静岡県の城
「韮山城」 北条早雲の関東経略の拠点として整備された城だそうです。伊豆箱根鉄道の韮山駅から徒歩で 行けます。 1回目は、2015年11月に行きました。3の丸はテニスコートですが、高い土塁があり ます。権現曲輪には熊野神社があり、2の丸に土塁、説明板がある本丸へと続きます。 それぞれの曲輪の間には大きな空堀があります。天気が良かったので本丸から富士山が綺麗に 見えました。(写真)その先は、塩蔵とも煙硝蔵とも伝わる曲輪で、ここは土塁で囲まれています。その上を歩いて 楽しめました。 散策を終えて、城池の脇を通り、韮山郷土史料館へ。そこには、韮山城ジオラマがあり、 韮山城の資料も置いてありました。(韮山郷土史料館は2017年5月で閉館。) 2回目は、2018年3月にTwitterフォロワーさん(じゅんこモンさん、staygoldさん、 あいこさん、小栗さん、清さん、トオルさん、Yさん)と行きました。 今回も富士山はよく見えました。天ヶ岳砦に繋がる尾根に堀切が3つあること、そして、城池 の畔に船着場跡があることをを知りました。 近くにある、重要文化財・江川邸(名代官・英龍は品川台場つくったりパン作ったり、韮山城 資料もあり)、世界遺産・韮山反射炉(大砲を作ったそうです)にも行ってみました。 是非一緒に行かれてはどうでしょうか。土日は、バスが巡回しています。
「天ヶ岳砦」 韮山城の周りにある韮山城砦群の中心的存在で、標高129メートルの山の上にあります。 韮山駅から徒歩です。 2018年3月に、Twitterフォロワーさん(じゅんこモンさん、staygoldさん、小栗さん、 清さん、トオルさん、Yさん)と行きました。韮山城に繋がる尾根の切通しの所から登り はじめ、途中ロープの箇所もありました。 頂上には、まずは土塁があり、南の方に進んでいくと、堀切の端っこにある細い土橋(写真)。 (幅40センチくらいかな)落ちたら一巻の終わり、怖いんですけど頑張って渡ります。さらに、南に進むと、南堡塁跡(L字の土塁と堀切がある)。そして、5つくらいの連続堀切。 豊臣軍による仕寄り(塹壕)かもしれないそうです。 その先は金谷砦なのですが、ここで戻って、江川砦方面の尾根に向かいます。 急斜面にある岩で出来た土橋をロープを使い怖々下りると、その先に堀切が2つ。2つ目は 崖のような所なので、私は降りるのやめときました。(みなさん、凄いわ!) そして、尾根を少し戻り、分岐する江川砦への尾根に向かいました。
「江川砦」 韮山城の周りにある韮山城砦群のひとつで、江川邸の後ろにあります。韮山駅から徒歩です。 2018年3月に、Twitterフォロワーさん(じゅんこモンさん、staygoldさん、小栗さん、 清さん、トオルさん、Yさん)と行きました。 天ヶ岳砦からアタックします。まず、江川砦手前の急な崖をロープで下りると、岩盤(あるい は石)で作った畝が3つある堀切に出ます。それを越えると浅い凹みがあり、これは豊臣方の 仕寄り(塹壕)跡だそうです。さらに、進むと大堀切(写真)があります。ここは下る道があって降りやすかったです。 大堀切を北側に上がるとお社がいくつかあるそうです。大堀切の西側から下山すると、城池の そばの公園の所に出てきました。
「土手和田砦」 韮山城の周りにある韮山城砦群のひとつで、韮山駅から徒歩です。 2018年3月に、Twitterフォロワーさん(じゅんこモンさん、staygoldさん、小栗さん、 清さん、トオルさん、Yさん)と行きました。 天ヶ岳砦からも行けるのですが、急峻な堀切を降りないといけないのもあり、麓からの アタック。階段を上がると水神宮があり、その裏側に登っていきます。 そこにはL字型の横堀があり、その中に一番の見所である岩で出来た畝(写真)があります。 となりには、竪堀もありました。そこから直登で登って主郭に着きました。主郭からは、北に向かって段々に郭があるので 降りていきました。そして、麓まで着きましたが、こちらからの登り口はとても分かりにく そうです。
