■ローマ字相談室(2001年6月分)

■「■ローマ字相談室」の掲示板のアーカイブ分です。1か月ごとにまとめてあります。■ローマ字以外の話題については「◆春猫掲示板保管庫」へ。

第1版 (2001年7月15日発行) / 編集者: 初井薫(はつい・かおり) / 発行: 春猫連続体(はるねこれんぞくたい) (大阪府) / Published in Japan.
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目次


ローマ字相談室(2001年6月分)

(30 Jun 2001 01:58:16)■ローマ字会分析結果■ by 千防あきら

(整理番号: 2)

なかなな興味深い結果ですね。みなさん一直線に99式のページへ移って、2/3がそれで大満足、1/3はさらに詳細のページも眺めて、さようなら〜、といった感じですか? 12時と17時にピークがあるということは、会社で休み時間に、あるいは終業後会社で見ているのでしょう。いずれにせよ、仕事がらみだが個人的関心で見ている人が多そうですね。ドメインでは.milが目を引きます。10という数字からは、たぶん1人の関係者がなんどか読んだといえるのではないでしょうか。いやいや、マイナーの極み、ローマ字でも宣伝さえすれば人が集まるんですね〜。こりゃ、感心しました。

しかし今回はじめて他所様の解析結果を見ましたが、同じローマ字でも自分のところとはがらりと違います。分析内容はやや異なりますが、SnMのピークは朝8時〜10時ごろ(日本時間/アメリカの夕方)で、半数がウインドウズNT/NT5、接続先に占める.jpの割合は15%、客寄せ筆頭エンジンはgoogle.comとlycos.com、最近gooも増えましたけど。

ローマ字会の客層が主流だとすると、わたしは間違ったところにいるのが確定的で、ちょっと考え直さないといけません。

(29 Jun 2001 01:04:54)■千防さんへ: 誤字失礼しました!■ by 海津知緒

(整理番号: 3)

千防さん、こんばんは!

(28 Jun 2001 13:26:44)のわたしのかきこみは、千防さんのおなまえの漢字がまちがっていました。いつもとちがうPCで入力したもので、FEPの学習状況がちがうのをわすれて確認をおこたりました。もうしわけございません。訂正しておきました。

Yahoo! JAPAN の効果は、http://www.roomazi.org/logs/usage.html#FullDaily をみていただけると一目瞭然です。

6月16日に「ローマ字」のカテゴリーに掲載、6月25日に「今週のオススメ」に掲載です。

≡‥≡海津知緒(KAIZU Haruo)

(29 Jun 2001 00:26:40)■了解です■ by 千防あきら

(整理番号: 4)

いちばん最後のがいちばん無難そうなのでそれを取りました。

で、ヤフーですか? う〜む。やっぱ威力あるんですねえ...悩んでしまう。というのも、以前ヤフーのお薦めマークがついている言語学のホームページを見たら、紙切れ一枚しかなかったからです。ただし、著名な学者らしく、仰仰しく業績を書き連ねてありました。おお、そういうことか、それが判断基準かってなぐあいで、以後二度とヤフーは使わなくなりました。でも、そんなに威力があるのかあ...悩んでしまう。

詮索エンジンで思い出しましたが、メタ検索型エンジンといえばグーですね。最近メタ詮索の精度が抜群に上がったグーは、本文検索型エンジン・グーグルの強力対抗馬になりつつあると思います。で、ふと気づいたのですが、グーで詮索にかけると、タイトルが分かち書きされて表示されます。もちろん漢字仮名ですが、実に見事な分かち書きです。意味もなくキーワードを入れてあれこれ表示させましたが、ほとんど全部が満足できる分かち書きでした。そんなわけで、形態素分析はいま現在ですでにほぼ完璧の領域に達しているようです。

(28 Jun 2001 13:26:44)■千防さんへ: 「社団法人日本ローマ字会」のローマ字名称■ by 海津知緒

(整理番号: 5)

千防さん、はずかしならが、「社団法人日本ローマ字会」をローマ字でどうかくかは、ローマ字会内部でも統一見解がありません。いまのところ、

Syadan-Houzin Nippon Roomazikai
Syadan Houzin Nippon Roomazikai
Syadan Houzin Nippon Roomazi Kai

などのつづりがつかわれていたとおもいます。わたしの意見はいちばん最後のやつなんですが…。

ところで、Yahoo! JAPAN の「今週のオススメ」の威力はすさまじいです。今週になってアクセス・カウンターがはねあがりました…。

≡‥≡海津知緒(KAIZU Haruo)

(28 Jun 2001 05:35:40)■大問題■ by 千防あきら

(整理番号: 6)

アクセス解析を見てみると、一覧にローマ字会の名が...。海津さん、リンクしてくれたのですね。ありがとうございます。

で、こちらからもリンクを張ろうと思いましたが、ここにて(またしても)問題が。ああ、海津さん、海津さん、ホームページのどこにもローマ字での名称が書いていないではないですか? 英語はあるのに。

ま、99式だから Nippon no Roomazi Kai なのでしょうが、もしかしたらハイフンつながりかも知れず、分かりません。

(28 Jun 2001 00:02:51)■チルドつきのEとe■ by 海津知緒

(整理番号: 7)

追加です。

LATIN CAPITAL LEETTER E WITH TILDE は U+1EBC
LATIN SMALL LETTER E WITH TILDE は U+1EBD

でした。HTMLでかくときは、

Ẽ → Ẽ
ẽ → ẽ

となります。JIS X 0221-1995 (ISO/IEC 10646-1:1993) でのブロック名までは確認できてません。いま資料がてもとにないもので…。

≡‥≡海津知緒(KAIZU Haruo)

(26 Jun 2001 17:27:18)■佐藤さんへ: チルドつきラテン文字のかきかた■ by 海津知緒

(整理番号: 8)

下記のものは、ñ のようなかきかた(Character Entity Reference)ができます。

JIS X 0221-1995 (ISO/IEC 10646-1:1993) Row 00: LATIN-1 SUPPLEMENT
図形文字 UCS
(Unicode)
HTMLでの
かきかた
文字の英語名称 文字の日本語通用名称
à 00C3 à LATIN CAPITAL LETTER A WITH TILDE チルド付きA
Ñ 00D1 Ñ LATIN CAPITAL LETTER N WITH TILDE チルド付きN
Õ 00D5 Õ LATIN CAPITAL LETTER O WITH TILDE チルド付きO
ã 00E3 ã LATIN SMALL LETTER A WITH TILDE チルド付きA小文字
ñ 00F1 ñ LATIN SMALL LETTER N WITH TILDE チルド付きN小文字
õ 00F5 õ LATIN SMALL LETTER O WITH TILDE チルド付きO小文字

下記のものは、文字コードを直接指定する必要があります。(Character EntityReferenceが定義されていない。)

JIS X 0221-1995 (ISO/IEC 10646-1:1993) Row 00: LATIN EXTENDED-A
図形文字 UCS
(Unicode)
HTMLでの
かきかた
文字の英語名称
Ĩ 0128 Ĩ LATIN CAPITAL LETTER I WITH TILDE
ĩ 0129 ĩ LATIN SMALL LETTER I WITH TILDE
Ũ 0168 Ũ LATIN CAPITAL LETTER U WITH TILDE
ũ 0169 ũ LATIN SMALL LETTER U WITH TILDE


≡‥≡海津知緒(KAIZU Haruo)

(26 Jun 2001 13:50:59)■鼻音化のイメージ■ by 佐藤まさひこ

(整理番号: 9)

文字ばけをしなければ、鼻音化のイメージは、つぎのようになります。
ただし、「ん」は文頭にくることも、なきにしはあらずなので、長音のように
いつでも、アクセントつきでかけるわけではありません。

「東京経済新聞」
「Tôkyô-kêzai-sĩbũ」

(26 Jun 2001 00:42:42)■佐藤まさひこさんへ: Re:わかちがきと「ん」の表記■ by 海津知緒

(整理番号: 10)

佐藤さん、こんばんは。

撥音(/ン/)を、字上符のチルドでかきあらわすというこころみは、めずらしくはないとおもいます。過去に何回かみたことがあります。

チルドは、IPAで鼻音化をしめす記号としてつかわれているとおもいます。スペイン語でも美音化した「N」をあらわすのにつかわれています。(「セニョール」の「ニョ」。)

「Ñ」と「ñ」でかいてみます。
みえますか?→ Ñ, ñ

ですから、チルドをつかうことは、ごく自然な発想だとおもいます。

朝鮮語では、1音節のなかで、最後に/ン/のような発音がつくことがあって、これもハングルで1文字にくみあわせて表記するのではなかったですか?だったら、日本語の/ン/の
ついた母音を1文字であらわすという発想も、自然だとおもいます。

