アキュクラフト製ホイットカムの加工
| 洞爺鉄道に配備されたアキュクラフト製品のホイットカムガソリン機関車は、厚手の真鍮板でガッチリと組まれた好ましい大きさの車輌です。スケールは1/20.3ですが、所有する中で一番小さな動力車です。しかしその小ささ、とりわけホイールベースの短さにより、長い無電区間になっているLGBの非選択式ポイントのフログ部分で止まってしまうことがあります。特にDCC化してスローが効くようになるとその傾向が顕著です。そこで、LGBの集電シューをこの機関車にも取り付けることにしました。LGBの機関車のように車輪と車輪の間に配置してもこの場合意味がないので、前輪の更に前に取り付けます。ついでに、連結器を当鉄道標準のケーディーカプラーにすることにしましたが、これもまた一筋縄ではいきませんでした。 | 
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 |  ドイツのラージスケール専門の | 
|  実際の作業ではシューの位置決めにてこずり、右の画像のようなみっともない出来になってしまいました(^^; | 
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 |  線路に乗った様子です。車輪と接触しそうなくらいギリギリの位置ですが、これでもホイールベース+30mm程になり、LGBクラウスのパワーユニットより集電区間が長くなりました。 | 
|  この機関車用に用意したのは、Gゲージ用ケーディーカプラーの新製品、#779です。端面が平らな車輌にネジで取り付けるようになっています。直接カプラーをネジ止めしても良いし、右のパーツで復元用のバネに蓋をして取り付けても良いようです。 | 
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 |  木を削って曲面に合わせたカプラー取り付け台を作ろうかなー | 
| 出来上がった『プラグ』を取り付けてみました。取り付けは差し込み部分の穴に2mmのタップが切ってあり、上下から別々のネジで止めました。上下から引っ張るように止めれば抜けにくくなるのではと考え、このようにしました。ネジを通すための穴は、元々連結棒を止めるためのシャフトを通す穴が開いているのでそのまま使用しています。 | 
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 | 後側はこんな感じ。なんだか車のナンバープレートみたいですね。 | 
|  『プラグ』に#779をネジ止めしました。製品付属のプレートは使用しません。裏側からネジ止めしてナットをカプラーポケットのディテールのように見せるのは説明書にあるとおりです。 | 
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 | 途中まで差し込んだところです。実際はプレート部分が端面に密着します。 | 
|  そんなこんなでケーディーカプラーが付きました。ごついカプラーポケットのおかげで、シルエットまで変わって見えるようです。高さの微調整(カプラーポケットの取り付け穴が長穴になっています)はほとんど必要ありませんでした。 | 
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| 真鍮部分をつや消し黒で塗装して出来上がりです。ついでに集電シューのカバーも黒く塗りました。これでやっと通常業務をこなせる機関車になりました。社紋も入れないといけませんね。 |