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「もう全然大丈夫だから、今すぐ退院するって言ってるでしょ。」
NERVの付属病院に少女の大声が響く。
「まだ検査が全部終わってないのよ、もう少し我慢しなさい。」
ベッドの上で暴れる金髪の少女をたしなめるのは葛城ミサト一尉である。
「だったら、さっさと終わらせてよね。」
ベッドの上の少女は惣流・アスカ・ラングレー。
先の戦闘で気を失ったままこの病室に運び込まれたのだが、翌日、意識を取り戻すやいなや退院を声高に主張し始めたのだ。
そして、看護婦の手にも負えなくなってミサトが説得に来る羽目になったのである。
実を言うと、必要な検査はひととおり終わっていた。
だが、それを無理矢理に引き留めていたのは、未だ彼女の住居が決まっていなかったからであった。
元々はアスカはNERVの職員宿舎にはいるはずだったのだが、昨日の戦闘に巻き込まれて、建物が土台から傾いてしまったのだ。そして、元から入っていた職員のものを含めてかなりの数の住宅を確保する必要ができたのだが、未だアスカのための住宅が用意できていなかったのだ。
とりあえず、しばらくはホテルにでも入っていてもらうという線もあるのだが・・・
結局それ以上誤魔化しきれなくなり、ミサトは少しの検査の後にアスカの退院を認めざるを得なくなった。
で、ミサトがアスカを何処につれていくことにしたかというと・・・
「歓迎会よ。」
と宣言して、今日1日は自宅に呼んで時間を稼ぐことにしたのだった。
終末を導くもの
第9回
時間を少々遡るが、その日の朝、シンジも第3新東京市に戻ってきたのだが、最初に向かったのは学校だった。
丁度登校の時間ではあったのだが、あまりまじめな生徒でもないシンジがめずらしく朝1番に登校すると校門の前でケンスケに会う。
「よう、シンジ。久しぶり。しかし昨日は派手にぶっ壊したよなー。」
シンジは挨拶を返しつつ応える。
「いや、今回は僕は出てなかったんだよ。しばらく留守にしてたんで。」
「え?じゃあ、誰が乗ってたんだ?確か、エヴァは2体出ていただろ。」
報道管制を敷いていても、地元では直接目撃した者もどうしても出てくるため、そういった情報はすぐに漏れてくる。
或いはケンスケのことだから、シェルターを抜け出して直接戦闘を見に行っていたのかも知れない。
「ドイツから2人目が来たらしいんだ。僕もまだ会ってないんだけど。
で、その子と入院していたもう一人が復帰して出撃したんだ。」
「へえ。じゃあ、ようやくパイロットが3人そろったんだな。」
「まあね。そんなわけで、少しは行動の自由ができたんで、ちょっと芦屋の家とかに顔だしてたんだ。」
ミサトとぶつかって、勝手に出ていっていたことは言わないシンジ。
まあ、ミサトの上司であるゲンドウから行動の自由を許されていたのだから、全くの嘘というわけではないのだが。
「そう言えば、知ってるか?今日、また転校生が来るらしいぜ。」
教室を前にして、ケンスケが思いだしたように話す。
「へえ、そうなの?」
「なんだ。シンジが知らないんじゃ、NERVとは関係ないのか。」
ケンスケは、シンジと同じように不自然な時期に転校してきたことで、NERV関係者ではないかと疑っていたようである。
「さあ?ここしばらくはNERVから離れてたから、よく知らないんだ。」
「そう言えばそうだったっけな。
しかし、どうせなら可愛い子だといいよな。」
「そうだね。」
果たして、転校生は可愛い女の子だった。
ケンスケの願いが通じたのかどうかは分からないのだが。
「山岸マユミです。父の仕事の都合で引っ越してきました。これからよろしくお願いします。」
艶やかな黒髪と黒縁の眼鏡の転校生の少女が、あまり大きくない声で自己紹介する。
可愛い子であったが、特に何かを自己主張するというわけでもない様子が他の生徒達の関心をさほど呼ばなかったようである。
「では、どこか空いている席に座りなさい。」
担任の教師が適当そうに指示する。
