「やはり、まったくの素人には無理ではないのか・・・・もっとも、多少の法律の素養がある者には、役に立つかもしれない。
つまり、法学部の学生などの役には立つのでは・・・」と・・・・(理由示さず)
確かに、民法を理解していると言っても、さまざまなレベルがあります。
1、まったく知らない人
2、いちおう、法学部を卒業した人?・・・教科書は一通り読んだ事があるが、問題練習不足で検討手順を知らないレベル
3、資格試験のため、かなり勉強した人・・・教科書を読み込んで、問題演習も多数やったレベル
4、10年・20年と企業の法律顧問をしている人・・・その企業特有の法律問題は、ほとんど知っているレベル
このシステムが完成しても、3・4のレベルの人には役に立ちそうもありません。
なぜなら、これらの人は、たとえ本人が意識していなくても、大体のフローチャートが頭にあるので、フローチャートを見る必要がないからです。
したがって、これらの人が、法律情報を調査する場合、パンデクテン方式の教科書・条文ごとにまとまった判例集や注解を見た方が短時間で、必要な情報を得る事ができます。
私は、あくまで、1のレベルの人が利用でき、また、利用してくれたら いいな〜 と考えておりますが、2のレベルの人にしか利用できないとしても、全く利用されないよりはマシだと考えています。
もっとも借金問題・相続問題については、保守派の権化であっても、素人でもかなりのところまで調査できると認めざるをえないようでした。