柴田武さんからきいたはなしでは、日本でも、地方によっては「新聞(しんぶん)」を4拍ではなくて2拍で発音するところがあるそうですし、うたの歌詞でもそれはよくあります。

わかちがきも、気分でしたほうがたのしい場合もあります。わたしがしっているある詩人のかたは、ひとつの文章のなかで、ひらがな、カタカナ、漢字、ローマ字を、それこそ気分でつかいわけているようにみえました。なかなか芸術的だとおもいました。

かっこよさというのは主観評価なんで、井戸ばた会議のネタにはもってこいです(^^;。

英語やフランス語などのつづりをかっこいいとおもうひとなら、当然日本語のつづりでもヘボン式のほうがかっこいいでしょう。字上符をつかわないと英語っぽくなって、アクサンシルコンフレックスをつかうとフランス語っぽくなります。

それに、ヘボン式は訓令式にない文字や文字つづり(c, j, f, sh, tsなど)をつかいますので、ひとめよみの点では有利です。単語のかたちが特徴的になりますから。

(そろそろここも過去ログをアーカイブしないとおもたくなってきましたね…。)

≡‥≡海津知緒(KAIZU Haruo)

(25 Jun 2001 20:49:44)■わかちがきと「ん」の表記■ by 佐藤まさひこ

(整理番号: 11)

海津さま、こんにちは。

インターネットでいろいろとローマ字のサイトをさがしたのですが、つづり方式以外でも、いろいろ、問題はありますね。ひとつが、わかりがきです。ローマ字で日記をこうかいしているひとがいます。そのひとのページでは、助詞が連続する場合の解釈や、助動詞「ます」のあつかいはともかく、名詞と助詞のあいだに、スペースをいれわすれる例もあります。たまたま、わすれているというのではなく、3回に1回はわすれているというレベルで、このひとはローマ字のわかちがきを気分でするものと勘ちがいしているようです。そういうひとにかぎって、つづり方式はヘボ○式ですから、ファッション感覚でやっているのでしょうね。(でも全然格好よくない!)

ところで、韓国系のサイトで、日本語の「ん」の表記を「〜」でやっているところがあります。
日本語=「Nippo〜go」という感じです。たしかに、「ん」を「N」と区別した気もちもわからなくはないのですが、ちょっと、やりすぎかなと思ったりします。。そういうサイトがひとつではないのが不思議です。あちらでは一般的なのでしょうか?「〜」はリエゾンから由来しているのでしょうか?わたしには、くわしいことはわかりません。これまた、ヘボ○式です。

www.google.com のページで「Ro^mazi」というキーワードでみつかります。

(25 Jun 2001 14:47:24)■(社)日本ローマ字会のHPが、Yahoo! JAPAN の「今週のオススメ」に…■ by 海津知緒

(整理番号: 12)

ども、社団法人日本ローマ字会大阪支部の海津知緒です(^^;。

日本ローマ字会のサイト、http://www.roomazi.org/ が、Yahoo! JAPAN の「今週のオススメ」に掲載されています。

http://www.yahoo.co.jp/picks/

「99式」が注目されたようです。

≡‥≡海津知緒(KAIZU Haruo)

(25 Jun 2001 02:14:10)■言語表記についての、わたしの基本的かんがえかた■ by 海津知緒

(整理番号: 13)

千防さんもちらっとかいておられましたが、言語の表記システムと、その言語の語彙や文法などの特性は、独立ではないとおもいます。いまの日本語の構造(語彙・文法・発音など)は、漢字を導入したからこうなっている、というものがあるとおもいます。

したがって、いまのかたちの日本語の、表記システムとして、現在のカナ漢字まじりというシステムは、ある観点からみたら最適ともいえるでしょう。

逆に、日本語をローマ字でかくようになれば、日本語の構造そのものがかわってゆくでしょう。漢字が導入されて日本語がかわったのとおなじように。

問題は、日本語(いまのかたちの日本語という意味ではなく、単に日本民族の母語という意味の日本語)を表記する文字として、漢字をつかう必然性があるかということです。

そこで注意しなければいけないのは、言語の用途はひととおりではないということです。

たとえば筆記用具でも、書道家が書をかくのと、事務員が伝票をきるのとでは、最適な道具はちがってきます。かたやふで、かたやボールペンといった具合に。

言語にも、芸術の表現手段や、あそび、ふれあいとしてのコミュニケーションなどといった、文化的使用と、しごとのための情報伝達の道具としての、文明的使用があるとおもいます。

言語表記につかう、文字や、表記システムも、言語のつかいみちによって、どのようなものがよいかということはかわってくるとおもいます。

「■平成日本語ローマ字論」(http://www.halcat.com/roomazi/ron1f.html) にも多少はかきましたが、ちょっとことばたらずなところとか、表現が不適当なところがあるので、かきなおしたいとおもっているのですが、なかなか時間がありません…。

≡‥≡海津知緒(KAIZU Haruo)

(25 Jun 2001 01:10:32)■千防さんへ: 更新内容ほか■ by 海津知緒

(整理番号: 14)

>(22 Jun 2001 03:19:27)■漢字仮名の優越■ by 千防あきら

千防さん、こんばんは!

>海津さん、お忙しいようですね。

はい…(^^;。貧乏ひまなしでして、平日のよるはまったく時間がとれません。土日もなにかとつぶれることがおおくて、なかなかHPの更新をするひまがありません。

>ちなみに今回の更新はデザインの変更だけなのでしょうか?

デザインの変更と、まちがいなおしをおもに、ちょこちょことローカルで修正してたんですが、あるとき、「■海津式ローマ字」などのフレームをつかっているページで、目次のフレームのリンクがでたらめになっているのに気づいて、それだけをなおしてアップロードするつもりが、それまでなおしていたページ全部をまちがって転送してしまったんです(^^;。だから、いまちょっと中途半端な状態になってます。

>でも、更新案内が扉から消えたのは残念!

更新案内をトップ・ページからのぞいたのは、更新がめんどくさいというのもあるんですが、きっかけは、Lynxでみたときの、表のセルが表示される順番に気づいたからでした。

まえの表の構造だと、「■春猫★ローマ字館」の内容をかいたセルのつぎに更新案内のセルが表示されて、そのあとに「■春猫★音楽館」…という順番になってたので、これを何とかしようとしていたのですが、途中でめんどくさくなって、更新案内をとってしまいました…(^^;。

この掲示板も、いまいちつかいにくいので、やめようかとおもっています。サーバーの移転もかんがえているので、そうなるといまのサーバーに依存したこの掲示板はつかえなくなるという理由もあります。

いわゆる掲示板形式ではなく、みなさんからいただいたメールにわたしがコメントをかいてはりつけるかたちにしようかなとおもっています。

≡‥≡海津知緒(KAIZU Haruo)

(25 Jun 2001 00:55:29)■大森さんへ■ by 海津知緒

(整理番号: 15)

大森さん、こんばんは!

ご依頼どおり、「(24 Jun 2001 18:43:04)■海津様へ■ by 大森 一樹」のかきこみ内容を整形して、「(24 Jun 2001 19:37:17)■海津様 お願いします■ by 大森 一樹」の整形依頼文は削除しておきました。ファイルの構造上、あまりてのこんだ整形はできないので、こんなふうになりましたが、よかったでしょうか。

大森さんのあげてくださった例や、その説明の文章から、大森さんのことばの意味を帰納的に理解しようとしましたが、やっぱりできませんでした…(^^;。

もうすこし修行をつんでから、いろいろおしえていただこうとおもいます。貴重なご意見ありがとうございました!