なにしろ先日の使徒襲来以来生徒数が激減し、クラスの3割ほどが空席となっていたのだ。転校生のためにわざわざ新しく机を用意する必要もなかった。
マユミは少し迷った末に、廊下側の窓際の後ろよりの席に座った。隣も空席である。
休み時間になって数人の女生徒がマユミに話しかけたる。
しかし、マユミは質問には答えるものの自分からは何もしゃべらないため面白味が無く、次第にその人数が減っていく。
また、可愛い転校生に期待していたケンスケだが、彼の得意技は隠し撮り写真だったので、直接声をかけたりしない。
そうして、昼休みになる頃には誰も彼女の周りに居なくなっていた。
転校してきても周りに誰も居ないという状況はかつてのシンジと似ているのだが、シンジの場合は声がかけづらいということで浮いていたのだが、マユミはというとその存在自体が希薄な感じだった。
クラスの委員長である洞木ヒカリがそんな様子を気にして昼食を誘おうとしたのだが、いつの間にか転校生の姿がない。
まじめで世話好きな委員長としては多少気にはなったが、さすがにそれ以上転校生を捜そうとはしなかった。
さて、朝一から登校していたシンジだったが、転校生を見た後、鞄を残したままその次の授業から姿を消してしまった。
学校にはNERVからのお達しがあり、シンジが急にいなくなっても詮索されないようになっていた上、クラスの中でもシンジがエヴァのパイロットであることは公然の秘密だったため、今更のように誰も話題にしない。
普段ならシンジが急に呼び出されたのなら、またも使徒の襲撃があるのかも知れないという不安だけは広まところだが、さすがに昨日襲撃があったばかりなだけにその心配もさほどではなかった。
ともあれ、シンジは2時間目から姿を消した。
そして、ほとんど入れ違いにレイが遅れて登校してくる。
事情を詳しく知っていれば、シンジがレイを避けているのではないかとも考えられたのだが、学校内にはその事情を知る者は居ない。それ以前に、レイがエヴァのパイロットであることは噂にさえ上っていなかったため、2人を結びつけて考えるものさえほとんどいなかった。
シンジと違い、レイが休みがちなのは病弱なせいだと皆は思っていた。
レイのあのほとんど日光を浴びていないのではないかと思わせるほどの白い肌は健康という言葉とは対局の位置にあったし、体育の授業もほとんど休んでいたため、自然にそう思いこんでいたのだ。
かろうじてケンスケが、カメラを通じてシンジとレイの顔つきが似ているなと思った程度である。昨日出撃していた初号機にレイが乗っていたとは考えてもいない。
授業を抜け出したシンジが何処に行ったかというと、NERV本部の赤木リツコ博士の私室だった。
「失礼します。ちょっといいですか?」
シンジの声に面倒そうに振り返るリツコ。
「そう、帰ってきたのね。」
何か残念そうにそう言う。
「で、何の用?」
リツコの態度には刺々しさがある。
普段はきつくはあるが敵意を表に出して話したりしないのだが。そのあたり彼女らしくない。
「お願いがあります。僕を零号機に乗せてもらえませんか。」
シンジの話はエヴァとパイロットの組み合わせの変更の提案だった。
「そういう話は司令を通じてしてもらえるかしら。」
「司令はどうも僕を避けて居るみたいで、会えないんですよ。」
過去2度にわたるレイによる零号機の起動失敗は、技術部としては重大な問題だった。さすがに、今のままで再度同様の実験を行う訳にはいかない。
しかし、パイロットをシンジに変えてみれば、条件は全く白紙である。
もしシンジが零号機を動かすことができるのならばエヴァ全機を動かすことが可能になる。
さらにいうならば、もしこの実験が失敗しシンジが負傷したとしても、初号機と弐号機は健在ならば使徒迎撃に戦力が足りないとまでは言わない。
つまり、シンジのこの申し出はリツコからすれば垂涎ものだったのである。
しかし、同時にシンジからの申し出というのが気にかかる。リツコはシンジを味方とは考えていなかったのだから。
迷った末に、渋々ながらというポーズを見せて承諾する。
