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あんじぇな日記

第19週(127日目〜133日目)



127日目(月)

待ち人来たらず。
それでもっ!
健気なアンジェは今日も待ってみます。
そして、滝に祈りを・・・。

クラヴィス様登場!
うー。
一時は強い興味を惹かれたクラヴィス様ですが、いまやすっかり日陰の身に・・・(笑)。

128日目(火)

今日も懲りずに、Let’s お祈り!
そして・・・

再びクラヴィス様登場!

・・・・・・。
困ったモンだね(^_^;)

129日目(水)

今日は森の湖で、初めて意中の方と出会えました。
マルセル様です。

マルセル「あ、アンジェリーク!!偶然だね!」

いや、偶然ではありません。狙ってました(笑)。

アンジェ「お会いしたかったです、マルセル様。」
マルセル「本当?ぼく、うれしいよ。
ぼくもアンジェリークに会いたかったんだ。お互いにラッキーだね。はははは。」
アンジェ「うふっ。」

そして、
いつもと違う雰囲気。
マルセル様、今日は真剣な表情で問い掛けてきます・・・。
なんだか、ほんのちょっと大人びた表情で。

マルセル「アンジェリーク、試験の方はどう?がんばってる?
つらい事や悩んでいる事があったら何でも話してね?
ぼくは他の人みたいに的確なアドバイスはできないかもしれないけれど、
君のために一緒に考えてあげることはできるよ。ぼく、誰よりも一生懸命考えるからね!
だってぼくは、アンジェリーク大好きなんだもん!」

マルセル様・・・
貴方はいつも、アンジェに元気をくれるために一生懸命で。
無邪気に「大好き」と伝えてくれる表情が、やけに可愛らしくて。
アンジェは貴方に元気をもらってばかりで、
貴方に「大好き」と言われるたびに、ちょっとドキドキしてみせたりして。

それでも・・・。

マルセル「アンジェリーク。ぼくは君のこと大好きなんだ。
友達とかお姉さんみたいとかじゃなくて・・・。
アンジェリーク・・・ぼくのこと・・・好き?」

貴方が今日は真剣だから、アンジェも真剣な気持ちで応えなくてはいけません。
アンジェは、マルセル様が、好きです。

マルセル「よかった!違うって言われたらどうしようかと思っちゃった。
あのね、もう一つ聞きたいことがあるんだ。すっごく大事なことなんだけど。
もしぼくが星に帰るときは一緒に来てほしいんだ。女王様になんかならないで、ずっとぼくと一緒にいてほしいんだ。
お願いだから、ぼくだけの君でいて!」

アンジェの気持ちは?
アンジェは、マルセル様と結ばれる決心を・・・?

・・・。
アンジェは、マルセル様が好きです。
無邪気で可愛らしくて甘えん坊で、私を元気付けてくれる、貴方が・・・。
だけど。
アンジェの気持ちはいつも、「お姉さん」だったのです。
貴方が「大好き」と言ってくれた言葉に、ドキドキしながら、それでもアンジェを慕う可愛い「弟」みたいだって、心のどこかで思っていたのです・・・。

ごめんなさい。アンジェは、貴方だけのアンジェには、なれません。
アンジェのこの気持ちは、「恋」とは違うから。

マルセル「そうなの・・・?
ぼくのこと、ほんとは好きじゃなかったの・・・?」

胸が、痛みます。
自分で選んだ答えなのに、こんなに辛いなんて。

マルセル「ぼくは・・・ぼくは本当に大好きだったのに!」

ごめんなさい。
貴方を、傷つけたくなんて、なかったのに。

マルセル「ひどいや、アンジェリーク、もう大っ嫌いだ!!」

こんなことなら、湖で会ったときに、偶然ってことにしておけば良かった。
傷つけるくらいなら、踏み込まなきゃ良かった。

アンジェ「マルセル様・・・。ごめんなさい。」

※この選択、すごく辛かったです。
 ここだけの話ですが、らのてょは涙ぐみながらプレイしてました・・・。

130日目(木)

昨日のダメージは、思ったより大きかった・・・。
なんだか、とても大切なものをなくして、急に気力を失った、そんな感じです・・・。

それでも、アンジェは答えを出さなくてはなりません。
重い足取りで、森の湖へ。
今日は運良く、ゼフェル様にお会いできました・・・。

ゼフェル「おっ、誰かと思ったら、おめーかよ。」
アンジェ「お会いしたかったです、ゼフェル様。」
ゼフェル「そうかー。おめーもかー。
オレもそういうわけか、おめーの顔を見たいと思ってたんだ。偶然ってのはけっこーおもしれーもんだなぁ。」

その時、アンジェが問いかけます。

アンジェ「今がチャンスよ。勇気を出して告白しようかしら?」

昨日の、マルセル様への仕打ちを考えれば、とてもここでラブラブなエンディングを演じる心境にはなれません・・・。
むしろ、いっそのこと、ここで告白して、酷い振られ方でもして、全ての想いを振り切った上で女王になってしまおうか?
そんな誘惑にも、駆られました・・・。
でも。
アンジェはここで踏み込むことは、できませんでした。

ゼフェル「オレ、変なんだけど、おめーとここに来るとなぜか心が落ち着くんだ。
おめーの持つやさしさが、オレの心をなごませてくれるのかもな。」

ゼフェル様・・・。
アンジェは、優しくなんかありません。
優しくなんか・・・。

131日目(金)

リュミエール様来訪。
でも、ごめんなさい・・・。
アンジェにできるのは、扉に背中を向けることだけでした。

滝にお祈りをするのは、これで何回目かしら。
アンジェはこうやって、あてもなく待ち続けます。

一体、何を?