≡‥≡海津知緒(KAIZU Haruo)

(24 Jun 2001 18:43:04)■海津様へ■ by 大森 一樹

(整理番号: 16)

海津様へ

>「読みやすさ」というのは、どういうことなのか

とのご指摘ですが、確かに感覚的、抽象的で分かりにくかったと思います。
この点について私なりの考えを以下に例をあげて、述べたいと思います。

 例 "東京"の表記について

(1) 東京

読みやすい。
読み方を明示していないため、読み方(発音)の微妙な違いは、読み手にまかされる。
(但し、基本的な読み方は覚えなければいけないが)

(2) とうきょう

やや読みにくい。
実際の発音は、とーきょー に近いが、ひらかなでは、(―)を使用しないのが一般的であるためこの表記をしているが、読みやすいとは言えない。但し、大部分の人は、この表記になれているので、読みにくいとは思っていないと思われる

(3) トーキョー

読みやすい。
実際の発音に近いため、スムーズに読める。
但し、この表記は一部(お店の名前など)で使われるだけで一般的ではない。

(4) Tokyo

読みにくい。
To と kyo のどちらも、伸ばす音としては、認識できない。
”トキョ”としかよめない。

(5) Tokyo で(o)の上に字上符をつける

(4)よりは、読みやすいが、1字で、母音+長音(=2文字分)を表現しているためやや読みにくい。
長音の部分も、1文字分で表現したほうが読みやすい
(この表記は、ヨーロッパ諸語の発想のような気がする)

(6) Toukyou

やや読みにくい
これは、(2)のひらかな表記をそのまま、ローマ字表記に移したものであるが、(2)と同じ理由でやや読みにくい。
ローマ字表記では、ひらかな表記以上に、表音力が強いので、(u)の音が印象に残りやすい 
したがって、スムーズ(軽快)に読めない気がする

(7) To:kyo:

:を長音とするのは、大いに異論のある所でしょうが
(3)をローマ字におきかえた形であり、読みやすい


ローマ字表記は、表音表記であるため出来るだけ実際の発音に近いほうが良い、そのことが読みやすさにつながるのではないかと私は思います。
これは、もちろん長音表記だけの問題ではないと思いますが。

なお、読みやすいかどうかについて、音読を意識したような書き方をしましたが、黙読も同じではないかと思います。

(22 Jun 2001 06:02:48)■参考になりました■ by 佐藤まさひこ

(整理番号: 17)

<引用 千防さま>
国語は語彙や表現、文法構造までもを漢字仮名の情報圧縮技術と組換え論理、重ね書き理論などに依拠したので、
</引用>

大変、参考になりました。たしかに、文章を高度な情報伝達手段とかんがえれば、
・1、最小限の容量で
・2、最大限の情報量をつたえ、
・3、しかも、デコード性がたかい(=可読性がたかい)
となるのでしょう。

漢字かなまじり文は上記の条件をみたす理想的な表記法なのかもしれません。

<引用 千防さま>
単純に国語をローマ字に置き換えるのなら、国語は息絶えるほかありません。
</引用>

そうですね。この主張は、いろいろな方面からきくことができます。

<引用 千防さま>
たぶん佐藤さんもローマ字を代書法以上には考えていらっしゃらないのでしょう。
</引用>

わたしの目標は、公文書をローマ字と漢字かなまじり文の併記でいけないかということです。漢字かなまじり文の習得には時間がかかります。日本語を第2外国語とされるかたには、しきいのたかいものです。もちろん、日本語を母国語とされるかたが、漢字かなまじり文を追求するのは結構ですが、そればかりを正書法とかんがえずに、ローマ字もひとつの正書法とみとめてほしいということです。もっとも、これは千防さんのかんがえる正書法とニュアンスはちがうのかもしれません。

ただ、現状では、「ローマ字でかかれた文章にまともにコメントをつける気もない」というのが一般の風潮です。もちろん、表音文字という性格上、同音異義語のかべにはばまれて、漢字かなまじり文に匹敵する表現力を駆使できないという面もあります。ただ、漢字をつかわなければ、なかみを評価することもなく駄文と、きめるける風潮もあります。これは、なんとかかえたいものです。

(22 Jun 2001 03:19:27)■漢字仮名の優越■ by 千防あきら

(整理番号: 18)

国字ローマ字化に懐疑的で妥協知らずのローマ字論者といえば、わたくし千防です(笑)。海津さん、お忙しいようですね。ちなみに今回の更新はデザインの変更だけなのでしょうか? 色使いがいままでよりみずみずしくていい感じです。でも、更新案内が扉から消えたのは残念!

で、佐藤さん。

漢字仮名の構造美うんぬんというのは、いわゆるその方面の手合いの主張に与して話しているわけではありません。わたしは数学畑の人間でしたが、前に書いた理由からローマ字化を突き止めようとした結果、漢字仮名の数学的洗練に気づいてしまいました。わたしはこの板の大家さんとは違って正書法としてのローマ字に取り組んでいますが、国語はいまのままではローマ字になりえません。というのも、国語は語彙や表現、文法構造までもを漢字仮名の情報圧縮技術と組換え論理、重ね書き理論などに依拠したので、いまさらローマ字のようなまっさらな仕組みに置き換えると、台なしになってしまうのです。表音主義者と表意主義者のあいだでやっている論争は低次元で表層的なものです。わたしが漢字仮名の優越を言うのは、それが「現状の」国語への適用として論理的により適っているからです。単純に国語をローマ字に置き換えるのなら、国語は息絶えるほかありません。これは、ローマ字で10万字程度文章を書いてみれば、仮に理解はできなかったとしても、感覚的にわかるようになると思います。

たぶん佐藤さんもローマ字を代書法以上には考えていらっしゃらないのでしょう。ローマ字の周辺規格に寛容なことや、コンピュータへの実装を重視することなどがそれを裏書しています。わたしは正書法になりえない表記法にはほとんど意義を見出せません。現状をわきまえてとりあえず代書法を推す人達を謗るつもりはまったくありませんが。しかし、いい加減でいいのなら、あるいは、出来損ないにするだけなら、漢字仮名を利用できる環境を整えるために力を尽くしたほうがずっとよいでしょう。

(21 Jun 2001 14:41:39)■千防さんの気になる表現■ by 佐藤まさひこ

(整理番号: 19)

すみません。管理人さま、ここは議論する場所なのかはわかりませんが、すこし、千防さんの発言に気になるところがありました。

>このころはまだ漢字仮名の高度な論理と構造美を理解できなかったわけです。

この部分はよくローマ字運動反対派のひとがつかう表現ですよね。ローマ字反対派のひとの表現は、もっと、おおげさで、「日本人のつくりあげた漢字かなまじり文は、非常によみやすく、 世界でもたぐいまれなる合理的な表記方法である」と賛美し、そして、ローマ字運動に対して、「その体系をくずすことはゆるさぬ」と、ほぼ100%きまりきって、この論理で反対します。

別に、わたしは、この主張自体を否定しているわけではないのですが、本当は漢字かなまじり文には、メリット・デメリットもあるはずなのに、なんの反省もなく、それを100%賛美している、その姿勢こそが、日本における文字環境の問題だと、おもっています。

逆に、わたしは、漢字かなまじり文を100%賛美しているひとがいるかぎり、自分のこころのなかにある、漢字かなまじり文のメリットを、あえてかくして、漢字かなまじり文のデメリットを強調することにしています。でないと、いつまでたっても、「現状をかえるうごき」があらわれないからです。

だから、ローマ字がきを実践しておられる、まさにそのかたから、「漢字かなの〜構造美」という表現がでてきて、すこしとまどっています。勉強不足のためか、わたしのかんがえが、いたらないのかもしれません。

(21 Jun 2001 02:15:56)■(無題)■ by 千防あきら

(整理番号: 20)

二つ入ってしまいました。この書き込みと重複分を消してくださいませ。
お手数かけます。

(21 Jun 2001 02:14:11)■さすが海津さん、神経が行き届いています■ by 千防あきら

(整理番号: 21)

海津さんが修正した部分は気になっていました。はてな、と。

で、佐藤さんのこれ。

また、文字コード的には、[o][^]と処理して、表示上[ô]とする方法もあります。
(これが一番いいのでしょう。)

ふむふむ。これはいいですね。機械の内部でどう処理されようが人間様には関係のないことで、インターフェースの部分さえしっかりしていれば、それでよいのです。しかも簡単。正書法でa^などと書く間抜けな言語はないでしょうから、適用を国語に限定する必要もないわけです。

しかし海津さんといい、佐藤さんといい、コンピュータでの取り扱いやすさに執着しますね(笑)。英語セットのコンピュータで扱えるのが理想だという論調は、国語が英語セットで扱えなかったことへのコンプレックスに源があるのでしょうが、英語セットしか扱えなかったことによって、今日までどれだけの不利益を世界が被ってきたかということも、よく知っているわけでしょう。コンプレックスに打ちのめされて、打ちひしがれてはいけません。また、単純化は効率化という効能ばかりに気を取られ、複雑化と多様化の洗練に気づけないのは問題です。

わたしがローマ字論者になったときがそうでしたね。わたしは表音主義者ではなく、文法からローマ字に入った口です。かつてわたしはこう考えていました。「国語の文法は数学的発想の産物で、構造的論理的に洗練されている。しかるに、その表記法はでたらめではないか」と。このころはまだ漢字仮名の高度な論理と構造美を理解できなかったわけです。

いまの技術力はおさなくてぶっきらぼうなものですが、だからといってそれにあわせて表現までもを簡素化しよう廃頽的な傾向には、どうも感心できないのです。

(21 Jun 2001 01:58:07)■さすが海津さん、神経が行き届いています■ by 千防あきら

(整理番号: 22)

海津さんが修正した部分は気になっていました。はてな、と。

で、佐藤さんのこれ。

また、文字コード的には、[o][^]と処理して、表示上[ô]とする方法もあります。
(これが一番いいのでしょう。)

ふむふむ。これはいいですね。機械の内部でどう処理されようが人間様には関係のないことで、インターフェースの部分さえしっかりしていれば、それでよいのです。しかも簡単。正書法でa^などと書く間抜けな言語はないでしょうから、適用を国語に限定する必要もないわけです。

