男はつらいよ48作(50作) |
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作 |
タイトル |
公開日 |
ロケ地 |
マドンナ(役名) |
ゲスト出演者 |
観客動員数 |
一 言 |
第1作 |
男はつらいよ |
1969/8/27 |
京都・奈良 |
光本幸子(冬子) |
志村喬・関敬六 |
54万3千 |
寅さん久しぶりに柴又に帰る。さくらと博が結婚。寅さんは御前様の娘冬子に恋するが・・ |
第2作 |
続・男はつらいよ |
1969/11/15 |
京都 |
佐藤オリエ(夏子) |
東野英治郎・ミヤコ蝶々 |
48万9千 |
中学時代の先生の娘夏子に恋する |
第3作 |
男はつらいよ フーテンの寅 |
1970/1/15 |
三重県湯の山温泉・種子島 |
新珠三千代(志津) |
香山美子・河原崎建三 |
52万6千 |
寅次郎のお見合い相手は知った人。おいちゃんおばちゃんの旅行先に寅さんが、旅館の女将お志津に恋して・・ |
第4作 |
新・男はつらいよ |
1970/2/27 |
名古屋 |
栗原小巻(春子) |
財津一郎・佐山俊二 |
48万5千 |
寅次郎が競馬で稼いだ金でハワイ旅行を計画したが・・ 寅屋に幼稚園の春子先生が下宿して・・ |
第5作 |
男はつらいよ 望郷篇 |
1970/8/26 |
札幌・小樽・千葉県浦安 |
長山藍子(節子) |
井川比佐志・杉山とく子 |
72万7千 |
地道に働く決心をした寅次郎は豆腐屋に住み込みで働き、店の娘節子に恋するが・・ |
第6作 |
男はつらいよ 純情篇 |
1971/1/15 |
山口・長崎・長崎県福江島 |
若尾文子(夕子) |
宮本信子・森繁久弥 |
85万2千 |
遠縁にあたる夕子が、寅屋の2階に下宿する。 |
第7作 |
男はつらいよ 奮闘篇 |
1971/4/28 |
新潟県越後広瀬・静岡県富士・静岡県沼津・青森県鯵ヶ沢 |
榊原るみ(花子) |
田中邦衛・柳家小さん |
92万6千 |
旅先のラーメン屋で知的障害をもつ花子と知り合って、寅次郎は結婚を決意するが、花子の恩師が花子を迎えに来る・・ |
第8作 |
男はつらいよ 寅次郎恋歌 |
1971/12/29 |
高知・岡山県備中高梁 |
池内淳子(貴子) |
志村喬・吉田義男 |
148万1千 |
柴又に喫茶店を開店したマドンナ、寅さんはその子供と仲良くなって・・ |
第9作 |
男はつらいよ 柴又慕情 |
1972/8/5 |
金沢・福井・岐阜県多治見 |
吉永小百合(歌子) |
宮口精二・沖田康浩 |
188万9千 |
旅先でマドンナ歌子に会って心を寄せる、その歌子が寅屋に来るが・・ |
第10作 |
男はつらいよ 寅次郎夢枕 |
1972/12/29 |
長野県奈良井 |
八千草薫(千代) |
田中絹代・米倉斉加年 |
211万1千 |
御前様の甥が寅屋に居候。寅次郎の幼なじみのお千代坊が寅屋に来て・・ |
第11作 |
男はつらいよ 寅次郎忘れな草 |
1973/8/4 |
北海道網走 |
浅丘ルリ子(リリー) |
江戸家子猫・毒蝮三太夫 |
239万5千 |
北海道でリリーに会う。農家で働くがダウン。柴又に戻ったところリリーに再会・・ |
第12作 |
男はつらいよ 私の寅さん |
1973/12/26 |
大阪府堺・熊本県阿蘇 |
岸恵子(りつ子) |
前田武彦・河原崎国太郎 |
241万9千 |
痴漢と思ったのは小学校時代の同級生の文彦だった。文彦の家には文彦の妹・りつ子が住んでおり、絵を書いて生計を立てていた・・ |
第13作 |
男はつらいよ 寅次郎恋やつれ |
1974/8/10 |
島根県温泉津・津和野・山口 |
吉永小百合(歌子) |
宮口精二・高田敏江 |
194万4千 |
