■ローマ字相談室(2001年1月分)

■「■ローマ字相談室」の掲示板のアーカイブ分です。1か月ごとにまとめてあります。■ローマ字以外の話題については「◆春猫掲示板保管庫」へ。

第1版 (2001年4月15日発行)

編集者: 初井薫(はつい・かおり)
発行: 春猫連続体(はるねこれんぞくたい) (大阪府)
Published in Japan.

目次

  1. (31 Jan 2001 17:43:15)■氏名のローマ字表記についてもしわかれば教えて下さい■ by 桑田千咲
  2. (31 Jan 2001 06:21:49)■失礼しました!■ by オードリー
  3. (25 Jan 2001 18:06:38)■オードリーさんへ:「ー」の厳密翻字■ by 海津知緒
  4. (25 Jan 2001 18:00:44)■千坊さん、いってらっしゃい!■ by 海津知緒
  5. (24 Jan 2001 18:28:50)■ひらがなのよみがなとカタカナのヨミガナ■ by オードリー
  6. (21 Jan 2001 20:28:55)■書きこみはこれでおしまい■ by 千防あきら
  7. (20 Jan 2001 07:35:03)■みなさん、よろししくおねがいします■ by オードリー
  8. (19 Jan 2001 19:35:53)■オードリーさんへ:はじめまして!■ by 海津知緒
  9. (19 Jan 2001 19:20:17)■千防あきらさんへ:わかちがき■ by 海津知緒
  10. (19 Jan 2001 18:47:45)■aruga mama ni■ by オードリー
  11. (17 Jan 2001 02:16:15)■海津式■ by 千防あきら
  12. (15 Jan 2001 02:32:04)■Zyappu...■ by 海津英博
  13. (15 Jan 2001 02:05:32)■ジャップ■ by 千防あきら
  14. (11 Jan 2001 03:09:24)■千坊さんへ:Zyappu■ by 海津知緒
  15. (11 Jan 2001 02:00:10)■ところで■ by 千防あきら
  16. ( 9 Jan 2001 23:10:29)■かじろうさんへ■ by 海津知緒
  17. ( 9 Jan 2001 15:24:26)■(無題)■ by かじろう
  18. ( 9 Jan 2001 02:54:47)■MISATOさんへ:「春猫」、クレームとは?■ by 海津知緒
  19. ( 8 Jan 2001 16:05:38)■SEIRYOUDAI■ by MISATO
  20. ( 7 Jan 2001 18:42:07)■国語審議会答申:姓名のローマ字表記についての考え方■ by 海津知緒
  21. ( 6 Jan 2001 17:19:08)■< > 修正■ by 海津知緒
  22. ( 5 Jan 2001 23:11:19)■失礼■ by 千防あきら
  23. ( 5 Jan 2001 09:49:05)■パスポートでの<OH>■ by 海津知緒
  24. ( 4 Jan 2001 20:31:02)■外務省式■ by 千防あきら
  25. ( 4 Jan 2001 11:22:12)■MISATOさんへ:「星陵台」■ by 海津知緒
  26. ( 4 Jan 2001 10:29:52)■(無題)■ by MISATO
  27. ( 4 Jan 2001 02:48:34)■千防あきらさんへ:「研究社日英辞典」方式、「cch-」■ by 海津知緒
  28. ( 3 Jan 2001 21:10:46)■ふたたびこんばんは■ by 千防あきら
  29. ( 3 Jan 2001 02:23:40)■「cch」、「改正ヘボン式」、「ヘボン日本語学校方式」■ by 海津知緒
  30. ( 3 Jan 2001 02:03:47)■[■ by Xembho Akira
  31. ( 3 Jan 2001 01:31:49)■Xembho Akira さんへ■ by 海津知緒
  32. ( 2 Jan 2001 02:55:07)■はじめまして■ by Xembho Akira
  33. ( 1 Jan 2001 02:58:09)■新装開店のごあいさつ■ by 海津知緒

ローマ字相談室(2001年1月分)


(31 Jan 2001 17:43:15)■氏名のローマ字表記についてもしわかれば教えて下さい■ by 桑田千咲

(整理番号: 37)

最近文化庁から“ローマ字の氏名表記は姓ー名の順が望ましい”とする
通達が出たと人から聞きました。
それについてなにか記述があるかと文化庁のホームページを見たのですが
わかりませんでした。
それについてなにかご存知でしょうか?
例えばその通達により気をつけた方が良いことなどありますでしょうか。

急な質問で申し訳ないのですが、もしおわかりになるようでしたら
教えて下さい。


(31 Jan 2001 06:21:49)■失礼しました!■ by オードリー

(整理番号: 38)

海津さん、どうも失礼いたしました。書いてあったんですね。うう……。申し訳ありません。


(25 Jan 2001 18:06:38)■オードリーさんへ:「ー」の厳密翻字■ by 海津知緒

(整理番号: 39)

オードリーさん、こんにちは!

長音記号「ー」については、

---
258
ー(長音記号) 直前の母音字

(ア行のカナと厳密に区別する場合は h でかくが、この直後に母音字か y、w、h、がくる場合には h')

例: ビール bihru 
  コーヒー koh'hih
---

ということにしています。母音字でかくことはやめて、「h」に統一してもいいかなともおもっています。


(25 Jan 2001 18:00:44)■千坊さん、いってらっしゃい!■ by 海津知緒

(整理番号: 40)

千坊さん、お返事おそくなってしまってすみません。

もうイスラエルにいってしまわれたのでしょうか?

