母とふたり旅行

ウィーンとドナウ流域7日間

1996年6月26日〜7月2日

もう11年も前のことになるのだが、ちゃんとしたアルバムも記録も残していなかった為、整理もかねてウィーン旅行記を作ろうと思い立った。
当時手帳に細かく記録していたと思うが、その手帳が出てこない!(笑)
うろ覚えと何枚か撮った写真(なんと使い捨てカメラですぞ!)の中から選んでまずは書いてみよう。

この時期、夫が勉強の為にオランダに行くと言った。「なぬ!一人で留守番なんてヤダ!んじゃ〜あたしはウィーンに行く!」と勝手に決めた(笑)
ウィーンは音大時代の先輩が在住しているので安心していた。
母に言ったら「そんな海外旅行に女一人で行くなんていかんいかん!私も連れていきなさい!」ということで母とふたり旅行になった。
格安チケットと安いが安全そうなホテルを選んで予約した。

6月26日(1日目)水曜日
前日に四国から上京した母と成田空港へ。
飛行機はウィーン直行便だったので13時間ほど食っちゃー寝、くっちゃーねしてたらシュヴェヒャート空港に着く。
ウィーン市から20kmほど離れた場所なのでリムジンバスに乗り終点のウィーン・ミッテ駅で降りる。
そこからタクシーで宿泊ホテルに着く。
ウィーン市内の美しい建物や景色に心を奪われながらも無事着いてくれるか心配だったが優しい運転手さんだった。
カールス教会のそばのホテルでチェックインしてまずはほっとする。

荷物を解いて着替えてから近くを散歩する。
カールス教会の前で写真を撮ろうとしたが
建物があまりに大きく、う〜んと離れないと人物が入らない。
手前右が母、真ん中の黒い後ろ姿の人物は私達に近い距離。
教会の下の方に階段があり、そこにアリのように見えるのが
(見えないかな?)建物に対しての人物の大きさである。

そしてまた歩いて明日先輩と待ち合わせしてるシュテファン寺院まで行ってみた。
ケルントナー通りを歩いていると路上で大道芸がたくさんいた。
ヴァイオリンのソロやアンサンブルが多く、さすがはウィーン!みな上手い。
美味しそうなサンドイッチやさんに入って食べることにした。
トッピングのハムや野菜がたくさんガラスケースの中に並んでおり、チョイスした具材を挿んでくれる。
味はあんまり覚えてないけど美味しかったかな?(笑)

モーツアルトの包み紙や箱に入ったチョコレートやさんや楽器やさんなどのお店のショーウィンドウを眺めながら散歩した。

6月27日(2日目)木曜日
ホテルで朝食をとる。
パン、ハム、チーズ、サラダ、ジュース、ヨーグルト自分で好きなものを取ってくる。
コーヒーか紅茶はどちらか聞かれて運んできてくれる。
美味しかった。

音大の1年先輩が在住していて連絡をとっていたので彼女のお家に行くことに。
シュテファン寺院で待ち合わせしてまずは近辺を観光。
シュテファン寺院の中に入る。
現存で最古のものが13世紀のロマネスク後期のもので
ゴシック様式、バロック様式、時代を経た荘厳な教会である。
カメラのフラッシュをしていないので暗い画像だが、
編集してここまで明るくした。

モーツァルトもここに眠っている。
しかし、共同墓地に埋められたのでわからなくなっているそうだ。

北の塔へエレベーターで上がる。
シュテファン寺院の独特の屋根と、右は上から見下ろしたウィーン市内。

歩いてモーツァルトが1784年〜1787年まで住んだ「フィガロ・ハウス」に行く。
ここで「フィガロの結婚」が作曲されたのだそうだ。
モーツァルトもベートーベンも引っ越しが多くて住んだ家がたくさんあるので
作曲した曲名で呼び分けているのだろう。
←2階の窓から外の通りを撮った写真。
狭い通りを挿んで建物が立っている。
モーツァルトの時代と同じ建物、同じ石畳、同じ風景を見られるってすごい。

フィガロ・ハウスの中は楽譜やポートレートが飾ってあった。
また歩いてホテルザッハに行き、本家本元「ザッハトルテ」を食べる。
生クリームがたっぷりでとっても甘かった!!!

地下鉄に乗ってハイリゲンシュタットで降り、そこからバスで先輩の家に。
ピアニストとして仕事もしているのに手の込んだ美味しい日本料理を何種類も作ってくれた。
わんぱくだけど心優しい男の子と賢くて感受性豊かな女の子のお母さんでもあり、お忙しいだんな様を支える優しい妻でもある。
美味しい昼食と楽しいおしゃべりの後は近くのお散歩コースを歩く。
ハイリゲンシュタットは今は高級住宅街で素敵なお家がたくさんあった。
写真に撮りたい気持ちはあったが個人のお家を黙って撮るのは失礼なので我慢した。
ベートーベンが散歩した小道を歩いた。
交響曲6番「田園」の構想を練ったといわれる散歩道である。
ベートーベンの住んでいた部屋です。
ハイリゲンシュタットにはベートーベンが住んでた家や部屋がいくつもあり
ここは何を作曲した部屋か忘れましたが
耳が聞こえなくなって絶望し「ハイリゲンシュタットの遺書」を書いたといわれる
部屋にはベートーベンの遺書とデスマスクがありました。

ここもフラッシュを使ってはいけないので画像は暗いです。
なんせ当時の使い捨てカメラですもの〜(笑)
ここもベートーベンの家だったところです。
今はホイリゲになってます。
ホイリゲとは1年もののワインのことでその年に出来た新しいワインを飲ませてくれる酒場のことでもあります。
ワインに合う料理がたくさんあっていろいろ選んでテーブルに持ってきて食べます。
白ワインを飲みましたがす〜っと入って飲みやすく美味しいワインでした。

バス乗り場まで歩いて先輩と子供達とお別れ。
ハイリゲンシュタットの駅までバスに乗り、そこから電車でホテルに帰る。