タタミ一枚線路の旅【レイアウトへの道のり〈17〉】 人形を置いてみる


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2003年12月初めの状況です。駅舎に煙突が付き外観がほぼ完成したのと、人形の導入が主な変化です。

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プライザー製の人形はどう見ても外国人で、駅名票に漢字がなければ、どこの国のレイアウトか分かりませんね。機関車はアメリカンタイプだし。

しかし人形があるとレイアウトになんとなく生活感は出ます。


LGB製の"CHLOE"と名付けられた小さな機関車は、ディズニーのアニメーターだった故ウォード・キムボール氏が自宅の裏庭に作った3フィートゲージの実物鉄道『グリズリィ・フラッツ鉄道』の主力機をモデル化したものです。ハワイのサトウキビ運搬用に使われていた機関車の、スクラップ寸前ものを買い取り、レストアしたのだそうです。元はサドルタンクだったようですが、リアータンク機として生まれ変わりました。

モデルは小型モーターを使い、動輪はベルトで連動させてあるためか、かなり非力なロコです。軸距が短いせいか、ポイントの無電区間で止まったりします(^^;

アメリカのアニメーターは裏庭に実物の鉄道を作り、日本のアニメーターはその模型を走らせるのであった(苦笑)

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煙突はパイプ状のものをいろいろと探した結果、普段仕事で使っているちびた鉛筆を使うための、鉄製クロームメッキのホルダーを使うことにしました。適当にメッキの剥げた、使用済みのものを3本ほど使って、接着剤で組み上げました。そして熱で焼けたような感じを出すために本当にガストーチで表面を焼いてみました。根元と先端を特に重点的に焼いてあります。その後に薄めたアクリル塗料で焼けや汚れを表現、つや消しクリヤーを吹きつけた上に更にアクリル塗料やパステル等で汚れを重ねました。


駅の出口に佇むのは、LGBクラウスのキャブから転がり落ちてきた機関士さん。牛の横にいるのはPOLA発売の農夫ですが、実はPreiser製、しかも1/25だったりするのでさすがに小さいです。1/22.5の人形と近くには置けません。車の前にいるのはPriser製の溶接工と監督です。これは1/22.5の製品。

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やはり1/25では少し小さいです。写真撮影のため手前に持ってきましたが、普段はもっと奥に置いています。

プライザーの人形はさすがに出来が良いです。良いだけにこれが東洋人でないことも一目で分かってしまいます。金髪だし。

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レイアウトの奥は結構な林になりました。

レイアウトと背景画との隙間には、50mm厚の発泡スチロール板に芝生紙を巻いて樹木を差し込んだものを押し込んであります。

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ホーム上にはバックマン製ミルク缶と木箱に入ったニワトリがいます。


メトロン星人に操られるドライバー(^^; すいませんこんなものを載せて。座りポーズのフィギュアなので、こんなことが出来たり…。車の後部にはちゃぶ台が。

人間の方はPOLAの人形詰め合わせにあるものですが、プライザーでは1/24としてラインナップされているもののようです。

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なかなか完成しないですねー(笑)