■「■ローマ字相談室」の掲示板のアーカイブ分です。1か月ごとにまとめてあります。■ローマ字以外の話題については「◆春猫掲示板保管庫」へ。
第1.2版 (2001年2月12日発行)
編集者: 初井薫(はつい・かおり)© Copyright Halcat Continuum 2000, 2001. All Rights Reserved.
(整理番号: 38)
うちの上司が資料の整理にローマ数字を使ったら13でつまってしまったらしくて
私にその先を聞いてきたんですけど、私もあまりよくわからなかったもので...
助かりました^^
(整理番号: 39)
ソースネクストの『特打』シリーズで『ローマ式/ヘボン式』という区別を
しています。
(SSIトリスターの『闘打』では『ローマ字/ヘボン式』)
■ローマ式
し:SI
ち:TI
つ:TU
ふ:HU
じ:ZI Etc...
と、なってますので、"日本式"相当と捉えて問題ないと思います。
>>WX4の件ですが、『でゅ:[D]['][Y][U]』は、標準だったと思います。
>「標準(standard)」というより、「既定値/省略時値(default (value))」じゃ
>ないでしょうか?
でゅ:[D][H][U]
[D]['][Y][U]
どちらでも入力できるように設定(定義)してある。ってことです。
そういう意味では、既定値という表現が正しいのですかね。
日本語って難しい(汗)(^^A
By.CX
(整理番号: 40)
しのさん、こんにちわ! 海津知緒です。いま、出張先からアクセスしてます。
わたしは、「ローマ字」については勉強したことがありますが、「ローマ数字」についてはほとんど勉強したことがありませんでした。
おといあわせの件、Webを検索したところ、
『ローマ数字変換』
http://www.bekkoame.ne.jp/~ayumi/misc/roman/index.html
にくわしい説明がのっているのをみつけました。これによると、十進法のアラビア数字表記の「20」は、ローマ数字になおすと、ご想像のとおり「XX」だそうです。
ほかには、M=1000、D=500、C=100、L=50、X=10、V=5、I=1で、以下のような規則があるとのことです。ちなみに、「1999」は「MCMXCIX」だそうです。
- ローマ数字は、7種類の記号で数を表現する。
- ローマ数字には、ゼロを表す記号はない。
- ローマ数字では、記号が表す数を足しあわせて、全体の数を表現する。
- 記号は、大きい数を表す記号から順に、左から右へ配置する。
- 4は、5−1と考え、記号は、大きい数を表す記号から順に、左から右へ配置する規則とは逆に、引きたい数の左側に引く数を配置する。
- 6,7,8は、5+n と考える。( 1 ≦ n ≦ 3 )
- 上記ふたつの規則は、10倍、100倍されても、かわらない。(40や400、60,700など。具体的には、IV = 4 や XC = 90 などというように )
- 9は、10−1と考え、4の場合と同様に、引きたい数の左側に引く数を配置する。
- 上記の規則は、10倍、100倍されても、かわらない。(900はCM、90はXC、など)
- 数を引く事が出来るのは、引く数に比べて、5倍か、または10倍を表す記号からだけである。
- 4000以上はMをならべるだけ
(整理番号: 41)
ローマ数字の15以降の表記のしかたを教えてください。
20になった場合は]]になるのでしょうか?
(整理番号: 42)
出張先からアクセスしてます。
CXさん:
>ローマ字入力方式は『郷に入れば郷に従え』ってことですかね(汗)(^^A
もちろんそうですよ。他人がつくったものをつかう以上、しょうがないでしょう。自分でカストマイズできるものはいいですけど。
あと、なにが「ただしい」かは、自分できめるものだとおもいます。だれかがきめてくれるありがたいものではないとおもいますよ。
>ちなみに、最近、入力方式をヘボン式から、ローマ式に改造中です。
>もちろん、タイピングで高速記録を狙う為です(汗)(^^A
>(ヘボン式、ローマ式という分類は正しくないのかもしれませんが。)
「ローマ式」ということばは、はじめてききました。ローマ字表記方式でいうところの、「日本式」に相当するものでしょうか? 「ち」「つ」が「ti」「tu」ですか?
>WX4の件ですが、『でゅ:[D]['][Y][U]』は、標準だったと思います。
「標準(standard)」というより、「既定値/省略時値(default (value))」じゃないでしょうか?
