準備編 〜負けるもんかのパークへの道

 

宣伝文句に踊らされ
 
ミッキーの旗
待ってるよ〜、ハハッ!
 この「準備編」はパークへの道ということで、純粋なパーク情報をお求めの方はすっ飛ばしてください。でもイロイロありまして、「60へぇ」くらいはいくと思いますけどね〜(^^;

 さて、2005年5月5日から始まったディズニーランド50周年イベント、その名も「地球上で一番ハッピーなセレブレーション」。
 私の中のディズニーランドの位置づけは、「東京とだいたい一緒なんでしょ〜? フロリダはいつか絶対行きたいけど」という程度のものだったので、最初はあまり魅かれるものはなかったんですが、4月に入ったくらいからポスターやディズニーファンでも宣伝が目立つようになってきて。

 そしてそこには「王国史上最大のパレード」とか書かれてるわけですよ。
 そうなると今まで見てきたショーやパレードの感動がフラッシュバックし、「うう、それよりももっとスゴイことが起きるのか!」とにわかにコーフンしてきて、やがては「そうだよな〜50周年・・・、60周年や70周年よりも節目の年だもんな〜。次は100周年だけど50年後は生きてる保証ないからな〜。・・・やっぱ行っとくか!」となったのでありました。

 

すんなり旅は始まらない

 うちは毎年11月に結婚記念旅行に行くので、日程はそこで決定。でもLAは初めてだし観光もしたいなあ、ユニバーサルスタジオにも! となって、結果1日目はLA観光(LA泊)。2日目にユニバーサルスタジオに行って夕方アナハイムへ移動、そこからパーク三昧! という5泊7日の手配旅行に決定。
 飛行機はアメリカン航空(PEX)、1泊目ホテルはルネッサンス・ハリウッド(HISで手配)、2-5泊目はディズニー・グランド・カリフォルニアンの予約(タビニで手配)を7月下旬に無事に済ませ、後は11月を待つばかり♪

 のはずだったのが、8月29日に緊急事態勃発!
 それは一通の爆弾メール、「タビニ営業停止のお知らせ」。・・・ってねえ、うっそ〜んっ!?
タビニはネット専門の旅行代理店で、JALやANAが出資してたそれなりの旅行会社(という認識)でしたが、そこでグランドカリフォルニアンを予約してたのに、ど、ど〜なるの??
メールの内容は会社更生法を受けるとかではなく8月いっぱいで営業を停止、9月までサポートセンターは置くものの10月には跡形もなくなる、というもので、10月以降に出発の人には後日直接連絡するとのこと。
 でもホテルはもう予約完了してるし(その旨のメールは以前に来ていた)、代金もカードで清算済みだったので、大丈夫なのかと思っていたら。

 翌日電話がかかってきて、なななんと「この話はなかったことにしてもらえないでしょうか・・・」とホザくではないか!!!
10月には会社がなくなるので、私たちが泊まる11月には存在していない会社の予約をホテルが受けないということらしいが、予約完了してたんじゃなかったの!
 契約ってどの時点で成立するんだっけ、お金を払った時点? いや申し込みと承諾の合致でOKだったような?? あああ学生時代に培った知識はいったいどこへ!?

 ぐるぐるする頭でとりあえず「予約完了メールを頂いた時に、私の都合でキャンセルする場合は料金がかかりますって書いてありましたけど、そちらの都合でキャンセルされる場合はごめんなさいで済むんですか?」と言ってみる。
クレジットカード番号も伝えてあったし、ホテルはキャンセルされて料金だけ取られ、引き落とされた時には会社は存在しない・・・では笑えない。それに何よりグランドカリフォルニアンに泊まりたいんだ〜!
 と訴えたら、「もう一度ホテル側と交渉して、後日またご連絡します」という返事。

ホテルパーキング側

ど〜しても泊まりたかった
グランドカリフォルニアン

 最終的にはアップルワールドさんに引き継いでもらえて、グランドカリフォルニアンにはそのまま泊まれることになったので結果オーライでしたが(部屋のグレードは下がったけど)。
 それにしても最初の電話で「倒産するんじゃ仕方ないですよねえ」と言ってたら、そのまま終わってたのか・・・。あぶなかった。
 
 そしてこの話にはなんとおまけ(?)があって、出発1週間前に今度はHISから電話があって、「こちらのミスでLAのホテルが取れていませんでした」・・・とな。あはは〜、もう笑っちゃえー。
まあLAのホテルはこだわってたわけではないので、別のホテルでも全然OKだったせいもありますが、前件のおかげでショック薄。
 ルーズヴェルトホテルかビバリーヒルトンを押さえてあるので、それでよければすぐ取れますと言われて、おお、ルーズヴェルトホテルはアカデミー賞の第1回受賞会場ではないか!
ここもいいな〜と思ってたけど、ちょっと高かったから別のホテルにしたんだよなラッキー! ということで、ホテル変更。
当然代金の差額分は不要で、こちらはホテルのグレードアップ。ふう、でもまだ何かありそうでコワいなあ。

 

ハリウッドにミッキー!?
 
