在籍車輛一覧


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機関車【洞爺鉄道瞥渡線所属】

室内レイアウト【洞爺鉄道瞥渡線】で働く機関車たちです。本線部分のカーブ半径が390mmときついので、基本的にB型機までが使用されています。その他共通する仕様としては、DCCデコーダーの搭載が挙げられます。

potersaddle.jpg  レーマン製・トイトレインブランドのB型ポーター・サドルタンク。当鉄道の主力機ともいえる機関車
で、元の製品から外観が一番変化している機関車でもあります。

 元々は右の画像ような大変おもちゃっぽいたたずまいの製品でした。
この機関車はトイトレインと正規のLGBとの間を行ったりきたりしている製品で、中には比較的落ち着いた雰囲気のものもあります。

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 左は加工直後の姿です。この後若干のウェザリングや社紋のデカール、実際の汚れなどで少し雰囲気が変わりました。

 加工の内容は、煙突をアルミパイプなどで作り替え、サンドドーム・
ベル・ポーターの銘板などをバックマンのポーター・サドルタンクから
移植しました。


 キャブ屋根には雨樋をプラ角棒で表現し、キャブ側面にはパネルラインをスジ彫りして木組み風に見せ、虫ピンでリベットを表現してあります。キャブインテリアにはまたもやバックマンのポーターのパーツを追加しています。窓ガラスは塩ビ板に換え、窓枠は水性ニスを塗ったバスウッドを両面テープで貼り付けてあります。


 前後の排障器はアルミアングルとプラ板の組み合わせで、端梁との接合部には虫ピンリベットを打ちました。この辺はケーディーカプラーのポケットが張り出しているので、それを目立たなくするための工作でもあります。ついでにスライドバーとバルブギヤーの一部が繋がってしまっているので、お手軽にコの字型に曲げた金属板を黒く塗って、境目辺りに挟み込んであります。

 煙突の後ろにあるベルは、元のプラメッキ製の代わりにバックマンのポーターのを使ってあります。これは真鍮のベル本体と、アルミダイキャストのフレームで、非常に出来のよろしいパーツなのですが、いかんせんちょっとサイズが大きめで、このサドルタンクの場合、ベルがちょっと斜めになると煙突に当たります(笑)

 軟質プラ製でメッキまでしてあったロッドは、タミヤのポリカーボネート用スプレーの銀を使って塗装してみました。同じく軟質プラ製でメッキしてあった手すり類と汽笛の基部は、筆塗り用のポリカーボネート用塗料の黒を塗った後、エナメル系の艶消し黒を塗り重ねてあります。

 車重が軽いのでサドルタンク内には鉛テープで補重してあります。

 塗装は、元のレタリングを耐水ペーパーで落とし、全体をサーフェイサーで下塗りしたあとで、プラ用塗料で塗装しました。サドルタンクとボイラー、下回りは艶消し黒、煙室と煙突部はガンメタルで塗った後で艶消しクリヤーを吹いてあります。キャブ屋根は艦底色、キャブ外側はスプレーでいい色がなかったので、タミヤの水性アクリル塗料のフィールドブルーをスプレーガンで吹き付けました。内部はとりあえずサーフェイサー色のままです(^^;

 この加工の後、DCCデコーダー(HO用を使用)とLGB製サウンドシステムを搭載しました。


 『LGBの原点』ドイツのクラウス製Bタンクです。まさにGゲージの歴史そのものがこの機関車から始まっているという、記念すべき製品で
す。なんだかんだでまだ現行商品なのがすごいです。好ましいプロポーションで、小レイアウトにも似合います。これは中古品をネットオークションで購入しました。


 プロトタイプはオーストリアの
鉄道で働いていた機関車だそうですが、実物の写真と比べてみると、
長さがずいぶん短いことが分かります。この機関車に限らず、LGBの機関車はショーティ化されているものが多いです。斜め前からみた印象をそのまま真横に置き換えているような、そんな雰囲気があります。


 DCC化にあたって集電をより確実にするため、牽引力向上のために付いているゴムタイヤ付き動輪を通常のものに取り替えました。パーツでは売っていないので、ネットオークションに出ていた同製品のジャンクを購入して動輪をもらいました。

 これにもLGB製のサウンドシステムを搭載しましたが、アメリカ型蒸機用しかなかったので、ポーターと同じ音で走っています。
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chloe.jpg  LGB製の"CHLOE"と名付けられた小さな機関車は、ディズニーのアニメーターだった故ウォード・キムボール氏が自宅の裏庭に作った3フィートゲージの実物鉄道『グリズリィ・フラッツ鉄道』の主力機をモデル化したものです。ハワイのサトウキビ運搬用に使われていたスクラップ寸前の機関車を買い取り、レストアしたのだそうです。元はサドルタンクだったようですが、リアータンク機として生まれ変わりました。

 モデルは小型モーターを使い、
動輪はベルトで連動させてあるためか、かなり非力なロコです。軸距が短いせいか、ポイントの無電区間で止まったりします(^^;