「諏訪原城」 2018年1月に行きました。 東海道線の金谷駅から徒歩です。途中、旧東海道の石畳と「すべらず地蔵尊」を通ります。 駐車場でパンフレットをゲットし、大手の堀、諏訪原城石碑をみてから、二の曲輪中馬出へ。 三日月堀(写真)がデカくて「すごーい!」と声をあげ、おもわず堀底へも降りました。 そして、北馬出と復元の薬医門を見学。ここからは、富士山がとても綺麗に見えましたっ。外堀も深くて、やはり堀底を散策しました。二の曲輪土塁や内堀をみて、本曲輪に入ります。 搦手は急峻な崖ですが、そこの道を降りると、堀が2つみられます。 本曲輪に戻って、帰り道では、内堀の底にあるカンカン井戸を見学、そして、水の手曲輪に 行ってみると、曲輪内を水が流れてました。 次に、東内馬出、東馬出、南馬出の3つの馬出が重なっている所へ。馬出同士が土橋で 繋がっていて、ここも見所でした。 最後に、大手馬出にある諏訪神社にお参りして、散策を終えました。
「丸子城」 2018年1月に行きました。 静岡駅から藤枝駅行きバスで、吐月峰駿府匠宿入口下車です。登城口からは階段が続き、 稲荷神社と案内板がある所に着きます。 そこから少し行くと、大手曲輪のL字の横堀。そして、北曲輪には土塁があり、その裏側に 行くと堀切があります。 二の曲輪と本曲輪の間の堀切も大きく、本曲輪枡形虎口を通り、本曲輪へ入りました。 本曲輪は土塁に囲まれ、案内板(写真)や喰違い虎口、平虎口があります。 本曲輪の北西側には、丸馬出&三日月堀が2つ重なっていました。そして、その先に巨大な 竪堀がドーンと落ちていて呆気にとられました。 帰りは、本曲輪から北曲輪までの北西側に続く長い横堀と通路をみながら戻ります。途中、 通路が技巧的にコの字になっていたりします。本曲輪の南東側に腰曲輪が5段あるのですが、その5段目の所に石積があると事前情報が ありました。ただ、降りるにも道がなく断念していました。ところが、帰り道、神社の所の 案内図を見直してみると、5段目腰曲輪への道が描いてあるではないですか!急いで戻って 無事に石積を見学。心残りにならなくて良かったです。 麓に降りてからは、丸子宿(東海道の21番)本陣、脇本陣。そして、丁子屋さんでとろろ汁 を頂きました。味噌が入ってるらしく、味が美味しかったぁ。
「駿府城」 静岡駅から徒歩10分です。徳川家康ゆかりの城で、現在は駿府公園になっています。 1回目は、2007年8月に行きました。平成元年に巽櫓(写真の左側)、平成8年に東御門(写真の右側)が、それぞれ木造で 復元されました。内部に入る事が出来、説明がイヤホンで聞ける「音声ガイド」が無料で 借りられ、大変楽しめました。 2回目は、2015年3月に行きました。 まずは、東御門と巽櫓の入場券売場で100名城スタンプを貰い、中はさらっと見学。 本丸堀、二の丸水路を見てから、前回パスしていた紅葉山庭園にも入ってみると美しい お庭がひろがっていました。家康像をみてから、昨年復元された坤(ひつじさる)櫓に 入りました。 内部は、二階、三階には上がれないのですが、床板がはずしてあるので一階から覗ける 構造です。その後、お堀側からの坤櫓、石垣モデル、地震での石垣崩落修復箇所を見学。 最後に、県庁別館の21階展望室から東御門と巽櫓を見下ろしました。(ここが穴場!) 大手門跡を見ながら駅に戻り、お土産に「手作り安倍川餅」を買い帰りました。 3回目は、2018年1月に行きました。 丸子城からの帰りに、バスを降りて行きました。夕闇迫る中、天守台の石垣発掘現場。 公開時間は終わってましたが、 隙間から石垣を少しだけみられて満足。さらに、巽櫓と 東御門のライトアップもみられて嬉しかったぁ!
