タタミ一枚線路の旅【レイアウトへの道のり〈12〉】 JAMから帰ってきたレイアウト


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2003年8月22〜24日、東京ビッグサイトにて、第4回国際鉄道模型コンベンションが開かれました。私の所属する『日本Gゲージクラブ』もこの催しに参加したので、当『洞爺鉄道瞥渡線』もメインレイアウトの空きスペースに置かせてもらうことになりました。期日ギリギリまで粘り、前ページより少し作業が進んだ位の状態で出品しました。会期中にもチョコチョコと工作を続け、最終日にはほぼ上記のような姿になりました。といってもこの写真は自宅に戻してから撮影したもので、会期中は疲れてしまって写真を撮る気にはなりませんでした(^^; 会期中の模様はクラブ会員である『とし』さんのウェブサイト、『夢ヶ丘鉄道』でご覧下さい。


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コンベンション1日目はプレイモビルの駅舎の一部を置いていたのですが、2日目から本来の駅舎になりました。実はこれは私の作ではなく、クラブ会員の木工担当、『雨宮21』さんに依頼して製作していただいたものです。これまでも数々の素晴らしいストラクチャーや車輛を自作されています。生地完成の状態で納品していただきました。製作済みの窓ガラスの取り付けや、今後の仕上げに関しては、こちらの好みでやってくれとのことです。折角作っていただいたものを台無しにしないよう頑張らなければ(^^;

この駅舎の元ネタは、『鉄道模型趣味』誌に掲載された、小林信夫氏デザイン・製作のHOサイズの小型駅です。鏡像化して元の寸法の4倍大で製作してもらいました。

作ってもらうばかりではなんですので、会期中にストラクチャーを作ってみました。三日間ストラクチャー(笑) 一応便所かな。ポイントマシンを隠すのが目的で、出入り口の扉を閉めた状態にしてありますから、あまり便所って感じではありませんね。デザインの参考にしたのも、何かの本に載っていた給水塔のポンプ小屋です(^^; 目立たないように木で隠したりなんかして。

会期中の作業では、壁を作って屋根の下地を乗せたところで終わりました。イラストボードの芯にバルサとバスウッドでディテーリング、一部にエコーモデル製の『STウッド』も使ってあります。

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線路際には細々としたアクセサリーを少し置いてみました。奥のドラム缶とホーム上の牛乳カプセルは、買ってみたら木を旋盤加工したものでした。近くで見ると木目がしっかりあります。

上の標識付き転轍器と、右の消火栓は、アメリカ製のホワイトメタルキットです。

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未完成とは言えストラクチャーが置かれたことで、このような奥行きのある写真も撮れるようになりました。ちなみに電柱や接触限界標はバルサ製です。

高さのある構造物は、平面的なレイアウトの単調さを救ってくれますね。

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イベントが終わったからといって気を抜かずに製作を続けていかなくては。延長部はまだベニヤ剥き出しのままだし。なんか来年も出品しないといけなさそうな予感が…(^^;


進捗状況(2003.8.28追記)


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8月25日のの写真では全体像がつかみにくいので、ちょっと俯瞰気味の図を追加します。

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ひたすら植栽作業に精を出す毎日です。針葉樹も1本増えました。

奥行きが出てきたように思えます。

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