しかし海津さんといい、佐藤さんといい、コンピュータでの取り扱いやすさに執着しますね(笑)。英語セットのコンピュータで扱えるのが理想だという論調は、国語が英語セットで扱えなかったことへのコンプレックスに源があるのでしょうが、英語セットしか扱えなかったことによって、今日までどれだけの不利益を世界が被ってきたかということも、よく知っているわけでしょう。コンプレックスに打ちのめされて、打ちひしがれてはいけません。また、単純化は効率化という効能ばかりに気を取られ、複雑化と多様化の洗練に気づけないのは問題です。

わたしがローマ字論者になったときがそうでしたね。わたしは表音主義者ではなく、文法からローマ字に入った口です。かつてわたしはこう考えていました。「国語の文法は数学的発想の産物で、構造的論理的に洗練されている。しかるに、その表記法はでたらめではないか」と。このころはまだ漢字仮名の高度な論理と構造美を理解できなかったわけです。

いまの技術力はおさなくてぶっきらぼうなものですが、だからといってそれにあわせて表現までもを簡素化しよう廃頽的な傾向には、どうも感心できないのです。

(21 Jun 2001 01:14:29)■佐藤さんの発言を修正しました。■ by 海津知緒

(整理番号: 23)

佐藤さんの、

>(20 Jun 2001 05:07:18)■質問とは違う内容ですが。■ by 佐藤まさひこ

の発言の

>&ociric;



>ô

のまちがいとおもわれましたので、修正しておきました。

≡‥≡海津知緒(KAIZU Haruo)

(20 Jun 2001 05:07:18)■質問とは違う内容ですが。■ by 佐藤まさひこ

(整理番号: 24)

さきほどは、千坊さんに、わたしの、かってな事情をトウトウとかたってしまいました。ただ、わたしの本心は、「わかちがきのない漢字かなまじり文」さえ、なんとかできれば、のこりの懸念はあまり心配することはないとおもいます。

かながきであれ、ヘボン式であれ、訓令式、99式、・・・とバリエーションがありますが、これらは、ほとんどのケースで、完全な対応表ができており、おたがい同士で、変換ツールをつくることは可能です。一部例外もありますが、([ôkii, ôsama]等) 現在の漢字かなまじり文の曖昧さにくれらべてはるかに処理はしやすいです。

だから、個人的には、表意文字(漢字)から表音文字(かな、ローマ字)へのながれさえできてしまえば、表音文字同士の差異はいまのところ、相互にみとめあっていい状態かなとおもっています。

(20 Jun 2001 03:39:56)■アクセント付き母音■ by 佐藤まさひこ

(整理番号: 25)

千坊さま

<引用 千坊さま>
で、話変わって佐藤さん(に限りませんが)。どうもみなさん母音の上に山型をつけて書く書き方は長音を伸ばした気がしないと嫌いますね。わたしがきっぱり言いのけてしまいましょう。気のせいです。慣れていないだけです。漢字仮名で「頂(いただき)」「楠(くすのき)」などの一文字で相当数の音節を含むことばは平気なのに、なぜ引き音ばかりを気にするのですか。わたしにいわせれば多音節一語表記のほうが苦しいように思います。このたぐいがいままで平気だったのなら、山型表記も慣れてしまえばどうということはありません。
</引用>

これついては、ながいあいだ、ローマ字にたずさわっている千坊さんの意見は
ごもっともですし、文字がコンピュータに影響されるのは本末転倒という意見も
あります。

ただ、反面教師もありますので、参考までにおききください。
ベトナム語やトルコ語は、ローマ字化のときに自国語を表記するために
複雑なアクセントつき母音をとりいれました。もちろん、彼らの母音構成がそうさせた
のであり、当時は、コンピュータが、今日のようにパーソナルユースになるとは
おもわれていませんでした。

ところが、いざコンピュータの時代になると、かれらはその複雑なアクセント文字の
ために、ソフトウェア処理上不利益をうけることが多々あります。

さいわい、日本はまだローマ字が普及していないので、いまのうちなら
アメリカとおなじ文字セットと使用する方向に移行でき、
そうすることで、ソフトウェア的にもメリットはおおきくなります。

実は、わたしは、長音記号が[^][-][~][:]であろうが、こだわりをもっていません。
(どちらにしろ外務省は、長音記号の混乱をすぐに解決するつもりはないみたいですから
[Tôkyô][To^kyo^][To-kyo-][To~kyo`][To:kyo:]はすべて
[Tokyo]と表記させるのでしょう。)

また、文字コード的には、[o][^]と処理して、表示上[ô]とする方法もあります。
(これが一番いいのでしょう。)

現在、[â][î][û][ê][ô]を、
一般的につかうことができるのはラテン文字セットですが、
これは漢字と共存できません。携帯電話ではこれが一番のネックです。
Unicode という選択肢もありますが、それは、
いままでよりも文字がたくさんつかえるというメリットをのぞけば、
内部処理はますます複雑になるという「しろもの」です。

追伸

形態素解析をつかった、漢字かな文ー>ローマ字文変換は、その基礎技術を
特許や一部の研究家が独占してしまうことがこわいんですよね。
かれらに依存することはローマ字の順調な普及にはマイナスです。

--佐藤まさひこ

(20 Jun 2001 03:00:15)■ローマ字IME■ by 千防

(整理番号: 26)

わたしはいまひまをみて書いている「ローマ字の文法」が終わったら、ローマ字IMEを作ろうと思っていますが、いかがなものでしょう。ローマ字IMEというのは、その名のとおり、キーボードをローマ字入力用に変更するためのツールです。基本的な仕様は以下のようになります。

1. 長母音付アイウエオをキーを別に配置する。
2. 代書法で入力された場合は正書法に書き換える。
3. 基本語とつづり方辞書を組みこむ。

1は問題ありませんね。ローマ字入力で使われないキーを長音アルファベット専用にあてがいます。
2はa^ a- などの代書法を正書法に書き変えます。これはわたしの掲示板(いま現在押し入れでお休み中)などですでに実装しています。
3は99式、ヘボン式、日本語学校式などの規格を問答無用で国際規格に書き変える仕組みで、たぶんこの掲示板を見ている方方にはいたく呪われるでしょうね。ま、わたしは国際規格陣営の人間だから、わたしが作るとこんなひどいことになってしまいます。

漢字仮名からのローマ字変換ツールは、機械翻訳ツールを転用すればすぐにでもできるのではないでしょうか。翻訳変換は文法解析と形態素分析をしていますから。その成果の一部を発表しているホームページもいちおうあります(アドレス忘れたのでグーグルで詮索にかけてください。奈良先端技術大学院だっけ?)。もちろん完璧なものにはならないでしょうが、英語に直されるよりはまともなものになるはずです。いちばんの問題は権利関係でしょう。つまり、わたしがローマ字IMEを作るから「くれ」と物乞いしても、絶対に使わせてもらえませんね。

規格団体に影響力を持つ日本式(訓令式あるいは国際規格)陣営では以前からワープロの入力方式を分かち書き変換にすべきだという意見があります。入力者に完璧な分かち書きを望むのはむずかしいでしょうが、ある程度基本を押さえて分かち書き入力してくれると、漢字仮名変換の精度も抜群に向上するはずだからです。もちろんこれは口実で、ワープロの入力方式に分かち書き変換が加わると、ローマ字書きの(ローマ字入力ではなくて)素養がつくことになり、結果として思わしい方向に進むだろうと考えているわけです。ちょっと発想の飛躍が大きすぎる気はしますが、漢字仮名からローマ字変換ツールを開発するよりは現実味があります。

で、話変わって佐藤さん(に限りませんが)。どうもみなさん母音の上に山型をつけて書く書き方は長音を伸ばした気がしないと嫌いますね。わたしがきっぱり言いのけてしまいましょう。気のせいです。慣れていないだけです。漢字仮名で「頂(いただき)」「楠(くすのき)」などの一文字で相当数の音節を含むことばは平気なのに、なぜ引き音ばかりを気にするのですか。わたしにいわせれば多音節一語表記のほうが苦しいように思います。このたぐいがいままで平気だったのなら、山型表記も慣れてしまえばどうということはありません。

(20 Jun 2001 00:16:45)■形態素解析■ by 佐藤まさひこ

(整理番号: 27)

お返事ありがとうございます。
あまり、独自の書式をもちいると、この掲示板が、かわりもののあつまりと
誤解されるとこまるので、書式をなるべく普通によめるものに変更しました。
でも、訓よみはつかいません。(海津さんもそうですね。)

