治療例
■ 痛風
この方は、以前にも痛風の発作が起こり、その時は病院で処方された薬を服用して寛快していたのですが、 ちょっと油断して、明太子を多めに食べてしまったとのことで再発。
足の親指の付け根がパンパンに張って熱を伴う激しい痛みがあり、歩くのも痛い方の足をそっとつくような状態で来院されました。
お腹を診てみると、下腹がフワフワして力がなく、お臍の周りは張っていて硬い。
腎経と脾経の処置をして全身の治療をすると、足の腫れは若干引き、痛みも幾分やわらいだということで一回目の治療を終了しました。
その後、3回目の治療では痛みも取れ、4回目の治療で痛みも腫れも完全に取れ、痛くて歩くのがやっとだったのが信じられないくらいに回復されて非常に喜ばれました。
■ 逆子
病院で逆子と言われ、逆子体操をするが効果がなく来院されました。腹部が張って苦しく腰痛もあり、足にもむくみがあります。
全身の状態を診て、肺経と肝経を調整し、足の「至陰」穴にもお灸。すると治療中にお腹の中の赤ちゃんが動き出し、張っていたお腹も緩んで楽になったとのこと。
次の病院の検査で逆子は正常に戻っているということで、それ以降は安産のために治療を継続し、無事、元気な男の子を出産されました。
■ 手術後の疼痛
手術後、リハビリをするも筋肉が思うようにつかず、左腕の痛みと指先までのむくみを訴えて来院されました。
左腕全体がむくみ、非常に冷たい。そこで脾経を調整すると、幾分、痛みが軽くなったような感じを持たれ、その後、週2回の治療を継続しました。
治療5回目くらいから左手を使って日常的な動作ができるようになり、むくみも徐々に取れていったので、治療を週1回に切り替え、半年間ですっかり痛みもむくみもなくなり治療を終了しました。
■ 風邪
咳、のどの痛み、鼻水、高熱と風邪の典型的症状で来院。
お薬はできるだけ飲ませたくないというお母さまの方針で、できれば鍼灸で治して欲しいとのご要望。
診てみると全身が火のように熱いのに足だけは冷たい。 そこで肺経と肝経を調整しました。
その夜、大量の汗をかき、翌朝体温を測ってみると熱は下がり、また、他の症状も治まり、その日、保育園に元気に行ったとのこと。
その後も風邪や熱が高い時など、病院に行かないで、当院に治療に来てくれています。
■ 腰痛
仕事は倉庫内での作業で重いダンボールの箱を持ち上げることが多いそうです。 2週間前位から腰が重くなり、だんだん痛みがひどくなったので来院されました。
体格は中肉中背。腰部にかなりの筋緊張が見られました。 そこで、腎経と脾経の虚とみて治療。
週に2回の治療を2週間続けると腰も軽くなり、その後も週1回のペースで来院してもらい初診から1ヶ月で腰の痛みも無くなりました。
■ 肩こり
普段から頑固な肩こりがあり、ひどくなると頭重感も出てくる。
また、以前から神経性胃炎、膝の痛みに悩まされている方で、脾経と腎経の変動と見て治療を開始しました。
週1回のペースで来院され、徐々に肩こりが取れ、1ヶ月経つと胃の症状も改善。2ヶ月目で膝の痛みも軽くなり、4ヶ月もすると頭の重い感じも出なくなりました。
現在は症状が出た時に来院されていますが、以前のようにひどくならずにすんでいるとおっしゃっています。
■ ギックリ腰
朝起きてふとした拍子にギックリ腰になり、来院されました。
「前の日旅行に行き、バスのクーラーの風がまともに当たって、冷えた。」とのこと。そこで肺経と肝経の変動とみて治療。
初回の治療で、ほとんど痛みは取れ、結局、3回の治療で完治しました。
■ 耳鳴り、足のむくみ
左耳から聞こえる音がこだまするような感じなのに気付いて耳鼻科を受診。 そこで点滴ステロイドの治療を受けたが次第に左の膝から下がパンパンにむくんで戻らない。又、耳の症状も改善されないとのことで来院されました。
初回の治療では腎水経の変動とみて治療。すると足は引き締まり、3回目の治療で浮腫みもかなり取れ本人もびっくり。
現在も健康管理のために週1回来院されていますが、耳のことは忘れてしまうくらい気にならなくなっているとのこと。疲れがたまったりすると耳が気になるが、継続して治療を続けることによって全体的に安定しています。足の浮腫みはすっかり取れて日常的にも浮腫みにくくなったとのことです。
■ 精神的不安定
全身の筋肉がひきつり例えようもない痛みとイライラ感、そして激しい精神的落ち込みなどの症状でずっと他の鍼灸院で治療されていました。
熱心に通われたこともあって痛みは和らいだのですが、精神的に不安定な状態は変わらず、不眠、全身倦怠感もなかなか改善されないとのことで来院されました。
初診では肝木経の変動とみて治療。なかなか心身の緊張が取れなかったのですが、治療を重ねていくうちに徐々に身体が緩み、と同時に気持ちもほぐれてきて、本人も症状の改善を実感できるようになってきました。
現在も週1回の治療を継続中です。
■ 生理痛
生理時の腹痛、腰痛、吐き気などの症状を訴えて来院。
触診してみると足の冷え、むくみがひどい。 初回の治療では肝木経の変動とみて治療。
生理時に来てもらって治療をすると腹痛が楽になったとあまりの変化にびっくりされていました。
週1回の治療を続けたところ、生理時のお腹の張り、腹痛、腰痛が気にならなくなったとのこと。又、寒がりも改善されて精気も出てきて、「生理の時にはつらいのが当り前と思っていましたが、今はどんなだったのか忘れてしまいました。」とのことです。
■ 膝痛
主訴は左膝の痛み。足をひきづって歩くほど痛かったので接骨院を受診され、足首をテーピングされていました。 又、左側の後頚部の痛みも訴えられていました。
初回、肺金経の変動とみて治療。 2回目に来院された時には足の痛みは取れ、3回目で膝、頚の痛みもすっかり取れました。
現在は健康管理のため月1回来院されています。