出雲路の旅

サンライズ出雲に乗って出雲路へ。島根半島と木次線沿線です。

2000/5/25〜2000/5/26

行程

サンライズ出雲号

横浜22:24〔寝台特急 サンライズ出雲〕⇒米子[JR]⇒出雲市10:50〔バス〕⇒正門前→出雲大社→出雲大社バスターミナル11:55〔バス〕⇒日御碕13:40〔バス〕⇒吉兆館前→旧JR大社駅→出雲大社前14:47〔一畑〕⇒高浜15:58〔一畑〕⇒松江温泉

B寝台ソロ車内

ソロ個室内ソロ車内通路

サンライズ出雲で乗ったのはB寝台のソロ。すべて個室が売りですが、反面右写真のように通路は両側に壁が迫り、すれ違いもままならずかなり窮屈。

また、寝台内は意外と幅が狭く、やはりB寝台なのだなあと実感。荷物の置き場が難しい。写真に写ってる横幅がほぼ実際の幅です。

その一方で、目覚ましやFMラジオのイヤホン端子などがあり、さすがそこは新型。

岡山で分割

分割作業

列車は翌朝岡山でサンライズ瀬戸と分割。さすがに終点までかなりあるので、車内販売が乗車し、10号車のミニロビーで販売をします。

出雲市駅

出雲市駅

高架化され、出雲大社をあしらったデザインになってます。

でも駅前はまだ整備中で殺風景で、駅隣接の百貨店が閉店した跡の廃虚のビルがあったりします。きれいになるにはまだ時間がかかりそう。

出雲大社

正門前

駅からバスに乗り、正門前で下車し参道を歩いて参拝。次のバス停の出雲大社バスターミナルの方が近いですが、行きくらいはちゃんと歩いていきたいものです。

正門の前(右上写真)は、出雲駅伝のスタートとなるところです。

拝殿
神楽殿

参道は松並木で、途中にはD51が静態保存されてます。

拝殿(右中写真)の向かって右側が最近発掘された古代の出雲大社の柱の現場です。その様子は見れません。

ここは縁結びの神様ということで、しっかりお祈りしてきました。しかし、最初作法を間違えてしまい、あとでやり直しました。賽銭箱の横に書いてあるので読んでからやりましょう。

神楽殿(右下写真)は大社を近代化した感じで、しめ縄が立派です。

日御碕

日御碕灯台

バスで日御碕へ。バス停は日御碕神社のそばで、灯台からはちょっと遠め。普通の車や団体のバスの駐車場はもっと近い所にあるだけにもったいない。灯台は日本有数の高さ。中に入れます(有料)。

出雲松島

出雲松島は灯台周辺の遊歩道沿いで見られる風景。島が点在するさまは確かに松島っぽいけど、ちょっとどこか苦しいような…。

旧JR大社駅

旧JR大社駅

バスで戻り、電鉄大社駅の次のバス停(吉兆館前)で下車し、7分ほど歩きます。中にはすぐ前の道を経由するバスもありますが、本数は1、2時間に1本程度でした。

中も無料で入れます。事務室内には駅員の人形が数体あって、ちょっと不気味。時刻表などは廃止された当時そのままが残っていますが、改札横の時計だけは今もきちんと動いていました。

ホーム、線路にも降りれます。ただ駅から少し離れた所はすでに線路はなく道路になっています。

一畑電車と出雲ドーム

出雲ドーム

一畑電鉄に乗って、出雲大社駅から3つ目の高浜駅で下車。出雲ドームを高浜駅から少し出雲大社よりの所から撮影。一畑電車も入れてみました。ドームまでは駅から歩いて20分ほどです。

電車は元京王5000系です。元京王5000系については別記事にて。

一畑電鉄は、地元では一畑電車というのが普通の呼び名のようです。社名略称の一畑電鉄が普通だと思ってました。

2000/5/27

行程

松江10:01〔特急 やくも1号〕⇒宍道10:40[JR]⇒木次12:07[JR]⇒亀嵩13:26[JR]⇒出雲三成14:46[JR]⇒備後落合17:40[JR]⇒新見19:04〔特急 スーパーやくも26号〕⇒岡山20:12〔新幹線 のぞみ30号〕⇒新横浜

出雲号

出雲号

宍道駅にて。ただの出雲号です。関東などでも見られますが、DD51機関車を先頭にした姿はこの辺だけです。

車体は腐食が激しくボロボロでかつての「ブルートレイン」という華やかさは感じられません。他のブルートレインも同じなので、早く何とかしてほしいものです。

木次線

木次線タブレット交換

今日のメイン路線。ほとんどワンマン運転です。

すっかり珍しくなったタブレット交換が木次線では健在(右写真)。

亀嵩駅の名物そば

亀嵩駅扇屋

扇屋という、駅併設の有名なそば屋さん。席がそこそこ埋まるくらいお客さんはいましたが、他の人は全て車。駐車場も10台分ほどあります。有名人のサインも何枚か飾ってあったけど、誰のなのかほとんど分かりません。

もとは無人駅化に関連して駅の中にお店ができたのですが、今はワンマンのためお店の入り口横のきっぷうりばも機能してなさそうでした。

実は駅前を通るバスがあるのを発見しましたが、地元の短距離のバスらしく、旅行にはあまり縁がなさそうです。

奥出雲おろち号

おろち号

木次線の目玉として期待されるトロッコ列車。1両目は普通の座席、2両目がトロッコ(といってももとは2両とも同じ型の車両)です。この時は雨で1両目にいた人の方が多かったです。

ちなみに、乗ったわけではありません…。

出雲坂根駅

出雲坂根駅

スイッチバックの駅。次の三井野原との間で2度の方向転換をして登っていきます。

駅名標には、両隣の駅が左右に書かれていますが、スイッチバックなので、すべて同じ方(この写真でいえば右側)からしか列車は来ません。

この駅では湧き水が有名。3分くらい止まってたので飲んできました。ホームの列車が進入してくる方にあります。

おろちループ

おろちループ

出雲坂根と三井野原の間で見える、沿線の目玉の一つ。強い雨のため、ガラス越しの写真では見にくいですが。

道路はループ、鉄道はスイッチバックとかなりの急勾配であることが分かります。

このとき乗客が私一人のせいか運転士さんはゆっくり走ってくれたようです。道の駅もあるので、実際に道路も走ってみたいものです。

スーパーやくも号

スーパーやくも

木次線から備後落合で芸備線に乗り換え、新見からスーパーやくも26号→のぞみ30号という時刻表にも載っている典型的乗り継ぎで帰路に。

ところでスーパーやくも号とただのやくも号は実は同じ性能。何が違うかというとダイヤの作り方で、停車駅数や単線での行き違いでの停車を減らすことでスーパーの方が速く走っているのです。