<引用 海津さま>
わたしはそのみちの専門家ではないので、くわしいことはよくわからないのですが、漢字かなまじり表記の日本語文を音声に変換する規則合成のソフトウェア(IBMのホームページ・リーダーなど)ができているわけですから、「わかちがきを生成する形態素解析」は、現在でもだいたいできているのではないでしょうか。
</引用>

技術的には可能ですし、マネーさえはらえば、なんとでもなるのが、この世間ですが、
わたしが、想定しているのは、日本ローマ字会のような非営利組織が
わずかな資金力で無償配布できるようなローマ字変換ツールのことです。

マネーをはらってまで、自分のホームページをローマ字変換して、公開するかたは
マレでしょう。千坊さんのように熱意で頑ばっているかたもいます。
しかし、ここで、無償配布のローマ字変換ツールを公開できれば、
ためしに、ローマ字ホームページを公開してみようという作者も
ふえてくるとおもいます。もし、そういうかたが、日本語を勉強している外国人から、
ローマ字のページについての感想をもらえれば、すごいはげみになると思いますよ。

そういうところから、ローマ字は普及の、
いとぐちがつかめるんじゃないかとおもいます。

(しかし、訓よみや、わかちがきを使用しないと、自然と漢字熟語を多用して、
文章の可読性を向上させてしまうんですね。
これが、ローマ字や わかちがきを つかうと、
やまとことばを おおく つかった 文章を かけるのですが。)

佐藤まさひこ

(19 Jun 2001 19:06:56)■Satou san e:■ by 海津知緒

(整理番号: 28)

Satou san, kon'nitiwa!

>よく いわれる ことですが、「漢字かなまじり文」から 「ローマ字」に 自動変換する
>ツールを つくる ことが この コンピュータの 時代に できる ウルトラCですが、
>わかちがきを 生成する 形態素解析が やはり 最大の 問題です。

わたしはそのみちの専門家ではないので、くわしいことはよくわからないのですが、漢字かなまじり表記の日本語文を音声に変換する規則合成のソフトウェア(IBMのホームページ・リーダーなど)ができているわけですから、「わかちがきを生成する形態素解析」は、現在でもだいたいできているのではないでしょうか。

合成音声の"Prosodic Feature"(韻律的特徴)を生成するためには、形態素解析が必要不可欠だとおもいますし、じっさい、かなり自然な"Prosodic Feature"をともなった合成音声がでてきているとおもうのですが…。

>単純に、かなや 漢字熟語を ローマ字に 変換する 程度なら むずかしく ないので、

たしかに、文字対文字の変換であればそうなのですが、伝統的なローマ字論のように、発音をローマ字表記に変換しようとすると、ちょっとむつかしいとおもいます。とくに、固有名詞。

長音かどうかの判別は、音声合成でも必要ですから、そういう意味では現在でもそれなりにできてはいるはずです。ただ、辞書のサイズがおおきくなったりして、コストがかかるとおもいます。

形態素解析にしろ、長音かどうかの判定にしろ、機械処理するためには、「日本語」というのがどういう言語なのかを定義する必要があるはずです。文法とか、発音とか、語彙とか、つづりとか…。それさえできれば、音声合成にしろ、ローマ字変換にしろ、あまりむつかしくはないとおもうのですが、専門的なたちばからみるとどうなんでしょうか…。

≡‥≡海津知緒(KAIZU Haruo)

(19 Jun 2001 18:46:37)■大森 一樹さんへ: Re:ローマ字の長音表記について その2■ by 海津知緒

(整理番号: 29)

大森さん、こんにちは!

どうもわたしはあたまの回転がにぶくてこまります。恐縮ですがひとつおしえてください。

「読みやすさ」というのは、どういうことでしょうか。

最後のほうで、「読みやすい(発音しやすい)」とかかれていらっしゃいますが、この、大森さんがおっしゃっている「読みやすさ」の「読む」というのは、黙読ではなくて音読のことをさしていらっしゃるのでしょうか。最初のほうの、「読みやすさを優先すれば」というところの「読みやすさ」も、「発音のしやすさ」ということでしょうか。

どちらにしても、さらに、「黙読のしやすさ」とか、「発音のしやすさ」というのがどういうことなのか、よくわからないのですが…。

ものわかりがわるくてもうしわけないです。お時間がございましたら、ご説明をいただけるとさいわいです。

≡‥≡海津知緒(KAIZU Haruo)

(18 Jun 2001 06:06:48)■長音の 入力■ by Satou Masahiko

(整理番号: 30)

海津さまの ページに よこやりで すみません。

<引用 千防あきらさま>
しかしわたしは(昔のトラウマもあって)機械が人間様に合わせるべきだという考えに凝り固まっていて、そのへんの柔軟性がまったくありません。下でsatouさんがつらつら述べられていらっしゃることなどを読むと、悪いのはキーボードだ、実際、西ヨーロッパ語のキーボードには装飾記号つきアルファベットのキーが別にあしらわれているではないか、長音記号つきのアイウエオくらいは簡単に追加できるはずなのに、なんでそうしないんだと憤るばかりです。
</引用>

たしかに、長音の 入力や 出力には 機械による 制約が おおきいですね。
わたしは、コンピュータ屋なので、どの部分が ボトルネックで、どの部分を
解決すれば よくなるか メリット・デメリットの 予測は つきます。
アクセントつき母音を コンピュータで 扱う ときの 問題は
ドイツ語や フランス語でも ありまして、現在では ごく まれですが、
かれらも、代替表記が 必要になる ときが あるそうです。

千防さんの ページを 拝見しました。
ローマ字ページでも ただしく レイアウトされていれば、
よみやすくなるという 格好の 例だと おもいました。

Satou Masahiko.

(18 Jun 2001 01:30:40)■99式つづりに つてい■ by Satou Masahiko

(整理番号: 31)

わたしも http://www.roomzi.org/ を 拝見しました。
99式が かなり 認知されて きたようですね。

個人的にも この 方向性には 賛成です。
わたしは、ローマ字つづりで 大切なのは かな文字との 相互変換性だと おもっています。
99式だと ほぼ 完全に 変換可能ですし、助詞の「は」「へ」「を」は
前後の 文脈から、「わ(輪)」「え(絵)」と 区別する ことに なるのでしょう。

Satou Masahiko

(18 Jun 2001 01:12:38)■ローマ字と いっても うけとりがわは まちまちですよね■ by Satou Masahiko

(整理番号: 32)

海津さん、回答ありがとう ございます。
たしかに、ローマ字と いっても 単純に パスポート表記で なやんで いる ひとや
本当に すべてを ローマ字書きで かこうと 主張する ひとと いて 
まちまちですよね。あまり、先鋭的な 意見を かきすげると、かるい 気もちの ひとが 
ついて これないのかも しれません。

たしかに ローマ字関係の 組織は 資金的に くるしいのかも しれません。
よく いわれる ことですが、「漢字かなまじり文」から 「ローマ字」に 自動変換する
ツールを つくる ことが この コンピュータの 時代に できる ウルトラCですが、
わかちがきを 生成する 形態素解析が やはり 最大の 問題です。
単純に、かなや 漢字熟語を ローマ字に 変換する 程度なら むずかしく ないので、
それと 対照的に 国語関係者が ただしい わかちがきルールを 
きめて こなかった ことは うらめしいですね。

Satou Masahiko

(17 Jun 2001 12:23:04)■ローマ字の長音表記について その2■ by 大森 一樹

(整理番号: 33)

海津さんへ

私の拙い提案に対して、批評頂きましてありがとうございます。

>(1) 本来のつかいかたのコロンが長音の表記とまぎらわしくなる。
>(2) どの語のどの部分を「長音」とするかがはっきりしない。

(1)に関しては、
母音に続く(:)は長音とする。本来のコロンの意味とする時は、前に空白を1つ
空ける。
とすれば、表記上の混同はないと思われます。たとえば、

 東京:  ----- To:kyo: :
 大阪:  ----- O:saka :

(2)に関しては、私の個人的な意見ですが、
 どの部分は長音表記する、どの部分は長音表記しない、という分類分けがはたして
 必要なのかどうか。
 はっきり長音と感じる部分は、長音記号で書き、どちらが良いか判断がつかない部分
 は、どちらでも良いとする。すなわち、読みやすさを優先すれば良いと思います。
 どちらで表記してもことばの意味にかわりは、ないのですから。
 同じ言葉で複数の表記があるのはおかしいのかもしれませんが、例えば辞書に載せる
 時は、両方を併記すれば良いと思います。
 
 例で示していただいた言葉の表記ですが、私なら以下のように表記します
 @ 経済(けいざい) ----- keizai         長音ではない
 A 映画(えいが) ----- eiga 長音ではない
 B 柊(ひいらぎ) ----- hiiragi ( hi:ragi ) どちらもOKとする
 C 贔屓(ひいき) ----- hiiki ( hi:ki) どちらもOKとする
 D 見出す(みいだす) ----- miidasu 長音ではない(mi+idasu)
 E 秀でる(ひいでる) ----- hiideru 長音ではない(hi+ideru)
 F うつくしい ---- utsukusii 長音ではない(utsukusi+i)

特に、iが連続する場合は、長音にしないで、そのままの表記の方が良い場合が多いと
思います。(読みやすさという点でも問題ない)
但し、外来語をカタカナ表記した時、(―)で表現している部分は、長音にすべきだと
思います。(カタカナ表記の(―)は一見して分かりやすく、いい表記方法だと思います)

 例 コーヒー  ko:hi:
キー  ki:

>(2)の問題が解決するなら、コロンのほかに、「h」や「x」でもかまわないんじゃないかと
>おもいますが、これはいかがですか?