 アメリカのアニメーターは裏庭に実物の鉄道を作り、日本のアニメーターはその模型を走らせるのであった(苦笑)

 ハデハデな塗装ですがあえて塗り直したりはせず、イベント用車輌として運用しております。

 製品のままでは実用性に乏しいので、従輪からも集電するようにしました。製品の従輪はプラ製なので、同径の金属車輪に交換し、なぜか手持ちのあったフクシマ模型の集電ブラシを取り付けました。配線はお手軽に集電シューに結んであります。

 交換した車輪の輪心は黒いプラ
だったので、実物に合わせ赤く塗りました。


 それから、R390mmを走らせると従輪がキャブ下のステップに接触することがあるので、キャブとステップの取り付け部にスペーサーをかませて、ステップが外側に広がるように固定しました。

 しかし、こんな製品を出しているのなら、レーマンはフログの無電区間に何らかの対策を施したポイントを出した方がいいんじゃないかと思いますね〜。
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porterside.jpg  バックマン製ポーター・サイドタンク。以前買ったものはレーマンのポーターの改造にパーツを取られて廃車になってしまったので、最近買い直したものがこれです。当然中古品です。まだ何の加工もしていません。DCCも含めてこれからの工作になります。

 なんとなく歪んで見えると思いますが、レンズのせいではなく、本当に歪んでいます。この辺の修正まで含めるとおおごとになりそうです
ね。


 『長さを縮めろ』という天の声が聞こえてくるような気がしますが、どうなるでしょうか。また廃車に
なったりして。

 ちなみにレーマンのポーターにパーツを供出したのは右の画像の機関車です。 g_loco02.jpg

aeg.jpg  架線もないのに走る謎の電気機関車。これもLGBのロングセラー製品、ドイツAEG製の電気機関車です。銚子電鉄デキ3の兄貴分といった大きさです。

 この模型のパワーユニットは基本的にクラウスBタンクと同じものです。なぜかこれにはゴムタイヤ動輪が付かないのですが、蒸機と違って集電性向上のための補助テンダーが付けられないからかもしれません。

 この写真の機関車は、LGBの2004年のスペシャルセットのもので、この他に2輌の無蓋車が同梱されていました。このセットを選んだのは、機関車にMTS(LGB製デジタルコントロール、DCCと互換性あり)のデコーダーが搭載済みだったからです。面倒な工作はしないで済むのに越したことはありません。

 アキュクラフト製ホイットカムガソリン機関車。当鉄道唯一の金属製車輌です。厚手の真鍮板を主体にガッチリと組み上げられた車輌です。

 かなり小型の機関車で、やはり軸距の短さから来る集電不良の可能性があることから、前部車輪の前にLGBの集電シューを取り付けました。このシューがあると、ポイントの無電区間での立往生がなくなるというような効果だけではなく、目に見えて集電性が向上し、多少汚れた線路でもギクシャクしなくなります。車輪の汚れも少なくなるようです。

 連結器が朝顔型連結器のリンクを受けるスリットだけだったので、当鉄道の標準仕様に従い、ケーディーカプラーにしてあります。

 このあたりの工作については、別に項目を設けて解説する予定です。
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whitcomb_015.jpg  駆動方法が面白いので裏返してみました。ボンネット内に斜めに収めたギヤーヘッド付きモーターから、後輪をギアボックスを介して駆動。前輪へはチェーンで連動するという構成です。樹脂製のチェーンの耐久性はどうなんでしょうね。

 右側(車体の後ろになります)にテープで止まっているのがDCCデコーダーです。集電シューの取り付け部分周辺は見なかったことにして下さい。

機関車【洞爺鉄道辺蘭妥線所属】

ベランダレイアウト【洞爺鉄道辺蘭妥線】や運転会、イベントなどで働く機関車たちです。通常のDC運転仕様です。ほとんどのものがサウンド搭載となっています。

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 LGB製ボールドウィン製フォーニィ。流石の高品質。最初はもっと地味というか、実物に即した色に塗り直そうかと思ったのですが、これはこれで存在感があって良いので、そのままにしてあります。実はこの機関車のパワーユニットは、クラウスと同じものです。

 このような車輪配置の機関車はあまりカーブに強くないのですが、この模型では、動力部分を台枠ごとボギー台車のように首を振らせることで、600mmカーブの通過を可能にしています。カーブ通過中の様子は、結構笑えます。

 この機関車にはPHOENIX SOUND SYSTEM社製の、2K2サウンドシステムを組み込みました。フォーニィ対応のシステムを出しているのがPHOENIXだけであるという消極的な理由から採用したのです
が、スピーカーを組み込んだリアタンク部分との相性が良かったようで、かなり良い音でなってくれます。塗色と相まって、展示運転で目を引く機関車です。

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LGB製アメリカ型モーガル。全長60cm以上にも及ぶ堂々とした機関車です。当鉄道の主力貨物機の期待を担って導入。この機関車にはサウンドシステム(SOUNDTRAXX社製SIERRAサウンドシステム)が組み込まれており、動輪のブラスト音や汽笛、ベルの音など、実ににぎやかな音を聞かせてくれます。

