タタミ一枚線路の旅【レイアウトへの道のり〈8〉】 諸般の事情でマイナーチェンジ


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元々Nゲージレイアウト用に作っていたベースボードを流用し、それに補強を施したために必要以上に重たくなっていた瞥渡線。ある日思い立って軽量化工作をしてみたところ、今度は強度が足りなくなってしまいました(^^; それなりに補強はしたのですが、天板や側板に使用したMDFボードが、『重くて柔らかい』素材だったためか、自重でしなってしまうのをどうしても押さえることが出来ません。そこで思い切って元のベースボードは破棄し作り直しました。そのついでに線路配置に若干の小変更を加え、拡張性を持たせることにしました。上の写真が作り直したベースボードと敷き直した線路ですが、この写真ではあまり以前のと変わり映えしませんね(そういう狙いでもあるのですが…)。しかし関係ないけど下の机の上、改めて見ると非常にキタナイぞ(笑)


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左が変更前、右が変更後の線路配置です。向きを合わせるため、よく見るとどっちの写真も天地がとっちらかっているのはご愛敬。最大の変更点は右側カーブの途中にポイントが追加されたこと。外へ拡張可能にしようという姑息な魂胆です。これにより畳1枚分の広さに収まらなくなったため、はみ出るところを一部、10cm程手前に拡張しました。全体を大きくしなかったのは良心の呵責の現れでしょうか(笑)


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ベースボード自体は50mm厚の定尺サイズのスタイロフォーム板を5.5mm厚ラワンベニヤで両側からサンドイッチにしたものです。木工用ボンドを使ってしっかりと接着してあります。固着までの重しには、前の台枠の残骸が役に立ちました(^^; 本当は最初からこうするつもりだったのですが、何とか手持ちの材料を使えないかと前の方法を採って、結果は…。ともあれ前のものよりは丈夫で比較的軽いものを作ることが出来ました。


張り出し部分は角材とベニヤ板で作ってあります。本体部分のスタイロフォームがベニヤ板より若干小さいため、少し奥まっている面があるのですが、そこに角材を叩き込んで本体と張り出しとのジョイントにしてあります。接着剤と木ネジ併用で、結構丈夫なものになりました。この部分は箱状になるので、新聞紙を丸めたものを吸音材代わりに詰めてみたのですが、役に立っているのかどうか…。

線路の固定は木ねじを使いしっかりと留めてあります。今回はカーブの途中にポイントが入ることもあり、390mmカーブを出来るだけ正確に敷設するように心掛けました。線路敷設後、ネジのプラス溝にはエポキシパテを詰めて目立たないようにしてあります。その後線路全体に茶系のスプレー塗料を吹き付けました。

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ついでといっては何ですが、車輛の連結器をケーディーカプラーに換装しました。線路上に置いた磁石で自動解放が出来る連結器です。ナックル部分が軟らかいスプリングで左右に振れるためか、急カーブに意外なほど強かったので換装に踏み切りました。自動解放用の磁石も一応引き込み線に設置してみましたが、そのままでは車輪や集電板が乗り上げてしまうため、磁石の端を削ったりなんかしています(ゴム磁石使用のものでしたので削るのは簡単でした)。


というわけで何とか完全廃線の危機は脱した瞥渡線。このまま順調に建設が続いて欲しいものです(他人事かいっ!)