長音記号として、いくつかの文字、記号で実際に書いて見ると、
(1)母音と同じ文字を使用
 Tookyoo Kyooto Oosaka Kyuusyuu otoosan okaasan koosoku dooro
hiiragi koohii
(2)ひらかなの表記に会わせる
  Toukyou Kyouto Ousaka Kyuusyuu otousan okaasan kousoku douro
Hiiragi kouhii
(3) (h)を使用する
Tohkyoh Kyohto Ohsaka Kyuhsyuh otohsan okahsan kohsoku dohro
(4) (x)を使用する
Toxkyox Kyoxto Oxsaka Kyuxsyux otoxsan okaxsan koxsoku doxro
(5) (^)を使用する
  To^kyo^ Kyo^to O^saka Kyu^syu^ oto^san oka^san ko^soku do^ro
(6) (~)を使用する
  To~kyo~ Kyo~to O~saka Kyu~syu~ oto~san oka~san ko~soku do~ro
(7) (-)を使用する
  To-kyo- Kyo-to O-saka Kyu-syu- oto-san oka-san ko-soku do-ro

以下は、私の感覚だけの感想で、人によって感じ方が違うかも知れません。

(1)は、全体的に間延びした感じがする。特に、oo,uuが、そう感じます。
 但し、iの場合は、あまり気にならない(文字横幅が他より、狭いからか?)
(2)は、発音する時(u)の音が、口の中に残り、滑らかな発音がしにくい。特にouの時
(3)は、発音する時(h)の音が、口の中に残り、やや発音しにくい。見た目も読みにくい
(4)は、発音する時(x)の音が、口の中に残り、非常に発音しにくい。見た目も読みにくい
(5)は、字上符の代書法であるが、(^)の記号が伸ばす感じがあまりしない
(6)は、伸ばす感じはするが、やや伸ばす時間が長いような気がする
(7)は、伸ばす表記としては最もふさわしいと思う(カタカナ表記のーに近い)が、
   (-)は、文字と文字の結合に頻繁に使用されるため、最初にご指摘の(1)の問題がある

以上、長音表記の為にalphabet を使用するのはどうしても、不自然な気がします。
ある文字を長音記号だと言われても、元の音が口あるいは頭に残り(変な表現ですが)、
発音しにくいからです。
ただし、ローマ字漢字変換時の入力手段としては、(1),(2),(3)の方式でも何ら問題はあり
ません。何故なら、最終的なローマ字表記としては残らないからです。

(5),(6)あたりも長音表記の候補としては、ありえると思います。

長くなって申し訳ありませんが、日本語をローマ字表記する際、読みやすい(発音しやすい)方法は、何なのかと言う観点からのみ述べてきました。まったく論理的でなく、お恥ずかしい次第です。お笑い下さい。

(17 Jun 2001 01:01:23)■やっぱりそうでしたか■ by 千防あきら

(整理番号: 34)

お気に入りのグーグルで詮索をかけたら、見慣れないものがどどーんと出てきたのでびっくりしました。

ホームページはデザインが同じだからというより、版名がきっちりついていたので、これは...と思いました。そんな方はめったにいませんので。というか、他のどこをたずね探しても見当たりませんので(^o^)。

ケータイ版まであるのが「凄まじい」と書いた理由です。わたしも漢字仮名のホームページではケータイ版を作っていますが(パソコン版の100倍もアクセスがある)、ローマ字のケータイ版は長母音が表せないので諦めたという経緯があります。この意味では、確かに「99式」は優れていますね。現実的です。

しかしわたしは(昔のトラウマもあって)機械が人間様に合わせるべきだという考えに凝り固まっていて、そのへんの柔軟性がまったくありません。下でsatouさんがつらつら述べられていらっしゃることなどを読むと、悪いのはキーボードだ、実際、西ヨーロッパ語のキーボードには装飾記号つきアルファベットのキーが別にあしらわれているではないか、長音記号つきのアイウエオくらいは簡単に追加できるはずなのに、なんでそうしないんだと憤るばかりです。

いや〜、それにしてもすばらしい。作るときは一気というのも気持ちのよいものです。これからもいちど戻ってじっくり読んでみますかね...

(17 Jun 2001 00:33:53)■千防さんへ: (社)日本ローマ字会のホームページ■ by 海津知緒

(整理番号: 35)

千防さん、こんばんは!

>ローマ字会が99式のすごい(というか、凄まじい)ホームページを出しているでは
>ないですか。この仕上がりは文句なしにプロの手によるものですね。

ひょ、ひょっとして、http://www.roomazi.org のことでしょうか? どの辺が「凄まじい」のかな…。

>けっこうローマ字会って、お金持ちだったんですね。

なにをおっしゃいます! 火の車ですよ! ことしじゅうに会員を倍増しないと、おとりつぶしもありえます。

>もしかして海津さんも関わって作ったのですか?

というか、100パーセント、海津知緒(著)です(^^;。(デザインがこことおんなじでしょ?)

最近、ここのサイトの更新があまりなかったのは、それが原因です…(^^;。

≡‥≡海津知緒(KAIZU Haruo)

(17 Jun 2001 00:26:41)■Satouさんへ: まとめレス■ by 海津知緒

(整理番号: 36)

Satou san, konbanwa!

きのう、おとといと、かえりがおそくなって、お返事がおくれて失礼いたしました。

>Zehi to-mo, Rooma-zi de kaita page mo tukutte kudasai.

ローマ字がきのページは、いまのところつくる予定はありません。理由は、

1) このサイトの目的は、日本語のローマ字表記に関する情報提供であって、日本語のローマ字表記をひろめること(いわゆる「ローマ字運動」)ではありません。

2) ローマ字のことをローマ字でかくのはむつかしい…(^^;。

3) ほかに、ローマ字がきを実践しておられる立派なサイトがある。たとえば、

千防あきらさんの"Sanzyusseiki-no-mori"
( http://www.geocities.com/xembho/tobira.html )

IJUSTATさんの"ROOMAJI NO HEYA"
( http://ijustat.tripod.com/ )

などなど…。

>HTML o tukaeba, mibae no yoi Rooma-zi-page ga dekiru to omoi-masu.

HTMLをつかっても、それを表示する環境によってかなりかわるとおもいます。プロポーショナル・ピッチのフォントも斜体(イタリック体)で表示できない環境もありますし…。そもそも、OSやブラウザーのちがいによって、HTMLのインプリメンテ-ションにもおおきな差があります。ただ、どんな環境でもローマ字でかいたほうがよみやすいとおもいますが…。

>Tokoro de wakati-gaki no rule desu ga, watasi no kioku de-wa,
>Jo-doushi(axirialy verb) wa kihon-teki ni mae no kotoba to tunagete
>kaku koto ni natte ita to omoi-masu.
>Reigai wa "da" to "desu" datta to omoi-masu.

文部省の「ローマ字教育の指針」(昭和22年)ではそうですね。ただ、例外はもうすこしあります。

---
3. 助動詞のうちで「だ」「です」「らしい」「ようだ」および伝え聞く意味をあらわす場合の「そうだ」などは、離して書く。
---

とのことです。

くわしくは、
http://www.halcat.com/roomazi/doc/sisinkakikata.html
をご参照ください。

>Mata kozin-teki ni-wa ASCII de hyouki dekinai chouon-kigou
>mo suki de-wa ari-masen.

おっしゃるとおりで、わたしはすききらい以前に、じっさいこまります。ただ、アクサンシルコンフレックス(^)も、IBMのメインフレームの伝統的な文字セット(EBCDIC)にははいっていないので、やっぱりこまります。

>Tokoro-de tyo^on-kigo^ no bengi-zyo^ no hyo^ki to site.
>[Tôkyô] o [To^kyo^] to kaku baai ga ari-masu.

>Kore o sakate ni totte, [^] zitai o tyo^on-kigo^ to minasu
>koto mo deki so^ desu.

おっしゃるとおりだとおもいます。うえにかいた問題はありますけど。

>Yoku Ro^ma-zi de kakareta bunsyo^ wa yomi-nikui to iu
>hihan ga ari-masu ga, kono yo^ ni fonto(font) wo kufu^-sureba
>kanari yomi-yasuku naru to omoi-masu.