「ローマ字相談室」担当 海津知緒
(整理番号: 44)
ども、CXです。
大変興味深い情報ありがとうございます(^^)
ローマ字入力方式は『郷に入れば郷に従え』ってことですかね(汗)(^^A
ちなみに、最近、入力方式をヘボン式から、ローマ式に改造中です。
もちろん、タイピングで高速記録を狙う為です(汗)(^^A
(ヘボン式、ローマ式という分類は正しくないのかもしれませんが。)
WX4の件ですが、『でゅ:[D]['][Y][U]』は、標準だったと思います。
(手元にないので、今、確認することはできませんが。)
それから、MSIMEも、MSIME98/2000 では、キー定義のカスタマイズ
が可能になったようです。
<おまけ>
■Typing Attack(美佳のタイプトレーナーのランキング)
⇒http://w3.to/mikatype/
■Holly's Home(Ozawa-kenのランキング)
⇒http://www.nsknet.or.jp/~hori/index.html
■PlayLand(特打シリーズのランキング)
⇒http://www.nishnet.ne.jp/%7Eeriyuu/playland/typing.html
(整理番号: 45)
3月28日(火)から3月30日(木)と、4月1日(土)から4月3日(月)まで、ちょっとでかけてきます。(3月31日(金)の晩は、いったんかえりますが…。)
そのため、上記のあいだ、メールのお返事ができなくなります。
掲示板はひょっとしたらチェックできるかもしれませんが、お返事できない可能性が大です。
おいそぎのかたは、携帯電話にメールください。 全角3000文字までうけとれます。
(整理番号: 46)
CXさん、いらっしゃい!
まず、基本的に、「かな漢字変換プログラムにおけるローマ字入力方式」と、「日本語のローマ字表記方式」とはべつのものです。
「日本語のローマ字表記方式」に関する公的規格である、内閣告示や ISO 3602:1989、BS 4812:1972、ANSI Z39.11-1972は、すべて「表記方式」に関する規格であって、「入力方式」に関する規格ではありません。
一方、「入力方式」に関する規格では、http://www.etl.go.jp/~jis/romaji.html
に、日本工業規格(公開レビュー) JIS X 40xx-199xというものがあって、そのなかみは、http://www.etl.go.jp/~jis/romaji-text.html
仮名漢字変換システムにおけるローマ字入力方式
でみることができます。
この規格案が、最終的にどうなったか、あるいは現在どういう状況かはといあわせ中です。
この手のはなしをややこしくする原因のひとつに、「文字」と「音声」の混同があります。「入力方式」の規格は、かな文字という「文字」あるいは「文字列」を入力するためにキーボードで入力するローマ字列の規格です。日本語の「音声」をローマ字でどうあらわすかということの規格ではありません。
(さらには、そうして入力された「かな文字列」が「(かな)漢字(列)」に変換されるわけですが、そのときの変換前の「かな文字列」を「よみ」とよんでしまったことが、そもそもの混乱のもとだとおもいますが…。)
ちなみに、上記のJIS案の冒頭には、1. 適用範囲 この規格は,仮名漢字変換システムにおけるローマ字入力方式を規定する。この規格は,読み文字列から漢字仮名混じり文字列に変換する仮名漢字変換システムの前処理システムとして,ローマ字を入力し,読み文字列に変換する規則を規定する。 この規格は,日本語のローマ字の標準表記を規定するものではない。とあります。
というわけで、おといあわせの件ですが、いちおう上記のJISの案がひとつのめやすではあるでしょう。(「デュ」は「dhu」です。)
しかし、もしかりに上記のJIS案が正式な規格になっていたとしても強制力はないわけですし、なにが「ただしい」かは、目的と条件によってかわってきますから、いちがいにはいえません。(これは「表記方式」でもおなじです。)
確実にいえるのは、あるソフトでの「入力方式」についていえば、「そのソフトのマニュアルにかかれている入力方式がただしい」ということでしょう。
ちなみに、WX4では、入力方式を自由にカストマイズできるのではなかったですか? すくなくともWX3はそうだったとおもいますが。
いろいろなFEPでのローマ字入力方式の比較については、上記のJIS案が検討されていたときの会合にわたしも出席したことがあって、そのときににくばられた資料があります。2年ほどまえのものになりますが…。
「ローマ字相談室」担当 海津知緒
(整理番号: 47)
はじめまして、CXと申します。
ふと、気になったことがありますので質問させていただきます。
MSIME98/2000のローマ字表記では
でゃ:[D][H][A]
でぃ:[D][H][I]
でゅ:[D][H][U]
でぇ:[D][H][E]
でょ:[D][H][O]
と、いうように『母音+[H]+子音』
で、入力するようですが、これはMSIMEローカルな話(規格化されていない)
なのでしょうか?。
ちなみに、WX4では、
でゅ:[D]['][Y][U]
と、入力することもできるようです。
さらに、あるタイプ練習ソフトで、
ディズニーランド:[D][H][I][Z][U][N][I][-][R][A][N][N][D][O]
と入力するようになっているのですが、この表記方法は正しいのでしょうか?