寅次郎が結婚しようと思った女性はだんなが戻っていた。歌子に再会したが亭主が死んで元気がなかった。父親とも仲が悪いようだ・・ |
第14作 |
男はつらいよ 寅次郎子守唄 |
1974/12/28 |
佐賀県唐津・呼子 |
十朱幸代(京子) |
上條恒彦・月亭八方 |
226万7千 |
寅が赤ん坊を抱えて帰郷し、大騒動に・・・ |
第15作 |
男はつらいよ 寅次郎相合い傘 |
1975/8/2 |
八戸・青森・函館・長万部・札幌・小樽 |
浅丘ルリ子(リリー) |
船越英二・岩崎加根子 |
200万 |
二年前に別れたあのリリーと再会した寅さん。自由を求めて旅するサラリーマンと三人で旅をするが・・・。 |
第16作 |
男はつらいよ 寅次郎葛飾立志篇 |
1975/12/27 |
山形県湯殿山・伊豆大瀬崎 |
樫山文枝(礼子) |
桜田淳子・小林桂樹 |
213万1千 |
自分を知るために学問を身につけようとする寅さん。とらやに御前様の姪で大学の考古学助手をしている礼子が、下宿することになった。 |
第17作 |
男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け |
1976/7/24 |
兵庫県竜野 |
太地喜和子(ぼたん) |
宇野重吉・岡田嘉子 |
168万5千 |
寅さんは画壇の大御所の老人と知り合い、先生のお供で龍野の宴席で大輪の花のような芸者ぼたんと出逢う。 |
第18作 |
男はつらいよ 寅次郎純情詩集 |
1976/12/25 |
長野県別所温泉・新潟県六日町 |
京マチ子(綾) |
壇ふみ・浦辺粂子 |
172万6千 |
寅さんが持ち前の明るさで病気がちな女性を励ます。ドサ廻りの歌手・リリーと知り合った寅は、自分と似た境遇の彼女にひかれる。 |
第19作 |
男はつらいよ 寅次郎と殿様 |
1977/8/6 |
愛媛県大洲 |
真野響子(鞠子) |
嵐寛寿郎・三木のり平 |
140万2千 |
四国の城下町大洲で出逢ったのは世が世であればお殿様。息子と嫁の涙の物語を聞かされた寅さんは殿様と柴又へ。 |
第20作 |
男はつらいよ 寅次郎頑張れ! |
1977/12/24 |
長崎県平戸 |
藤村志保(藤子) |
中村雅俊・大竹しのぶ |
188万1千 |
寅屋の2階に下宿している良介(中村雅俊)。寅さんは勝手に部屋を貸したことを怒る。良介は近くの食堂で働く娘(大竹しのぶ)に恋しているが、振られたと勘違いし田舎に戻る。そこに寅さんが行くが姉の藤子に惚れる・・ |
第21作 |
男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく |
1978/8/5 |
熊本県阿蘇・田の原温泉 |
木の実ナナ(奈々子) |
武田鉄矢・竜雷太 |
189万7千 |
寅さんが一目惚れした相手は、さくらの同級生でSKDの花形スター奈々子。しかし、奈々子には十年間付き合っている男がいて、結婚か舞台一筋に生きるか悩んでいた…。 |
第22作 |
男はつらいよ 噂の寅次郎 |
1978/12/27 |
静岡県大井川・長野県木曽福島 |
大原麗子(早苗) |
室田日出男・泉ピン子 |
191万5千 |
寅さんは九州の飯塚で幸せ薄い女と出会う。肉親を亡くした彼女は寅を頼って柴又へやってくる。 |
第23作 |
男はつらいよ 翔んでる寅次郎 |
1979/8/4 |
北海道・函館・旭川・支笏湖周辺 |
桃井かおり(ひとみ) |
布施明・湯原昌幸 |
172万6千 |
結婚式を間近に控えたひとみと北海道で知り合った寅さん。数日後、結婚式を逃げ出したひとみは、寅さんに会うために柴又へ…。 |
第24作 |
男はつらいよ 寅次郎春の夢 |
1979/12/28 |
和歌山 |
香川京子(圭子) |
