終末を導くもの

前書き

ネット上の多くのエヴァ小説に触発されて、自己流補完ものをTV版の第1話からのやり直しで始めてしまいました。
一応、本編を見ていなくとも分かるように書いているつもりですが、私の文章力ではまともに物語になっているか怪しいです。

とりあえず今回これを書くにあたって、なるべくTV本編のせりふを流用せずにキャラクターを描くことを目標にしています。

なお、一応ハッピーエンドを目指していますが、そこまでいけるかどうか・・・書き続けることが出きれば、全26回になる予定です。


ということで、第五回まで一旦は掲載したんですが・・・
途中、あとがきでもふれましたが、元々書きだめしていた私の作品と某メジャーサイトに連載されている作品と非常に設定が似ている上、完成度では思いっきり負けているため設定やプロットを無理矢理変更させたのです。(旧版のさらにその前のアイデアについてはアイデアノートとして掲載)
結局その無理がたたり、物語に破綻をきたす結果になり、とりあえず再度書き直しをすることにしました。
そのため、これまで発表していたものは一旦削除して修正版を掲載します。

ただ、裏設定をかなり変えたので、TV版のキャラクターを補完すると言うよりは、別の物語になってきています。
特にシンジについては、生まれ育った環境が違うので性格は全く別物だし、他のキャラクターとの接点も異なっています。

そんなわけで、今のところこの作品は「シンジ不在の」エヴァンゲリオンと言って差し支えないと思います。
作中のシンジはもはや原作のシンジの片鱗などほとんど無く渚カヲル的な部分すらあり、また一方で山岸マユミがシンジの代わりの役割を担ったりすることもあります。
また、補完よりも設定の謎解きに主眼を置いているため、キャラクターに思い入れのある方にはあまりおすすめできないことでしょう。

ともかく、原作の方は97年夏のEOEで(賛否両論ありますが)一応の終わりを見た訳ですが、そこではあくまで(一部の)キャラクターの個人ごとの答であり、人類という種全体としては何も語られていません。何故、「人類のみが不完全な群体」であり「未来を与えられる種はひとつだけ」なのか等、様々な謎についての私の勝手な解釈をでっち上げてしまおうという意図もこの「終末を導くもの」には含まれています。


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