担当者の苦労話

担当係の苦労話
 本ツアーは、案内役であるべき私が参加者の中で最高年齢であることと、英会話などすっかり忘れてしまった人間なので、"参加すると義務が生じる"という実にヘンな団体旅行なのだが、こちらの勝手なお願いを快く引き受けてくれた皆さんに感謝! その苦労の一端を披露してくれたのが以下の文章である。(S)

(1)女性部屋割り係
 前回の旅行で、同室の相手がホテルごとに変わったので、たくさんの方々とお知り合いになることができた。今回も新しいメンバーが加わってくださり、クリスティやミステリーを語るだけではなく、人生経験豊かな方々との世間話に花が咲くことになった部屋も多かったと思う。男性はどうだったのだろう。
 今回、女性8人の部屋割りを考えるにあたり、姓名のアイウエオ順に天沢火雷風水山地を当てはめ8面サイコロで運命を決するつもりでいたが、スケジュールを見ると8泊で総当たりになる。連泊の場合は荷物を運ぶのが面倒なので部屋を動かないということが旅行前の話合いで決まっていたので、連泊2回では6人の人と同室になることになる。7人目の割り振りふりは万一の場合(思わぬ事故やどうしても同室になれない事情ができたなど)のために取っておくことにした。 幸い総当たり計算の仕方はネットに出ていたのでアイウエオ順に番号をふって部屋割り案を作り、6月末にリーダーに提出した。実際には前回の係を一緒に頑張った人と一泊でも同室になり旧交を温めたいというご希望があり、連泊の時に個人的に私と部屋を交換したことがあった。(清水貞子)
(2)チェックイン担当係
 今回は8泊、6ホテルをうまくこなせるか不安だった。前回のように空港で渡されたホテル・バウチャーもなく、旅行社からは"フロントでツアー名「SCN Agatha Christie Fan Club 10」と名乗れば良い"とのメール連絡があっただけだった。最初のホテルで、下手な発音でツアー名を名乗ってけげんな顔をされ、「11名で」と言い直したら後はスムーズに進んだので、以後は「11名で予約しました」と言うようにした。心配したチェックイン・デポジットの要求は一切なかったが、ホテルによっては部屋代表者サイン、パスポートNo.記入とサイン、パスポート提出でコピーを撮られることがそれぞれ1件ずつあった。観光シーズンも終わり、ホテルはどこものんびりムードで、とても親切に応対して貰えた。(担当@蓮田あき)
 前回のチェックイン係に、今回はホテルの数も多いので一緒に係りをやっていただけますか? とのメールをいただき、お役に立つのかと不安ながらお引き受けした。案の定、旅行前のセブントラヴェルの担当者との交渉から、ホテルでのチェックイン、朝食場所、時間、WiFiが使えるかなど大事なことは全部ベテランさんがしてくださり、私は数藤さん、女子まとめ役の方に皆の部屋番号の表を渡し、皆様にキーを渡すだけでほとんどお役にたてなかった。前回も部屋の優劣があったのでそれを割り振るのは大変と思ったが、事前に旅行会社とホテルの間で決まっており、ホットした。どんな部屋でも皆さん笑い飛ばしてくださり、ありがとう。(担当A野村恭子)
(3)お財布係
 お財布係を拝命したのは前回の英国行きに引き続き、これで2度目。2年前はそりゃあ緊張したものだ。どこへいくにも財布の入ったバッグを斜め掛けにして肌身離さず、出費のときはすごく嬉しくて、ほいほい財布の口を開け、まあ金払いのよかったこと。今回は大金の扱いに慣れたせいか、まあ大丈夫でしょう、何事もないだろうと楽観的に構えていた。