「そう、なら仕方ないわね。司令には私の方から言っておきましょう。」
「よろしくお願いします。」
シンジが頭を下げる。
お願いしてまで零号機に乗る理由が何処にあるのだろうか。リツコの疑問がまた一つ増える。
「それから、ミサトさんが何処にいるのか知りません?」
「ミサトなら、セカンドチルドレンの様子を見に病院に行ってるはずよ。」
「そうですか。ありがとうございます。」
シンジが出ていったそのしばらく後、今度は長身の男がリツコの部屋を訪ねてくる。
長い髪を後ろで縛り、顎には無精髭が目立っているその男はリツコが振り向かないことをいいことに、そのまま後ろからそっと抱きつく。
「少し、痩せたかな。」
リツコは耳元でそう囁かれても特に驚きもせずに、そのまま振り向きもしない。
「相変わらず仕事の虫かい?」
「そうね。誰も声をかけてくれないし。」
先ほどのシンジに対してとはうって変わって、楽しげな甘い口調である。
「そうかい?俺には君みたいな美人をほっとくなんてできないんだけどな。」
そして男はそのままリツコの頬に口づけようとする。
その瞬間、リツコの体が小刻みに震えたかと思うと、
「ぷっ・・・くふふふ・・・」
堪えきれなくなって笑い出す。
「相変わらずね、リョウちゃん。」
リョウちゃんと呼ばれたその男はさもまいったなという風体で頭をポロポリと掻く。
「リッちゃんにはかなわないなあ。」
30の男を捕まえて、ちゃん付けはないだろうと言いたいらしい。
もっとも、女性をちゃん付けで呼ぶことには抵抗がないようだが。
「久しぶりね。どうしたの?」
リツコがイスを回して男の方に向く。
「アスカの随伴で、ドイツから出張さ。」
「ふうん。・・・で、ミサトにはもう会ったの?」
「いや。このまま明日には帰るよ。どうせ、顔を合わせても喧嘩になるだけだしな。」
「意外と弱気なのね。それとも、相手がミサトだからかしら?」
「ん、どうかな?」
しばらく沈黙。
思い出したように男が口を開く。
「んじゃ、邪魔しちゃ悪いから、もう行くわ。」
「何しに来たのかしら?」
さすがに単に口説きに来ただけとは考えない。
「まさか、彼の後を辿っていたのかしら・・・」
男の名は加持リョウジ。
NERVでは特殊監査部に所属している。
だが、それだけの人物ではない。
「ミサトさん、居ます?」
シンジがアスカの病室を覗く。
が、入れ違いでミサトの姿はなかった。
そこにはベッドに寝ているアスカの姿しかない。
「あんた、誰?」
アスカが怪訝そうに尋ねてくる。
「ああ、ごめん。僕は碇シンジ。君にはサードチルドレンって言った方が分かりやすいかな?」
その名を聞いたアスカは、
「あんたが噂のサードチルドレン?あんたのせいでアタシは急に日本に呼び出されて、無茶な作戦実行させられたのよ。分かってんでしょうね?ホント、いい迷惑だわ。」
とまくしたえる。
「それは悪かったね。」
そう答えるシンジの顔は、あまりすまなそうには見えない。
当然アスカの怒りは収まらず、その後もグチグチと文句を言われるのだが、シンジは適当に聞き流している。
そして、
「ごめん。僕はミサトさんを探していたんだ。悪いけど、話はまた後にしよう。」
と、話途中で病室を後にする。
なにやらシンジにかき回された格好のアスカは怒りをぶつける先に困り、とりあえず枕を壁に向かって叩き付けた。
「一体、あいつはなんなのよ。」
その後、シンジはしばらく本部内をミサトを捜して回ったのだが、なぜかどうしても入れ違いになって会うことができなかった。
そして、一時間あまり探した時点であきらめて、学校へ戻ることに決めたのだった。
今戻れば丁度昼休みぐらいになるはずだというのも頭にあったのだろう。
なんにせよせっかく、叱られるのを覚悟してミサトに会いに行こうとしていたシンジだが、間が悪いというかなんというか・・・
学校に戻ってきたシンジだったが、まだ4限の途中だった。
授業途中に戻るのもかっこわるいと思ったのか、何処かで昼休み窓時間をつぶそうと考える。