千坊さんの、実践をとおしてのコメントはひじょうに勉強になりました。無事におかえりになって、またいろいろおしえてください。


(24 Jan 2001 18:28:50)■ひらがなのよみがなとカタカナのヨミガナ■ by オードリー

(整理番号: 41)

オードリーです。よろしくお願いします。

「珈琲」と「紅茶」をそれぞれかなに直すと、「コーヒー」「こうちゃ」となると思います。これを「こおひい」「コーチャ」と書くと、どちらも異様な感じがします。(笑) でも、音としては同じなんですけどね。

海津式ローマ字では、「こおひい」「こうちゃ」として、それを"koohii"、"koutya"とするようですが(すみません、まちがってたらごめんなさい)、個人的には、カタカナの長音を表すときの『ー』を何か記号に置き換えた方が違和感が少ないような気がします。たとえば、コーヒーを"ko-hi-"とか"ko^hi^"とか"ko_hi_"とか。

やっぱりこういうのも「文字芸」になるんでしょうか……。


(21 Jan 2001 20:28:55)■書きこみはこれでおしまい■ by 千防あきら

(整理番号: 42)

>ただ、かくときのてまはふえますね

ははは。書くときの手間は機械のほうで母音のたぐいがきたら自動的に間を空けてもらうということで…。
ローマ字文というのは一般にとっては絶望的に読みにくい代物です。で、けっきょく文字をひとつひとつ拾って読むのが実情ですから、かなセットで分かつほうが親切と言えるでしょう。見づらいのは慣れればどうということもないかもしれません。

>日本語はローマ字で書くと、ただでさえほかの言語よりも文章がながくなる傾向があるようですが、これがさらにながくなって、場所をとるということでしょうか。

国語がローマ字で書くと長くなるのは、国語がローマ字になじんでないからと思われます。また、国語自体が英語やイタリア語よりは、ドイツ語やロシア語に近い語編成を取るという理由もあるでしょう。しかし最大の原因はやはりなじんでないからで、外国語をカナに転写すると異様に長くなるのと同じことです。
現代国語は音構成が単純なため、わたしのようにローマ字文のためにことば選びまですると、ことさらに長たらしいことばを好むことになります。「おどろおどろしい」に確認の助動詞をつけると、odoroodorosikatta となり、長いです。最近使ったことばでは yomoyamabanasi ということばがありました。長いことばが複合し、そのうえ接尾語がついたり、助動詞がついたりすると、レイアウトを崩すほどです。
同音異義語をさけようとすると、音の貧しい国語はいきおい長くならないでいられません。漢字カナまじり文は、数学でいう「重ね書き理論」に基づいた高度な重層構造を構築しています。ローマ字論者は同音異義語を漢字カナまじり文の病巣のように言いますが、すくなくとも現状の国語に対して最高度の情報処理を施そうとすれば、漢字かなまじり文に同音異義語というのは理にかなっています。この方法で情報を圧縮できたからこそ、国語は現代語としての機動性を兼ね備えることができたのです。明治のはじめにローマ字化すれば国語は実質的に滅び去ったかもしれません。

わたしがローマ字を書いていて気になるのは漢字カナまじり文で好まれるサ変動詞ですね。たとえば「理解する」に、ほとんど意味を失って無駄についてくる補助動詞「いる」がつくと、rikai site iru と動詞部分が三つに分かれてしまいます。ローマ字では五段動詞を使い、さらに省略記号を用いるときれいに書けます。すなわち、wakatte'ru というふうに。「てる」を存続状態を表す助動詞と認めたいくらいです。そうすれば wakatteru と書けます。ローマ字の文章語ともいうべきものが確立されれば、国語の音の貧しさを差し引いても、いずれ短くなるとは思います。実際わたしがローマ字文を書いていて動詞を五段に置き換えるのはしばしばですが、そのほかにも名詞の語尾を利用して動詞化したり(たとえば「黄昏」から「たそがれる」を)、接尾語を省いたり(たとえば「運用の効率化」が「運用の効率」に)、助詞を省いたり(たとえば「桜が咲く」が「桜 咲く」に)もします。短くするためというより、冗長さを避けるためです。

>あと、機械処理の観点からは、やはり「語」というものの機械にとっての認識をしやすくすることは、情報伝達システムの運用の効率化という点では意味があるとおもいます。その意味では、やはり「語の単位でくぎる」という原則は意味があるとおもいます。

これはどうでしょう。国語は膠着語ですので、語構成は無限の拡がりを持っています。へたに単語で認識させようとすると、言語能力に秀でた人物の応用力についてゆけなくなるでしょう。さいわい国語はほかの言語と比べると、すば抜けて文法が理路整然として例外もまずない(不規則活用動詞は語幹が脱落しただけ)ので、基本構成を認識させ高度な文法処理を施したほうがずっと精度は上がるでしょう。この意味で、つたない分かち書きで一語化するのはかえって有害といえ、機械をいたずらに混乱させる要因になるかもしれません。