 2013年はレートが£1=164円前後だったのが、円安が進み今年はレートが£1=200円前後になっていて、これは非常に痛い! まして滞在日も前回より1日増えているし、食費も増えるだろうと、一人当たり£100増やして£400の集金となった。「もしかして足りなくなったら追加徴収もありますから」とメンバーには脅しをかけていたが、追加徴収にでもなったらおみやげ代が減るなあと、心配はつきないのであった。
 共通財布の総額は£400×11人=£4400。もう一人のお財布係、竹村さんと分けて私の持ち分は前泊組6人分の£2400。そのうち£800はすでに切符代として係に預けてあるので、実質預かるのは£1600のみとなり、気分は楽勝。まして自分のお金ではないので、他人の金を勘定する銀行員といった心持ち。以前は細かいお札がかさばって大変だったので、今回は£50札を中心に換金してもらいそれを預かった。
 寝る前に、ホテルの部屋で同室になった人と、普段できないクリスティ話、ミステリー話で盛り上がるのも旅行の醍醐味なのだが、前回は細かい出費も多く、毎夜、残金合わせの精算に終始したため話を楽しむことができなかった。そのため今回はお財布係二名がそれぞれに責任もってお金を管理し、最後の夜に一回で精算を完了しようという手抜き手段を採用。もし合わない時の事を考えると冷汗ものだが、締め日の夜、計算機を何度も叩いて叩いて、出費メモを見直す事、数十分。やっと収支がぴったり合って竹村さんと顔を見合わせてホッとしたものだ。ただ肝心のミステリー話は、お風呂や明日の準備、毎日の移動疲れもあって、思ったほど時間がとれなかったのは残念でならない。
 共通財布からの出費は、交通費、飲食代、入場料が主なもの。以下はその概略である。
 食費:バー島を見晴らせる外カフェで食べたサンドイッチ&バーガー・ランチをシェアしたが、隣のテーブルの食べ残しポテトをカモメがついばみ、嘴をケチャップで赤く染めたのは笑えた出来事。ランチの出費は、その他、ダートマスのロイヤル・キャッスル・ホテルでの豪華ランチの計2回のみ。ディナーはイェルバートンのホテルで優雅に味わったアフタヌーン・ティーの他、パブやレストランで計5回。ランチ数が少ないのは、節約&胃腸休めのため、ほとんど軽食で済ませたからで、それは個人の出費となりお財布係の出番はなかった。支払いの時はあらかじめレシートを出してもらい、そこに10%のサービス料を加えた金額を支払った。
 交通費:ヒースロー空港からロンドンまでの往復、長距離列車代、保存鉄道のSL、ホテルからのタクシー代、バー島へ渡るシートラック代、フェリー代等々。チケット購入の際は、交渉係のツートップ、蓮田さん・川本さんの後を付いていき、言われた額をおもむろに出せばよいので楽なもんだ。ダートマスからグリーンウェイ・ハウスまでの往路フェリー・チケットを買う時、売り場の様子のいいお兄さんとの話が長引いた。いくら話してもこちらの計算した金額より高い料金を提示する。10分以上のやりとりがあって、やっと思い通りの料金のチケットが手に入った。それもこれも、私達のグループが片道フェリーに加え、保存鉄道に乗るコースを組み込んだため、通常とらないルートをお兄さんに分かってもらえなかったためであった。
 入場料:グリーンウェイ・ハウス、エクセター大聖堂拝観料など。グリーンウェイ・ハウスのチケット購入時、11名の入場料支払いに、なにげに£50札を4枚スッと差し出すと係のお姉さんがびっくり!(実際は£119なので3枚でいいのだが£190と聞き間違った)すぐ間違いに気づき3枚出したら「Oh〜」といいながら傍らのスタッフを呼んでその札を見せたものだ。そんな大きな札は普段使われていないのかしら。日本円でいえば一万円位なのだが、支払い係の私は、ちょっとしたお大臣気分に浸ったのである。