そして向かったのは、図書室だった。
この第1中学校は公立としては珍しく図書室が充実していた。
部屋もかなり広く、電子図書だけでなくセカンドインパクト以前の印刷物も多数備えていて、その書架がかなりの場所を占めていた。
そういうことで、部屋の奥の方の席に座ると入り口付近からはその姿が見えない。
シンジはそこに腰掛けるとすぐに机に伏せて眠ってしまった。
何者かが、机に伏せて眠っているシンジの背後に立つ。
それに気付いたシンジがはっと身を起こす。
「きゃっ。」
すっかり眠っているものと思っていた相手が突然飛び起きたことに驚き小さな悲鳴をあげたのは、今日転校してきたばかりの山岸マユミだった。
そして、驚いた拍子に胸に抱え持っていた何冊かの本を落としてしまう。
「あ、ご、ごめん。」
シンジも相手がマユミだと気付いてとっさに謝りながらマユミの落とした本を拾ってマユミに手渡す。
「いえ、私こそごめんなさい。」
「確か、山岸さんだったっけ。」
「え、と・・・」
マユミは初対面だと思っていたシンジが名前を知っていた事を意外に思い、とっさに返事が返せない。
「僕は碇シンジ。同じクラスだよ。」
「あ、ごめんなさい。まだクラスの人の顔覚えていなくて・・・」
「いや、謝らなくていいよ。僕はさっきまで授業を抜け出してたから、分からなくて当たり前だよ。」
「ごめんなさい。・・・なんだか私、さっきから謝ってばかりですね。」
「山岸さんは全然悪くないんだから謝らなくてもいいのに。」
「どうも、謝るのが癖になってるみたいで・・・」
さすがにこのままでは話題が暗い方に向かいそうだと、シンジは別の話題を振ることにする。
「そういえば、山岸さんって本が好きなの?転校初日から図書室に来るなんて。」
「そうですね。ちょっと、活字中毒みたい。何か読んでないと不安になるっていうか・・・
碇君はどうです?」
「僕もどちらかというと好きな方かな?ただ、ちょっと今日は時差ボケで、本も読まずに寝てたけど。」
シンジは眠っていたところを見られたせいか、照れた顔をしてそう答える。
「あ、やばい。昼飯まだだったんだ。もうあんまり時間が残ってないや。それじゃ。」
照れをごまかすようにシンジはそう言って、あわただしく図書室を後にする。
後に残されたマユミだが、自分の意外な行動に驚いていた。
いままで、同年代の男の子とはろくに話しもしたことがなかったのに、今日会ったばかりの子とこんなにも話をしたなんて。
授業を抜け出したって言うからちょっと怖い子かとも思ったんだけど、話した感じは全然そんな風でもなくって、どちらかというと顔つきも女の子っぽかったから男の子を意識しなかったのかも。
とりあえず、そんな風に理屈付けることにする。
午後の授業は体育だった。
男子はグラウンド、女子は体育館へと別れる。
そのためこの日、シンジとマユミが顔を合わせることはもうなかった。
そして夕方になってシンジが帰宅すると、そこにはミサトが待ちかまえていた。
午前のうちはいくら探しても会えなかったのが、一旦あきらめるとすぐに会えてしまうのだから皮肉なものである。
「お帰りなさい、シンジ君。」
ミサトが厳しい目をしてシンジを迎え入れる。
「心配をおかけして、どうもすみませんでした。」
シンジは頭を下げてから玄関をくぐった。
リビングでシンジとミサトが向かい合って座っている。共に正座だ。
「分かっているとは思うけど、あなたの今回の行動はかなり重大な違反行為なのよ。」
「はい。処罰は覚悟してます。」
「いい覚悟だと言いたいところだけど・・・その前に、今回の理由を教えてもらえるかしら。」
「すみません。実家の方の問題なのであまり詳しいことは言えないんです。」
「そう。なら、仕方ありません。あなたにはそれなりのペナルティーを与えることになります。」
そこまで険しい顔をしていたミサトだったが、とたんに顔を崩して意地悪な笑みを浮かべる。
「シンジ君。あなたには、今日のアスカの歓迎会の準備をすべてやってもらいます。反論は許されません。いいわね。」