アンジェは、本当に女王になりたいの?
それとも、ゼフェル様と結ばれたいの?

誰一人訪れない湖で、アンジェは一人葛藤を繰り返すのです・・・。

132日目(土)

戦果報告
建物   54対45
人口 5421対4538

心なしか、あまり育成がすすんでないような・・・。
いえ、ロザリアは多分、健闘しているけど、アンジェが全然育成してないから、かな?
もっとも、アンジェが本気で育成すれば、あっという間に決着が着いてしまうけど。

明日は日の曜日。
アンジェ、どうする?

133日目(日)

ゼフェル様来訪!

よかった。
今日こそはハッキリさせたいの。
ちょっと不安を抱いたまま、森の湖へ行きました。

おお。
バカップルもいない(笑)。
これは、チャンスだわ。

ゼフェル「アンジェリーク、試験の方はちゃんとやってんのか?」
アンジェ「・・・はいっ!」
ゼフェル「けっ、なんだ、結構マジメじゃねーか。でもそーゆうトコがおもしれーんだけどな。」

・・・こんな言い方をしてるけど、ちゃんと私のコト心配してくれてるのよね。

ゼフェル「でも、おめーも一応女王候補なんだよな。場合によっちゃ女王になっちまうのか・・・。
ま、お前はどう見ても女王って感じじゃねーけどな!」

いっそ全てを捨て去ってしまおう。
そんな気持ちも、ゼフェル様、貴方の笑顔の前に霞んでしまいます。
全てを捨て去れる・・・?

全ての想いを捨て去って、心に傷を負ったまま(それは、私の罪。)女王として使命を全うする?
それは多分、間違った選択ではないわ。
でも、決して正しい選択でもない。

問題は、アンジェの気持ち。

アンジェ「今日も一緒に過ごせてとっても楽しかったです。」
ゼフェル「アンジェリーク、おめーさ、本当に女王になりてーか?」

ゼフェル様が、いつになく真剣な表情で問いかけます。
どこか、思いつめたような。
・・・。
答えは、出ました。

アンジェ「いいえ・・・」
ゼフェル「じゃあ女王になるよりオレを選んでくれるんだな?」

アンジェは、もう後悔はしたくないのです。
ゼフェル様を傷つけて、自分の心を傷つけて・・・
そんな傷―きっと、ずっと癒えることのない傷―を抱えたまま、女王の仮面で自らを、皆を、偽り続けるなんて。
アンジェにはできません。

答えは、出ました。
ゼフェル様。
アンジェは、貴方と歩いて行きたい・・・。

ゼフェル「オレは・・・オレはさ、よく聞けよアンジェリーク。
いいか、オレはおめーが好きなんだよ!」

ゼフェル様の、告白。
自分の気持ちを、想いの大きさを、言葉で伝えることの難しさに、もどかしさを隠しきれない――――
裸の心を晒して、思いの丈を力任せにぶつけるような、あまりに不器用な告白。

ゼフェル「前からずっと・・・。これから先もずっとだ!
絶対、絶対だからな!」

ゼフェル様。
アンジェもゼフェル様のことが、好きです。
貴方のちょっとした仕種が、ちょっとした言葉が、アンジェを有頂天にさせたり、ドキドキさせたり、傷つけたり。いつの間にか縮まる「友達」の距離に、戸惑ってみたり・・・。
アンジェは貴方に、恋してました。
貴方の子供のような笑顔に。貴方の意地悪に。時々見せる不器用な優しさに。
そんな貴方の全てを、アンジェは優しく包み込んであげたいのです。
ゼフェル様。
貴方が、好きです・・・。


こんな気持ちで二人向かい合うのは、初めてでした。
ゼフェル様は、堪りかねたように、アンジェを抱き締めます。
そうすることで想いを伝えようとするように、ぎこちなく力任せに、アンジェの背に回した腕を締め付けます。
アンジェ「痛い、痛いです。ゼフェル様・・・。」
ゼフェル「わっ、わりィ・・・」
ゼフェル様は慌てて身体を離し、気まずそうにそっぽを向きました。
子供のようにむくれた横顔が、愛しいわ
だから、今度はアンジェから抱き締めてあげました。
彼の胸に顔をうずめて、そっと背中に手を回します。
そんなアンジェを、ゼフェル様は今度は優しく抱き締めてくれたのでした・・・。





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