HTMLでフォントまで指定しても、そのフォントがよむがわの環境になければ、かきての意図したとおりには表示されないので注意が必要です。また、HTML自体では、文章の論理構造だけを記述し、フォントや色などの装飾情報はスタイル・シートでかくというのが、最近の風潮のようです。

このサイトもなるべくそういうふうにしようとしているのですが、プラットホームやブラウザーによって、インプリメンテ-ションに差があり、苦労してます。なるべく更新のてまがかからないようにすることに手をかけているのですが、なかなか投資が回収できません…(^^;。

いま、サイト全体の改装中で、おみぐるしくてすみませんです。

では、またのおこしをおまちしております!

≡‥≡海津知緒(KAIZU Haruo)

(16 Jun 2001 23:59:57)■いつのまに?■ by 千防あきら

(整理番号: 37)

ローマ字会が99式のすごい(というか、凄まじい)ホームページを出しているではないですか。この仕上がりは文句なしにプロの手によるものですね。けっこうローマ字会って、お金持ちだったんですね。もしかして海津さんも関わって作ったのですか?

(15 Jun 2001 11:45:14)■Hyo^zi no hanasi.■ by Sato^ Masahiko

(整理番号: 38)

Kaiduz-san, tagu(tag) wo mata tukatte simai-masita.
Kondo wa burauza^(browser) de sita-gaki wo site,
kakunin sita node daizyo^bu dato omoi-masu.

Yoku Ro^ma-zi de kakareta bunsyo^ wa yomi-nikui to iu
hihan ga ari-masu ga, kono yo^ ni fonto(font) wo kufu^-sureba
kanari yomi-yasuku naru to omoi-masu.

Toritome no nai hanasi de siture^ si-masita.

Sato^ Masahiko

(15 Jun 2001 03:05:12)■Tyo^on-kigo^■ by Satou Masahiko

(整理番号: 39)

Watasi wa Ro^ma-zi o kaki-narete inai se^ ka,
tokidoki hebon-siki to kunrei-siki o matigaete kaite simai-masu.

Tokoro-de tyo^on-kigo^ no bengi-zyo^ no hyo^ki to site.
[Tôkyô] o [To^kyo^] to kaku baai ga ari-masu.

Kore o sakate ni totte, [^] zitai o tyo^on-kigo^ to minasu
koto mo deki so^ desu.

(14 Jun 2001 18:00:49)■Satou san e: TAG no tozi wasure naosi masita.■ by 海津知緒

(整理番号: 40)

Satou san, kon'nitiwa!

HTML no TAG no tozi wasure dake, toriaezu naosi masita. Ima desaki nanode, hoka no ohenzi wa mata konban...

KAIZU Haruo

(14 Jun 2001 14:23:03)■zyosi(postposition) no 「を」■ by Satou Masahiko

(整理番号: 41)

Kaidzu-san wa zyosi(postposition) no 「を」o "wo" to kaki-arawasu you desu ne.
Watasi mo hiragana-hyouki ga kihon da to omotte iru node toku ni hantai no
iken wa ari-masen. Mata kozin-teki ni-wa ASCII de hyouki dekinai chouon-kigou mo
suki de-wa ari-masen.

(14 Jun 2001 14:06:50)■Sumi-masen.■ by Satou Masahiko

(整理番号: 42)

Sumi-masen.
Tagu(tag) o tukatta tame ni hoka no kata no hatugen made
Itarikku(Italic) ni natte simai-masita.
Kongo wa ki o tuke-masu.
Tagu(tag) o tukawanai no ga besuto(best) desyou ne.

Satou Masahiko

(14 Jun 2001 14:00:59)■(無題)■ by Satou Masahiko

(整理番号: 43)

Kaidzu-san no Rooma-zi-ron ni-wa kokoro-ugokasareru mono ga ari-masu.
Zehi to-mo, Rooma-zi de kaita page mo tukutte kudasai.
HTML o tukaeba, mibae no yoi Rooma-zi-page ga dekiru to omoi-masu.

Tokoro de wakati-gaki no rule desu ga, watasi no kioku de-wa,
Jo-doushi(axirialy verb) wa kihon-teki ni mae no kotoba to tunagete
kaku koto ni natte ita to omoi-masu.
Reigai wa "da" to "desu" datta to omoi-masu.
Demo zentai-teki ni yoku matomatte ite subarasii page da to omoi-masu.
Kongo to-mo ganbatte kudasai.

Satou Masahiko.

(11 Jun 2001 01:19:51)■POKOさんへ: ■ by 海津知緒

(整理番号: 44)

POKOさん、こんばんは!

>海津先生、はじめまして。

だ、だから、わたしは「先生」じゃないですってばぁ〜(^^;。

>私の息子は、ゆうき(佑樹)といいます。
>今後ローマ字表記をするとき、一通りに統一したいと考えています。
>どう表記するのが適切でしょうか。お教えください。

そ、そんなむつかしいことをわたしにきかないでください!…って、それじゃあ看板にいつわりあり、ですかね…(^^;。

まあしかし、じっさいどういう表記が「適切」かというのは、その人の目的とか、ポリシーとかによるとおもいます。このサイトの文書をよんだり、ほかの資料などをよんだりして、ご自分できめていただくしかないですね…。

って、つめたくいいはなてるほど、いまのこのサイトの文書は整備されてないんですよねぇ、すみません。なんとかはやく整備したいとおもうのですが、なかなか時間がなくて…。

まあひとついえることは、パスポートの氏名のローマ字表記に関する制度がいまとかわらないかぎり、「YUKI」以外のつづりだといろいろと不自由するかもしれないということです。パスポートを取得しないのならかまわないんですが…。

現行のパスポート式(外務省式)では「YUKI」になります。国際的には、これが「祐樹」さんのおなまえになるわけですから、これ以外のつづりをつかっていると、同一人物とみなされない可能性があります。

でも、「YUKI」は「YUKI」で、女性とまちがわれたりして、そういう意味で不自由するかもしれませんしねぇ…。

とにかく、公的な規格としても統一されていないものを、わたくしの一存で「これがいい!」とはいえないとおもうんです。

もうしわけないですが、やはり、「自分のあたまでかんがえてください!」としかいえないんです。ただ、そのための情報は、わたくしがしっているかぎりのものをおおしえしますので、また何なりとご質問ください!

≡‥≡海津知緒(KAIZU Haruo)

(11 Jun 2001 00:57:52)■大森一樹さんへ: 長音の表記に「:」をつかう提案について■ by 海津知緒

(整理番号: 45)

大森さん、こんばんは!

>日本語では、長音部分も1音節を有しているのに、そう言う表現
>(母音+長音=2文字)になっていないため発音しにくい

>:(コロン)は、本来区切り記号ですので、長音記号とするのは、
>違和感があるかと思いますが、ドイツ語ではウムラウトの代書法
>として使用されていること、国際音標文字(*1)で使用している伸
>ばす音の発音記号と似ていることなどにより、ローマ字の長音の
>意味に使用してもよいのではないかと考えました。慣れれば、
>読みやすいと思います。

まったくもって、そのとおりだとおもいます。コロンを、IPAの記号と「おなじ」といわずに「にている」とおっしゃるところなんか、ただものじゃありませんね…(^^;。厳密にいえば、あれは「のばすおと」の記号ではなくて、「ながいおと」をあらわす記号らしいですが、くわしいことはわたしもわかりません(^^;。

さて、日本語の長音の表記にコロンをつかうことの問題は、以下の2点だとおもいます。

(1) 本来のつかいかたのコロンが長音の表記とまぎらわしくなる。
(2) どの語のどの部分を「長音」とするかがはっきりしない。

(1)は、たとえば、

Kyo: no ban gohan no menyu: wa:

1. Tonkatu
2. Sarada
3. Misosiru
4. Gohan

datta.

というぐあいです。英文では、コロンは一般にリストや引用などのまえの " .... is as follows:" のようにもちいられますよね。

(2)のほうは、コロンにかぎらず、長音という「発音」を表記するとした場合にでてくる問題です。

「経済(けいざい)」「映画(えいが)」などはどうかきますか? 「柊(ひいらぎ)」「贔屓(ひいき)」「見出す(みいだす)」「秀でる(ひいでる)」「うつくしい」は?

(2)の問題が解決するなら、コロンのほかに、「h」や「x」でもかまわないんじゃないかとおもいますが、これはいかがですか?