ハーブ・エデルマン・林寛子 |
184万1千 |
とらやに変な外国人が下宿して寅さんとは犬猿の仲に。通訳をかって出た英語塾のめぐみ先生の母が出現して事態は一変。 |
第25作 |
男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 |
1980/8/2 |
長野県軽井沢・沖縄県那覇・山形県酒田 |
浅丘ルリ子(リリー) |
江藤潤・間好子 |
206万3千 |
リリーが病に倒れたという手紙をもらった寅さんは沖縄に飛んだ。喜ぶリリーと同棲生活が始まったが・・・。 |
第26作 |
男はつらいよ 寅次郎かもめ歌 |
1980/12/27 |
北海道江差・奥尻島・阿波徳島 |
伊藤蘭(すみれ) |
あき竹城・杉山とく子 |
188万9千 |
すみれが定時制高校に入るのに奮闘する寅さん。しかし、彼女には恋人が・・ |
第27作 |
男はつらいよ 浪速の恋の寅次郎 |
1981/8/8 |
奈良県生駒・大阪府石切・大阪府天王寺・長崎県対馬 |
松坂慶子(ふみ) |
芦屋雁之助・大村昆 |
182万1千 |
旅先で知り合った薄幸の芸者と通天閣の見える天王寺で再会した寅は、芸者のために大奮闘 |
第28作 |
男はつらいよ 寅次郎紙風船 |
1981/12/29 |
大分県夜明・福島県秋月・静岡県焼津 |
音無美紀子(光枝) |
岸本加世子・小沢昭一 |
144万8千 |
病気のテキ屋仲間を見舞に行った寅は、自分が万が一の時は女房をもらってくれと頼まれる。 |
第29作 |
男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋 |
1982/8/7 |
信州・京都・丹後・神奈川県鎌倉・滋賀県彦根 |
いしだあゆみ(かがり) |
片岡仁左衛門・柄本明 |
139万3千 |
寅さんが京都で下駄の鼻緒を直してあげた人は・・その爺さんの仕事場にいた美人に惚れたが・・ |
第30作 |
男はつらいよ 花も嵐も寅次郎 |
1982/12/28 |
大分県湯平温泉、別府鉄輪温泉 |
田中裕子(螢子) |
沢田研二・内田朝雄 |
228万2千 |
旅先で親孝行な青年に会う。その青年は蛍子に恋して、寅さんに相談するが・・ |
第31作 |
男はつらいよ 旅と女と寅次郎 |
1983/8/6 |
新潟市、佐渡島・北海道支笏湖周辺 |
都はるみ(はるみ) |
藤岡琢也・ベンガル |
151万1千 |
新潟の海岸で一人の女性に会い、一緒に旅をすることに・・ |
第32作 |
男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎 |
1983/12/28 |
岡山県備中高梁・広島県因島 |
竹下景子(ともこ) |
中井貴一・杉田かおる |
148万9千 |
旅先で寺のお坊さんの代役を引受け、博の父親の葬式でさくら達に会う。寅さんは寺の娘に恋して・・ |
第33作 |
男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎 |
1984/8/4 |
岩手県北上・盛岡・八戸・釧路・根室・北海道養老牛温泉 |
中原理恵(風子) |
佐藤B作・渡瀬恒彦 |
137万9千 |
北海道で理髪師の職を探しているフーテンの風子に会う、似たような境遇で話が弾むが・・・ |
第34作 |
男はつらいよ 寅次郎真実一路 |
1984/12/28 |
茨城県牛久沼・鹿児島枕崎、桜島 |
大原麗子(ふじ子) |
米倉斉加年・辰巳柳太郎 |
144万8千 |
飲み屋で会った課長さんが行方不明に、奥さんが心配し一緒に訪ねて九州へ行くが・・・ |
第35作 |
男はつらいよ 寅次郎恋愛塾 |
1985/8/3 |
長崎・熊本県天草・長崎県上五島・秋田県鹿角 |