 前述したように、前回より1泊多い旅ではあったが、朝食を目いっぱい食べて、残ったパンやリンゴを昼食に回したりしたので(ホテルさん、ごめんなさい)帰国近くなっても財布内には大きな額のお札が残っていて、9月6日の清算では、なんと一人当たり£100を超えるお金を返すことができた。この思わぬ収入は最終日に何人もがおみやげの量を増やしたことであろうと推察される。また全員がオーバー60 (フッフッフッ、内2名は未来から来た中高年なのだ)の団体なので、交通費・入場料しかり、中高年割引の特典をしっかりと受けたのであった。
 グリーンウェイからチャーストンまでのシャトルバス代がただになったり、SLの運賃を大幅に値引いてもらったり(ホームを保存鉄道の顔のような風格を漂わしながら歩いていた60がらみの女性車掌さんの口添えで) 、とてもラッキーな面が多々あった。蓮田さん・川本さん、この両名の巧みな会話力が功を奏したことは言うまでもない。また、現地でリーズナブルでおいしい食事がいただけたのは、出発前に各メンバーが担当日を決めてお店やメニューの検索に長い時間を費やしてくれたお蔭である。ただただ感謝したい。(担当@戸塚美砂子)
 戸塚さんとお財布係を拝命したとき、何を心配したら良いのか思い浮かばず心配になった。そこで一昨年の旅行記を読み、なるほどなるほどと大いに参考になった。まずは入れ物の用意……、お金入れは財布でなく複数のジッパー付きの小物入れのようなものを準備し、持って行くバッグの安全面での機能を確認した。イギリスのお札の種類やコインの種類をインターネットで調べた。今まで海外旅行ではいつもお釣りのコインの種類が良く判らないまま過ごしていたが、人さまのお金を預かるとなるとそうも行かない。インターネットにあったイギリスのコイン一覧を印刷して持参したが、コインは種類が多い上に日本と違いすり減って字が読みにくいのが多く、慣れてコインですっと支払えるようになったのは旅の後半になってからだった。とにかく£2000(5人分、約40万円)もの現金を預かったのは初めてで少し緊張したが、実は、旅行中は主な支払いやチップの判断は経験者の戸塚さんがやってくださったので、楽をしてしまった感がある。(担当A竹村モモ子)
(4)短距離切符購入係
 今回の旅行では、短距離切符購入係を拝命。具体的には、ヒースロー・エクスプレス往復乗車券、ロンドン市内移動用オイスター・カード、グリーンウェイの一日(フェリー乗船券、グリーンウェイ入場券、シャトルバス、ペイントン・ダートマス蒸気鉄道乗車券)、ロンドン〜チョルジー間の往復乗車券、の購入(手配)である。
 これまでの経験から、通常の鉄道乗車券購入については心配ない。問題は、フェリー乗車を含むグリーンウェイ一日に関する切符の手配。蒸気機関車は1日4往復しか無いので、目的の列車に乗り遅れることが無いよう、事前に乗車券を購入し乗車場所等も確認しておきたい。が、インターネットを駆使しても思うように情報が得られない。まあ行けば何とかなるやろ、といつもの脳天気バージョンに切り替え、旅立ったのである。
 最初のヒースロー空港では、若干もたついたがヒースロー・エクスプレス・チケットとオイスター・カードを無事購入。皆さんのご協力に感謝です。ヒースロー・エクスプレスの団体割引シニア料金は、往復1人£23.1。片道料金が£21.5だから超お得! イギリスの鉄道は往復割引率が高く、何度も恩恵を受けることになった。
 問題のグリーンウェイ関連チケットの手配はどうだったのか。前日ダートマスに到着後、グリーンウェイを管理するナショナル・トラストのショップで、フェリー乗車券とグリーンウェイ入場券の購入を試みる。が、対応は親切だが、フェリー乗船券は川辺にあるチケット販売所で、グリーンウェイ入場券は当日グリーンウェイの受付で買え、との事。蒸気鉄道は乗ってから切符買えって、本当にそれでいいの?