なお、わたしがローマ字でホームページまで作っているのは、一種の「絶望の発作」からです。だれにも読まれないと知っていて、ひとつひとつことばを選び、文の流れや韻律まで考えてつづっているのです。自虐的とはこういう行為を指すのでしょう。
国語はローマ字にはならないでしょう。大幅な国語改造を行わないのならローマ字にすべきでもありません。漢字カナまじり文は完成度・成熟度ともにきわめて高い表記体系なのです。それをわたしはローマ字の実践からよく知っています。それよりも、わたしは国語の未来を悲観しています。国語はわたしがこの世をみまかる前に公用語の座から追放されてしまうのではないか。いや、生活語の座からすら滑り落ちるのではないか、と。

そんなわけでわたしはちょっくら半年ほどイスラエルへ行ってまいります。一月弱でしたが、おさわがせいたしました。あわれ骸となって帰国しなければ、海津さんが忘れたころにまたおじゃまします。


(20 Jan 2001 07:35:03)■みなさん、よろししくおねがいします■ by オードリー

(整理番号: 43)

今回は一番得意な漢字かな混じり文で書きます。(笑)

前に書いたものの中で、ちょっと訂正したいところがあります。「ヘボン式を使って……いますが、不便なことはありません」と書いたのですが、実際には長い音をどう表現するかなど、自分の中でも十分に整理できていないところがあります。

その証拠に、「オードリー」というのも"Odori"としてしまうと「踊り」になってしまいますから仕方なくカタカナで書いたわけです。(笑)

そのあたりも含め、海津さんのとりくみは「インターネット社会」というものを土台に考えられているところなども非常に好感を感じております。

結局私は、「インターネットを通じて外国の人(私の場合は特にアメリカ人)と日本語でやりとりする」ということに最も適している一つの手段としてローマ字を捉えているという立場になると思います。

そのため、「文明の運転コストのためのシステム化・規格化」という観点の海津さんとは多少意見を異にすることになってしまうかなと思います。また、千防さんとはかなり距離があるかも……とちょっと心配しております。

でも、前に書いたように、それぞれがそれぞれの考えで「自分のローマ字がき日本語」を使っていけばよいのでは、と思っておりますので、私は千坊さんから攻撃されるかもしれませんが、私から千坊さんを攻撃することはないと思います。というわけで、おてやわらかによろしくお願いします。


(19 Jan 2001 19:35:53)■オードリーさんへ:はじめまして!■ by 海津知緒

(整理番号: 44)

オードリーさん、こんにちは!

なんのためのローマ字か、にもよるんでしょうね。

すこしでも文明の運転コストをさげたいのなら、そのインフラである文字や言語表記のしくみや、言語自体もシステム化され、規格化されていたほうがいいのでしょう。

わたしは、職業がシステム・エンジニアでもあることですし、文芸や文字芸の才能もないので、とりあえずはシステムとしての文字や言語表記の設計をかんがえています。

ただ、日本語の表記をローマ字表記化すべきだとか、自分でそうしたいとかいうふうにはおもっていません。そうするということは、日本語というもの、日本というものが存続・繁栄していくということを正当化することになりますが、わたしにはそれができないので…。

ですから、すでに何らかの方式でローマ字日本語文をかいていらっしゃるかたに、あれこれとけちや注文をつけたりもしません。ただ、ローマ字で日本語をかきたいのだけれど、どうかいてよいかわからないという人に、できるだけ客観的な情報を提供していきたいとかんがえています。

これからもよろしくおねがいいたします!

KAIZU Haruo


(19 Jan 2001 19:20:17)■千防あきらさんへ:わかちがき■ by 海津知緒

(整理番号: 45)

>海津式はむしろ国字ローマ字化よりは国字カナ文字化に近い気がします。

「海津式ローマ字」は、「日本語表記(につかわれる文字)のローマ字化」のための方式です。「日本語のローマ字表記化」のための方式ではありません。ですから、表記法式としては「カナ文字表記化」にちかいというより、「カナ文字表記化」そのものです。漢字をフリガナになおして、それをローマ字におきかえているだけですから。ただ、文字がカナからローマ字にかわっただけです。

>分かち書きはいっそ子母音セット(つまり、カナ)で分かつとよいのではないでしょうか。
>ka na de wa ka tu to yo i no de wa na i de syo u ka といった感じです。

なるほど。それならだれでもかんたんに、まようことなくかけますね。

ただ、かくときのてまはふえますね。

それから、日本語はローマ字で書くと、ただでさえほかの言語よりも文章がながくなる傾向があるようですが、これがさらにながくなって、場所をとるということでしょうか。

あと、機械処理の観点からは、やはり「語」というものの機械にとっての認識をしやすくすることは、情報伝達システムの運用の効率化という点では意味があるとおもいます。その意味では、やはり「語の単位でくぎる」という原則は意味があるとおもいます。

ただ、現行の文法による「語」の単位でくぎると、むつかしかったり、よみにくかったり、かきにくかったりするので、その辺を調節して、できあがったわかちがきでくぎる単位を逆に「語」とさだめて、それにあうように文法のほうを定義するということになるのかなぁとおもっています。

>ちなみに、このように分かとうと最初に発案したのはだれでしたっけ?