元々、シンジに対してはゲンドウから処罰の必要なしと言われていたのだ。
本当に処罰される所なら、最初にNERVに姿を見せた時点で身柄を拘束されているはずなのだから。
要は、シンジをこき使う口実に使っただけということ。
と、同時にミサト個人としても心配をかけさせられたことに対して、何か仕返しをしてやらないと気が収まらないということもあった。
と、いうわけでシンジはこの1週間で再びゴミの山と化していた部屋の掃除や、パーティー参加者の5人分の料理の用意にこき使われることになったのだ。
歓迎会の参加者は、主賓のアスカ、言い出しっぺのミサトとおさんどんのシンジ、あとはリツコとレイというメンバーである。
歓迎会が始まってみてミサトが驚いたのは、意外にもアスカとレイの仲がよかったことだった。
実際の所、アスカが一方的に喋るばかりでレイは時折相づちを打つ程度だったのだが、それでも他人に興味を持たなかったレイがそんな態度を見せるのを初めて見たのだ。
昨日の戦闘で、お互いに危機を救い合ったことがきっかけだったのだろうか、実はレイは病院でアスカが目を覚ますまでずっとそばに付き添っていたのだ。そして、アスカが目を覚ましてから登校したため、2限目からの登校となったのである。
さらに、互いにシンジのことを敵視していることが連帯感を生み出したということもあるのかも知れない。
そんな訳でシンジはアスカ・レイのタッグにいじめられるのだが、今日ばかりはアスカの歓迎会であると同時に失踪の間に迷惑をかけた相手へのお詫びの会という意味合いもあるためため、ろくに反抗できないのだった。
「こーら、サードチルドレン。料理が足りないわよ。何やってるの。早く持ってきなさい。」
昼間の不完全燃焼をここぞとばかりに発散しているアスカ。
対するシンジはというと
「はいはい、ただいまお持ちします。」
もう反抗するのをあきらめてかなり卑屈になっていた。
今日1日我慢すればいいのさ。
そう思って耐えていたシンジだったのだが、今日1日で済まなくなることを知らなかった。
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今回は、執筆中にメインマシンが使えなくなったり、データを保存していたMO内のファイルがおかしくなったりと、トラブル続きでした。
おかげで、いつもの倍以上間隔が開いてしまいました。
その間に話が二転三転して、最初はJAと加持の話になるはずだったんですけど・・・出来上がってみれば加持は出てきたものの、いつの間にかギャグになってしまってます。
どうも、うまく落ち着いてません。最後の方は手抜きっぽくなってしまいましたし。
消えてしまったJAの話は必ず必要なエピソードというわけでもなかったのですが、もしかしたら外伝か何かで復活させることになるかも知れません。
それと、加持がリツコに後ろから抱きつくシーンは、TVでもコミックスでもミサトが居たことで終わってますけど、あれでミサトがでてこなければ後がどうなったんでしょう?
そのあたりを考えてみるのも結構おもしろそうなんですけど。
さて、次回はマユミが主役かも知れません。
詳しくは未定ですけど、とりあえず、バンドは組まないのは間違いないです。
どうもすみません。
またも、一旦発表した後に大幅に手を入れ直してしまいました。
一旦公表したものに手を加えるのは本当に情けない限りなのですが、言い訳をさせてもらうならば、前回から少し間が空いてしまったため焦っていた上、寝不足で文章がまともに評価できない状態であったため、不完全なもののまま公表してしまいました。
修正点についてですが、マユミとシンジの図書室での初顔合わせが追加されました。
また、終盤のほとんどコメディー同然の展開はあまりに出来が悪かったので、かなり演出を変えました。
そんなわけで大幅な手直しをした結果、物語展開の大筋は変わっていないんですけど中身は中盤以降全く別物になってしまってます。
感想、苦情等がありましたら、uji@ss.iij4u.or.jpあるいは掲示板まで