ピックは、主にフラットピックとサムピックの二種類に分かれます。それぞれの特徴と選ぶポイントを見ていきましょう。

１、フラットピック
　　　平べったいからフラットピック。そのまんまです。

　　フラットピックの形は上の図のように色々ありますが、フォークギターの演奏に向いているのはトライアングル型です。見て分かるように、トライアングル型だけ大きいので、ストロークの時に弦に対してしっかりと、かつ深く弾くことができるのです。もちろんメロディ弾きやアルペジオにも十分対応しています。

　　フラットピックには固さも色々あり、柔らかい物から順にソフト（シン）、ミディアム、ハード（ヘヴィ）と分かれています。ソフトは柔らかいので弦に負けてしまうかもしれません。また、ハードは固すぎて初心者が使うのに向いてるとは言えません。だからミディアムが一番使いやすいと思います。すなはち、ピックを買うときは『トライアングル型のミディアム』を選べばいいと言うことです。これはあくまで私の意見なので、自分が気に入った物を使ってもいっこうに構いません。安いので、たくさん買っても平気ですからいろんな種類の物を買ってみてもいいと思いますよ。


２、サムピック
　　　親指にはめて使うからサムピックと呼ばれています。これにも形、固さ、デザインが色々のものがありますが、初心者ならあまり固い物を選ばない方がいいです。サムピックの用途はストロークではなく、アルペジオやスリーフィンガーの時に低音部をしっかり出したいという時に使う物です。フィンガースタイルの時に絶対必要というわけではないので、別に無理に買う必要はありません。興味があったらかいましょう。