宮城県の城
「涌谷城」 2024年11月に攻めました。 涌谷伊達氏の城です。涌谷駅から徒歩です。 到着する前に千石家薬医門の所を通りました。南側からは、模擬天守と櫓が並んだ写真が 撮れます(写真)。 到着して、神社の鳥居をくぐり登っていきます。櫓の下の石垣は現存だそうです。そして 現存の太鼓櫓を見学。説明板もあります。さらに、模擬天守外観をぐるっと見学。城の説明板がありました。300円を払い、中に 入ると史料館です。城絵図や本丸御殿の復元の絵、涌谷伊達氏の説明などがありました。 3階は展望台になっています。 天守を出て北に向かいます。途中、立派な松の木、赤い橋があり、涌谷神社に着きました。 神社北側には土橋と堀がありました。しかし、藪がひどすぎて写真は撮れませんでした。
「岩出山城」 2024年11月に攻めました。 氏家氏、木村氏のあと、伊達政宗も入った城です。有備館駅から徒歩です。 駅を出てすぐ、有備館正門の前を通ります。有備館は、下屋敷として建てられ、その後、 藩校になりました。 山に登っていくと、SLがある広場に着き、さらに登ると本丸です。説明板があります。 本丸と像広場(南の物見)の間には内門跡があり、左右に土塁が残り、その外側には堀切 と土橋がありました。像広場には、仙台城から移したという白い政宗像があります。それから、西の腰郭に降りて、北に向かいます。階段を上がると北の物見があります。 腰郭に戻り、ダルマ広場を越え、遊歩道の看板を下ると北の空堀(写真)がありました。 ここが隠れた見どころだと思います。堀は100メートル以上も続いていました。最後に 南の腰郭経由で下山しました。 そのあと、有備館を見学しました。400円です。建物内を見学してから、大きな池が あるので一周しました。
「若林城」 2024年6月に攻めました。 伊達政宗が晩年に居城としました。現在は、刑務所になっていて、中には入れません。 私は、地下鉄の河原町から結構歩きましたが、そばにバス停があったので、バスでも行け そうです。 北側に「若林城跡」石碑と説明板(写真)がありました。また、土塁が残っていて土塁の 上に刑務所の高い塀がありました。土塁の前に水路があるのは堀の名残りでしょうか。南側では、土塁のラインが南に凸になっていて横矢をかけています。南東の隅から、凸の 部分の写真を撮ろうと試みましたが、遠くて良くわからない写真になりました。 また、今回は時間がなくて行けませんでしたが、松音寺に大手門が移築されています。
「前川本城」 2024年4月に攻めました。 砂金(いさご)氏が築城しました。別名を中ノ内城というそうです。仙台駅から、タケヤ 交通のバスで、かわさきまち下車、徒歩20分です。 まず、道沿いの説明板をみて、少し戻り大手道から登ります。3連続虎口では、2つが 枡形であり、所々石積が見られました。 本丸南東の堀、馬出しを見て、本丸の南と東の空堀を見ました。本丸東の虎口は木橋が 掛かっていたようです。本丸は土塁で囲まれ、南にも虎口があります。 本丸内の標柱・説明板を見て、本丸北西の搦手虎口へ向かいます。ここの空堀と土塁は 折れがあります。それから、2郭3郭間の土塁を見て、搦手虎口のあたりを散策。虎口東側の堀を進んだ所 にある竪堀が大きいです。 そして、1番の見どころである2の丸の2重空堀を見ていきます。西の方だけ、一部3重 堀になっています。 まずは、内側の堀底(写真)を進み、外側の堀底で戻ってきました。内と外で高低差も あり、外堀の堀底から2の丸までは20メートルくらい比高があるのではないでしょうか。 2重堀の写真を撮りたかったのですが、デカすぎて2つを同時に撮れないです。 最後に、令和になって発見された荷揚げ場を見ました。上の郭は土塁で囲まれ、虎口も あります。下の郭には、川の侵食で土塁が削られ、土塁断面が見られる所があり見逃せ ません。
「川崎要害」 2024年4月に攻めました。 砂金(いさご)氏が築城し前川本城から移りました。伊達家の21要害の1つでもあり ます。前川城ともいいます。仙台駅から、タケヤ交通のバスで、かわさきまち下車、すぐ です。本丸は城山公園になっていて、皆さん、お花見していました。また、雪の残る蔵王連峰が 遠くに見えました。標柱と説明板があります。 2の丸である川崎小学校との間に堀跡があります。また、北側の搦手に、搦手虎口(写真) 土塁で囲まれた郭、空堀、土塁が残ります。堀の一部は土塁の内側にあり、本当に堀なの かなぁという感じもしました。
