■Many Legends of
Gou Yuehua■
■郭躍華伝説02■時代背景・ルール等■
◆両面同色ラバー◆
<説明>
サーブ、レシーブ時にどちらのラバーで打球したかを相手にわからせない様にし、相手のミスを誘う。シェーク・反転ペン・中国式ペン・ハンドソウの表裏のラバーを異質同色ラバー※4にする。バタンサーブと組み合わせることにより効果は大となる。
<この時期の世界情勢> <効能> はバタンサーブと同じ時期、内容なので省略する。
<ルールの詳細>
異質同色ラバーを使用する(組み合わせる)ことにより効果が表れるので、ラケットの表裏で2枚ラバーを使う選手は両面のラバーを異色にすることにした。では、「同じソフト(ラバー)を組み合わせれば両面同色で良いのでは...」と思われる方が必ずいるかとは思うので、次の例えを考えて頂きたい。
表側:新品の裏ソフトラバー
裏側:10年使用して回転の掛からないツルツルになった裏ソフトラバー(アンチ効果)
どちらも裏ソフトラバーであるが、果たして同質ラバーと言えるだろうか。上記の場合、異質と判断をしなけらばならなだろう。では、「同じ時期に購入すれば...」ということになるが製造年月日、購入日などを管理するのも大変だろう。そうなれば、同質、異質、使用頻度などに影響されないルールにしなけらばならない。となると両面異色に行き着くのではないだろうか。この辺りの配慮、さすが卓球協会と感謝しなけらばならないだろう。
<両面同色ラバーの禁止の影響>
技術面においてはバタンサーブと同じであるが、金銭面での一時負担は大きくなった。その当時中学生だった私達は、小遣いがそれ程多くはなかった。しかし、ルール改正の為に新規にラバーを購入しなければならなかった。私はペンの表側しかラバーを貼らない戦型だったが、シェーク・反転式ペンのチームメイトは文句を言っていた。中には同じラケットを使用しているメンバーからお互いが持っていない色を交換してお金を浮かせた者もいた。過去のことだ。
※4 異質とは、裏ソフト、表ソフト、アンチ、イボ高、一枚を組み合わせたものだ。
■終わり■