「高天神城」 2017年11月に行きました。掛川駅からバス大東浜岡線で土方下車、徒歩15分で 麓(南駐車場)に着きます。 大手門跡、到着櫓跡を経て、三の丸には土塁があります。そして、御前曲輪には「昔、建て てしまった模擬天守跡のコンクリート」、本丸(写真)には神社、石碑、土塁や虎口があり ました。 そこから、大河内石牢(徳川方の大河内さんが8年間幽閉された)、的場曲輪、腰曲輪を 見学し、一旦、搦手道へ。そこに、三日月井戸があります。戻って、井戸曲輪の「かな井戸」をみて、そこからは、北側の方向を先に見学しました。 二の丸、馬出曲輪、そして堀切、長く続く横堀を進みます。北の端まで行き、今度は、 井楼曲輪、堀切、堂の尾曲輪と戻ってきました。 かな井戸まで戻り、階段を上がると神社のある西の丸。お参りしてから奥に進むと、 堀切、馬場平、そして甚五郎抜道へと続きます。抜道は、武田方の甚五郎さんが落城を 知らせるため抜け出した道で、別名を犬戻り猿戻りとも言います。 最後に、分かりにくかったですけど、社務所の左手から入る東南尾根にある2つの堀切、 そして見張台を!こちらも、なかなかの見ごたえ、ちょっと上級者コースかもですが是非♪ 武田と徳川の境目の城である高天神城、見所が多すぎましたw。
「横須賀城」 2017年11月に行きました。高天神城の包囲網の一つであり、徳川方の大須賀氏が 最初の城主だそうです。 袋井駅からバス秋葉中遠線の七軒町下車ですけれど、当日、たまたま、無料タクシーの 運行があり乗れました。 まず、東大手門跡(標柱のみ)、三日月堀を見学。そして、城に登っていくと、まんまるの 玉石垣!(写真)河原から持ってきたそうですけど、良く上手く積めますよね。 本丸には、石碑、天守台、土塁、模型がありました。本丸の南側には、何段もの玉石垣が あり壮観ですね!そして、西の丸から西側に降りると、門跡、説明板があります。北側に回り込むと、 米倉跡、北の丸跡。そして、「何もないだろうなぁ・・・」と思いながら登った、築城時 に本丸だったと伝わる松尾山。ここに、多聞櫓の櫓台があり、礎石が展示されていました。 是非、行ってみて下さい。 それから、西側にある二の丸の遺構を見学。西櫓跡、そして西大手門跡には、古めかしい 玉石垣があり、これは現存に違いない! 最後、近くの撰要寺の山門になっている移築門(不開門)をみて、散策を終えました。
「掛川城」 掛川駅から歩いて行けます。 1回目は、2007年8月に行きました。天守は平成6年に再建されたものなので 木造ではあるんですが、現存天守に比べると、趣に欠ける印象でした。 それに対し、国の重要文化財であるニの丸御殿は、多くの部屋を自由に見学出来て 柱も歴史を感じさせ、良い感じでした。2回目は、100名城スタンプを押したいのもあり、2017年11月に行きました。 大手門(復元)と番所(現存)、四足門(復元)、十露盤(そろばん)堀、太鼓櫓(現存)、 霧吹き井戸と見学して、高知城を参考に木造復元された天守へ。中は、狭間や石落とし、 鯱の展示などがあります。最上階からは、御殿、太鼓櫓、掛川古城などが眺められました。 それから、現存の二の丸御殿に。出入り口がかっこいいですね。中も10部屋以上を 見学でき、中庭や鎧などの展示もあります。 そして、最後に、三日月堀、竹の丸(中は有料なので外から)を見学し、それから、少し 離れた円満寺にある移築門「蕗の門」にも行きました。
「掛川古城」 2017年11月に行きました。掛川城の竹の丸から東に、徒歩で数分で着きます。 今川義忠が龍頭山に築かせた朝比奈氏の城です。本丸には、家光を祀った龍華院大猷院 霊屋(写真、1822年再建)がありました。そして、本丸東側には土塁と説明板があります。その東には、大きな堀切が残ります。 さらに、堀切を挟んだ東曲輪は、公園になっていて遊具があり、眺望がよいです。
「伊豆長浜城」 2017年8月に攻めました。沼津駅から東海バスで、長浜城前下車です。 最初に、安宅船の平面展示と説明板をみてから、4の曲輪の方に移動。釣堀の所の登城口 にも説明板があります。そこから登って、4の曲輪、堀切、弁天堂のある3の曲輪、堀切。 2の曲輪には建物跡の展示。そして、1の曲輪と2の曲輪の間には岩盤を削った堀切。 1の曲輪へは復元された櫓(写真)の階段を登って行きます。楽しい〜♪1の曲輪からは富士山がみえるはずですが、残念ながらみえません。冬がいいようです。 でも、海のみえる景色だけでも絶景でしたっ。 そこから段曲輪を降りて行くと岩場まで行けます。戻ってきて、安宅船展示がある方の 道に降りていきました。途中で、先ほどの岩盤堀切の下にある竪堀に出ます。(夏だった ので藪でした)そして、安宅船展示に戻り、散策を終えました。