「仙台城」 伊達政宗が築城した伊達家の城です。仙台駅からバス、あるいは地下鉄の国際センターから も行けます。 1回目は、2015年8月に訪城しました。 まずは、山麓の大手門脇櫓を見学。大手門と脇櫓は、戦争で焼失してしまいましたが、昭和 40年に復元されました。 そこから、山を登っていくと本丸北面の大石垣が出迎えてくれます。詰の門跡から本丸に 入り、御殿跡の平面表示、有名な政宗公の騎馬像をみて、護国神社を参拝。 青葉城資料展示館(700円の所、ウェブサイトの割引券で500円)でのCGシアター では、素晴らしい映像がみられ感動! (9時開館だと思っていたのですが、お盆期間だからなのか私が行った8時20分には既に 開館していました。) 展示館の隣で「ずんだシェイク」を飲んで、見聞館でスタンプを押し、懸造跡、巽櫓跡、 酉の門跡をみたあと、清水門経由で山を下りました。2回目は、2024年4月に攻めました。 本丸方面にはいかず、移築門2つと大手門脇櫓を巡りました。1つ目の移築門は、県知事 公館の門です。北四番丁駅または国際センター駅から徒歩で行けます。改変はされている ようですが、寅の門だと伝わっています。鯱鉾が付いていました。 そして、大手門脇櫓(写真)をチラ見してから、2つ目の移築門へ。 孝勝寺の山門は、仙台駅から歩いていけます。仙台城でどこの門だったかはわからない ようですが、こちらも鯱鉾は付いてます。孝勝寺には、五重塔と釈迦堂もあります。
「白石城」 白石駅から徒歩ですが、新幹線の白石蔵王駅からでも歩けます。蒲生氏が築城し、片倉氏 の城でもあります。 1回目は、2015年8月に訪城しました。 まず、歴史探訪ミュージアムの2階で展示(模型など)をみてから、大手一ノ門と二の門 を通り本丸にある木造復元の天守(三階櫓)へ。最上階からは外に出られ楽しめます。 天守を出てから、鐘堂、そして、辰巳櫓跡、御裏門を見学。 最後に、寺の山門として移築現存している門(二ノ丸東口門、厩口門)に寄り道しながら 駅に戻りました。 今回は行っていないですが、歴史探訪ミュージアムの3階に立体ハイビジョンシアターが あります。2回目は、2023年11月に攻めました。 厩口門跡、井戸、外郭石垣の新旧の切れ目を見て、歴史探訪ミュージアム2階の無料の 展示室へ。ジオラマが2つあります。 そして、大手一の門、二の門と見て本丸に入ると、鐘堂と御三階(写真)が並びます。 天守にあたる御三階では、まず、続100名城スタンプを押しました。中の展示は石落し などがあり、3階まで登れ、3階では外にも出られます。 それから、だーれも見ていないですけど、本丸を囲む土塁は高いです。そして、未申櫓跡 と辰巳櫓跡の標柱を発見しました。特に、辰巳櫓跡には石垣も残るので是非探してみて ください! そして、今回は、武家屋敷にも行ってみました(200円)。また、「神石白石」という 白石の語源になった石が祀ってある所も近くにあります。 最後に、白石駅前にある「なかじま」で、名物・うーめんを食べました。おすすめの 「3種類のつけ汁を楽しめる温麺」を頼んだのですが、一番美味しかったのは醤油味の つゆでした。
「多賀城」 2015年8月に訪城しました。奈良時代からあった陸奥国府です。 国府多賀城駅から、多賀城アプリなるものを使いながら歩きました。まず、駅の改札 出たところの放置されたスタンプをゲット。観光案内所は夕方なので閉まって いましたが、ポストからパンフレット数種類をゲット。 そして、駅近の館前遺跡、外郭築地塀跡(発掘中)、外郭南門跡、多賀城の碑を 順番に見学。多賀城の碑は、昔、佐倉城に行った時、国立歴史民俗博物館で レプリカをみたことを思い出しました。 続いて、政庁跡へ。(写真は、政庁の正殿跡)ここは、ぐるっと土塁に囲まれた中に正殿をはじめ複数の建物跡が示してありました。 多賀城、最初は期待してなかったのですが、ワクワクし楽しめる遺構でした。 夜は仙台に戻って、牛タンに舌鼓を打ちました! (今回は行けなかったですが、東北歴史博物館は駅の反対側です。)