ベランダ鉄道 『洞爺鉄道・辺蘭妥線』の建設
【その5】線路関係はとりあえず作業終了


balcony_13.jpg

我が辺蘭妥線の、一応の完成した姿です。線路にバラストを撒き、配線隠しのため周囲に人工芝を敷きました。線路に囲まれた中の部分はそのままで殺風景なのですが、ここで洗濯物を干したりしますので、この辺りが限界でしょうね。ちなみに運転時にはこの中に人工芝マットを置いて、そこに寝転がって汽車を眺めたりする予定です。


balcony_14.jpg

balcony_17.jpg

バラストとして試しに撒いたウッドランドシーニックスの軽石は、このレイアウト全線に使うと非常にコスト高になってしまうので、掃除機で吸い取ってしまいました(吸い取る際には当然新しい集塵袋を使い、再利用できるようにしてあります)。代わりに使用したのは、園芸用に売られている軽石の細粒です。2リットル入り150円から200円前後で売られているもので、このレイアウトではおよそ5袋半程使用しました。勾配部分の深い箱状になっているところでは、まず大きめの砂利をある程度まで詰め、その上に小粒の砂利を撒くようにしてあります。

一通り撒き終わった後で、バラストを固めてしまうことにしました。掃除などの際に、あたりに飛び散ってしまわないようにするためです。室内レイアウトでは、木工用ボンドを水で薄めたものでバラストを固着するのが一般的なのですが、屋外での耐久性に難がありそうです。いろいろ検討して、屋外の木部に使う透明塗料(アサヒペン 水性ガーデン用カラー)を使うことにしました。住環境を考慮して水性のものを使いましたが、耐水性はあるようです。これを原液のまま、撒いたバラストの表面にスポイトでたらし、固着させました。

木工用ボンド水溶液によるバラスト固着の場合、事前に界面活性剤入りの水でバラストを濡らしておかないと、ボンド水溶液が接着したい部分に染み込んでいってくれないのですが、今回の方法だと、元が塗料ですので、直接バラストにたらしてもうまく馴染んでくれました。塗料が塗装したいものと馴染まないと役に立ちませんものね。

今回のバラスト撒布と固着の作業は、かなり根気の必要なものでした。しゃがみ込んで背中を丸めて作業をするので、腰やら背中やらが痛くて大変です。途中から座布団を持ち出し、床に座り込んで作業しましたが、それでも大変なことに変わりありませんでした。でも楽しかったりするから困ったもんです。

使用した塗料は乾燥すると結構な接着力を発揮してくれました。見た目も塗料塗布前と変わらない感じで一安心です。


前述のように配線コードを隠すため、畳1枚分500円程度で売られている人工芝を、スペースに合わせて切断して置きました。旅客駅と貨物駅の建物の位置も変えてみました。こうやって一部だけ切り取ってみると、ちょっと本格的レイアウトっぽい気分も味わえます。

balcony_15.jpg


balcony_16.jpg

線路まわりの作業はこれでひとまず完了です。あとは、生活空間をこれ以上脅かさない程度にアクセサリーなどの充実を図っていくことにします。電気・制御関係については後でまた説明する予定です。