 フェリー乗船券購入と蒸気鉄道の情報を得るため、チケット販売所を探しに出かける。見れば、小さなブースが川辺に点々と。一番近いブース(側面にはスーシェ扮するポワロの等身大写真が!)で、我々の意図する行程を説明しフェリー乗船券の事前購入を交渉する。話を聞いて販売員が示したグリーンウェイまでの料金は、パンフレット表示の料金よりも僅かに高い。何が違うのか問いただすが、何度聞いても説明が理解できない。帰りは蒸気鉄道なのでフェリーで往復はしない等、蓮田さんと何度も説明しても、"判っている、でもこっちの方があなた達には得だ"の一点張り。他のお客が来たこともあり、遂に理解を断念。パンフレット表示の料金(安い方ね)でフェリー乗船券を購入したのだった。帰国後、持ち帰った料金表を基にあれこれ考えてみたが、すっきりとした解答は得られていない。彼の説明が理解できなかった事は今も心残り。リベンジに、もう一度行くか……。
 翌日は、グリーンウェイ訪問を皮切りに午後も予定が詰まっているので、グリーンウェイには少しでも早く入場したい。到着後、グリーンウェイ受付までの坂道を脱兎のごとく(兎? 狸だったかも)駆け上がり、開いたばかりの受付で、2番目に購入。その際、受付係の女性が大興奮状態に。その理由については、お財布係の項を!
 さて次は蒸気機関車。チャーストンの発車時刻に間に合うよう、必死に歩いてグリーンウェイ15時発のシャトルバスに乗車。蒸気鉄道の乗車券を持っていればバス料金は無料だが、乗車後買えと言われた我々は持っていない。ここでネゴシエーター蓮田さん登場。乗車券はこれから買うと運転手に交渉し、見事無料に! 1人£3のチケット代を節約したのであった。
 憧れの蒸気鉄道に無事乗車し、嬉しくてあちこち見たり写真を撮ったり。楽しいけど切符買わなくちゃ。やってきた車掌さんにお得な切符の買い方を相談するが、彼女は判断出来ない。ペイントン駅に到着後、乗車券販売所へ連れていかれ、担当者に状況を説明してくれた。結局、正確な乗車区間ではなくペイントン〜キングスウェア往復乗車券がお得ということで、キンングスウェア〜ダートマス間のフェリー乗船券ともセットを購入。ここでも往復割引のお世話になったのである。
 ここでひとつお詫びを。帰路のパディントン駅もしくはヒースロー空港でオイスター・カードの返却・返金について説明するつもりだったのですが、すっかり忘れて出国してしまいました。今後オイスター・カード使用の予定が無い方は、申し訳ありませんが、旅の記念としてそのままお持ちいただくか、ロンドンに旅行される方にお譲りくださいませ。(川本敬子)
(5)長距離切符係
 前回同様、長距離切符係を仰せつかる。長距離は2回、どちらもFirst Great Westernである。
  @ 9月1日 11時6分発Paddington→Exeter St. Davis  スタンダード 指定席 大人11名
  A 9月6日 10時58分発Paignton →Paddington     スタンダード 指定席 大人11名
 8月31日、ヒースロー空港からPaddingtonに着くと一行は駅構内に待機して、私は切符購入へ。蓮田、川本のビッグ2にご同伴願う。切符売場は前回とは違う場所。10人位の列の最後尾に並ぶ。売場の窓口は3つ。各窓口に「Today's ticket only」と書いた紙が貼ってある。ここは当日券売場なのか? 列を離れて予約券売場を探すが、見当たらない。案内係に尋ねると、「ストのため、当日券しか売っていない」とのこと。「明日の切符はどこで買うのか」と聞くと、「当日券売場で交渉してみたら」との返事。