樋口可南子(若菜) |
平田満・杉山とく子 |
137万9千 |
長崎の港でおばあさんを助けた縁で、美しい孫娘に逢う。東京のアパートに訪ねるとそこに法律を勉強している青年が・・・ |
第36作 |
男はつらいよ 柴又より愛をこめて |
1985/12/28 |
福島県会津若松・静岡県下田・式根島・浜名湖 |
栗原小巻(真知子) |
川谷拓三・美保純 |
140万7千 |
あけみが家出し、寅さんが迎えに、下田から式根島まで行くがそこの学校に先生に一目惚れ、・・・ |
第37作 |
男はつらいよ 幸福の青い鳥 |
1986/12/20 |
山口県萩・下関・福岡県飯塚・田川伊田・神奈川県芦ノ湖 |
志保美悦子(美保) |
長渕剛・有森也美 |
151万1千 |
九州で旅役者座長の娘に会って、その娘が東京に出てきて看板屋で働く青年と出会う。寅さんは娘に惚れているが青年の気持ちを知って・・・ |
第38作 |
男はつらいよ 知床慕情 |
1987/12/20 |
秋田県角館・北海道川湯・札幌・知床・岐阜県長良川 |
竹下景子(りん子) |
三船敏郎・淡路恵子 |
207万4千 |
知床の美しい自然を背景に、結婚に失敗した獣医の娘が帰ってきて・・、また獣医とスナックのママの恋の行方は・・ |
第39作 |
男はつらいよ 寅次郎物語 |
1987/12/26 |
大阪・和歌山・和歌ノ浦・奈良県吉野・三重県伊勢志摩・二見浦 |
秋吉久美子(隆子) |
五月みどり・すまけい |
143万4千 |
寅次郎は預かった子供をつれて母親探しに出るが、途中で子供が病気に、宿の隣にいた女性に助けられるが・・ |
第40作 |
男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日 |
1988/12/24 |
長野県小諸・松本・長崎県島原 |
三田佳子(真知子) |
三田寛子・尾美としのり |
182万2千 |
寅さんは一人暮らしの老婆の家に呼ばれて楽しい時を過ごすが、婆さんは入院、寅さんは女医さんに惚れるが・・ |
第41作 |
男はつらいよ 寅次郎心の旅路 |
1989/8/5 |
宮城県松島・ウィーン・石川県羽咋 |
竹下景子(久美子) |
柄本明・淡路恵子 |
185万2千 |
さえないサラリーマン、ウィーンに行くことに、そこでガイドをしている女性に惚れる、彼女も日本に帰ろうとするが・・ |
第42作 |
男はつらいよ ぼくの伯父さん |
1989/12/27 |
茨城県袋田・佐賀・吉野ヶ里 |
後藤久美子(泉) |
壇ふみ・夏木マリ |
190万5千 |
満男が恋人を訪ねて名古屋、九州にバイクで向かう、そこに寅さんが現れて・・ |
第43作 |
男はつらいよ 寅次郎の休日 |
1990/12/22 |
大分県日田・名古屋 |
後藤久美子(泉) |
宮崎美子・夏木マリ |
208万3千 |
満男の憧れの女性・泉は、愛人と同棲している父親を探しに九州へと向かう。泉の九州行きを知った満男は彼女について行くのだが… |
第44作 |
男はつらいよ 寅次郎の告白 |
1991/12/21 |
岐阜県奥恵那峡・鳥取・岐阜県姪川村 |
後藤久美子(泉)・吉田日出子(聖子) |
杉山とく子・山口良一 |
211万1千 |
泉ちゃんが家出と聞き満男は鳥取まで行く。寅さんの昔なじみの店に。 |
第45作 |
男はつらいよ 寅次郎の青春 |
1992/12/26 |
宮崎県油津・岐阜県下呂温泉 |
後藤久美子(泉)・風吹ジュン(蝶子) |
永瀬正敏・関敬六 |
207万 |
寅さんは髪結いの美人の家に居候 |
第46作 |
男はつらいよ 寅次郎の縁談 |
1993/12/25 |
栃木県烏山・香川県琴平 |
城山美佳子(亜矢)・松坂慶子(葉子) |
島田正吾 |
216万2千 |
