日本介護福祉士会倫理綱領
1995年11月7日 宣言
前文
私たち介護福祉士は、介護福祉ニーズを有する全ての人々が、住みなれた地域において
安心して老いることができ、そして暮らし続けていくことのできる社会の実現を願っています。
そのため、私たち日本海後福祉士会は、一人ひとりの心豊かな暮らしを支える介護福祉
の専門職として、ここに倫理綱領を定め、自らの専門知識、技術及び倫理的自覚を持っ
て、最善の介護福祉サービスを提供していきます。
(利用者本位、自立支援)
1、介護福祉士は、全ての人々の基本的人権を擁護し、一人ひとりの住人が心豊かな暮
らしと老後がおくれるよう利用者本位の立場から自己決定を最大限尊重し、自立に向
けた介護福祉サービスを提供します。
(専門的サービスの提供)
2、介護福祉士は、常に専門的知識・技術の研鑽に励むとともに、豊かな感性と的確な
判断力を培い、深い洞察力をもって専門的サーに酢の提供に努めます。
また、介護福祉士は、介護福祉サービスの質的向上に努め、自己に実施した介護福
祉サービスについては、常に専門職としての責任を負います。
(プライバシーの保護)
3、介護福祉士は、プライバシーを保護するため、職務上知り得た個人の情報を守ります。
(総合的サービスの提供と積極的な連携、協力)
4、介護福祉士は、利用者に最適なサービスを総合的に提供していくため、福祉、医療、
保険その他関連する業務に従事する物と積極的な連携を図り、協力して行動します。
(利用者ニーズの代弁)
5、介護福祉士は、暮らしを支える視点から利用者の真のニーズを受け止め、それを代弁し
ていくことも重要な役割であると確認した上で、考え、行動します。
(地域福祉の推進)
6、介護福祉士は、地域において生じる介護問題を解決していくために、専門職として常に
積極的な態度で住人と接し、介護問題に対する深い理解が得られるよう勤めると共に、
その介護力の強化に協力していきます。
(後継者の育成)
7、介護福祉士は、全ての人々が将来にわたり安心して質の高い介護を受ける権利を享
受できるよう、介護福祉士に関する教育水準の向上と後継者の育成に力を注ぎます。
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