 先の売場に戻り、待つこと十数分。いつのまにか増えた4番目の窓口に案内される。開口一発、上記@の内容を伝える。窓口の人は一瞬戸惑った顔をして、隣の窓口の人と何やら相談を。数分後、何もなかったかのように「帰りは?」と聞いてきた。そこでAの内容を。やがて、「4人+4人は割引料金で、3人は普通料金(これで前回の謎が解けた)。指定はAの乗換駅Newton AbbotからPaddingtonの区間。合計£646.25」という予想より安い金額である。目的地Exeterより先のPaigntonまでの往復切符であった。後から考えるに、ストで管理職の人が窓口業務をしていたのでは? 不慣れな中、各種の割引を適用して頂き、ありがとうございました。また、蓮田さんと川本さんのご協力に感謝いたします。(木村仁)
(6)お土産係
 この係は、ミニ・コーチのドライバーさんにチップを出すかどうか? から話が始まった。結果的には旅行会社がチップも含めての対応をしてくれたのだが、気持ちだけ渡したい……という意向があった時に、何かいいものがないか? ということになった。
 私の住んでいる春日部市は桐の板を使った羽子板製造が有名で、昔から続いている業者が多く、浅草の羽子板市の羽子板も殆ど作っている。その中でも"羽子板を世界に広めよう!"と考えて、市内の各小学校で児童に羽子板の絵付けをさせたり、"何回打てるか"などの競技の普及に努めている社長さんがいる。外国人が来ると名札を作って配ってくれる人なので、ひと声かけてみたところ、快く引き受けて下さった。出来上がったものは、参加者の名前入り名札が各2枚。富士山に松と桜の図柄に小さな羽とムクロが付いていた。お土産用は、小ぶりな桜の図柄が殆どだったが、他の図柄のも作ってくれて充分な数が用意された。


お土産用の羽子板

 旅の前に各ホテルとメールで交渉してくれたチェックイン係から、親切に応対してくれた方々へ現地で差し上げたいとの申し出があり、サンキューカードと共に渡した。現地の若い女性職員が、「オー!ラブリ―!」と満面に笑みを浮かべて言ってくれたので本当に嬉しかった。ミニ・コーチのドライバーのイアンさんは「家に飾っておくよ」と言っていた。穏やかなドライバーで、サルコムへの道は実は初めてだった、と言われてびっくりしたが、日本人は礼儀正しくてナイスだ、とお褒めの言葉をもらった。他にお土産として扇子を用意してくれていた人がいたので、それも最後に手渡した。旅行会社からの情報もドライバーによく伝わっていて助かった。  という訳で、製作者のご厚意でたくさんのミニ羽子板を配ることができた。"春日部羽子板"を世界へ発信することに、少しだけだが貢献できて、よかったと思った。(永嶋郁子)

ホテルの評価
 今回の英国旅行は、ロンドン中心の前回とは異なり、イングランド南西部デヴォンにあるクリスティ関係の土地・建物を訪ねることが目的である。このため10日間の旅行で6ホテルに泊まった。さまざまなタイプのホテルに宿泊し、珍しい経験もしたので、"遊び"の一環として利用したホテルを評価してみた。
 「朝食」、「バス・トイレ」、「部屋の雰囲気」の三項目は、各人に5段階の相対的評価をしてもらい、その平均点で評価した。また総合順位は、6つのホテルから1位〜3位までのホテルを選んでもらい、1位3点、2位2点、3位1点を与えて、その合計点で順位を決めた。
 結果はリゾート・ホテルの圧勝であったが、特にダートマスの"DART MARINA HOTEL"の評価は高かった。グリーンウェイを訪問するときは、ぜひこのホテルに宿泊してみてください。(S)

  SHEPERD BUCH
ロンドン
JURYS INN
エクセター
MOORLAND GARDEN
イェルバートン
SALCOMBE HARBOUR
サルコム
DART MARINA
ダートマス
NOVOTEL PADDINGTON
ロンドン
朝食 3.6 2.9 3.5 3.9 4 3
バス・トイレ 3 3.1 3.5 3 3.5 2.4