就職できない満男が家出、寅さんが連れ戻しに行くが、美人に会ってしばらく滞在、満男君も寅さん似てきた |
第47作 |
男はつらいよ 拝啓車寅次郎様 |
1994/12/23 |
新潟県上越市・琵琶湖・神奈川県鎌倉 |
かたせ梨乃(典子)・牧瀬里穂(菜穂) |
小林幸子・山田雅人 |
217万6千 |
満男が先輩の家に呼ばれて行き、祭りの会場で寅さんを見かける、満男は先輩から妹と結婚してと言われて戸惑う・・ |
第48作 |
男はつらいよ 寅次郎紅の花 |
1995/12/23 |
岡山県美作滝尾・神戸・岡山県津山・奄美大島 |
浅丘ルリ子(リリー)・後藤久美子(泉) |
田中邦衛・宮川大助・花子 |
170万 |
泉の結婚式をめちゃめちゃにした満男は家に帰らずふらふらと奄美に、そこでリリーに会うが家には寅さんが・・・ |
第49作と、第50作は後参照 |
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原作・監督 : 山田洋次 (第3作監督:森 東、第4作監督:小林俊一) 泉…後藤久美子
■第49作 男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇
特別篇 (平成9年11月 公開) 男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇 「伯父さんはどうしているのだろう」 出張先の駅で、寅さんの幻影を見た満男は、まだ小学校だった頃のひと夏を思い出していた。それは寅さんとリリー(浅丘ルリ子)の沖縄の灼熱の恋の日々だった。今から20年前、柴又に届いたリリーからの手紙。沖縄で病床にいるリリーを、嫌いな飛行機に無理に乗って、見舞いに行った寅次郎。二人の同棲の日々・・・ 渥美清の没後一年に作られた「特別篇」は第25作のリマスター版。音声をデジタル化し、映像を丹念にコンピューターで補正し、お色直しをしたバージョンに新撮影部分を加えて完成した。それは若い世代にも寅さんの楽しさを知っていて欲しいというスタッフの思いの具現化であった。新撮影部分は、満男が出張先の静岡県の駅のホームで、通過する列車の向こうに寅さんを見るというシーン。CGで合成された渥美清の姿は、西田敏行の『虹をつかむ男』にも登場している。最新の技術で、スタンダードがよみがえる。
■第50作 男はつらいよ お帰り 寅さん
2019年12月27日公開 山田洋次監督による国民的人情喜劇「男はつらいよ」シリーズの50周年記念作品。1969年に第1作が劇場公開されてから50周年を迎え、97年の「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇」以来、22年ぶりに製作された。倍賞千恵子、前田吟、吉岡秀隆らに加え、シリーズの看板俳優であり、96年に亡くなった渥美清も出演。さらに、歴代マドンナからは後藤久美子、浅丘ルリ子と「男はつらいよ」でおなじみのキャストが顔をそろえる。柴又の帝釈天の参道にかつてあった団子屋「くるまや」は、現在はカフェに生まれ変わっていた。その裏手にある住居では車寅次郎の甥である満男の妻の7回忌の法事で集まった人たちが昔話に花を咲かせていた。サラリーマンから小説家に転進した満男の最新作のサイン会の行列の中に、満男の初恋の人で結婚の約束までしたイズミの姿があった。イズミに再会した満男は「会わせたい人がいる」とイズミを小さなジャズ喫茶に連れて行く。その店はかつて寅次郎の恋人だったリリーが経営する喫茶店だった。 |
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リンク |
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