実際に作成していて・・・
やはり、難しいかな? 無理かな? と思う時がしばしばあります。
本当に民法は難しい・・・・難しいと言うより、色々な雑多な話が多すぎる(少しヒネルだけで、直ぐ分からなくなる)
★全体的に思ったことは・・・
12年の1問・2問のように、問題の事例のページに一直線に進める問題は、比較的利用者の負担が軽く、しかも、教科書に当該事例の記述があるので、問題が少ないのではないでしょうか。(素人でもできると思う)
逆に、利用者の負担が重いのは、54年・13年・などの多数当事者間の問題、しかも、対抗関係になる場合などです。
このような問題は、一方の契約関係を調べている途中から、他方の契約関係を調べなければならず、利用者が混乱する可能性が高いと思われます。
しかも、2つ以上の契約を調べるので、時間も2倍以上かかるはずです。(素人には難しいか?)
★難問の処理については、さほど心配していません(批判1で述べましたが、更に、補足すると・・・・)
司法試験には難問しか出題されなくても、実社会に起こる法律問題の全てが難問ではないはずです。
1、誰でも、判断できる簡単な法律問題・・・・・・50〜60%←まったくの推測です
例・単純な債務不履行・・・カネを貸したが、カネが無いので返せない
・・・物を買ったが、カネが無いので、代金を払えない等
2、少し、複雑な問題・・・もっとも条文・判例がありそうなもの・・・・・残りの50〜40%の内、50〜60%
例・交通事故での具体的な損害金・・・欠陥住宅を買ってしまった・・・
・・・・敷金でクリーニング代等を差し引く特約の有効性・・・・・等 Q&A形式の本で対応できそうな単一論点の問題
3、論点が複数あり、複雑な問題・・・・もっとも、調査すれば、どこかに記述があるか・・または、論理操作により結論を導ける問題
4、難問・・・考えれば、考えるほど分からなくなる問題・・・さらに、調べようにも記述がどこにもない問題
司法試験の問題は、難問が多く含まれていますが、実社会の法律問題では、難問の確率はごく少ないのではないのでしょうか?
したがって、難問がサクサク解けないからと言って、このシステムが全く役に立たないとは考えるべきではない と思います。
実際、論文問題をスラスラ解ける弁護士は存在しない 少ないと思いますし、そうだからと言って、スラスラ解けない弁護士が全く役に立たないとは言えません。
さらに、難問は、重要性が低い場合が多いと思います。
つまり、細かい処理の過程で発生する事が多い。←当然、中にはそうでは無い問題もありますが(例・8年)・・・
例・9年の抵当権の問題では、カーポートの処理が難しいですが、家・土地の価格からすると
どうでもよいとも思えます。
13年では、300万円をかけた給排水管の取替工事が問題となっています。
そもそも、そんなに多額な費用がかかるのか?と 突っ込みたくなりますが・・・それは置いておいても・・・
通常、店舗を作るには、造作等1000万円以上かけ、また大変な労力を使います。
したがって、借主にとって最大の問題は、まず、使用権限があるのか否かであり、300万円?で留置できるかは、
副次的な問題に過ぎないと思います。