部屋の雰囲気 3.2 3 4.1 3.8 3.6 2.9
総合順位(点) 4位(4) 5位(1.5) 2位(19.5) 3位(18) 1位(23) 6位(1)
コメント ・外観はレトロだが中はビジネス・ホテル。
・エレベーターが部屋キーをかざして利用し、自分以外の階には行かれない。
・保安上は合格だが、不便。
・その場で作ってくれるオムレツが美味。食べなかったが中国粥もあった。
・INNだが部屋も十分、ベッドも寝やすかった。お風呂もあった。
・坂の上で街中から離れていたので朝の散歩もできず、残念。ホテルとしてはごく普通。可もなく不可もなく。
・テラスにデッキチェアがあり外気を楽しめた。印象は薄い。町の中心にも近かった。
・リソートホテルの典型で、各部屋の内装が違い面白かったが、エレベーターがなく荷物を運ぶのが大変。
・もとは農場だったらしく、門に車用の汚れ落としがあり、朽ちた厩舎も田舎らしい。動植物豊富。
・念願の3段アフタヌーン・ティーはケーキがまずくがっかり。スコーンはGood。
・ヨット・ハーバーの見える見晴らしのいい部屋で、バスローブや部屋の設備も上等。ドリンク・サービスのグラスが素敵だった。
・部屋にはバスタブがなく、椅子に座ってのシャワーだが、カーテンが床までなく水浸しになった。

・エスプレッソ・マシーンで飲んだコーヒーはおいしかった。
・窓から見えた蒸気機関車は絵本の中から抜き出たよう。フェリーの発着も見えリゾート気分を満喫。
・海辺のホテルだがサルコムより洗練された雰囲気。朝食にエッグベネディクトを頼み美味しかった。
・ゆで卵がこんなにおいしいなんて。私の作るのはなんだと反省。
・部屋番号がなんと1だった!
・トイレとバスが別室なのは便利かと思ったが、トイレに手洗いがないので、結局は不便。
・彼らは手を洗わないのかしら? 握手したくないわ。
・ビジネス・ホテルなのか、応対はかなり事務的。
・便利な地下鉄一覧と、ロンドンの地図の配付は気が利いている。

再び一人だけのティー・ラウンジ
■本号も、機関誌「ウィンタブルック・ハウス通信」の臨時増刊号として発行しました。臨時増刊号が2号を数えるのは、日本語的にはオカシイ表現なのかもしれませんが、そこはあまり深く考えないでください。
■今回の旅行のハイライトは、なんといっても『そして誰もいなくなった』や『白昼の悪魔』の舞台をクリスティが思い付いた際に、クリスティにインスピレーションを与えたはずのバー島を完全踏破したことです。そのことを、表紙作成をお願いした高田雄吉さんに話したところ、表紙に特別なイラストを描いてくれました。実際のバー島の案内板を元にしたイラストなのですが、よく見て下さい。そうです! 高田さんの"遊び心"が隠されていました。本号を読み終わったら、次はぜひ『そして誰もいなくなった』の再読に挑戦しましょう!
■今回の団体旅行は新参加者2名を含む11人。前回にもまして熱心に旅行記を書いてくれたので、通常の48頁を大幅に越えてしまいました。多少とも楽しんで頂けましたら幸いです。
■本号は「元の会員」には勝手に送らせてもらいました。もちろん無料です。(S)


 ・・・・・・・・・・ウインタブルック・ハウス通信・・・・・・・・・・・・
☆ 編集者:数藤康雄           ☆ 発行日 :2016.1.31
             三鷹市                ☆ 会員は無料:その他の人は300円
     ☆ 発行所:KS社              ☆ 振替番号:00190-7-66325
                            ☆ 名 称 :クリスティ・ファン・クラブ


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