さて、だれでしたっけ?(^^;

どなたかご存知のかた、いらっしゃいませんか?

#メールのお返事、おそくなってすみません!もうすぐかきますので…


(19 Jan 2001 18:47:45)■aruga mama ni■ by オードリー

(整理番号: 46)

Hajimemashite!

Kekkyoku,"romaji o tsukau koto","romaji ga tsukawareru koto","hanashi ga tsutawaru koto" ga taisetsu de aru to omiomasu.
Watashi no baai, hebon shiki o tsukatte gaikoku no hito to buntsu o shite imasu ga, fuben na koto wa arimasen.
Kikaku to shite, kichin to kimatteiru no ga erai towa omoimasen. Ooku no hito ga romaji o tsukau naka de, yori shizen na mono ga ikinokoru to omoimasu.
To, kojinteki niwa omou no desu ga, Kaidu san no torikumi wa imi aru mono da to omotte imasu.

Ikinari ojama shite sumimasen deshita.


(17 Jan 2001 02:16:15)■海津式■ by 千防あきら

(整理番号: 47)

海津式ローマ字をしみじみ読んで思ったのですが、わたしはかつてかなり急進的なローマ字論者でした。一元的なかな変換という縛めから解き放たれたローマ字をあれこれ考えたものです。いまはすべて捨て去って大勢に迎合していますが、文法的な立場から考えることだけはいまも同じです。
で、冒頭から話がそれましたが、海津式はむしろ国字ローマ字化よりは国字カナ文字化に近い気がします。分かち書きはいっそ子母音セット(つまり、カナ)で分かつとよいのではないでしょうか。ka na de wa ka tu to yo i no de wa na i de syo u ka といった感じです。分かち書きの問題は一気にすべて解決です。語構成がどうのこうの考える必要はいっさいありません。もちろん、ぜんぶつなげる案を取ってもよいわけです。だれでもすぐにまいがいなくローマ字で文章が書けるようになります。
ローマ字論者は自己を外国語かぶれではないと弁護するわりには、印欧語を絶対の規範にしていて、なにを言い出しても源泉をたどればけっきょく印欧語の事例にさかのぼるのですから、もうこれは強迫観念が産み落とした一種の宗教といえます。いちど頭をからっぽにしてみれば、これこそ現代国語のローマ字表記のあるべきすがたとも思えてきます。
ちなみに、このように分かとうと最初に発案したのはだれでしたっけ?


(15 Jan 2001 02:32:04)■Zyappu...■ by 海津英博

(整理番号: 48)

たしか、去年の5月の、(社)日本ローマ字会と(財)日本のローマ字社の合同大会で、伊島夫妻をおみかけしましたが、おはなしする機会はありませんでした。

「光琳社」がつぶれたというはなしは、書店に"Zyappu"の続刊を注文したところ、そういう返事がかえってきたのでした。

柴田武さんは、なにかご存知ではないでしょうか。(社)日本ローマ字会のほうには、東京と京都という距離もあって、くわしいはなしはまったくきこえてきていません。


(15 Jan 2001 02:05:32)■ジャップ■ by 千防あきら

(整理番号: 49)

ジャップの廃刊は残念です。あれはローマ字としては満足から遠いものでしたが、それでも重要な試みでした。あれを読めばいかに分かち書きが混乱しているかよくわかったものです。
もっともあれの非を編集者に押しつけるわけにはいきませんでした。書き手はローマ字に理解がないどころか否定的ですらあり、当然のように漢字満載、短節語いっぱいの漢字仮名まじり文で書いていたのです。それを書き換えなしにローマ字に直すほかなかったのですから、まともなローマ字文になるはずがありません。
しかし編集長の伊島さんは、雑誌をローマ字化しても発行部数はまったくかわらなかった、とおっしゃっていました(3年位前)。読者はもともと文章なんか読んでなかったではないか、と。
発行元は光琳社でも、ジャップは別組織(株式会社パイプライン)でした。ほかが発行を受け継げなかったのでしょうか。
ローマ字は文芸関係の人には一種の暴力、それもとうてい容認できないものと受け取られがちです。これが廃刊に追い込まれた理由なら、重ねて残念です。


(11 Jan 2001 03:09:24)■千坊さんへ:Zyappu■ by 海津知緒

(整理番号: 50)

千坊さん、こんばんは!

>ファッション雑誌「Zyappu」はもう廃刊になったのですか?

はっきりきいてませんが、出版社がつぶれたのは事実のようで、事実上廃刊か、無期限の休刊ではないかとおもいます。1999年夏の号(No.21)が最後のようです。

≡‥≡


(11 Jan 2001 02:00:10)■ところで■ by 千防あきら

(整理番号: 51)

情報通の海津さんにお尋ねしたいのですが、ファッション雑誌「Zyappu」はもう廃刊になったのですか? そういえばこの1年半ほど見ていないような…。どうやら京都の光琳社(漢字違うかも!)は潰れたそうですね。ちょっとこの二つには思い出があり、感慨深いです。


( 9 Jan 2001 23:10:29)■かじろうさんへ■ by 海津知緒

(整理番号: 52)

かじろうさん、こんばんは!