それと、もう1つ。
『くぉ』(シングルクォーテーション等)は、どのように入力するのが
正しいのでしょうか?
MSIME98では、
くぁ:[Q][W][A]
くぃ:[Q][W][I]
くぅ:[Q][W][U]
くぇ:[Q][W][E]
くぉ:[Q][W][O]
MSIME2000では、上記のほかに、
くぁ:[Q][A]
くぃ:[Q][I]
くぅ:[Q][U] …と、思いきや、これだと『く』と入力される。
くぇ:[Q][E]
くぉ:[Q][O]
と、入力できるようです。
(整理番号: 49)
たくおさん:
>あ、でも日本式で言う dya って なんですか? ぢゃ ですかね。
>そして、zya が じゃ か。
そのとおりです。
>つまり、そんなぼくはやはり m の法則に従うべきなんでしょうか??
>正しいローマ字使いとなるためには、、、。
>それとも英米式フォローワーと言う事になるのでしょうか??
かきこみをみるかぎり、いまは英米規格(BS/ANSI)式なんですね。
なにが「ただしい」かは、目的と条件によってかわります。たくおさんがローマ字をつかう目的と、その場の条件によって、すきなようにかけばいいとおもいます。
わたしは、固有名詞に関しては、そのもちぬしのつづりにしたがうことにしているので、群馬県のホームページにしたがって「Gunma」になりますね。
「群馬県ホームページ」
http://www.pref.gunma.jp/
固有名詞のかきかたについては、
「氏名のかきかたのいろいろ」
http://www.eurus.dti.ne.jp/~halcat/roomazi/namaeiro.html
もご参照ください。
(たくおさんは、携帯電話かなにかからのアクセスですか? 各行がみじかいのは…)
「ローマ字相談室」担当 海津知緒
(整理番号: 50)
知りたい事
知り尽くした気持ちです。
だから僕の友達は
Gummaといったのですね。
JRを 見て。
JRが ヘボン式だから。
そして、
群馬県のHPとは
恐れ入りました。
ぼくのこんな疑問に
そんなところまで
足を運んで頂き
感無量です。
ちなみに
ぼくのローマ字の書き方は
その m 問題以外、
表と比べたところ
すべてへボン式でした。
ja ju jo
chi, ji, fu, shi, など。
あ、でも日本式で言う
dya って なんですか?
ぢゃ ですかね。
そして、
zya が
じゃ か。
それもやっぱり
ja だな。
つまり、
そんなぼくはやはり
m の法則に
従うべきなんでしょうか??
正しいローマ字使いと
なるためには、、、。
それとも
英米式フォローワーと言う事に
なるのでしょうか??
(整理番号: 51)
Akiさん:
ありがとうございました! なんかよくわからないはなしですね(^^;
外務省・旅券課とは、まえから一度はなしたいとおもっているのですが、なかなか機会がなくて…。「ヘボン式って、どんな方式ですか?」とたずねてみたいのですが…(^^;
「ローマ字相談室」担当 海津知緒
(整理番号: 52)
たくおさん:
>英語でもやはりb、p、mの前の ん は殆ど M の様ですね。
>多少例外もありましたが。発音して見たらやっぱり両唇音だし
>つまり m の法則は万国共通なんですかね。
「ん」の発音は日本語のもので、そのままほかの言語にあてはめるわけにはいかないとおもいますが、両唇音の子音の直前に鼻音がくるとしたら、両唇鼻音以外は発音しにくいというのはたしかですね。
>もしかして外人が日本語を習う時に ん の発音に特別な訓練を
>要するのかも、などとふと思ったのですが。
きのうかいた、「『ん』の5種類の発音」は、直後にくる子音によってひとりでにそうなるものですから、とくべつな訓練はいらないとおもいますよ。
で、けっきょく「群馬」のローマ字表記をどうするかですが、公的規格にのっとってかくなら、「Gunma」ですね。英語っぽくかきたければ「Gumma」かもしれませんが、英米人がこれを/グンマ/と発音してくれるとはかぎりません。/ガンマ/とよまれるかもしれません。
JRの駅名表示はヘボン式ですから、「Gumma」となっていることでしょう。
群馬県のホームページでは、日本語のページのほかに、英語、ポルトガル語、
スペイン語のページがありますが、みんな「Gunma」となっていました。
「ローマ字相談室」担当 海津知緒
(整理番号: 53)
ひさしぶりのかきこみです、お元気ですか?
