HOゲージ鉄道模型を始めるに当って TRMC
HOゲージ鉄道模型は、実物の約1/80に縮小した「スケールモデル」です。
この為、一般の「鉄道のおもちゃ」と比較して 細部まで作り込まれ、
可動部分も多数あります。この様にこだわった物であるために、非常に高価な物と
なっています。一例として、「電気機関車」1両が約15万円の物もあります。
非常に高価な趣味ですので簡単に始めようと思ってもなかなか出来ないと思います。
最初に全ての材料を揃えて入門しようとすると、場所もお金も大変なことになります。
当クラブでは、出来る限り多くの運転会を開催して
車両さえあればこの趣味を楽しめる様にしています。
しかしこれも毎月等というわけには行かずジレンマはあります。
そこで 当クラブでは、入門してみたいと思う人達に 無理なく入門をする為には
次のような順序でする事をお勧めしております。
1.各地の運転会などに足を運び よく見る。
本人の興味が長続きするか、やりたいと言うかの確認。
2.当クラブ等で配布される「入門用ペーパークラフト」等を入手して車両を作る。
当クラブの「紙工作」の作り方を参考にして下さい。
子供は天才です。車体だけでも十分に遊べます。
色を塗って 自分だけのオリジナル車両を作ってください。
3.足廻りを作る。
必要な物⇒⇒車輪付き台車 軸距離26.0o
例(DT−32 プレーン軸 1両分)・
まくらばり (1両分)・
床板 (HOゲージ19.5m通勤型用1枚)・
* プラ板で代用可 厚紙でも代用可能です
フレキシブルレール (HOゲージ用1本)
車輪が入りますので レールの上を手で転がせます。
レールは「組レール」でも良いのですが 少々高めですので
鉄道模型屋さん等で、「HOゲージ」用の「フレキシブルレール」を
1本(約1M)購入する事をお勧めいたします。
以上を揃えて 「3000円」位で購入できると思います。
フレキシブルレールは 1本約500円です。 ⇒ 《フレキシブルレール用 紙製ホーム》
又 自由に曲げることが出来ますので好きな曲線が出来ます。
2本3本とつなぐ時には「金属ジョイナー」をお忘れ無く。
さらに進めば「HOゲージ用 組レール」の購入となります。
「組レール」は大きさやメーカーにも依りますが 円形にするのに
約4000円 直線(25p)1本で 約250円です。 ⇒ 《組レール用 紙製ホーム》
*床板そのままでは車体が沈んでしまいますので
厚紙などで沈まない様にします。(高さ 30mm) →→ 写真1 写真2 写真3
4.動力を入れよう
もっと色々という様になってきたら 誕生日やお正月などと約束させ
動力を入れましょう。動力が入ることにより 手で動かさなくても
動くようになります。(電池等で動かす。最大電圧12V)
又「持ち込み運転」を行っている各運転会会場では運転が可能になります。
動力として必要な物 ⇒⇒ 「トラクションモーター WB26B」 軸距離26.0o 車輪径10.5o
写真はWB31です
約4500円です。
*床板を厚紙で作った場合 写真1 写真2 写真3 写真4
5.ペーパーキットを作ろう
ペーパーキットは電車で1台当たり4000円〜10000円くらいです。
もちろん紙ですので 組立には、瞬間接着剤やボンドを使用します。
但し 上級仕様となると正面を金属製としている物もあります。
組あがった物に自分で色を塗ります。絵の具などでも良いのですが、
缶スプレーで色塗りをしますと、完成品と同様に仕上がります。
最初は簡単に作って走らせればOK!!
だんだんに細かい所にも気を配って作って下さい。
世界に一台しかない オリジナル模型が出来上がります。
6.パワーパックを使用しての運転
最後にパワーパックを揃えましょう。
(家庭のコンセントから模型を走らせる電気にします)
市販品で5千円〜5万円位します。値段の違いは何個のモーターを回せるかです。
電気に強いお父さんなら自作も可能です。
簡単な回路を示しますので参考にして下さい。(制作費約7000円)
(回路図の拡大)
これで 一通りの物が揃いました。後は おこずかいと相談して下さい。
お金をかけなくても行う方法は沢山あります。要は あなたのアイデア次第です。
** おまけ **
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東京鉄道模型クラブ 2020.01.31
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