/オーハマ/とよむ「大浜」というおなまえの、パスポートでの正式なつづりは、基本的には「OHAMA」です。2000年4月から、本人が希望すれば、「OHHAMA」にすることもできるようになりました。

くわしくは、かじろうさんのかきこみの6個まえの、「( 5 Jan 2001 09:49:05)■パスポートでの<OH>■ by 海津知緒」をご覧ください。

海津知緒(かいづ・はるお)@春猫連続体(ローマ字担当)
≡‥≡


( 9 Jan 2001 15:24:26)■(無題)■ by かじろう

(整理番号: 53)

私のなまえは大浜と言います。先日パスポートを申請に行きましたら、
この名前はヘボン式でローマ字をつづって下さいと言われ、
OHAMAとしました。正式な記載はOOHAMA或いはOHHAMAではないでしょうか?
どなたか知っている人がいたらご教授願います。


( 9 Jan 2001 02:54:47)■MISATOさんへ:「春猫」、クレームとは?■ by 海津知緒

(整理番号: 54)

MISATOさん、こんばんは!

>はじめ春猫と聞いて、ちょっとうさん臭いかな?

あはは…(^^;。そういわれると、そうですね。友人や、連続体のほかの同人がきいたら、おおわらいしそうです(^^;。

「春猫」の「猫」のほうは、単にわたしがネコずきだからつけたのですが、「春」のほうは、なまえの「はるお」から、「ハル(HAL)」というハンドルをむかしからつかっていて、それに適当にポピュラーであたりさわりのない漢字をあてたつもりでしたが、たしかに「春」という漢字にはいかがわしい意味もありますもんねぇ…(^^;。

ところで、あとでついたクレームというのは、どういうクレームだったのでしょう? やっぱり、長音の表記を省略していることに関することですか?

ちなみに、道路の案内標識とか、とおりのなまえの標識とかのローマ字は、ほとんどすべて外務省式(パスポート式)です。つまり、長音表記省略のヘボン式です。

ですから、大阪の「中央大通り」は「CHUO-ODORI」(チュオ-オドリ)です(^^;。


( 8 Jan 2001 16:05:38)■SEIRYOUDAI■ by MISATO

(整理番号: 55)

千防さん、海津さん、突然の質問に詳しく応えていただき、本当にありがとうございました。ほんの軽い気持ちでローマ字を使ってしまったのですが、あとでクレームがついてしまいました。これを機に、ホームページ上でもいろいろ勉強させていただき、とても助かりました。固有名詞をローマ字に直すときには今後慎重にしたいと思います。はじめ春猫と聞いて、ちょっとうさん臭いかな?(ごめんなさい)と思ってしまったのですが、見れば見るほど中味の濃い、わかりやすいホームページでした。まるで私が知りたいことが前もってわかっていて応えてくれているようで、クリックする度、いちいち「おーっ」と叫んでしまいました。感動でした。


( 7 Jan 2001 18:42:07)■国語審議会答申:姓名のローマ字表記についての考え方■ by 海津知緒

(整理番号: 56)

千坊さん(4 Jan 2001 20:31:02):
>それで思い出しましたが、最近、名前の書き方に関しても答申がありました
>ね。ホームページにはまだこの情報が入っていないようですので、これの
>追加も期待いたします。

これは、

国語審議会
2000/12 答申等
国際社会に対応する日本語の在り方
http://www.monbu.go.jp/singi/kokugo/00000041/

のことですね。はなしにはきいていましたが、「答申」はしょせん「答申」でしかないので、まだ紹介してはいませんでした。しかし、「■氏名のかきかたのいろいろ」と「■海津式ローマ字(人名・地名編)」のところに参考情報として追加しようとおもいます。どうもありがとうございました!


( 6 Jan 2001 17:19:08)■< > 修正■ by 海津知緒

(整理番号: 57)

すみません。わたしの「5 Jan 2001 09:49:05」のかきこみですが、<と>でかこんだところが、HTMLのタグと解釈されて表示されていませんでした。それぞれ、&lt; と &gt; になおしました。

(やっぱりHTMLのタグは使用不可にしようかな…。でもそうすると、ô とかも入力できなくなってしまいますね…。)


( 5 Jan 2001 23:11:19)■失礼■ by 千防あきら

(整理番号: 58)

外務省式の長母音表記はホームページにちゃんとあったのですね。すみずみ見たつもりが、見落としていたようです。安直に掲示板で言及しなかったので、書いていたような気がしたが、やっぱり書いていなかったんだ、と確認もせずに書きこんでしまいました。でしゃばりすぎでした。今後は気をつけます。


( 5 Jan 2001 09:49:05)■パスポートでの<OH>■ by 海津知緒

(整理番号: 59)

千坊さん、ありがとうございます。わすれていました。

2000年4月1日から、「オ列長音」についてのみ、<H>をつかった長音の表記(「佐藤」を<SATOH>とする)が、「非ヘボン式ローマ字氏名表記等申請書」を提出しなくてもみとめられるようになった。ただし、「氏名の長音表記申出書」の提出が必要。くわしくは、愛知県のホームページ「ネットあいち」内のhttp://www.pref.aichi.jp/kokusai/index-2.html#choon を参照。

