コードとは?

ギターの弾き語りをするにあたって、『コード』を知らないと話にならないので、ここではコードについて少しお勉強です。


  『コード』とはいわゆる『和音』のことです。皆さんも学校などで『ド・ミ・ソの和音』と習ったことがあると思いますが、ギターの世界ではこの『和音』のことを総称して『コード』と呼びます。また、この場合『ド・ミ・ソの和音』のことを『Cコード』とよびます。そして、このコードを繋ぎ合わせていくことで、ギターの曲(伴奏)ができあがるというわけです。

  このコードにはたくさんの種類があり、それらを繋ぎ合わせていくことを『コード進行』といいます。ですから、様々なコードを覚え、コード進行のパターンを覚えていくことで、演奏のテクニックやソングライティング、さらにはアレンジなども身に付いていくというわけです。

  こんな風に書くと、「そんな凄いこと自分にできるわけない・・・」なんて思うかもしれませんが、何も難しく考えることはありません。とにかくコードの形を覚えていけばいいだけなのです。コード理論という難しいのがあるのですが、そんな物知らなくたっていいし、ピアノみたいに音符が読めなきゃいけないというわけでもない。どうです?簡単そうでしょう?

  コードを押さえた左手の形は一緒でも、右手で弾くリズムを変えれば雰囲気が結構変わってくるものです。普通に「ジャカジャカ」鳴らしたり、弦を一本ずつ弾いて「ピンポンパンポーン」とアルペジオ(分散和音)で弾いたり、ピッキングで「チャントテツテトン」なんてやったり、他にも色々あります。コード一つで様々な雰囲気が醸し出せるのです。まさに、『コードを制する物がギターを制する』といった感じでしょうか。

  ついでに、コードダイアグラムという物も知っておきましょう。
コードダイアグラムとは、コードの押さえ方をそのまま図案化したものです。このサイトの『コード表』でも使っているのでちょっと説明しておきます。

弦・・・・上から順に1、2、3…6弦となっています。

左の記号・・・・×は弾かない事を、○は開放弦で弾くことを表しています。

下の数字・・・・フレット数を表しています。

  ●が押さえる場所です。本当は押さえる指は決まっているのですが、自分がやりやすい指で押さえても問題はありません。


  ×のついている弦は指で軽く触れ、弾いても音がでないようにします。これをミュートといいます。6弦に×がついている場合は、よく親指で上から触れることが多いです。最初のうちは難しいテクニックなので、無視しても構いません。ちゃんと押さえ、開放弦はしっかり弾くことを心がけてください。×のついてる弦にはピックを当てないというのも一つの手です。でも、慣れてきたら少しずつ導入していってくださいね。