バックマン・スペクトラムブランドのクライマックス。ディテールフルで繊細な出来ですが、プラ製Gスケール鉄道模型としては強度的な部分で不安の残るところではあります。ネット通販で購入した米国の模型店で、SOUNDTRAXX社製・SIERRAサウンドシステムを組み込んでもらいました。

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 アリストクラフトが旧デルトンから型を引き継いで作っている、ボールドウィン製C-16型コンソリデーション。製品は上回りがかなりスケールより高くなっているので、上回りと下回りをつないでいるフレームに穴を開けるなどの加工をして、全体の高さを6mm強下げてあります。何となくプロポーションが引き締まった気がします、が、改造前の写真を撮っていないので違いをお見せすることが出来ません(^^;

 色を塗り替えようと思って分解してから幾星霜、未だにバラバラのまま部屋に転がっております。そうこうしているうちに同型の石炭焚仕様も買ってしまいました。

 LGB製、スイス・レーティッシェ鉄道の、Ge2/4です。新品同様と思われる中古品をわらしべ長者方式(謎)で購入。思えばこれが当鉄道初の電気機関車でした。

 LGBの電気機関車用のサウンドシステムを車体に収めています
が、音が抜けるところがあまりないので、音量など今ひとつ
です。元々大変静かに走る模型なのですが、サウンドシステムのせいで、あまり調子の良くないモーターのような音をさせながら走っています。

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客貨車

トイトレインの客車。サドルタンクのスターターセットに2輛付いてきます。機関車2輛ですから、客車は4輛あるわけです。これはちょっとおもちゃっぽいので、下回りを使って貨車でも作ろうかと考えています。

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USAトレインズ社製の古典客車。USAトレインズの車輛は縮尺が1/29なのですが、LGBの機関車と連結して走らせても違和感はそうないようです。妻面の客用ドアがしっかり1/29なんですが、他の部分はそれより大きめに作られているような気がします。
(2002.5.23訂正)
実はこの客車を含むUSAトレインズの"AMERICAN SERIES"は、
1/29ではなく1/24で模型化されているのだそうです。道理で違和感がない訳です。

同じく合造車。2/3程が客車で、残りが荷物車になっている車輛です。どうにかこうにか390mmカーブを通過してくれるので、サドルタンクとのペアで遊んでいます。

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同じシリーズの展望車です。一寸凝った形のデッキと、テールランプが付いています。これで列車として格好が付く、かな?

LGBのチラータル鉄道風2軸客車です。瞥渡線用とするため、側面のレタリングを落として元の色と似たプラ用塗料(タミヤのスプレー塗料のダルレッド)を吹き付け、スコッチのプラスティックテープで黄帯を表現しました。少しは日本型風に見えるようになったでしょうか?

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トイトレインの家畜運搬車。牛のフィギュアが2体付いています。単なるフラットカーとしてももちろん使えます。牛じゃなくて牛乳カプセルを積んでみたい感じです。

トイトレインの2軸タンク車。トイトレインだけでなく、本家LGBのものでも、タンク車には実際に液体を注ぎ込むことが出来ます。タンク下部には排水口も付いています。

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トイトレインのクレーン車。手でクランクを回して、腕の上下動とウィンチの巻き取りが出来ます。

バックマンのカブース。日本で言う車掌車みたいなものでしょうか。上の運材車と共に森林鉄道のスターターセットの同梱品です。前後カプラーをLGBタイプのものに交換しています。

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(2003.2.10追記)

上のカブースの長さが間延びして感じられたので、ウォルサーズのカタログの、写真コンテストにあった車輛を参考に、車体の中央から切断、床の梁一つ分長さを縮めました。車体色はプラ用塗料の艦底色。しかしこの車輛の一番のチャームポイントは、うちの奥さんのパンストの切れ端(ちゃんと合法的に入手しました)を使ってカンバス張りを表現した屋根でしょう。とりあえずこれを見せた人にはウケます(^^;

バックマンのスケルトンタイプの運材車。

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数をそろえて列車に仕立てました。家のベランダではこの位の長さの列車が丁度いいようです。


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LGB製アメリカ型石炭車。同じものが3輛あります。モーガルに牽かせることを前提に購入。

LGB製運材台車。二つ一組で切り出した丸太を運びます。

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使用時には台車同士の間に梁を渡して、その上に丸太を載せます。これは空車状態。

空荷の状態で台車同士を連結してゾロゾロと…。この製品は台車6個が一つのパッケージに入って販売されています。

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LGB製の『丸太』を積んだ様子です。バックマンの運材車よりは大分長くなりますね。

石炭車のお供にと買ったUSAトレインズ製、"AMERICAN SERIES"の、D&RGW鉄道のレタリングがされたカブース。

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LGB製 Stock Car。『通風車』とでも訳せば良いのでしょうか。

D&RGW鉄道仕様の石炭車を買ってから、何となくロード・ネームを揃えてしまいます。

LGB製 Low-Side Gondola。背の低い無蓋車です。これも一応 D&RGWのロゴ入り。

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