外務省式(パスポート式)については、
「■ローマ字のいろいろ」
http://www.halcat.com/roomazi/iroiro1f.html
をご参照ください。


( 4 Jan 2001 20:31:02)■外務省式■ by 千防あきら

(整理番号: 60)

きょうはサイトウ・キネン・オーケストラのインターネット生中継を見聞きしながらこれを書いています。インターネットの動画というのは実にあわれなものです。

さて、下の質問にもある外務省方式ですが、最近では
Seiryohdai でも受けつけることになっています。もちろん原則は揺るがず Seiryodai のままなのですが、申請者が h の挿入を希望すれば、すんなりそれで受けつけてくれるそうです。この情報に関しては、日本旅行のホームページに掲載があります。

外務省のやりかたには、もうあきれるほかありません。極悪なつづりかたを身勝手に導入するのは、日本語が外国では絶対に通用しないと決めつけているからにほかならず、外国語の文脈に日本語を入れることしか想定していないからでしょう。日本人の名前はふつう漢字カナなのだから、本来は漢字カナで書けばよいのです。

国語審議会の答申もなめられたものです。漢字カナの答申は一瞬にして官公庁報道機関で徹底されるのに、なぜローマ字に関しては無視されるのでしょうか。それで思い出しましたが、最近、名前の書き方に関しても答申がありましたね。ホームページにはまだこの情報が入っていないようですので、これの追加も期待いたします。


( 4 Jan 2001 11:22:12)■MISATOさんへ:「星陵台」■ by 海津知緒

(整理番号: 61)

MISATOさん、こんにちは!

「星陵台」のフリガナは「セイリョウダイ」、その発音は/セイリョーダイ/でよろしいですか? それとも/セーリョーダイ/でしょうか? それとも/セイリョウダイ/?(とりあえず、これはないものとします。)

以下、すべて大文字で、とちゅうにスペースやハイフンをいれずにひとつづきにかくとしてですが、

国際規格 (ISO 3602:1989) では、発音がSEIRYÔDAI です。文字ばけしてよめない文字があれば、それはサーカムフレックスアクセント(^)がついた O です。

英米規格 (BS 4812:1972, ANSI Z39.11-1972) では、SEIRYÔDAI の ^ (サーカムフレックスアクセント)が ¯ (マクロン)になります。(全角文字かくなら  ̄ です。)

外務省式(パスポート式)では、発音が/セイリョーダイ/なら SEIRYODAI 、/セーリョーダイ/なら SERYODAI になるはずですが、SEIRYODAI かもしれません。

内閣告示にしたがうと、発音が/セイリョーダイ/であるとすれば SEIRYÔDAI に、/セーリョーダイ/であるとすれば SÊRYÔDAI になるとおもいます。文字ばけしている文字がふえたとすれば、サーカムフレックスアクセント(^)がついた E です。

(社)日本ローマ字会の「99式」では、発音にかかわらず、SEIRYOUDAI になります。

なお、地名や人名などの固有名詞は翻訳できませんから、英語表記はできないとおもいます。

くわしくは、下記をご参照ください。

「■ローマ字資料室」内
■国際規格(ISO 3602:1989)の要約
■米国規格(ANSI Z39.11-1972)要約
英国規格(BS 4812 : 1972)要約
(社)日本ローマ字会の方式


( 4 Jan 2001 10:29:52)■(無題)■ by MISATO

(整理番号: 62)

初めて送信いたします。店舗のサインの仕事をしている者です。急ぎ教えていただきたいのですが、地名の「星陵台」を英語表記するとSEIRYODAIになると思いますが、ローマ字表記ではSEIRYOUDAIで正しいですか?国際基準の表記方法に該当しますか?いくつかの表記方法があるようですが、各方式名などを教えていただけませんか?


( 4 Jan 2001 02:48:34)■千防あきらさんへ:「研究社日英辞典」方式、「cch-」■ by 海津知緒

(整理番号: 63)

千防あきらさん、こんばんは!おなまえの件、わかりました。なるほどです


さて、引用してくださった「研究社日英辞典」方式ですが、おもしろいですね。「エ列のかな」に「イ」がつづいたカナ文字つづりがエ列長音で発音される場合に、ローマ字表記ではエ列長音として表記するというのは、(財)日本のローマ字社で活躍しておられる竜岡博(たつおか・ひろし)さんの方針とおなじです。竜岡さんは、サーカムフレックスアクセントを e のうえにつけて、 ê で表記なさっておられますが。

さらに、「syllablic "n" 」(いわゆる撥音)をマクロンつきのnでかくというは、はじめてみました。音にしたがうかぎり、合理的といえば合理的だとおもいます。

しかし、長音を母音連続でかくのがダイアクリティカル・マークつきの文字をつかわなくてすむようにという印刷技術上の理由であるとすると、マクロンつきのnをつかうというのは、どうも矛盾しているような気もしますが…。マクロンつきの母音字(AEIUOaeiuo)は、ISO/IEC 10646-1(俗にいうUnicode)のLATIN EXTENDED-Aのカテゴリーにはいっていて、日本語レパートリのなかにもとりいれられていますが、「マクロンつきのn」というのは、はいっていません。「チルドつきのn」なら「LATIN-1 SUPPLEMENT」のカテゴリーにはいっていますが…。ただ、従来マクロン( ̄)はチルド(〜)の字形の一種としてあつかわれていた経緯がありますから、その関係でしょうか…。

ちなみに「神津さん」というのは…??