>あるところで、小耳にはさんだ情報です:
>どなたか、くわしいことをご存知のかた、いらっしゃいますか?
へえェ〜〜ッ、ほんとうかな?、とおもって、
たまたましごとの用件で外務省へ電話したときにきいてみました。
例によってタライまわしされたすえにたどりついたのは外務省・旅券課。
たしかに来月、4/1から「oh(オー)」の表記がつかえるようになるそうで、
各地の旅券事務所に旅券課からの「お知らせ」がはってあるそうです。
ただし、べつに官報に掲載されたわけでもなく、掲示中のお知らせ文のほかには、とくにチラシなどもないとのこと。
職員向けのなんらかの通達文はあるのでしょうが、HPにも特に情報がないところをみると、
あまりことをあらだてず、いつのまにか実施されていた・・・
というかたちをとろうとしているのでしょうか???
(整理番号: 54)
両唇音ですか。
りょうしんおん でいいのでしょうか。
すばらしい。
ちゃんとした理屈が
あるのですね。
N の発音に
そんな違いが有るなんて
いまのいままで
気付きもしませんでしたね。
マニアと呼んでしまって
申し訳ない。
でもぼくにとって
マニアとは
かなりの誉め言葉なんです。
今英語の辞書を引いてみましたが
英語でもやはり
b、p、mの前の ん は
殆ど M の様ですね。
多少例外もありましたが。
発音して見たら
やっぱり両唇音だし
つまり m の法則は
万国共通なんですかね。
もしかして外人が日本語を習う時に
ん の発音に特別な訓練を
要するのかも、などと
ふと思ったのですが。
HPも見に来てくれたようで
ありがとうございます。
(整理番号: 55)
たくおさん、こんばんわ!
わたしは「マニア」とよばれるのはきらいなんで、そうならないようにしているつもりなんですが…(^^;。
リンクはフリーです。バナーが、
http://www.eurus.dti.ne.jp/~halcat/com/banners.html
にありますので、必要に応じてつかってください。
ときどきわたしのホームページをみて「感動」されるかたがいらっしゃいますが、はっきりいってブキミです…(^^; あんなもんで感動しないで、Up-Johnsの音楽でもきいて感動してほしいです(^^;。
さて、なぜヘボン式で「p,b,m」のまえの「ん」を「m」でかくかですが、そんなにたいそうなはなしでもないです(^^;。
基本的に、ヘボン式というのは、訓令式や日本式のたぐいにくらべて、日本語の音韻のこまかいちがいにこだわって、それを英語流のつづりでかきわけたものです。
日本語の「ん」の発音は、おおきくわけて、5種類はあります。つぎの「ん」の発音を、舌の位置とくちびるに注意してくらべてみてください。
1) 途端(とたん)
2) 進化(しんか)
3) 紳士(しんし)
4) 遷都(せんと)
5) 神父(しんぷ)
1)から4)になるにしたがって、舌のつく位置がまえのほうになってくるのがわかるでしょう? 5)では、舌はつかず、上下のくちびるがあわさります。
この5)のように、上下のくちびるをあわせて発音するおとを「両唇音」といいます。
つまり、「p,b,m のまえ」というのは「両唇音のまえ」ということで、このときは「ん」も両唇音になるので、「m」でかこうという発想です。
訓令式や日本式の系統では、「さ」の子音と「し」の子音を区別せずにどちらも「s」でかいたり、「た」の子音と「ち」の子音を区別せずにどちらも「t」でかいたりするのとおなじように、「ん」はすべて区別せずに「n」でかきます。
英米規格で、基本的にはヘボン式にしながら、なぜ「ん」をすべて「n」にしたのか、真相はわかりませんが、ひとつにはまちがいやすいということもあったのではないかとおもいます。
一般のひとにとっては、「両唇音」の概念がむつかしいかもしれません。
以上、ご参考まで。こんごともよろしくおねがいいたします!
「ローマ字相談室」担当 海津知緒
(整理番号: 56)
すごいです。
マニア過ぎます!!
とても丁寧に
教えていただいて
感無量です。
あまりありがたいので
ぼくのHPから
リンクさせて下さい。
ヘボン式で、なぜ p,b,m のまえの「ん」を「m」でかくか、また、ほかの方式では
なぜすべて「n」でかくか、ききたいですか?(^^:
是非聞きたいですが
恐ろしい気もします。
興味本位で
入らないほうがいい
領域なら
ハッキリそう言ってくださいね。
(整理番号: 57)
たくおさん、いらっしゃいませ!
