土の種類

種類 特徴・使い方
培養土 *用途に合わせてブレンドしてあるもの。

*基本的に緩効性化成肥料などの元肥を施してから使用する。

*多肥を好む草花には腐葉土などを混ぜると良い。

*水はけが悪いようなら赤玉土を足す。

*ハンギングバスケットにするのであれば水ごけやバーミキュライトを混ぜて重量を減らす。

赤玉土 *深層火山灰土の下層にある赤土で高温で焼いて粒状にしたもの。大・中・小のサイズがある。

*通気性・排水性に優れ、鉢植えの基本土として用いる。

*有機質を含まないので腐葉土と一緒に使用すると良い。

鹿沼土 *栃木県鹿沼地方の土で、火山灰の下層土。

*軽い粒状の土で通気性・保水性・排水性に優れている。

*ツツジ科の植物やランの栽培、挿し木、挿し芽などに向く。

*pH6前後の弱酸性の土。

バーミキュライト *ひる石という鉱物を高温加熱して作ったもの。

*とても軽く、通気性・保水性・保肥性にすぐれている。

*土壌改良剤として使用できる。

*培養土に2割程度配合させても良い。

*育苗床、挿し木の用土としても向く。

*無菌なので養分はない

バーライト *真珠石を高温高圧で焼成し、多孔質にしたもの。

*通気性・保水性に優れるが、保肥力はない。

ゼオライト *沸石を含む多孔質の石。有機物質などを吸収し、培養土を健全な状態に保つ。

*通気性は良いが保水性に劣る。

黒土 *赤土の上層部が風化したもの。

*有機質を含む肥えた土。

*乾くと固まりやすく、水はけが良くないので鉢植えに使用する場合には腐葉土・バーミキュライト・ピートモス等と混ぜて使用する。

腐葉土 *広葉樹の落ち葉を堆積し、発酵させたもの。

*有機質で保水性・排水性・保肥性にすぐれている。

*一般に赤玉土や黒土などに3割くらい配合して使用する。

鉢底土 *小石。

*鉢の底に敷くことにより、鉢内に余分な水分がたまるのを防ぎ、根の酸素不足を防いでくれる。

*通気性・排水性にすぐれている。

水ごけ *湿地性のコケを乾燥させたもの。

*保水性・通気性にすぐれている。

*主にハンギングバスケットの表面を覆い、土の乾燥を防ぐ。

*水に漬けて戻してから使用する。

*pH4〜5と強酸性。

ピートモス *寒冷地の水ごけやシダ類、スゲ類が堆積し泥化したもの。

*保水性・保肥性・通気性に富む。

*ハンギングバスケットにする際、用土に混ぜると良い。

*pH4〜5と強酸性(中和されているものもあるらしい)

ピートバン *ピートモスを圧縮し、pH調整したもの。

*細かい種子を蒔く時や、小さい芽の仮植えに用いる。

*完全無菌。生育初期に必要な肥料が含まれている。

*乾燥された状態で売られており、給水し、膨張させてから

 使用する。

インテリアバーブ *ポンデローザパインという木の樹皮を粉砕・加工・選別したもの。

*通気性と排水性に優れている。

*土の上に敷くことで鉢内の土の飛び散りを防いでくれる。

*観葉植物に多く用いられる。

桐生砂・富士砂 *かたく壊れにくい火山砂礫。

*東洋ランや山野草に適する。

*通気性は良いが保水性は悪い。

パーク堆肥 *製材の時に出るチップを堆肥化したもの。

*未熟なものは根を傷めたり肥料の効きが悪くなるので注意。

クンタン *モミガラをくん蒸して炭化したもの。

*リン酸とカリ分を多く含み、有害物質を吸収し、根の活性を高める。

ハイドロボール *ガラス質を含む粘土をボール状にし、高温で焼いた硬い人工土。

*吸水性があり、しかも排水性が高く、ハイドロカルチャーやテラリウムなどに用いられます。

 

苦土石灰 *通常の石灰に比べてマグネシウムを多く含んでいる。

*酸性の土壌を中和するために使用する。

消石灰 *生石灰に水を反応させて得た白色粉末の生成物で,主成分は水酸化カルシウム Ca(0H)2 である。