それから、「cch-」のつづりですが、なるほど。現行の昭和29年内閣告示にしたがって、第2表のヘボン式からきているつづりをつかってかいた場合は、たしかにそうなりますね。ですから、現在の公的規格にてらしあわせた場合、「cch-」は「まちがい」とはいえないわけですね。近日中に「よくあるまちがい」の記述をあらためようとおもいます。どうもありがとうございました!

ただ、個人的な推測ですが、どうもこれは、昭和29年内閣告示の第2表というのは、「ヘボン式と日本式のつづりもみとめる」という意味でつけくわえたのだろうとおもうのですが、「ch-」のまえの促音の表記に関する記述をつけくわえそこなったとみるのが自然なような気がします。

もっとも、「ヘボン式」というのも、「これがヘボン式だ」とちゃんとかかれた文書というのは、どうもないようです。わたしの解釈では、ヘボンが「和英語林集成」第1版、第2版にもちいたつづりを「羅馬字会」が修正してそれが「和英語林集成」第3版に逆導入され、のちに「ローマ字ひろめ会」が「標準式」として発表したものが、こんにち俗に「ヘボン式」といわれているとおもっています。この辺は、ちかいうちにきちんとしらべてかきたいとおもっています。


( 3 Jan 2001 21:10:46)■ふたたびこんばんは■ by 千防あきら

(整理番号: 64)

年明けと共に現れ、やたらと書き込んで申し訳なく思います。せいらい気楽な性格なものですので(^^)。先回はこれから質問を…と思ったところで改行を二度押したらしく、送信されてしまったのでした。
さて、海津さんは学者肌ですので典拠が気になるのでしょうね。しかしわたしはそのへんは大ざっぱで、特に名称は気にとめないでください。「ヘボン日本語学校方式」は民間の自主規格ですので、名称なんて(たぶん)ありません。便宜上わかりやすくそう呼んでみただけです。しかしこの規格に関しては市販の辞書「研究社日英辞典」などをみれば、辞書ですから詳しく書いてあります。日本語教育で用いられるローマ字のたぐいはほぼこれか、これのバリエーションです。「ん」の扱いと、語を文節区切りにするか単語区切りにするか、といったあたりがまちまちなようです。神津さんの規格に近いものと言えるでしょう。
こんな但し書きがあります。

 The romanization is based on the standard Hepburn system with the following modifications:
1 Long vowels are indicated by double vowls letters. (paatii, shuuchuu)
2 When the vowel sequence "ei" is pronounced as a long vowel, it is indicated as "ee". (seeto, keeee)
3 The syllablic "n" is transcribed as "n^" (shin^bun^). 注:n^はn の上に山型ではなく横線。

なお tch ですが、これは内閣告示で「にわかに慣例を改めがたい事情がある場合に限り」と第2表(追加のヘボン式つづり)が加わったことによります。この第2表は訓令式の(つまり第1表と同じ)そえがきが適用されることから、従来のヘボン式、日本式につけられた備考が適用されなくなったのです。まえがきに「第2表もおおむねそえがきを適用する」と書いてあります。
しかしこの「おおむね」、解釈がむずがしいですね。そえがきにも「おおむね次の各項による」とあるのですから、なんともいいかげんなものです。
内閣告示はローマ字のつづり方について述べたもので、訓令式について定義したものではありません。そこからあらぬ誤解が生じましたが、そののちにきちんと解釈されるにいたりました。解釈されたのであって、告示されたのではありません。上にある旧規格が廃止されたという話は聞きませんので、もちろんそれに与するむきもいるでしょう。ただ、内閣告示によるならば、「一致」は icchi とつづることになります。

追伸 名前は千防あきらです。つづりはアメリカ滞在中に現地の移民局に提出した公式な名前です。ラテンとゲルマンをないまぜてつづりました。いいかげんなものですが、「固有名詞」ということでご勘弁願います(^^;。インターネットでは同名があふれているので、まあ、ちょうどよいのではないかと。おかげでホットメールだろうがネットスケープだろうがばっちり名前でアドレスが取れます。なお、「外来語の子音…」につづくのはLです。斜線と見まごうのはたしかで、すぐに改めさせていただきました。


( 3 Jan 2001 02:23:40)■「cch」、「改正ヘボン式」、「ヘボン日本語学校方式」■ by 海津知緒

(整理番号: 65)

Xembho Akira さん、こんばんは!

さっそくのご質問、ありがとうございます。でも、内容は「質問」ではなかったですね(^^;。逆にわたくしのほうがおしえていただいて、たすかります。

で、わたしのほうからの質問なんですが、

1. 「改正ヘボン式」という名称ははじめてみたのですが、いつ、だれが(どこが)、なにで発表している方式ですか? いわゆる「修正ヘボン式」とはべつのものでしょうか。その規格の全貌がわかる資料はありますでしょうか。

2. 「ヘボン日本語学校方式」という名称もはじめてみましたが、やはり、いつ、だれが(どこが)、なにで発表しているものでしょうか。その規格の全貌がわかる資料はありますでしょうか。それとも、そのての業者がなんとなくまわりをまねてつかっているような、なんとなくきまっているものなんでしょうか。

3. おなまえの「Xembho」さんというのは、どうおよみすればよいのでしょう?