さて、おといあわせの件ですが、ルールはいろいろとあります。
「ローマ字のいろいろ」
(http://www.eurus.dti.ne.jp/~halcat/roomazi/iroiro1f.html)
をご参照ください。
「Gumma」とかくのは「ヘボン式」だけで、あとはみんな「Gunma」です。
ヘボン式では、p,b,m のまえの「ん」は「m」でかきます。
ヘボン式というのは公的規格ではないため、その内容を明確に記述した文書がみあたりません。わたしの解釈では、「修正ヘボン式」、あるいはローマ字ひろめ会が「標準式」とよんだ方式が、こんにち一般にいわれている「ヘボン式」だとおもいます。
また、ANSI(米国規格)やBS(英国規格)の文書のなかに、「ここに導入されている方式は、『ん』をp,b,mのまえでもすべて「n」でかくことをのぞき、『修正ヘボン式』(modified Hepburn)としてしられているものである」といった意味のことがかかれているので、逆にいえば、「英米規格で、p,b,mのまえの『ん』を『m』にしたものが『修正ヘボン式』である」ということになるかとおもいます。
ヘボン式で、なぜ p,b,m のまえの「ん」を「m」でかくか、また、ほかの方式ではなぜすべて「n」でかくか、ききたいですか?(^^:
「ローマ字相談室」担当 海津知緒
(整理番号: 58)
どうもはじめまして。海津知緒 先生に ローマ字について質問があります。
僕の出身、群馬県はローマ字で綴るとどうなるのでしょう??Gunma ですか
それとも Gumma ですか。ぼくはもともとGunmaと書いていてHomePageでその様に綴ったところ、友達が 群馬は Gummaだ!! どこかにそう書いてあった。なにかルールがあるはずだ。 というのです。知庵を見る限りでもどうもGunmaの様な気がするのですが、何せ特別なルールがあるかもしれないと思ってこうして質問させてもらってます。
(整理番号: 59)
あるところで、小耳にはさんだ情報です:
---
2 gt 27 nt no sinbun ni yoru to, Nipponkoku Gaimusyo^ wa
kono uti "oh" ni kagitte pasupo^to no simei hyo^ki ni tori-
ireru koto o yurusu koto ni si, 4 gt kara kibo^sya no kakikae
o hazimeru to no koto.
---
どなたか、くわしいことをご存知のかた、いらっしゃいますか?
「ローマ字相談室」担当 海津知緒
(整理番号: 62)
佐藤さんの質問の件、もうすこし補足します。
長音の表記として字上符をつかうことはできませんから、代書法をつかうことになります。かんがえられる(現在みかける)方法としては、つぎのようなものがあります:
(例は「おとうさん」の表記です。)
(1) 省略(パスポート式) 例: otosan
(2) 「h」をつかう(プロ野球式) 例: otohsan
(3) 母音字を連続させる(訓令式の拡大解釈) 例: otoosan
(4) カナのとおりにかく(海津式) 例: otousan
(5) 「-」(ハイフン)をつかう(ときどきみかける慣習) 例: oto-san
(6) 「x」をつかう(海津がむかし提案していた) 例: otoxsan
あとは、基本的に訓令式かヘボン式かですが、
日本らしさを強調したい、あるいは文化相対主義の立場を強調したい、もっとはっきりいえば、英語帝国主義への反発を強調したいなら、訓令式(ISO)、英語大好き、英語こそ「国際語」だ、アメリカ万歳、とかならヘボン式、もしくはANSI/BSということでしょうか(^^;。
あと、人名の場合に、パスポートと同一性を確保したければ、パスポート式によらざるをえません。
ちなみに、ヘボン式とANSI/BSのちがいは、b,p,mのまえの「ん」を「m」でかくか、「n」でかくかです。
くわしくは、「ローマ字のいろいろ」をご参照ください。
あと、個人的にはドメイン名はなるべくみじかいのがいいとおもいますよ。
(整理番号: 63)
佐藤さん、いらっしゃいませ。
さて、インターネットのドメイン名のローマ字のつづりですが、
べつにきまりはないはずです。
ただ、つかえる文字や記号は限定されてるとおもいますが…。たとえば、
字上符のついた文字はつかえないはずです。
結論としては、自分のすきな方式でかけばいいとおもいますよ。
(整理番号: 64)
今度独自ドメインをとりたいのですが、ドメインのローマ字の表記方法は何式
を使えばよろしいのですか?お願いします。
(整理番号: 65)
「ローマ字年表」とりあえず、V1.1.0、つくりました。
なにか変なところがあったら、おしえてくださいね。
≡‥≡halcat