< 特徴 >
福生市熊川付近で土手沿いに一列に並んで咲く桜。すべて染井吉野かとおもいきや・・・。この桜とそのそばにある木の2本だけは、違う種類である。
遠目に見ると、若干色が違う(おそらく、額筒がやや緑がかっているためだと思われる)。
この春、惚れ込んでしまった桜の木のひとつ。なぜなら、その花つきは、染井に負けていないし、染井同様、ほぼ満開でも葉の展開はほとんどない。なにしろ、華麗なその花つきは、遠めに染井との区別すら難しいのだ。しかし花の大きさは一回り以上大きく悠然としている。散り際の花なのか、ひとつは赤い筋が網目状に沢山入っていた。私の勉強不足なのかも知れないけれど、こういう桜を見たのは初めてだった(一時、桜ではないのではないのかと勘ぐってしまったほど・・・)。
熱心に写真を撮っていると、近所にお住まいらしき人に話しかけられた。 この2本だけは他の木(染井吉野)と違い、沢山の実をつけるのだという。その実を拾って漬け、梅酒ならぬ「桜酒」?にするのだそうだ。興味深い話である。ちなみに、写真に収めなかったもう一本の木は、花つきは染井に負けないものの、染井より一回り花が小さい。
(写真:2003/04/06撮影)
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