( 3 Jan 2001 02:03:47)■[■ by Xembho Akira

(整理番号: 66)

質問第一弾

「ローマ字によくある間違い」の「cch」
 cch は改正ヘボン式では標準となり、tch は用いないようにと指示があります。ついでに挙げれば、「ん」もすべてnで統一し、m は用いません。ちなみに日本語学校などで使われるヘボン日本語学校方式(研究社の外国人向け英和辞典や、ジャパンタイムズの日本語教材などで見られる)などは旧規格に準じ、長母音は母音を重ねることになっています。コンピュータが長母音を扱えなかった時代のしろもので、たぶん、やむをやなかったのでしょう。いまでは訓令式より流布していている有害有力な民間の自主規格で、分かち書きも文節区切りで単語間は横線でつなぐなど、あまり「美しくない」特徴を持ちます。わたしが書かなくてもご存知とは思いますが。これのせいで一時は滅び去ったかと思えた旧規格がふたたび出まわるようになったのは、併せて不幸でした。


( 3 Jan 2001 01:31:49)■Xembho Akira さんへ■ by 海津知緒

(整理番号: 67)

Xembho Akira さん、ようこそ!

ホームページも拝見しました。やはり、ローマ字でかくと、うつくしいですねぇ。

>しかし、ローマ字のホームページでありながら、ローマ字文がほとんど
>見当たらないのはとても残念です。

ローマ字で日本語をかくと、ふつうのひとはよみにくいし、かくほうもかきにくいとおもい、かな漢字でかいています。

このホームページは、日本語表記のローマ字化をすすめようという、いわゆるローマ字運動を目的とはしていません。日本語のローマ字表記に関する疑問にこたえたり、資料を提供することを目的としています。

でも、じつのところは、わたしがいままでに日本語のローマ字表記についてしらべたことや、かんがえたことを、せっかく時間や労力をついやしたのでもったいないということと、ほかのひとからの質問にこたえやすくするために記録しておくためというのが、そもそもの動機でした。

>また、ローマ字は独自規格を用いておられるようですが、これも残念です。
>実際にローマ字で文章を書くと、どうしてもなにかしら手を加えたい衝動を
>抑えきれなくなるのはとてもよくわかるのですが。

というより、いまの公的な規格ではかけない部分を補足するために独自の規格をつくっているつもりですが…。現在の企画にまっこうから対立するような規格はもうけていないつもりです。

>ホームページの情報で気になった具体的な点は機会を改めて質問いたします。

ありがとうございます。自分でもあちこち気になるところ、なおしたいところはあるのですが、なかなか手がまわりません。

Xembho Akira さんのHPをみて、ひとつ気になったことがあります。「Rômazi ni tuite」というところの、

>4. Gairaigo no siin: l wa, Sibata Takesi Meiyo Kyôzyu no iken o kumi, hyôki ni ireru.

という部分ですが、「siin:」と「wa,」のあいだは、なんとかかれているのでしょう?

これからもよろしくおねがいいたします!


( 2 Jan 2001 02:55:07)■はじめまして■ by Xembho Akira

(整理番号: 68)

ホームページ拝見させていただきました。ここでは漢字かなで書かせていただきます。長母音のたびに「&*circ;」をいちいち書いていると、自分でなにを書いているのかわからなくなりますので。
ローマ字のホームページをあちこちしている最中ですが、ローマ字関連はもともと数が少ない上に情報更新に熱心でないところが多くらしく、リンクが死に絶えてたりして実にみじめです。読みごたえのあるのはここだけでした。
しかし、ローマ字のホームページでありながら、ローマ字文がほとんど見当たらないのはとても残念です。定義や理論には詳しいようですが、一般のかたには実践を見せたほうがずっとわかりやすく、好意も嫌悪も買いやすいでしょう。また、ローマ字は独自規格を用いておられるようですが、これも残念です。ローマ字の問題はさまざまありますが、規格が乱れているのがいちばんの問題です。実際にローマ字で文章を書くと、どうしてもなにかしら手を加えたい衝動を抑えきれなくなるのはとてもよくわかるのですが。
ホームページの情報で気になった具体的な点は機会を改めて質問いたします。今後のホームページの充実を陰ながら応援しています。


( 1 Jan 2001 02:58:09)■新装開店のごあいさつ■ by 海津知緒

(整理番号: 69)

みなさん、あけましておめでとうございます!

このたび、ウェブサイト、旧「■ローマ字相談室」は、「■春猫★ローマ字館」となまえをあらためました。

あわせて、この掲示板もあたらしくつくり、この掲示板のタイトルを「■ローマ字相談室」としました。いままではローマ字以外の話題と共用の掲示板をつかっていましたが、ここはローマ字に関する話題専用です。

これからもよろしくおねがいいたします!

春猫連続体
ローマ字担当
海津知緒(かいづ・はるお)
________________________________________________________
≡‥≡halcat 春猫★連続体
"So, five-card stud, nothing wild. And sky's the limit."
"Let's get deep..."


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