 それでも何とか11/3の17:20、AA170便にて機上の人に。日付変更線を超えて予定よりちょい早めの9:30、LAXに無事到着。飛行機の中は特にトラブルもなく快適。やっぱAAは座席が広くていいねえ。
その後入国審査もすんなり通り、やったーアメリカだ!
 空港からの足はレンタカーをWeb予約しておいたので、外に出てハーツのバスに乗り込む。レンタカーもスムーズに借りられ、車の置いてる場所まで行ってみると・・・で、デカイ!
トーラスクラスを選んでいたんだけど、なぜかフォードのエスケープ4WD。まあ別料金も取られなかったしいっか・・・ということで、荷物を積んでさっそくカーナビの設定。
 予定ではサンタモニカへ行ってついでにランチ、それからホテルにチェックインしてハリウッド観光・・・と思ってたけど、飛行機降りる前に機内食も食べておなかもすいてないから、とりあえずホテルに荷物を置きに行くことにする。
バカでかい駐車場をぐるぐる回ってちょっと練習し(運転はダンナ)、いざLAの街へ出発!
ハリウッドでも有名な歴史あるホテル

チャップリンも利用した
歴史あるルーズヴェルトホテル

 フリーウェイで降りる場所を間違えたのが悪かったのか、途中で渋滞にハマってホテル到着は12:30。チェックインできたのでそのまま部屋に行き、しばし休憩。日本時間だと朝の5:30、飛行機では3時間くらいしか寝られなかったからやっぱり眠〜い。
 でも部屋からはチャイニーズシアター、ハリウッドサインも見えて「おーハリウッドだ!」という気分にさせてくれる。しばし窓からの景色をビデオで撮っていると、隣でダンナが「あっ、ミッキーがいる!」と言うではないか。
 見るとチャイニーズシアターの前にはスパイダーマンやバットマンがいて、なんとそこにミッキーもいたという。パーク以外でミッキーに会えるなんて♪♪ と思いビデオをズームさせていくと、「・・・なんちゃってミッキーじゃん」

 まあ要するに、ミッキーの仮装(?)をしてる人だった。後で行ってみたところ一緒に写真を撮ると料金を取るようで、観光客相手の商売だったらしい。ちなみに旬のキャラということで、「チャーリーとチョコレート工場」のウィリー(ジョニー・デップの役名)がいた。結局なんちゃってミッキーは近くでは見られず。

 

最後の刺客
 
 もうサンタモニカまで戻るのも面倒だったので、そのままハリウッド観光に切り替え。
ハリウッド・ハイランドタワー(ショッピングモール)で遅いランチを済ませ(パスタ&ピザ)、ウォークオブフェーム(有名スターの名前が入った星型のプレート)やチャイニーズシアター前の手形を見て、お目当ての名前を探す。
 星型プレートはすぐに読めるけど、手形の方は直筆のサインが彫られているので、ちょっと解読するのに時間がかかる。「○○、パ・・・ノ・・・おお! アル・パチーノだ〜♪」という具合(^^; ドナルドのは足型ですぐわかったけど(笑)
ドナルドの足型
アヒルにしてはやや大きめか?
 
 一通り見終わってから、ハリウッド・ブック&ポスター・カンパニーへ。映画に関するものが色々ありそうだったので行ってみると、店名のとおり映画の雑誌とポスターがいっぱい!
ポスターは同じ映画のものでも違うパターンがあって、見てるだけでも楽しい^^ でもやっぱりいいな〜と思うのは高いし(50ドルとか)、巨大なので持って帰るにもなーと思い、結局見ただけ。ディズニー映画のも結構あったけど、同じ理由で購入はせず。
 そんなこんなで日も暮れてくると結構寒くなってきて、疲れてもいたので今日はもうホテルに帰ることに。近くのショップでヨーグルトとかジュースを買って、それを食べて9時頃に寝る。

ハリウッドサイン

ハリウッド&ハイランドから見たハリウッドサイン

 2日目の予定はユニバーサルスタジオ。7:00に起きて近くのインターネットカフェで朝食、9:00にチェックアウトしていざユニバーサルへ!
 18:00までにアナハイムのハーツレンタカーに車を返さなきゃならなかったので、15:00までの短い滞在だったけどポイントを押さえて楽しむ。トラムツアーはもちろん、ウォーターワールドもよかったなあ。
さすがエンターテイメントの都ハリウッド、ゲストを楽しませるのがうまいんだな〜。ショーが始まる前も盛り上がること盛り上がること。

 で、15:00に後ろ髪を引かれつつ退園。でもいよいよここからが今回の旅の本番だ〜!
と気合は入ったものの、ハイウェイは結構な渋滞で上空にはヘリコプター。
なんか事故みたいだから気をつけようね〜なんて話してたら、この後走行中にいきなり左前方から金属板とタイヤが!!!
 うお〜、リアル・インディ・ジョーンズっ!?
 左から2車線目を走ってたら、イキナリ前からタイヤがゴロゴロと私たちに向かって転がってくるなんて、我が目を疑うとはこのことですね!
 幸い渋滞のおかげで60キロくらいしかスピードが出てなかったので、何とかよけて転がりゆくタイヤを見送ったのですが、後続車は大丈夫だっただろうか・・・。そしてあのタイヤは一体??

 こうして最後の刺客をクリアし、渋滞も解消されて夢のアナハイムへまっしぐら。17:00に到着し、あちこちにディズニーの看板が見えて胸は高鳴る一方。
しかしガソリンスタンドを見つけるのに手間取り(だってナビに出ないんだもん)、お次はハーツの営業所が見つからない(だってナビに出ないんだもん!)。ナビがあるからと営業所の住所を控えてこなかった自分の甘さを呪い、うろうろしているうちにタイムアップ。
 辿り着いてみれば営業所は閉まっており、仕方ないので翌日の朝イチで返すことにしてホテルへチェックイン。
感動のグランドカリフォルニアン入りはちょっとヘコみ気味でしたが、さ〜あいよいよですぞ!
この後も、長い導入部にめげずにお付き合いくださいね♪

 


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