3度目の旅行も無事帰国へ
(9・10日目:その2)
 数藤康雄

 BAパイロット組合のストライキのため、急遽帰国便はドーハ乗り継ぎのカタール航空(QR008とQR806)となったが、結果的には旅行日程が半日増えたことになった。まずはディケンズ博物館を見学し、一度ホテルに戻り、保管室に預けていたスーツケースをタクシーに乗せてPaddington駅へ。その後もヒースロー・エクスプレス⇒第4ターミナルと順調に進んだ。オイスター・カードの解約も(デポジット代を含めて10ポンド以下の場合だが)、親切な駅員のおかげで簡単に終了。出国手続きも保安検査も問題なく通過し、余裕を持って出国ロビーに到着した。免税店での買物後にロビー内のレストランで軽い昼食をとって、ドーハ・ハマド(Hamad)国際空港行きQR008(16:00発)に乗り込む。興味深かったのはカタール機の飛行経路。トルコとイラン国境付近で南南東に行路を変更し、『バグダッドの秘密』でお馴染みの都市モスル、キルクーク、バグダッド、バスラのほぼ上空を通過しペルシャ湾からドーハへ向かったからだ。つまり今回の旅行はクリスティの第二の故郷イラクを身近に感じるというオマケ付きとなったわけである。
 真夜中の0:50にHamad空港に到着。外気には触れずに空港ターミナルに行けるし、ターミナル内は当然冷房が入っていたものの、やはり熱気が感じられる。成田行きのQR806便は2:10発なので、すぐに保安検査場に向かったが、この検査場は今回の旅行では一番厳しい。なにか没収された人もいたようだが、最終的には問題なく全員搭乗し、夕方6:40の定時に成田到着。長旅の疲れもあったため、各自の荷物が確認できた段階で解散となった。翌日知ったのだが、2日前の台風15号の影響で成田空港は大混乱したらしい。今回の旅行はヒヤリとする場面がこれまで以上に多かったが、すべて大事に至らなかったのはやはりクリスティのおかげか? 最後は恒例となった全員の記念集合写真を載せておきます。


HarrogateのThe Old Swan Hotelの玄関前で

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