岡山県の城
「津山城」 2018年5月に訪れました。津山駅から徒歩15分です。バスもあります。 鶴山公園になっています。まず、初代城主・森忠政の像がある所で、入場料の300円を 払いました。三の丸には藩校の鶴山館があり、中には展示がありました。 表中門跡、四脚門跡を通ると二の丸です。復元した備中櫓(写真)がドーンと現れます。 切手門跡を通り、表鉄門跡へ。この表鉄門は、2階が通路になり本丸御殿に繋がっている 構造だったそうです。 そして本丸です。備中櫓の中に入ると、30分の映像をみられます。(ちょっと長い) また、2階にも登れ、御上段やお茶席という部屋もあります。スタンプもここにあります。天守台跡には、穴蔵部分にハート型の石「愛の奇石」がありました。天守は層塔型で 畳が敷いてあり 、最上階には鐘が下がっていたそうです。(ちょっと変わっている) そして、粟積櫓跡へ。ここの石垣は高くて素敵でした。オススメ!それから、太鼓櫓跡下 の通路を経由して、再度、本丸を横切り、裏切手門から出ました。そして、二の丸から 三の丸を通り、最後に、2つの水堀(厩堀、薬研堀)をみました。 そのあと、時間があったので、移築門である「大隅神社の神門」を見に行きました。 そこから駅方面への道が城下町で「伝統的建造物群保存地区」になっていました。 津山城は、一二三段と言われる石垣に圧倒される素敵なお城でした。
「鬼ノ城」 2018年5月に訪れました。神籠石系の古代山城です。温羅(うら)という鬼が住んで いたとも伝わります。桃太郎線の服部駅からの登り坂を徒歩で6キロ頑張りました。 75分かかります。途中、鬼の釜というのがあります。普通は、総社駅からタクシー (3000円)が一般的かも知れません。また、麓の砂川公園から無料シャトルタクシー が出る日があるようです。(10〜16時でピストン輸送) まずは、復元された西門(写真)を展望台からみて、西門のそばまで行きました。版築 土塁も復元ですね。少し離れた所に角楼も復元されています。そこから、約3キロにわたる散策路を反時計回りにぐるっと一周することにしました。 1時間半かかりました。第0水門、神籠石石列、第1水門、第2水門とみてから、柱を 復元した南門に着きます。さらに、第3水門、第4水門を通り、東門へ。ここの柱だけは 四角でなくて丸い柱だったそうです。第5水門を過ぎると、屏風折れの高石垣。これは 素晴らしいもので、一番の見所かも知れません。 そして、現存と復元の石垣が混ざっている北門、礎石建物跡、のろし場跡と見学して 戻って来ました。 ビジターセンターでは、100名城スタンプ を押し、映像などの展示も見学。飲み物の 自動販売機が無いので、予め準備が必要です。 鬼ノ城は、古代山城は面白くないんじゃないかなぁ・・という先入観を吹き飛ばすくらい 楽しいお城でした♪
「備中高松城」 2018年5月に訪れました。秀吉が水攻めしたことで有名な城であり、備中高松駅から 徒歩10分です。高松城趾公園になっています。 まずは、土蔵づくりの資料館にて続100名城スタンプを押します。資料も、映像、瓦、 清水宗治像、水攻めジオラマなど豊富でした。(ただ、開館が10〜15時と短いので 気をつけましょう) 城は、三の丸跡、二の丸跡と続きますが、実際には公園より北側の民家の辺りみたいです。 そして、一段高くなっている本丸跡へ。ここには、秀吉水攻めの際に切腹した城主・清水 宗治の首塚(写真)がありました。また、「辞世の句」の石碑、水攻め之図の案内板も。そのあと、公園の周りの散策に移ります。家中屋敷曲輪跡にある「清水宗治の胴塚」を 見学し、さらには、三の丸跡にある「清水宗治自刃の地」と「ごうやぶ遺跡」にも行き ました。ごうやぶ遺跡は、宗治の死を悲しんだ家臣2人が差し違えて後を追った所で 木が植わっています。 そして、最後に、秀吉が水攻めした際の堤防が残っている「蛙ヶ鼻の築堤跡」にも寄って みました。長さ3キロ、高さ8メートルの堤防をたった12日間で築いたそうで、説明板 も充実し、堤防に登れます。 また、今回は行きませんでしたが、築堤跡のそばの山の中には秀吉の陣(太閤石)もあり ます。お時間があれば是非!
「岡山城」 岡山駅から路面電車、または徒歩です。 1回目は、1998年4月に訪れました。岡山城の隣には有名な庭園である後楽園が あります。そして、岡山城と後楽園との間には川が流れているんですが、この川沿い からみた城の外観がすばらしかったです。2回目は2017年5月に行きました。 まず、西の丸西手櫓を見学。外からも、内側からもみられました。(説明資料も置いて ありました) 大手門から入ります。大納戸櫓石垣をみてから、月見櫓、天守を後楽園側から見学。 廊下門から中の段へ。月見櫓は特別公開中で、中には石落とし、武者隠しの部屋などが ありました。 月見櫓そばにひっそりとある「銃眼石の狭間」「穴蔵」を見学。宇喜多時代の石垣展示 は、階段を降りて見学します。 そして、不明門から本段へ。天守礎石、六十一雁木上門をみてから天守に入ります。 期間限定でマスキングテープでカラフルな天守! 内部の展示は、刀剣、鎧など。 窓から、金の鯱がでっかくみえました。
「備中松山城」 2005年5月に訪れました。 現存する天守としては430mと日本で一番高いところにある山城です。 備中高梁駅からは、8合目のふいご峠までタクシーで行けます。(当時の料金: 1200円程度) そこから、山道で登ります。景色も良く、ハイキング気分でした。ふいご峠を出ると、 売店も自動販売機も無いので、あらかじめペットボトルを持参することが必要です。 (本丸に備中宇治茶の無料の冷水器は設置されていますが・・・)三の丸から二の丸にかけての何段にも連なった石垣は美しく、また、二の丸から 見上げた天守(重要文化財)は平成15年に保存修理が行われたばかりなのもあり 格別でした。 天守の中には、囲炉裏の跡などがありました。また、一緒に行った娘(4歳)は、 木造の急な階段が気に入りアスレチック気分で登っていました。(笑) 帰りのタクシーについては、ふいご峠の電話ボックスに備北タクシーと平和タクシー の電話番号が貼ってありますので電話で呼ぶと良いでしょう。