと缶の青島ビールしか飲めなかったので、地ビールの北京ビールの瓶詰めがうれしくて4本注文してしまいました。北京ビールは大瓶1本5元で、知子のコーラは缶で10元でした。北京ビールはおいしかった。瓶によって味もむらがあり、私のは濃くておいしかったのですが、まーちゃんのは最初すごく軽くて、私の瓶を飲んで「味が違う!こっちのほうが濃くておいしい!」と叫んでいました。
食事後、京劇などのショーをやる天橋楽劇場へ直行。バスから降りて細い路地を入ったところが劇場の入り口です。曲芸や武術や漫才などを見て、バスに戻りホテルへ。ホテルシャングリラ到着は22:10。途中で交通事故(車同士の接触)に遭遇。ガイドによれば「とてもよくあること。1日に何度も見かけます。」とのこと。ハックマンが中国で運転しない理由がわかるような気がします。
初日もそうだったのですが、北京のツアーガイドの王さんはホテルとの交渉に時間がかかり着いてから部屋に入れるようになるまで40分位はかかります。初日はその間ロビーの通路で立ちんぼうでしたが、今回は2Fの宴会場を待ち場所として用意されました。32人もフロント前で待たれたらホテルだって困りますものね。でもやっぱり待たされるのは同じで、今朝も早かったので皆疲れていて、「事前にわかっているのに何故こんなに時間がかかるんだ」とか「それぞれのグループの代表だけ連絡事項に残して部屋で休ませて欲しい」などという声が聞かれました。「ここは中国だし、団体旅行ツアーだもんしょうがないじゃん」、と私は思っていましたが。
結局翌日の朝食はホテル内でとることはできず、初日と同じ弁当とのことで、交渉は決着し、部屋に入ったのは22:45頃でした。明日のモーニングコールは5:40、荷物出しは6:10、ホテル出発は6:30というまたまた厳しい日程です。でもこれにももう慣れました。ホテルのバスローブがパイル地でまーちゃんはお気に入り。よっぽど買ってかえろうかとも思いましたが、荷物になるのでやめにしました。スキットルのウィスキーをちょっと飲んで24:00前に寝ました。
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