1997年春 中國旅行

1997年3月21日(金)

香格里拉飯店〜北京空港〜(CA1215)〜西安空港〜西の城門〜鐘楼〜西安飯店(昼食)〜陝西省歴史博物館〜唐華賓館(泊)

西安空港
西安空港

 4:15モーニングコールにて起床。着替えをして荷物を積めて、廊下に出して、チェックアウトすると、貸切バスにて即出発。北京空港までは約1時間かかり、国内線の搭乗手続きは1時間前とのことで、7:35北京発の西安行きに乗るためには仕方ないスケジュールとはいえ、眠い。 バスの車内で朝食の弁当(サンドウイッチなど)が配られましたが、他のメンバーは食欲がない様子。幸いにも我が家は全員元気で、ちょっと酸っぱみのあるパンのサンドウイッチも空腹なのでしっかり食べました。同じバスに乗っていても、名前も知らないし、個人旅行をかき集めた感じのツアーで、日程はおおまかな流れ以外時間も全然わかんない。団体旅行って新鮮!

北京空港に到着するとCIT(中国国際旅行公司)の王さんから、西安空港では同じ旅行代理店の西安支店の人間が空港で待っていることが告げられ、搭乗手続きをして出発。飛行機はCA1215便。B737でした。北京空港国内線空港使用料は大人50元、12才以下は無料とのこと。実は参加者全員「元」を持っていないので、昨夜王さんがみんなから1人1000円ずつ集めまとめて両替し(ホテルは深夜だったので個別に両替することができなかった)、空港利用料を差引後、23日に北京へ戻って精算することで決着。知子の空港使用料50元が先に不要分として還元されました。このお金で空港内でミネラル・ウォーターを2本20元で購入。

西の城門
西の城門

飛行時間約1時間40分で西安空港10:25到着。知子は飛行中ほとんど眠っていました。無理もないか。荷物を受取り、代理店の人間らしき人を発見。どうやら私たちツアーは参加者32人で、中国側は人数しか把握していない模様。用意された日野のバスにのって、西安市内へは約50分。ホテルに行かずにこのまま観光するかどうか、ガイドの金さんより質問があり、皆はこのまま観光に出る方を選択。きっとホテルに着くと睡眠不足で外へ出たくなくなっちゃうからじゃないかな。

西安市内でまずシルクロードへの出発点でもある、西の城門を見学。連結型のトロリーバスが下をたくさん走っているがなかなか撮影できず残念。市内中心の鐘楼を見学しました。鐘楼を見る時に、道路を初めて歩いて渡ったのですが、信号はなく自転車も車もトロリーバスも同じ道路上をごちゃまぜに走っていました。道路を渡るこつは車の切れ目を狙ってゆっくり堂々とわたるべし、だそうです。走ったりするとかえってあぶないとのこと。

シルクロード
シルクロード

昼食は市内のホテルのレストランで中華料理。みんな食欲は旺盛です。午後は陝西省歴史博物館をじっくり見てから16:30頃西安ガーデンホテルへチェックインをしました。ホテルで夕食の「長安の夕べ」が屋外で始まるので、18:50にロビー集合と伝えられ、併せて明日の集合時間も発表されました。9:00とのこと。

実はこの時まで、自分で円を元に両替する機会が一切なく(時間的ゆとりがなかった)ので、説明をまーちゃんが聞いている間に、フロントで2000円両替しました。2000円は130元になりました。1元は約15円というレートですね。このレートはこの後別のホテルで両替しても空港での両替でも同じでした。でもこの程度の両替だと両替済証明書は発行してもらえませんでした。中国では出国時に再両替する際に両替済証明書がないと円に再両替してくれませんし、証明書の半額を上限としての再両替になります。事前に旅行社の案内で知っていたので、千円札を12枚位もってこまめに両替していたので問題はありませんでしたが。

昨日の夜の睡眠不足を補うため、まーちゃんは入浴後仮眠をとりました。知子は2日滞在することになるホテル内部を探検にゆき、私はホテルから出て市内に行こうかとも思いましたが、やはり少し疲れていたので部屋でおとなしくしていました。

鐘楼
鐘楼

夕食は「長安の夕べ」とかいうイベントで、ホテルの庭園で野外舞台のショーを観ながら、屋台のシシカバブーや饅頭や麺やらを勝手に取ってきて、屋外テーブル(据えつけ型)で食べるという形で進みました。ビール(飲み物)だけはツアー料金に含まれていなくて、その場で現金精算です(両替しておいて良かった!)。青島ビールが350mlで15元、コーラは10元です。これはホテル内のレストランのビールより安い!(ロビーのラウンジのビールは24元でした。抜け目無く見ておいたのでした)  ビールは全部で7缶ほど飲みました。 最初はよかったのですが、そのうちに冷えてきて、20:30の終了時には結構寒く感じました。うずらの丸焼きが好評でした。これは確かにおいしかった。 料理は独特の香辛料がきいていたのですが、ひととおりおいしくいただきました。知子は駱駝にのって記念写真を撮ってご満悦でした。 舞踊ショーそのものより、使われている楽器がおもしろかった。ショーをやっているホテルの庭は道路からも近い(20m位)ので、途中でトイレに行ったときに、道路に人がたくさん集まって見ていました。

 この後、知子はホテルのみやげ物屋でお習字の先生と自分のために1つ10元の墨を2つ買いました。 前日の疲れと睡眠不足で部屋に戻ってビールも飲まずすぐ寝てしまいました。  ちなみに部屋の冷蔵庫の中のビールはレストラン同様350mlの缶でキリンの一番搾りとカールスバーグと青島ビールで、青島ビールが24元・その他は26元でした。