真菌がピークの頃
2003年3月7日、人生において過去最高の熱を出す(38度9分)。滅多に熱を出さない私にとってこれは辛い!
解熱剤は血小板を減少させてしまう恐れがあるので服用することができず、ひたすら冷やして耐えるしかなかった。
耳は聞こえないし、一度横になったら起き上がることができない・・・。当時服用していたプレドニンは大事なお薬で
飲まないわけにはいかない、かつ空腹の状態では飲まない方がいい。なんとかパンを流し込んでプレドニンを飲む。

なぜこんなに熱が出ているのか・・・。
プレドニンには免疫抑制作用があるため、普段よりも抵抗力が落ちる。だから熱が出てしまっているのかな、と考えていた。
しかーし、熱が出ていた本当の理由は体内(主に口腔内でした)で真菌、カンジダが増殖していたからだったのです。
(プレドニンを服用していると真菌が増えることは多いようですので、服用している方は注意しましょう。)


では、カンジダとはどういうものなのか?名前を聞いたことがある、という人は多いでしょう。
カンジダとはカビの一種で、カンジダを含めて真菌というものは正常な人の身体にも常在しています。抵抗力が落ちている、
風邪をひいた、寝不足が続いている・・・なんて時に異常に増殖するのです。
カンジダが増殖しやすい場所は、高温多湿な部分です。陰部・脇の下・口腔内などが主です。
私の場合、増殖し始めたのは2月の下旬頃なんだと思います。熱が出始めたのがその頃だったし、なんとなく口の中が気持ち
悪いなぁって思っていたのです。歯を磨いても、うがいをしてもすぐに口の中が気持ち悪くなって白いものが口の中に付着して
とれないんです。プレドニンで口の中が荒れてるのかな・・・と思っていたので先生に言わなかったんですね。思い込みって
よくないです。

さて、真菌にやられているかどうか、これは採血でもわかります。
β-D-グルカンという数値が4以下なら陰性(正常範囲)といわれていて、私はピーク時130でした。
真菌というのは発見しにくいらしく、レントゲンなどでは確認できません。私も真菌のお薬を服用していましたが、思うように減らず、どこで増えているのか確認をとるのに時間がかかりました。(結局口腔内だけだったようです)


私が真菌を減らすために服用していたお薬は以下のものです。
ファンガード(点滴)、ジフルカン(内服)、ファンギゾンシロップ(うがいとごっくん)
もちろんこれらのお薬を同時に使っていたわけではなく、ひとつずつ肝臓などへの影響も考えながらです。

真菌ってほんと怖いです。薬で抑えられる程度ならいいけれど、心臓などで増えたらアウトです。真菌をナメてはいけません。