≡‥≡海津知緒(KAIZU Haruo)

(10 Jun 2001 23:48:22)■息子の名前のローマ字表記について■ by POKO

(整理番号: 46)

海津先生、はじめまして。
私の息子は、ゆうき(佑樹)といいます。
今後ローマ字表記をするとき、一通りに統一したいと考えています。
どう表記するのが適切でしょうか。お教えください。
よろしくお願いします。

(10 Jun 2001 10:00:02)■ローマ字の長音表記について(提案)■ by 大森 一樹

(整理番号: 47)

はじめまして
ローマ字の表記について関心を持っている者です。
とくに、ローマ字の長音表記について関心がありますが、私にとって現在の方式はどれも今ひとつしっくりきません。
 (1)母音の上に(^)や(−)をつける方式
  @通常のJISキーボードには文字がないために、省略されてしまうことが多い
Aたとえ書かれていても、日本語では、長音部分も1音節を有しているのに、そう言う表現(母音+長音=2文字)になっていないため発音しにくい
 (2)かな書きと同じように表記する方式
   @(1)の問題点は、解消されている
  A見た目がややわずらわしい
 Bかな書きの表記自体が、長音を正しく表記しているとは限らないので、これに沿って表記
するのは、違和感がある
 (例) “おとうさん”は発音からみれば“おとーさん”ではないか

そこで、ローマ字の長音表記について、1つの提案をしたいと思います。
長音表記の記号として:(コロン)を使用するのは、どうでしょうか。
以下のように記述します。

  a: i: u: e: o:

:(コロン)は、本来区切り記号ですので、長音記号とするのは、違和感があるかと思いますが、
ドイツ語ではウムラウトの代書法として使用されていること、国際音標文字(*1)で使用している伸ばす音の発音記号と似ていることなどにより、ローマ字の長音の意味に使用してもよいのではないかと考えました。慣れれば、読みやすいと思います。また、見た目は区切り文字としての役目もしているように思われます。
  (*1) International Phonetic Alphabet

この記号を使用した記述例を以下に示します
To:kyo: O:saka Kyo:to Ko:chi Kyu:syu:
syu:gaku ryoko:(修学旅行) ko:soku do:ro(高速道路) syu:syoku katsudo:(就職活動)
daigaku nyu:si senta:(大学入試センター) ko:kyo: ko:tsu: (公共交通)
oto:san(お父さん)oka:san(お母さん)oji:chan(おじいちゃん)oba:chan(おばあちゃん)
oni:chan(お兄ちゃん)one:chan(お姉ちゃん)

現在の表記方法では、特にTokyo(東京)、Osaka(大阪)、Kyoto(京都)などは、長音記号が
省略されることが多く、外国人にとっては、最も読みにくい地名ではないかと思われます。
但し、提案した記述方法が外国人にとって、読みやすいかどうかはわかりませんが、少なくとも私にとっては、読みやすいように思います。
いかがでしょうか?

( 7 Jun 2001 00:18:17)■Hiroiさんへ: ■ by 海津知緒

(整理番号: 48)

Hiroiさん、こんばんは!

>長男は友理(ゆうり)といいます。呼ぶ時は、ゆーりと長音で読んでいます。

パスポート式では、「YURI」でしょう。ヘボン式では、「YU~RI」でしょう。「~」は、「U」のうえにつけるマクロンのつもりです。すなわち、「U~」で「LATIN CAPITAL LETTER A WITH MACRON」です。この文字が表示できる環境はすくないので、このような代書法をつかっています。画像は→(これは小文字ですが…。)

>長女は沙彩(さあや)です。同じように、さーやと長音で読んでいます。

パスポート式では、これはちょっと微妙ですが、すなおにかんがえると「SAYA」です。ただ、「さ」と「あや」のあいだに漢字のきれめがあるので、パスポート・センターの職員に「あ」の発音がア列長音と認識されない可能性もあります。ひょっとしたら、「SAAYA」でもとおるかもしれません。

たとえば、http://www.nta.co.jp/kaigai/hebon.htm をみると、

---
みそのう MISONO(MISONOH)
御園生
みそのお MISONOO
---

とか、

---
よこお YOKOO
横尾
---

という例がのっています。この辺の解釈は、けっこういいかげんのようです。

漢字のよみでア列長音というのはあまりありませんから、「SAAYA」になるかも。でも、長音と主張すれば「SAYA」にすることもできそうな気がします。

「友理(ゆうり)」の方は、理屈では「う」の発音を長音ではなく母音の/ウ/であると主張すれば「YUURI」にできるはずですが、ちょっとうけいれられにくいかもしれません。

(でも、人のなまえの発音を、あかの他人がかってにきめるなんて、変ですよねぇ。)

ちなみに、2000年4月から、オ列長音に関しては「OH」の表記がみとめられるようになりましたが、ウ列長音を「UH」とかいたり、ア列長音を「AH」とかくことはみとめられていません。

それと、パスポート式にしても、ヘボン式にしても、どういう方式かをちゃんとかいた文書は存在せず、わたくしが観察したことから推測しているだけなので、たとえばパスポート式なら、パスポート・センターの職員、あるいは外務省の職員がきめるつづりが、最終的に「ただしい」ことになります。結果としての規則の一貫性がどうであれ…。

以上でおこたえになりましたでしょうか。

あ、ちなみに、わたしは「先生」ではありません!

(おふたりとも、すてきなおなまえですね…。)

≡‥≡海津知緒(KAIZU Haruo)

( 6 Jun 2001 21:45:34)■表記方法はどうすればいいのか■ by Hiroi

(整理番号: 49)

海津先生に質問があります。
私の子供の名前はパスポート式ではどうのように表記するのが正しいのでしょうか。

長男は友理(ゆうり)といいます。呼ぶ時は、ゆーりと長音で読んでいます。

長女は沙彩(さあや)です。同じように、さーやと長音で読んでいます。

正しい表記方法は?ヘボン式では?
ご指導よろしくお願いします。

( 5 Jun 2001 22:43:20)■ありがとうございました。■ by 和田 裕一

(整理番号: 50)

 海津先生、大変ありがとうございました。 
 これからは、Wada Yuichi でいこうと思います。
 ローマ字に触れる機会のまったくない私にとって、このホームページの内容は目から鱗の連続でした。ヘボン式・日本式・訓令式の違い、それぞれの特徴、なにげなく使っていたCHIとTIの違い、名・姓の順番、名前の書きかたのバリエーション、パスポート式なるものの存在。どれも私にとって新鮮なものでした。
 これからは、いままで何気なく見ていた駅名や案内板のローマ字も違って見えることでしょう。
 会員証の件ですけど、無知な私の独学のローマ字を記入した所、そのままの表記になって
YUUITIと登録されてしまったのです。おさわがせしてすいませんでした。

( 5 Jun 2001 01:41:57)■和田 裕一さんへ: 氏名のローマ字つづりの統一■ by 海津知緒

(整理番号: 51)

和田さん、こんばんは!

>会員証 YUUITI、パスポート YUICHI、クレジットカード YUUICHI

どれもまちがったつづりではないとおもいます。

どれかに統一するなら、おそらく、このなかでいちばん変更がたいへんなのは「パスポート」だとおもわれますので、パスポートにあわせるのがいちばんかんたんかとおもいます。

もっとも、ご自分のポリシーがべつにあるのでしたら、それに統一するのがいいとおもいますが、パスポートのつづりは現行の制度としては「YUICHI」以外にはならないとおもいます。うまくいって、「別名併記」だとおもいます。

ところで、クレジット・カードの「YUUICHI」もめずらしいとおもいますが、日本式、いや「99式」の「YUUITI」というのは何の会員証でしょうか…、気になります(^^;。

≡‥≡海津知緒(KAIZU Haruo)

( 4 Jun 2001 23:11:22)■(無題)悩んでます。■ by 和田 裕一

(整理番号: 52)

 気にしいのわたしは、会員証 YUUITI、パスポート YUICHI、クレジットカード YUUICHI
など、ゆういちの部分がいつもバラバラで気になってしょうがありません。
 先生にひとつに統一して欲しいと思い相談室の門をたたきました。くだらない質問でしょうが、是非ともお知恵を拝借したいと思います。

( 4 Jun 2001 20:16:11)■5HPONGOさんへ: 記号をつかわない「ん」のかきかた■ by 海津知緒

(整理番号: 53)

5HPONGO san, kon'nitiwa!

Aposutorofii(') ga tukaenaku temo, haihun(-), konma(,), syasen(/), andaarainn(_) nado ga tukaeru nara, sore de kaite mo ii to omou no desu ga, syouryaku sareru no wa komari masu ne.

Tumaru oto wo "q" de kaku no wa, onso kigou no "Q" to no seigousei mo atte, amari teikou wa nai to omou no desu ga, haneru oto no "x" to, nobasu oto no "l" wa teikou ga aru desyou ne. Nobasu oto wo "x" de kaku hou ga, mada teikou ga sukunai you ni omoi masu.

Mousiwake gozaimasen ga, ima no tokoro ii aidjia ga ari masen...

KAIZU Haruo

≡‥≡halcat