「興国寺城」 2017年8月に攻めました。続100名城で、北条早雲が最初に城主になった城です。 沼津駅から富士急バスで、東根小屋下車です。まず、三の丸の土塁と堀跡に寄ります。 赤い鳥居と祠がありました。そこから、二の丸を通り石火矢台(いしびやだい)に。 ここから大砲を打つのかな? そして、本丸へ。穂見神社があり、そこには案内板が2つと北条早雲の石碑、天野康景の 石碑、力石がありました。神社から、本丸をコの字に囲む「大土塁」に登ります。途中に石垣がありました。 ダイナミックな土塁の上を隅々まで歩きました。横矢掛けになっている天守台には礎石が 残ります。 そして、大土塁の北側に降りていくと、大きな空堀があります!(写真)これも、すごい 深さです。最後に北曲輪に行きました。夏なので藪をかき分け、 新幹線の線路まで往復 してみました。
「高根城」 2017年8月に攻めました。大河ドラマ・女城主直虎の撮影にも使われた中世城郭です。 飯田線の向市場駅から1郭まで徒歩30分です。(駅のそばには自販機以外無いので あらかじめ、ご準備を!) 連郭式で1、2、3郭からなり、1郭には、大手門、倉庫、井楼櫓が復元されています。 土塁と城主奥山氏石碑もあります。1郭と2郭の間には堀、そして、2郭と3郭の間には堀と土橋があります。2郭には 木製の梯子を使って登っていきます。楽しい〜。(梯子を復元している城は珍しい) 3郭の奥には二重堀切と土塁があります。薬研堀で、すごいV字です。落ちてしまったら 助かりませんねー。
「足柄城」 2017年5月に行きました。 静岡県と神奈川県の県境にありますが、静岡県として紹介します。 新松田駅からバスで地蔵堂まで。そこから、バスを乗り換え、足柄万葉公園まで。そして、 徒歩です。(万葉公園までのバスは季節運行ですので調べてください。) 万葉公園から峠まで歩いていると足柄明神があり、ちょっと寄ってみたら、明神曲輪空堀 があり、やったー!次に、関所跡、聖天堂、笛吹石をみて、いよいよ城への階段を上がり ます。(写真)一の曲輪には石碑があり、そこから富士山が綺麗に見えるはずでしたが、曇ってて見えず。 残念!また、井戸として使われた玉手ヶ池があります。 堀切を越え、二の曲輪。そこから、ちょっと蔵屋敷跡に寄り道を。さらに、堀切を越え、 三の曲輪。四の曲輪には井戸がありました。堀を越え、五の曲輪に。 五の曲輪の北側にも、さらに堀と土塁があります。土塁上の櫓跡2ヵ所をみてから、一旦 車道に出て、六地蔵を見学。 ここからは、道なき道を行きます。五の曲輪から三の曲輪にかけての西側の堀などを 藪こぎしながら見学。 そして、最後、一の曲輪から橋を渡り、山の神曲輪へ。祠がありました。 散策を終え、帰りは、ちょうどバスもないので、地蔵堂に向け、足柄古道をテクテクと 40分くらい歩きました。
「小山城」 2015年3月に行きました。 静岡駅からバスで40分。片岡北バス停から徒歩。能満山公園になっていて 模擬天守があります。模擬天守の中は資料館になっていて、展望台からは 富士山がみえるそうですが、当日は曇りで見えず残念。 また、復元された馬出、三日月堀が展望台から良く見下ろせます。この城のもうひとつの見所は、現存の三重堀。なかなか見事で、堀と堀の 間の細い道を歩くとワクワクしました。さらに、復元大手門(冠木門) そして、場所がわかりにくいのですが山本勘助が掘ったと伝わる勘助井戸 もあります。
「浜松城」 浜松駅からバス、市役所南下車です。 1回目は、1991年に訪れました。 こじんまりしたお城で、記憶に残っているのはお城そのものよりも その時食べたうなぎが美味しかったこと(^^;;2回目は2014年9月に訪城しました。 家康像をみてから、今年復元された天守門をくぐると天守があります。 中には、浜松城関連、鎧や刀の展示があり、地下に井戸もあります。 展望室で景色を楽しんだあと、天守門の上部の櫓の中に入りました。 野面積みの石垣もいい感じでした。 あとは、浜松城公園をぐるっと歩き、浜松城をあとにしました。
「熱海城」 2014年4月に訪城しました。熱海駅からバスで熱海後楽園下車。 そこからロープウェイでした。(湯〜遊〜バスでも行けます) 歴史上に熱海城というものはなく、 昭和34年に建てられた完全に 観光用の城です。(昔は、城の中に宿泊施設、温泉もあったそうですが 現在は閉鎖されています。)6階の天空の間からは熱海市内や真鶴半島、初島が望めます。 2階には、日本城郭資料館があり、日本全国の城の瓦(安土城など)、絵図 ジオラマが展示され、興味深いものでした。同じ階に、マッチ棒で作った 城模型、荻原画伯による城の絵もありました。 私は行かなかったのですが、近くにトリックアート迷宮館、秘宝館が あります。
「山中城」 2011年8月に訪城しました。 三島駅からバスで30分です。(駅でバス往復割引券あり) 北条氏の城の一つで、秀吉に攻められ1日で落城したそうです。西の丸周辺の障子堀が良く整備されており、美しさに感動しました。 天気が悪く富士山が見えなかったのが残念でした。 売店で食べた寒ざらし団子は、餅の周りがカリッとしていて 美味しかったです。 最後に岱崎出丸の畝堀なども散策出来ました。